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OracleのCloud Native 戦略/ソリューションの特徴 / oracle-cloud-native-strategy-overview

OracleのCloud Native 戦略/ソリューションの特徴 / oracle-cloud-native-strategy-overview

OracleのCloud Native 戦略およびソリューションの特徴の説明と、各サービスを1スライドで説明しています。

oracle4engineer

January 01, 2024
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  1. OracleのCloud Native 戦略/ソリューションの特徴 Subhead goes here on one line Name

    Presenter’s Title Organization, Division or Business Unit Jan, 2024
  2. 開発・運用の全領域をカバー / 既存オンプレミスユーザーと新規クラウドユーザーをサポート / 開発者向けDBソリューション 2 Copyright © 2024, Oracle

    and/or its affiliates OracleのCloud Native /開発系ソリューションの特徴 アプリケーション 実行基盤 CI/CD / インフラ 運用自動化 コンテナ / サーバーレス / API管理 データ 管理 Observability & Messaging DevOps Resource Manager Ansible サポート Container Instances Container Engine (OKE) WebLogic Server for OKE Functions API Gateway Monitoring Notifications Events Logging Streaming Queue 統合型 DB (Converged DB) MicroTx 既存 オンプレミス ユーザー 新規 クラウド ユーザー 開発・運用の 全領域をカバー Lift & Shift / モダナイズ アプローチ Cloud Native 開発 アプローチ 統合型DB + トランザクショ ン・マネージャ
  3. 3 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 開発・運用の全領域をカバー 1.アプリケーション

    実行基盤 2. CI/CD / インフラ 運用自動化 3. コンテナ / サーバーレス / API管理 4. データ 管理 5. Observability & Messaging 開発・運用の 全領域をカバー 1. OCI上でもJavaのアプリケーション実行環境を中心に、 サービスを展開 2. 開発者のCI/CD、運用者のインフラ運用自動化 (IaC) といった、昨今の自動化を実現するサービス群 3. Cloud Native分野の中心、コンテナ/サーバーレス/ API管理のサービスを、開発の中核として利用可能 4. 伝統的に強みがあるデータ管理では、Cloud Native 時代のマイクロサービス・アーキテクチャに追従 5. システム監視にとどまらず、DevOpsを推進する可観測 性(observability) ・メッセージング分野も強化
  4. 4 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates Oracle Cloud

    が提供するアプリケーション開発・実行基盤ソリューション コンテナ・プラットフォーム上で 「Move & Modernize」と「Cloud Native」を両立 既存オンプレミスユーザーと新規クラウドユーザーの双方の開発ニーズに対応 積極的な開発投資、ソリューションをオープンソースとして公開 → 開発コミュニティへの貢献 各種マネージドサービスと組み合わせた統合ソリューションを実現 • Database サービス ・・・ Autonomous, Exadata, MySQL, PosgtreSQL, NoSQL • Cloud Native サービス ・・・ Container Engine (OKE), Container Registry (OCIR), Functions, Streaming, API GW, etc. • Autonomous • ExaCS • MySQL • PostgreSQL • NoSQL Database Services Cloud Native Services OKE / OCIR / Service Mesh Oracle Cloud Infrastructure • Functions • Streaming • API Gateway • Events • etc. 既存 On Premise ユーザー 新規 Cloud ユーザー Move & Modernize Cloud Native • WebLogic on Kubernetes • WebLogic Deploy Tooling • Coherence Community Edition • Coherence Operator コンテナ化&運用支援ツール群 • Helidon: マイクロサービスFW • Fn: サーバーレスFW • GraalVM: 次世代JVM • Coherence CE: データグリッド DevOps支援ツール群 Reliable Agile オープンソースにも 積極投資 MicroTx (Transaction Manager for Microservices) WLS for OKE
  5. 5 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates オープン標準/クラウド・オンプレミスの両環境を同一のテクノロジーでカバー オンプレミス

