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WebLogic Server for OCI 概要

WebLogic Server for OCI 概要

oracle4engineer

December 21, 2023
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  1. Oracle Cloud Infrastructure (OCI) が提供する2種類の Java EE サービス WebLogic Server

    for OCI (WLS for OCI) & WebLogic Server for OKE (WLS for OKE) 2 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. WebLogic Server for OCI WebLogic Server for OKE オンプレミス WebLogic IaaSベースのクラウド化 コンテナベースのクラウド化 WebLogicのクラウド化によって • コスト最適化 • 調達の迅速化 • スケーラビリティの柔軟性 を実現
  2. Oracle Cloud Infrastructure (OCI) が提供する2種類の Java EE サービス WebLogic Server

    for OCI (WLS for OCI) & WebLogic Server for OKE (WLS for OKE) 3 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 本資料では WebLogic Server for OCI について説明 WebLogic Server for OCI WebLogic Server for OKE オンプレミス WebLogic IaaSベースのクラウド化 コンテナベースのクラウド化
  3. ▪ ユースケース 本番環境・DR環境・開発環境などあらゆる用途の Java EEアプリケーション環境を、従来の方式で運用 ▪ 特長 • 従量課金(UCM)でWebLogic Serverを利用し、

    システム運用コストを最適化 • WebLogic Serverを含む環境をまとめて自動で プロビジョニングでき、数分で環境を利用開始 • CPU/メモリの変更やノード数の変更による柔軟な スケールを簡単に実現 ▪ 価格 Suite: ¥65.04 [OCPU/Hour] Enterprise Edition: ¥36.13 [OCPU/Hour] ※別途IaaS部分の費用が必要 ※BYOLの場合は上記IaaS 部分のみの課金 最適なコストで、素早く、柔軟に使えるIaaSベースのWebLogicサービス WebLogic Server for OCI Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 4
  4. WebLogic Server for OCI によるコストの最適化 UCMでWebLogicを利用する • 初期費用なしで、すぐにサービス利用を始められる • サービスの利用量のみに応じた課金のため、リソース

    増強時の費用も最低限に抑えられる UCMと既存ライセンスを組み合わせて利用する • UCMによって既存ライセンスの拡張が可能 • 拡張時の費用を最低限に抑えられる 5 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 総費用 期間 初期費用が かからない 増強時の費用も 利用増部分のみ 月額 期間 既存ライセンス の持ち込み UCMで順次拡張 ライセンスのサポート費用
  5. WebLogic Server for OCIの迅速なプロビジョニング 6 Copyright © 2023, Oracle and/or

    its affiliates. 事前準備 スタックの起動 プロビジョニング UI操作 • SSH Key の作成 • Secret の作成 • Computeシェイプ選択 • Network設定 • LB, APM, Loggingなどのオプション 設定したパラメータに応じて自動で 環境全体をプロビジョニング ~10分程度で完了
  6. WebLogic Server for OCI のスケーラビリティ WebLogic Server for OCIは スケールの仕組みすべてを実装済みの状態でプロビジョニング可能

    • Computeのシェイプ変更やWebLogicクラスタのノード数変更も 簡単に実現 • Application Performance Monitoring (APM) と連携して 監視メトリックの閾値をトリガに自動スケールアウト/インを実現 • CPU使用率、ヒープ使用率、スレッド数など様々な閾値の設定が可能 7 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. WebLogicクラスタ WebLogicクラスタ WLS for OCI Resource Manager Application Performance Monitoring WLS for OCI WLS for OCI OCI Services WebLogicクラスタ をスケール メトリックを監視し、 自動スケールをトリガー Computeシェイプの変更 (Flexシェイプの利用)や、 手動スケールアウトの実行 App App App
  7. WebLogic Server for OCIのユースケース あらゆる用途のJava EEアプリケーションをハイパフォーマンス・クラウドで運用 • 所有ライセンスとUCMを組み合わせ、ビジネス規模に応じたスケールを最適化されたコストで実現 • ログ管理、モニタリング、共有ストレージなどの本番利用を想定した環境全てを簡単に自動プロビジョニング