    クラウド Oracle Linux Oracle Cloud Infrastructure OS: Oracle Cloud Native Environment (OCNE) OCI Cloud Native サービス 群 … CNCFにて推進する OSS 群 H/W : Oracle Private Cloud Appliance
  6. 業界標準のオープンなテクノロジー + データマネジメント分野でのOracleソリューション 一般的な環境の場合 Oracleソリューションを活用する場合 エンタープライズシステムでCloud Native型開発に取り組むのに最適 Copyright © 2024,

    Oracle and/or its affiliates 6 Kubernetes サービスA サービスB サービスC コンテナ • サービス間分散トランザクション処理は現実的に不可 • サービスごとの個々のDBのメンテナンスが必要 Kubernetes サービスA サービスB サービスC Transaction Manager for Microservices (MicroTx) コンテナ • サービス間分散トランザクション処理が可能 (MicroTx) • メンテナンスを一元化しつつ、 RDB/JSON/グラフなど 様々なタイプのDBを利用可能 (統合型DB) Converged Database (統合型DB) サービス間分散トランザクション処理 コンテナ コンテナ OSS の DB 他社 の DB OSS の DB コンテナ コンテナ コンテナ メンテナンス メンテナンス メンテナンス メンテナンスの一元化 Container Engine For Kubernetes RDB / JSON / グラフ etc.
  7. 7 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI Cloud

    Native Services Landscape OCI Core Infrastructure OCI Cloud Native Landscape 開発・運用管理ツール アプリケーション実行基盤 API管理 Oracle Functions API Gateway サービス間連携 オブザーバビリティ OCI DevOps OCI Registry Resource Manager OCI Service Mesh OCI Workflow* Container Engine for Kubernetes (Managed/Virtual Nodes) メッセージング Queue Streaming Service Connector Hub Notifications Application Performance Monitoring Logging Monitoring Events WebLogic Server for OCI/OKE MicroTx 開発フレームワーク Helidon MP/SE/Nima Micronaut Compute Database Network Storage Container Instances *: リリース予定
  8. ソースコード、ソフトウェアビルド、アーティファクト、リリースを一括管理 8 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI

    DevOps ▪ ユースケース 継続的インテグレーション/継続的デリバリー (CI/CD)の実現、アプリケーション開発のライフサ イクルを想定したシステム開発および運用環境の 整備 ▪ 特徴 • コード管理、ビルド・パイプライン、 アーティファクト管理、 デプロイメント・パイプラインから構成される各機能を用 いた、一気通貫の開発・運用プロセスを実現 • アーティファクトサービス(OCIR,Artifact Registry) と連携して、実行環境を問わず、幅広い環境へのデ プロイ(Compute,OKE,Functions)を実現 • デプロイ戦略として、Blue/Greenデプロイ、カナリア リリース、シェル・コマンド実行に対応 ▪ 価格 無料 (*コード管理のストレージ、およびビルドのためのcomputeは別途必要) Environment Build Pipeline (CI) Deployment Pipeline (CD) Artifact BM & VM Compute OKE Functions Developer 開発環境 デプロイ 統合テスト 実行 承認 本番環境 デプロイ ビルド 実行 成果物 検証 成果物 デリバリ Code Repository OCIR Artifact Registry OCI DevOps OCI DevOps
  9. Oracle Cloud Infrastructure Registry (OCIR) ▪ ユースケース DockerやKubernetesで使用するコンテナ・イメージをセキュアに 保管、安全性/信頼性の高いコンテナイメージの配信 ▪

    特徴 • 単一のコンテナイメージ(タグ)でOSやCPUアーキテクチャに 依存しない保管を実現(マルチアーキテクチャ対応) • 保管しているコンテナイメージの定期的な脆弱性スキャンや 署名/検証によるセキュアなイメージの維持を実現 • イメージ保持ポリシーの適用による意図しないレジストリサイ ズの増大防止や最新のコンテナイメージの維持を実現 ▪ 価格 無料(※Object Storage/Network利用分のみ課金) 9 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. コンテナ・イメージを管理するプライベート・レジストリ Virtual Machine Container Engine For Kubernetes Container Registry Container Registry 古いイメージの削除 脆弱性スキャン イメージ署名/検証
  10. バックエンドサービスの入り口として機能する、セキュアなAPIエンドポイント 10 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. API

    Gateway ▪ ユースケース 複数のバックエンドサービスのエンドポイントを統一し、セキュ アに公開、運用することが可能 ▪ 特徴 • 機能横断的な関心事を各バックエンドサービスからオフ ロード可能 • API呼び出し、実行のMonitoring, Logging • 認証・認可、レートリミット、簡易的なバリデーション • ドキュメント生成やモックサーバーの提供など、開発者フ レンドリーな機能の提供 ▪ 価格 1,000,000 APIコールごとに¥420 API Gateway API Gateway Functions Dynamic Routing Gateway Load Balancer Container Engine For Kubernetes Customer Data Center Client Other Public API Services OCI Services 機能横断的な関心事(ログ、メト リクス、認証・認可、etc.)を 各バックエンドサービスからオフロード
  11. インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境 11 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI

    Container Instances ▪ ユースケース コンテナオーケストレーション(Kubernetes)を必要としないコ ンテナアプリケーションのデプロイ 例)API、Web アプリ、継続的インテグレーション・デリバリー (CI/CD)の ジョブ、開発・テスト環境など ▪ 特徴 • セキュアに分離、最適化されたコンテナ実行環境 • ユーザによる仮想マシンの管理、パッチ適用、トラブル シューティングが不要 • コンテナを即座に実行可能 ▪ 価格 通常のComputeと同様(OCPU/メモリ課金) ※ Container Instancesに対する課金はなし Container Instances Container Container Container Webアプリ Web API CI/CD ビルドジョブ 物理マシン 仮想マシン コンテナランタイム コンテナアプリケーション Oracle Managed OCIR dockerhub pull pull pull Other Container Registries OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service
  12. Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) ▪ ユースケース 迅速なコンテナプリケーションのデプロイと可用性の高い Kubernetesプラットフォームの実現、コンテナアプリケーション運用

    管理の省力化 ▪ 特徴 • Oracle Databaseなど他のOCI周辺サービスとの親和性による 効率的なコンテナアプリケーション環境構築の実現 • OCI Service Operator for Kubernetesを利用した周辺サー ビスの効率的な運用管理 • 仮想サーバ(VM)だけではなく、ベアメタルサーバ、GPUやHPC などを利用し、多彩なワークロードを実現 ▪ 価格 Basic Cluster: 無料(※) Enhanced Cluster(1Clusterあたり): ¥14/hour(※) (※別途Compute/Block Volume/Network/Load BalancerなどのIaaSサービス)利 用分を課金) 12 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 高可用性と開発生産性を両立するKubernetesプラットフォーム Service Operator Autonomous Database Object Storage Container Engine For Kubernetes Container Engine For Kubernetes Virtual Machine Container Registry Functions MySQL Database Service OCI-DevOps Streaming Load Balancer ワークロード 運用監視 Logging Monitoring Application Performance Monitoring Notifications
  13. インフラ管理不要(サーバレス)の Worker Node オプション OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)