    • 自動スケールが実装されており、迅速なスケールアウト/スケールインを実現 本番環境のクラウド化 • 従量課金のWebLogicやIaaSを活用し、利用がない時には最低限のコストに抑えられる • 本番環境同等の環境全てを迅速に自動プロビジョニング • 災害時など、利用量が予測不可能な場合でも、柔軟なスケールアウト/インを自動で行える クラウドを用いたDR環境 • 開発用の環境など、一時的に必要な環境は利用後に停止/破棄することでコスト節約 • 様々な用途の環境を即座に構築 • 容易にスケールでき、プロジェクトのテストフェーズなど利用度が増減する場合にも柔軟にスケールアウト/イン テスト環境のクラウド化 8 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.
  8. ユースケース: 本番環境のクラウド化 9 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.

    • ビジネス規模に合わせたシステム規模の実現 • 既存環境と同等の機能性や移行容易性 • クラウドの柔軟性を活かしたシステムの拡張性 本番環境のWebLogic Server for OCI化によるメリット • BYOLとUCMを組み合わせ、ビジネス規模に応じたシステム の規模を最適化されたコストで実現 • ログ管理、モニタリング、共有ストレージなど環境全てを簡単 に自動プロビジョニング • 環境構築後のアプリ移行もWebLogic Deploy Tooling (WDT)※ によってサポート • 実装済みの自動スケールによる迅速なスケール ※ WebLogic Deploy Tooling: WebLogicの移行/同期をサポートするOracle提供のOSSツール(詳しくは付録参照) システム規模 ビジネス規模 BYOL UCM UCMで拡充し 段階的に拡大
  9. ユースケース: クラウドを用いたDR環境 10 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.

    DR環境 Availability Domain VCN Subnet(Public) Subnet(Private) WebLogic VM x2~ FastConnect WDTでオンプレミスの WebLogic環境をクラウド上に同期 • 環境の利用コストを最低限に • 本番環境同等の環境を構築 • 予測不可能な利用量に対応可能なスケーラビリティ DR環境のWebLogic Server for OCI化によるメリット • 従量課金のWebLogicやIaaSを活用し、利用がない時には 最低限のコストに抑えられる • 本番環境同等の環境全てを迅速に自動プロビジョニング • WDTを活用してアプリケーションなどの構成を容易に同期 • OCI FastConnect※を活用した閉域網環境のクラウド化 • 災害時など、利用量が予測不可能な場合でも、柔軟なス ケールアウト/インを自動で行える ※ OCI FastConnect: 専用線接続によりOCIとオンプレミス・ネットワークを接続するOCIサービス WebLogic Deploy Tooling 閉域網環境の構成 Internet Gateway Load Balancer Bastion Dynamic Routing Gateway 本番環境 Customer Data Center
  10. ユースケース: テスト環境のクラウド化 11 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.

    On-premise Data Center Oracle Cloud Infrastructure WDTでアプリケーションとなどWebLogicの構成を テスト環境に再現(必要に応じて変更) • 環境の利用コストを最低限に • ステージングや統合テスト、負荷試験やバージョンアップ環境など 多面環境の構築 • 需要の増減に耐えうるスケーラビリティ テスト環境のWebLogic Server for OCI化によるメリット • 開発用の環境など、一時的に必要な環境は利用後に停止/ 破棄することでコストを節約 • 様々な用途の環境を即座に構築 • 容易にスケールでき、プロジェクトのテストフェーズなど利用度が増 減する場合にも柔軟にスケール ・・・ Resource Manager
  11. 海外拠点の経費精算システムを WebLogic for OCI と Database Cloud Serviceを活用して素早く開発 東電設計 株式会社

    • 東京電力グループの建設コンサルタント企業として、発電設備や送 配電設備などの計画・調査・運用保守管理に携わる。 • 高度な技術力を背景に、東京電力グループ内に留まらず、各種イン フラ事業や海外での政府開発援助案件にも参画。 従来の課題 • 各海外拠点での経費精算業務は、Accessで開発したスタンドア ローン型システムでの運用ゆえ、勘定科目変更時や端末更改時の 全23拠点での対応の負荷、毎月の証憑類の本社への送付、承認 作業のためだけの事務所への出社、月末決算処理の遅延などの課 題があった。 採用ポイントと導入効果 • パートナーのフルエナジー社と今回取り組んだクラウド化により、23拠 点×3日を要していた端末セットアップが実質ゼロに。従来の23拠点 から一ヶ月あたり300~800件の申請の集計作業が実質ゼロに。 • 証票送付作業は不要になり、承認作業はWeb上で対応可能に、 月末決算は1ヶ月前倒しで処理可能になり利便性が高まった。 • 基幹系システムにてDB、アプリケーション・サーバともOracle製品で 安定稼働させてきた実績と、既存PL/SQL資産の流用が可能な部 分もあり、アプリ機能は3ヶ月、全体でも半年足らずで移植完了。 システム構成イメージ 利用サービス • WebLogic Server for OCI, Database Cloud Service, Identity Cloud Service 等 顧客事例:東電設計 株式会社様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 12
  12. 電子申請e-Gov連携ソリューション「Charlotte (シャーロット)」に WebLogic for OCI を採用 株式会社ユー・エス・イー • 公共、金融など様々な業種の顧客向けシステム開発や、 PeopleSoft事業などを営む。

    • Charlotteは、公共向け事業や複数銀行間の「多行間接続」の実 績等をベースに、「官と民を繋ぐ」サービスとして誕生。 従来の課題 • 健康保険組合への電子申請に関して、行政側では義務化対象と されたが、無償で利用できる仕組みは準備されなかった。ユー・エス・ イーとしては電子申請推進の協力を目的とし、義務化に対応できる 仕組みを無償提供する事で、国の掲げる電子申請の普及への貢 献を企業として決意した。その実現のため、安価で運営できるシステ ムをスピーディに構築する必要があった。 採用ポイントと導入効果 • 同業務に対応したCharlotte Kenpo Basic / Plusの開発にあたり、 WebLogic Server for OCIを本番・開発環境に活用し、2020年9 ~11月の、実質2ヶ月の短期間でリリース • WebLogic Serverの対応バージョンを使用することでJavaのバージョ ンアップやサポートに関する対応コストが減るという安心感を得られた。 • OSSを使うと「原因不明の現象が起きた際に相談する先がなく、今 後発生する可能性のあるコストが読めない」という問題があり、その懸 念の無いWebLogic Serverの選択は「実は一番コスト効果あり」 システム構成イメージ 利用サービス • WebLogic Server for OCI, Database Cloud Service, Compute, Object Storage, Oracle Content Management 顧客事例:ユー・エス・イー様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 13
  13. WebLogic Server for OCI プロビジョニング構成バリエーション WebLogic Serverのエディション • WebLogic Server