    Virtual Nodes Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 13 ▪ ユースケース Worker Nodeの運用にコストをかけずに運用したい Worker Nodeの運用コスト増大を防ぎたい ▪ 特徴 • Worker Node の管理が不要のサーバレス Worker Node環境 (Master Node は従来通りマネージドで提供) • スケーリング、アップグレード、トラブルシューティングなどのWorker Node 運用上のコストを自動化 • スケーリングは未実装(2023/3現在) • コンテナアプリケーションが消費するリソース (CPU/メモリ) に基づいたきめ 細やかな従量課金 ▪ 価格 • Cluster(Enhanced Cluster): ¥14/hour • Virtual Node(1Nodeあたり): ¥2.1/hour • Podが利用するリソース(OCPU/メモリ): Computeと同様 ※Network/Load BalancerなどのIaaSサービス利用分を別途課金 Container Engine For Kubernetes Managed Node Pool Pod 自動 スケール Node 自動 スケール(※) (※)2023/3時点で未実装 OKE Virtual Node OKE Virtual Node OKE Virtual Node
  14. フルマネージド、高スケーラビリティ、実行時のみ課金のサーバーレス実行環境 OCI Functions Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    14 ▪ ユースケース • ビジネスロジック実装/イベント・ドリブン型開発の効率化 ▪ 特徴 • フルマネージドなサーバレス実行基盤(FaaS) • オープンソースの Fn Project がベースでベンダーロックインなし • 複数のプログラミング言語をFDKとしてサポート • 最大5分間の実行時間をサポート • Provisioned Concurrencyによる初回実行時間の大幅な改善 • シンプルな開発フローとテストハーネスの提供 • 実行環境はx86とArmアーキテクチャに対応 ▪ 価格 • 最初の200万リクエストは無料、以降100万リクエストごとに¥28.00 • 最初の400,000 GBは無料、以降10,000 GB-秒ごとに¥19.838 (※Provisioned Concurrencyを適用した、未使用のFunctionリソースに 対しては、25%のリソース利用料が発生) Oracle Cloud Infrastructure API Gateway Events Functions Functions User Functions … Autonomous Database Functions Web, Mobile, IoTのビジネスロジック実行基盤として活用 クラウドサービス間の連携やマイクロバッチとして活用 OCI SDK等を活用し、 効率的に開発 Oracle Cloud Infrastructure スケーラビリティに優れた実行基盤 でビジネスロジックを実行 Functions
  15. 大量のデータストリームを処理するフルマネージドな分散メッセージングサービス ▪ ユースケース ログやイベント、Web/MobileやIoTからのデータストリームを集約、 巨大なシステム内でのサービス間を繋ぐデータハブ ▪ 特徴 複雑になりやすいサービス間やコンポーネント間の接続経路を、 Streamingを経由する形にすることでシンプルにすることが可能 Pub/Subモデルの採用により、データ通信を非同期に行い急激な

    データ増加によるシステム負荷の上昇を抑制 Streamingに接続するためのAPIやSDKを提供 • OCI SDK • Kafka互換APIを提供 ▪ 価格 データ転送(登録/取得)1GBごとに¥3.5 データの保持1GB×時間ごとに¥0.028 OCI Streaming Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 15 Streaming IoT Mobile/Web Activities App Kafka Client Streaming Events API Gateway Database System Object Storage Functions
  16. マイクロサービスの運用を効率化するマネージドのサービスメッシュ 16 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI

    Service Mesh ▪ ユースケース マイクロサービス間のセキュリティ、可観測性、ネットワークトラフィック などの運用を簡素化し、マイクロサービスアプリケーションの運用を省 力化 ▪ 特徴 • 複雑なサービスメッシュの構成をOCIコンソールから構築可能 • OCI証明書サービスを利用した通信の暗号化(mTLS)、アクセ スの制御によりセキュアなサービス間通信を実現 • OCI Loggingを利用したログ、Envoyベースのプロキシを利用し たメトリクスの収集/可視化を容易に実現 • ルーティングポリシーの設定によるカナリアリリースやA/Bテストなど の高度なデプロイ戦略を実現 ▪ 価格 無料 OCI Service Mesh Load Balancer 50% 20% 30% Logging OCI Console サービスメッシュ の設定 エンドユーザ 開発者 OCI Certificate 証 明 書 管 理
  17. 非同期メッセージングをサーバレスに実現する、ハイパフォーマンス・メッセージキュー 17 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI

    Queue Service ▪ ユースケース • アプリケーションを分離し、疎結合なアーキテクチャを構築 • 信頼性の高いスケーラブルなメッセージ基盤の活用 ▪ 特徴 • フルマネージド、オートスケール • OCI Streaming を補完する適用領域 • オフセット(カーソル)無し、メッセージ消費は逐次確認 • パーティション無し、需要に応じてオートスケール • at-least-once 配信、配信順序はベストエフォート • Dead Letter Queue (DLQ) の提供 (異常終了メッセージを退避) • チャネル機能(一時的なキュー内の宛先) • キューメッセージの暗号化 • STOMPプロトコルをサポート ▪ 価格 最初の100万リクエストは無料、移行100万リクエストごとに¥30.8 * 1 リクエストのメッセージ容量が64KBを超える場合、64KBを1単位として複数のリクエストとして計算 ** 複数メッセージの同時取得は、メッセージ容量に基づいて計算 Container Engine For Kubernetes Containers Virtual Machine OCI Queue Service Functions Producer … etc. Container Engine For Kubernetes Containers Virtual Machine Functions Consumer … etc. • STOMP: Simple Text Orientated Messaging Protocol 軽量なメッセージングプロトコル regular dead letter
  18. 開発者およびアーキテクト向けのグラフィカルなフロー・デザイナーを備えたサーバーレス・ワークフローエンジン 18 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. OCI

    Workflow ▪ ユースケース OCIの各サービスとのオーケストレーションとそれに伴うタスク処理の自動化 例:インフラストラクチャのプロビジョニング、移行、およびパッチ適用の自動化、 機械学習モデルのトレーニングタスク処理の自動化など ▪ 特徴 • OCI サービスとのオーケストレーション • スケジュールおよびイベントドリブンにワークフローをトリガー • ビジュアルデザインによるワークフローの作成と監視 • 組み込み済みのフロー制御 • 組み込み済みのリトライ・ロジックと拡張可能なエラー処理 • コンテキストとデータの管理 • ワークフローのバージョン管理 ▪ 価格 2023年5月時点では、β版のためLimited Availability(制限付き利 用)プログラムを通じて利用可能予定 OCI Workflow OCI Cloud Native Services OCI Database Services OCI Network Services OCI Storage Services OCI AI/ML Services OCI IaaS Services OCI Workflow Visual Example https://www.oracle.com/cloud/cloud-native/workflow/
  19. OCI Service Operator for Kubernetes (OSOK) Copyright © 2024, Oracle

    and/or its affiliates. 21 ※他サービスも対応予定 OCI Service Operator for Kubernetes (OSOK) App Container Engine For Kubernetes Autonomous Transaction Processing Autonomous Data Warehouse Streaming Kubernetes を介してOCIリソースを管理 MySQL Database Service Kubernetesのアドオン (OSS) • Kubernetes環境からKubernetesのマニフェスト・ツール を使用してOCIリソースを作成、管理 • Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) チームによって開発され、GitHub上で公開 対象サービス (今後さらに拡張予定) • Autonomous Database (ATP, ADW) • MySQL Database Service • Streaming • OCI Service Mesh 効用 • コンテナ化されたアプリケーションと、それらのアプリケーショ ンに接続されているOCIリソースの両方を透過的に管理 ・・・ OCI Service Mesh
  20. データ移動をサポートするメッセージ・バス・プラットフォーム ▪ ユースケース ログデータやストリームデータを他のプラットフォームへ移動させるための Cloud Nativeなメッセージ・バス・プラットフォームとして活用 ▪ 特徴 GUIベースで簡単にSource/Target間のデータ移動を定義可能 Taskとして、入力データに対するフィルター処理が定義可能

    • Logging • 専用のクエリをGUIで実装 • Logging/Streaming/Monitoring • Oracle Functionsで実装 ▪ 価格 Service Connector Hub自体は無料 Source/Target、TaskのFunctionsの使用分にのみ課金が発生 Service Connector Hub Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 22 Service Connector Hub Logging Streaming Monitoring Notifications Functions Logging Analytics Object Storage Streaming function task (Functions) log filter task (Logging) Source Service Tasks Target Service データの移動 Monitoring Service Connector Hub
  21. Javaのマイクロサービス・フレームワーク OracleがホストするOSSプロジェクト • GitHubでソースコードを公開:https://github.com/oracle/helidon • Helidonの商用サポートはWebLogic Server/Coherenceのサポート契約に含まれる マイクロサービスアプリケーションが必要とする機能を提供するJavaライブラリの集合体 • 単体のJVMとして動作し、アプリケーションサーバ不要、容易なコンテナ化