    Standard Edition (BYOLのみ) • WebLogic Server Enterprise Edition • WebLogic Suite (Coherence Enterprise Editionを含む) WebLogic Serverのバージョン • WebLogic Server 12c (WLS 12.2.1.4) • WebLogic Server 14c (WLS 14.1.1.0) Computeのシェイプ • Standard シェイプ: VM.Standard2.x, VM.Standard.E2.x, BM.Standard2.x, BM.Standard.E2.x, BM.Standard3.64 • Flexible シェイプ: VM.Standard.E3.Flex, VM.Standard.E4.Flex, VM.Standard3.Flex • Optimized シェイプ: BM.Optimized3, VM.Optimized3.Flex Computeノードの数 • 1ドメインあたり、初期作成時最大8ノードまで • 1ドメインあたり、スケールにより30ノードまで拡張可能 暗号化キー • KMS および Virtual Vault 可用性ドメイン • 同一AD内のみ (複数ノードの場合は異なるFDに分散配置) サブネット構成 • パブリック・サブネット、およびプライベート・サブネット • プライベート・サブネット構成の場合は、踏み台(Bastion)サーバをオプションで自動作成可能 ロードバランサ構成 (オプション) • OCIのフレキシブル・ロードバランサを構成 • プライベート構成も可能 IDCS構成 (オプション) • IDCS 19.2.1以降 データベース構成 (オプション) • Oracle Cloud Infrastructure Database (Exadataを含む)、およびAutonomous Transaction Processing 共有ストレージ構成(オプション) • Oracle Cloud Infrastructure File Storage 14 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.
  14. WebLogic Server for OCI を用いたワークロードの標準的な価格構成 WebLogic Enterprise Edition 4 OCPU

    x 2 と Autonomous DBで環境を構成 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. 15 Oracle Cloud Infrastructure (Region) Availability Domain VCN Subnet(Public) Subnet(Private) WebLogic VM x2 Private Endpoint Internet Gateway Load Balancer Bastion Autonomous Transaction Processing 容量 価格 WebLogic Server for OCI 8 OCPU ¥2,531,990 Compute: WLS Compute: Bastion VM.StandardE4.Flex × 2 4 OCPU / 64GB VM.StandardE4.Flex 1 OCPU / 16GB ¥489,969 ¥122,492 Block Volume Storage (Balanced): WLS Block Volume Storage (Balanced): Bastion 150 GB x 2 50 GB x 1 ¥21,420 ¥3,570 Load Balancing 100 Mbps x 1 ¥26,105 Data Transfer 10 TB / Month ¥0 WebLogic費用 [年額] ¥3,195,546 Autonomous Transaction Processing 2 OCPU* & 1 TB Storage x 1 ¥2,718,938 合計[年額] ¥5,914,484 * ピーク時を利用時間全体の50%として計算
  15. WebLogic Suite エディションで利用できる機能 Oracle Coherence の 利用 • 分散データ管理 •

    インメモリ分散Key-Value Store(KVS) • インメモリ・データ可用性 • 拡張・縮退時の自律的なデータ・リバランス • 分散データ処理 • データアフィニティ • In-Place Processing • データストア連携 • イベント処理 • .NET、C/C++、他豊富なクライアント言語に対応 etc • クラスタ管理 • 専用のクラスタ管理プロトコル(TCMP) • 動的な拡張・縮退 • 自律分散型でSPOF/SPOBなし • 高速な障害検知 18 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. Native I/F JCache I/F REST API サーバを跨る分 散KVS In-Place Processing (処理の分散 実行) 他サイトのクラスタ データストア データストア連携 Native Client (Java, .NET, C++) JCache Client (Java) Polyglot App Client
  16. WebLogic Suite エディションで利用できる機能 WebLogic Suite UCM/BYOL によるCoherenceの管理 WebLogic管理コンソールを用いたCoherence 環境の管理が可能 •

    クラスタの設定および構成 • クラスタ・メンバーの追加と削除 • クラスタ・メンバーのプロパティ構成 • クラスタ・メンバーの開始と停止 • CoherenceアプリケーションのGrid ARchive (GAR)モジュールとしてのデプロイ • Coherenceアプリケーションの起動と停止 • リソースの保護 19 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.
  17. WebLogic Suite エディションで利用できる機能 Active Gridlink for RAC • 高速接続フェイルオーバー •

    RACノードの障害を高速に検知 • 生存ノードへの接続を動的に識別して接続先を決定 • アプリケーションが無効となったコネクションを利用するリスクを回避 20 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. WebLogic Oracle RAC 通知 無効Connectionを利 用しない クリア後にはクライ アントは障害を意 識しない RACサービス単位 で稼動状況検知 DOWN/UPイベント クライアント 監 視
  18. WebLogic Deploy Tooling WebLogicドメイン構成の自動化を容易にするオープンソースのスクリプト・ツール 既存WebLogic環境のアプリケーション/構成を抽出 • Java Cloud ServiceやオンプレミスのWebLogic環境から構成情 報を抽出してメタデータ(YAML形式)に変換