    • 必要なコンポーネントを追加して拡張することも可能 マイクロサービスの開発・運用を支援する機能を提供 • OpenMetrics(監視)、OpenTelemetry(監視、ログ、追跡)、OpenAPI(API公開) • 耐障害性/回復性: ヘルスチェック、サーキット・ブレーカ 2つのプログラミングモデルを提供 • Helidon MP:宣言的記法(Java EE開発者フレンドリー) • Helidon SE:関数的型記法 Project Helidon Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 23
  22. Oracle主導で開発されるOSS GraalVM:Java SE互換の次世代多言語プログラミング実行環境 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    24 GraalVMによる3つのイノベーション • Javaアプリを安定・高速実行 • Javaで書かれた新たなJITコンパイラ • JavaアプリのNative Image化 • 事前にマシン語にコンパイル(Ahead-of-Time Compilation) • 起動時間の極小化とメモリフットプリントの削減 • 複数プログラミング言語を実行可能なランタイム • Java, JavaScript, Ruby, Rust, C, C++… • 単一プログラム内で、複数言語を絡めた記述が可能 Community Edition(GPLv2)とEnterprise Edition • EEは最適化されたパフォーマンスとサポートを提供 • EEはOracle Cloud Infrastructureで無償利用可能 HotSpot JVMCI (JITコンパイラをJavaで実装するためのインターフェース) Graal GraalVM Javaアプリ Truffle Sulong JS Ruby R C C++ HotSpot Compiler I/F C2 (for Server) Javaアプリ Native image SubstrateVM Javaアプリ (マシン語) シングルバイナリ
  23. TCC/LRA(Saga)/XA 対応の分散トランザクション・コーディネーター 25 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.

    All rights reserved. Oracle Transaction Manager for Microservices (MicroTx) ▪ ユースケース • マイクロサービス間におけるデータの一貫性を確保 • 標準規格に準拠したトランザクション・フレームワークの導入 ▪ 特徴 • 幅広いトランザクション・プロトコルをサポート • TCC、MicroProfile LRA (Saga)、XA * • 多種のプログラミング言語に対応 • Java, JavaScript (Python, C/C++, Go 対応予定) • エンタープライズ向けソリューション • 可用性、スケーラビリティ、セキュリティ、オブザーバビリティ • オラクル・データベースへの最適化、Tuxedoとの連携 ▪ 価格 Free Edition:無償(サポート無し) Enterprise Edition: ¥2,800,000/processor “GoldenGate for Distributed Applications and Analytics” の一機能とし て提供。5アプリケーション(Deployment)あたり1processorとしてカウント。 Container Java App MicroTx Lib SVC FW Container Node.js App MicroTx Lib SVC FW MicroTx Transaction Coordinator Container Saga Orchestration TCC Coordination XA Coordination * TCC = Try-Confirm-Cancel サービス間でデータ一貫性を確保するのための処理パターン MicroProfile LRA = Long Running Actions - Eclipse MicroProfile の中の非同期分 散処理のための規格 XA = X/Openが策定した分散トランザクション処理のための標準規格 Autonomous Database MySQL Database Service Exadata No SQL Database Database XA/Open XA Resource
  24. マネージド全文検索エンジン ▪ ユースケース • ログの分析 • アプリケーションの検索ロジック実装 ▪ 特徴 •

    OpenSearchベースのフルマネージドな検索/分析スイート • コア数/メモリを柔軟にダウンタイムなしで拡張可能 • AD/FDにまたがった高可用性構成を自動的に構築 • 統合済みのダッシュボードを用いて、分析したデータを素早く可 視化 • 既存のクラスタ(ELK or OpenSearch)からのマイグレートが可能 ▪ 価格(2022年12月現在) • 3 台目のData Node以降、1 ノードあたり¥35/h • ※OCI Search Service with OpenSearchを稼働させる IaaS(Compute, Block Volume)使用料が別途発生 OCI Search Service with OpenSearch Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 26 OCI Search Service with OpenSearch
  25. ▪ ユースケース ミリ秒単位のレスポンスを必要とする、非構造化データを格納するためのデータストア ▪ 特徴 Key-Value/JSON/カラム型など柔軟なデータモデルを1つのインターフェースで相互 運用可能 Provisioned(手動スケール)/On-Demand(自動スケール)/Hosted(専用環境)な どの様々なプロビジョニングの選択肢 トランザクションのサポート、強い整合性のオプション、SQLのサポートなどRDBMSと

    近い操作感でも利用可能 シミュレータやプラグインなど開発者目線の豊富なツール群 ▪ 価格 (2022年12月現在) シンプルなクエリに対し、高いパフォーマンスを実現するフルマネージドNoSQLサービス Oracle NoSQL Database Cloud Service ▪ 関連するOracle Cloud Service • OKE • Oracle Functions (ファンクション) * 1 Read Unitは1秒間当たり1KBの読込スループット ** 1 Write Unitは1秒間当たり1KBの書込スループット IoT Container Engine For Kubernetes App No SQL Database Functions Virtual Machine App Network (Public/Private) [Provisioned] 1 Read Unit*/月:¥0.896 1 Write Unit**/月:¥17.556 ストレージ1GB/月:¥9.24 [On-Demand] 1 Read Unit*/月:¥22.4 1 Write Unit**/月:¥438.9 ストレージ1GB/月:¥9.24 [Hosted] 1環境/月: ¥4,031,440 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 27
  26. 高い可用性とストレージのオートスケールを兼ね備えたマネージドなPostgreSQLサービス ▪ユースケース 運用コストの省力化を実現しつつ、ハイパフォーマンスな PostgreSQLサービスを利用可能 ▪特徴 • データ量に合わせてオートスケールするストレージを提供 • 自動的にHA構成でプロビジョニング •

    自動バックアップ機能を提供し、バックアップから迅速にリスト ア可能 • 非常に低いRPO/RTO • パッチ適用やフェイルオーバーなどの運用を自動化 ▪価格 • OPCU:¥13.72 [OCPU/時間] • ストレージ:¥10.08 [GB/月] ※別途OCI Database with PostgreSQLを稼働させるIaaS(Compute, Block Volume) やバックアップ保管(Object Storage)部分の費用が必要 OCI Database with PostgreSQL Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 28 OCI Database with PostgreSQL Primary Read Replica Read Replica Database Optimized Storage(Shared Filesystem) AD(FD)1 AD(FD)2 AD(FD)3 Data WAL Block Storage Virtual Machine Virtual Machine Virtual Machine
  27. スケーラブルなインメモリ分散KVSをベースとしたJava VMベースのデータ処理アプリケーション・プラットフォーム • 分散データ管理 • インメモリ分散Key-Value Store(KVS) • インメモリ・データ可用性 •

    拡張・縮退時の自律的なデータ・リバランス • 分散データ処理 • データアフィニティ • In-Place Processing • データストア連携 • イベント処理 • .NET、C/C++、他豊富なクライアント言語に対応 etc • クラスタ管理 • 専用のクラスタ管理プロトコル(TCMP) • 動的な拡張・縮退 • 自律分散型でSPOF/SPOBなし • 高速な障害検知 Oracle Coherence Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 29 Native Client (Java, .NET, C++) WAN DB Native I/F JCache I/F JCache Client (Java) REST API Polyglot App Client サーバを跨る分 散KVS In-Place Processing (処理の分散 実行) 他サイトの クラスタ データ ストア Web サービス データストア連携
  28. フルマネージド・キャッシングサービス OCI Cache with Redis Copyright © 2024, Oracle and/or