    • デプロイ済みのアプリケーションも同時に抽出 メタデータからドメイン構成を容易に再現 • ドメインの全情報を異なるWebLogic環境にそのまま反映 • メタデータを編集してテンプレート化も可能 アプリケーションやドメイン構成の更新の同期 • 移行元の更新を移行先の環境に差分更新 • アプリケーションのデプロイのみの用途でも利用可能 22 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. resources: JDBCSystemResource: MyDataSource: Target: '@@PROP:myjcs.cluster1.name@@' JdbcResource: JDBCDataSourceParams: JNDIName: jdbc/generic1 JDBCDriverParams: DriverName: oracle.jdbc.OracleDriver URL: 'jdbc:oracle:thin:@//@@PROP:dbcs1.url@@' PasswordEncrypted: '@@PROP:dbcs1.password@@' Properties: user: Value: '@@PROP:dbcs1.user@@' oracle.net.CONNECT_TIMEOUT: Value: 5000 JDBCConnectionPoolParams: MaxCapacity: 50 appDeployments: Application: simpleear : SourcePath: wlsdeploy/applications/simpleear.ear Target: '@@PROP:myjcs.cluster1.name@@' ModuleType: ear Library: 'jsf#2.0': SourcePath: '@@WL_HOME@@/common/deployable-libraries/jsf-2.0.war' Target: '@@PROP:myjcs.cluster1.name@@' ModuleType: war
  19. WebLogic Deploy Tooling (WDT) の仕組み WebLogic Scripting Tool (WLST)を介してYAMLファイルからドメイン構成を作成・更新 WLSTを間接的に利用してWebLogicドメイン構成とYAML形式のモデルをスクリプトで相互変換

    • WLSTを利用してドメイン構成を取得しYAML形式のモデルとアプリケーション・アーカイブを抽出 • モデルを元にWLSTを利用してドメイン構成を作成・更新 • アプリケーション・アーカイブとモデルを元にWLSTを利用してアプリケーションをデプロイ 23 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. Source WebLogic Domain cluster JDBC #1 App #1 App #2 JDBC #1 Metadata Model (YAML/JSON) Application Archive WLST WLST Discover Domain Create/Update Domain Deploy Applications WLST App #1 App #2 Target WebLogic Domain cluster MS1 AS MS2 JDBC #1 App #1 App #2 JDBC #1 WDT WDT WDT 既存のWebLogicドメイン 反映先のWebLogicドメイン Metadata Model (YAML/JSON) MS1 AS MS2
  20. ご参考:WebLogic Scripting Tool (WLST) WebLogicの管理操作をスクリプト化するフレームワーク WebLogic Scripting Tool (WLST) •

    コマンドラインベースでWebLogic環境を管理するJythonスクリプトベースの管理フレームワーク WLSTの2種類の動作モード • WLSTオフライン:Configuration Wizardによる操作、ドメイン構成ファイルの更新に相当 • 停止状態のWebLogicドメインに対する静的なドメイン構成・管理 • WebLogicインスタンスやノード・マネージャの起動等の制御操作も可能 • WLSTオンライン:管理コンソールによる操作、WebLogic Server MBeanに対する更新に相当 • 稼働状態のWebLogicドメインに対する動的なドメイン構成・管理 • WebLogicインスタンスやノード・マネージャの停止、内部コンポーネントの動作制御も可能 24 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. wls:/offline> readDomain(domainDir) : updateDomain() DOMAIN_HOME config.xml WLSTオフライン (ドメイン構成ファイルを操作) wls:/offine> connect('weblogic','welcome1','t3://lo calhost:7001’) : wls:/sample_domain/serverConfig/> 管理 サーバ MBean WLSTオンライン (管理サーバに接続してMBeanを操作)
  21. WebLogic Deploy Toolingの主な機能 オペレーション毎のスクリプトを提供 ツール名(機能名) 機能 機能の概要 Discover Domain Tool