    its affiliates. 30 ▪ ユースケース • データをメモリにキャッシュし、低レイテンシでエンドユーザ にデータを提供 ▪ 特徴 • Redis 7.0.5 ベースのフルマネージドサービス • メモリ量とノード数のみ指定のシンプルなプロビジョニング • 1クラスタあたり5ノードまで • 1ノードあたり2GBから500GBまで • オンラインスケーリング • メトリクスの収集 • 自動HA構成 ▪ 価格 • 1GBメモリ利用1時間ごとに¥2.716(10GBまで) • 1GBメモリ利用1時間ごとに¥1.904(10GB以降) OCI Cache with Redis User API Service Containers Virtual Machine API Gateway FD1 FD2 FD3 OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis OCI Cache with Redis ユーザー アプリケーション /API キャッシュ層
  29. ▪ ユースケース 本番環境・DR環境・開発環境などあらゆる用途の Java EEアプリケーション環境を、従来の方式で運用 ▪ 特長 • 従量課金(UCM)でWebLogic Serverを利用し、

    システム運用コストを最適化 • WebLogic Serverを含む環境をまとめて自動で プロビジョニングでき、数分で環境を利用開始 • CPU/メモリの変更やノード数の変更による柔軟な スケールを簡単に実現 ▪ 価格 Suite: ¥65.04 [OCPU/Hour] Enterprise Edition: ¥36.13 [OCPU/Hour] ※別途IaaS部分の費用が必要 ※BYOLの場合は上記IaaS 部分のみの課金 最適なコストで、素早く、柔軟に使えるIaaSベースのWebLogicサービス WebLogic Server for OCI Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. 31
  30. WebLogic Server for OKE (WLS for OKE) Java EEアプリのコンテナ化とCI/CDを促進するKubernetes対応のWebLogic Serverサービス

    ▪ ユースケース Java EEアプリケーションとWebLogic Server環境をIaCのコンセプト で運用することでJava EE環境のコンテナ化とCI/CDを促進 ▪ 特長 実装済みのCI/CDパイプラインによるアプリケーション運用の自動化 KubernetesとJenkinsをまとめて自動でプロビジョニングでき、 WebLogicコンテナ環境を素早く利用開始 従量課金(UCM)の利用によるコストの最適化 ▪ 価格 • Oracle WebLogic Server Enterprise Edition: ¥36.13 [OCPU/Hour] • Oracle WebLogic Suite: ¥65.04 [OCPU/Hour] ※別途ComputeやStorage等のIaaS部分の費用が必要 ※BYOLの場合は上記IaaSの費用のみで利用可能 32 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates. Oracle WebLogic Server for OKE OCI Control Plane Kubernetes Control Plane Private LB Public LB Bastion host Toolkit (Operator) Jenkins CI NginX File Storage OKE Cluster Admin host Non-WebLogic Node Pool WebLogic Node Pool Container Registry Toolkit (WIT,WDT)
  31. WebLogic Serverのランタイム制御をKubernetesに対するオペレーションに集約 Oracle WebLogic Server Kubernetes Operator Copyright © 2024,

    Oracle and/or its affiliates. 33 WebLogic OperatorはWebLogicコミュニティに より開発されたオープンソース(*) • WebLogic Serverライセンスにより商用サポート • Kubernetes上でWebLogic Serverの運用を自動化 • サーバーのデプロイ、スケーリング • Ingressロードバランサーを統合 • Infrastructure as Code • YAMLを使った宣言的なWebLogicクラスタの構成管 理 Kubernetesベースの管理により、他のコンテナ・アプリ ケーションとの統合的な運用を実現 • Kubernetesクラスタ上で運用・管理を一元化することが 可能 (*) GitHubにて公開: https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator Availability Domain 2 Availability Domain 1 Availability Domain 3 WebLogic Cluster Admin Server Managed Server Managed Server Managed Server Operator Kubernetes Cluster Pod Pod Pod Pod