    ドメイン情報の抽出 既存のWebLogicドメインからドメイン構成とWebLogicシステム・リソース(※)のYAML形式のモデル・ファイルを作成し、アプリ ケーションのアーカイブを抽出する。 Create Domain Tool ドメインの作成 YAML形式のモデル・ファイルを使用して、新規のWebLogicドメインを作成する。 Update Domain Tool ドメインの更新 YAML形式のモデル・ファイルを使用して、既存のWebLogicドメインのドメイン構成、WebLogicシステム・リソース、及びアプリ ケーションを更新する。 Deploy Application Tool アプリケーションのデプロイ YAML形式のモデル・ファイルを使用して、既存のWebLogicドメインのWebLogicシステム・リソース、及びアプリケーションを更新 する。 Encrypt Model Tool パスワードの暗号化 YAML形式のモデル・ファイル内のパスワード・フィールドを暗号化する。 Validate Model Tool モデル・ファイルの検証 YAML形式のモデル・ファイルの妥当性(フォーマットなど)検証を行う。 Compare Model Tool モデル・ファイルの比較 2つのYAML形式のモデル・ファイルの差分をYAML形式のモデル・ファイルで出力する。 Variable Injector Tool 変数のプロパティ・ ファイル化 YAML形式のモデル・ファイル内の可変フィールド(ポート番号やURLなど)をプロパティ・ファイルに分離する Model Help Tool モデル・ファイルのヘルプ YAML形式のモデル・ファイルのサンプル・フォーマットを出力する。 Extract Domain Resource Tool WebLogic Kubernetes Operator(※)用のモデル生成 WebLogic Kubernetes Operator用のドメイン・リソースのYAML形式のモデル・ファイルを生成する。 Prepare Model Tool WebLogic Kubernetes Operator用のモデル/スクリプト 生成 WebLogic Kubernetes Operator用のYAML形式のモデル・ファイルやスクリプトを生成する。 25 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates. GitHub: Oracle WebLogic Server Deploy Tooling (https://github.com/oracle/weblogic-deploy-tooling)より抜粋 ※WebLogic ServerをKubernetesクラスタ上で運用・管理するためのKubernetes Operator (https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator)
  22. WebLogic Deploy Toolingの活用シーンとご利用の注意点 CI/CDへの適用や多数のWebLogic環境の作成におけるWebLogicドメイン更新の自動化 • 2022年4月現在でWebLogic Deploy Toolingが対応するWebLogic Serverのバージョンは以下の通りです。 •

    10.3.6 • 12.1.1, 12.1.2, 12.1.3 • 12.2.1, 12.2.1.1, 12.2.1.2, 12.2.1.3, 12.2.1.4 • 14.1.1 最新の対応状況については GitHub 上のプロジェクト(https://github.com/oracle/weblogic-deploy-tooling)を参照ください。 • WebLogic Deploy Toolingはオープンソース・ソフトウェアとしての公開のみによる提供となります。製品版ソフトウェアと 異なる以下の観点にご注意ください。 • ソフトウェアは機能追加や仕様変更がタイムリーにGitHub上にてアップデートされます。過去のバージョンの取得するためには、過去のソースコードを 入手の上ビルドする必要がある場合があります。 • ソフトウェアのドキュメントはGitHub上での英語版のみによる公開となります。 • WebLogic Serverのライセンス(及び当該製品のクラウドサービス)をご契約のお客様はMy Oracle Supportでのお問い合わせが可能です。但し、 不具合修正のためのパッチを等をMy Oracle Supportから直接ご提供できない場合があります。別途、GitHub上のプロジェクトにIssueを上げて対 応ください。 26 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates.