Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
BEYOND THE RELEASE(K-Ruby Edition)
Search
ikuma-t
May 19, 2022
Programming
1
370
BEYOND THE RELEASE(K-Ruby Edition)
K-Ruby#30の登壇資料です。
https://k-ruby.connpass.com/event/242766/
ikuma-t
May 19, 2022
Tweet
Share
More Decks by ikuma-t
See All by ikuma-t
Make Impossible States Impossibleを 意識してReactのPropsを設計しよう
ikumatadokoro
0
880
いまさらのStorybook
ikumatadokoro
0
770
これで最後にしたい! Astroと立ち向かう 6度目の個人ブログ再開発
ikumatadokoro
6
1.8k
Panda CSS と Ark UI ではじめる個人開発
ikumatadokoro
4
2.5k
見た目から始める生産性向上
ikumatadokoro
12
5.9k
ぼくが 美容師さんに伝えたかった バンドの話
ikumatadokoro
0
280
Railsアプリをコスパよく読むための環境整備
ikumatadokoro
2
1.2k
HTTPを手で書いて学ぶ ファイルアップロードの仕組み
ikumatadokoro
81
32k
たどころくん1号を支える技術
ikumatadokoro
1
300
Other Decks in Programming
See All in Programming
CSC305 Lecture 11
javiergs
PRO
0
320
Blazing Fast UI Development with Compose Hot Reload (droidcon London 2025)
zsmb
0
450
CSC509 Lecture 07
javiergs
PRO
0
250
エンジニアに事業やプロダクトを理解してもらうためにやってること
murabayashi
0
110
AI Agent 時代的開發者生存指南
eddie
4
2.3k
マイベストのシンプルなデータ基盤の話 - Googleスイートとのつき合い方 / mybest-simple-data-architecture-google-nized
snhryt
0
120
品質ワークショップをやってみた
nealle
0
910
マンガアプリViewerの大画面対応を考える
kk__777
0
440
オンデバイスAIとXcode
ryodeveloper
0
370
TransformerからMCPまで(現代AIを理解するための羅針盤)
mickey_kubo
7
5.9k
エンジニアインターン「Treasure」とHonoの2年、そして未来へ / Our Journey with Hono Two Years at Treasure and Beyond
carta_engineering
0
480
EMこそClaude Codeでコード調査しよう
shibayu36
0
560
Featured
See All Featured
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
7k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
239
140k
Embracing the Ebb and Flow
colly
88
4.9k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
940
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.2k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
355
21k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1371
200k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
46
7.7k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
54
7.9k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.5k
Transcript
BEYOND THE RELEASE ikuma-t
ikuma-t ・FJORD BOOT CAMP卒業しました ・趣味:ドット絵、作曲家巡り、ツール探し ・最近は3Dのドット絵を書くのにハマっています ・住んでいるところ:千葉県 K-Ruby 2回目です SUZURIで
販売中 @ikuma-t ikuma-t セットプチフォッカ ikuma-t IkumaTadokoro 自己紹介
「無職になったらいくらかかる?」をいますぐ計算
そこそこバズりました
はじめてWebサービスを リリースして感じたこと 今回話すこと
リリースして感じたこと サービスが提供する価値をあらかじめ定義しておくべき Webサービスをリリースするということは不特定多数の人がアクセスできる状態になること 自分の全力で挑んだ結果、何が評価されたか?技術だけが評価されたか? さまざまな専門要素の総合で評価されることを知り、他者・自分への見方が変わる 作っているのは「アート」ではなく、「サービス」。利用されて、価値を生み出して初めて意味をなす。 Webサービスにはバグがつきもので、だからこそ正常系だけではなく、異常系のUI・UXもちゃんと考える必要がある どういった価値を大事にしているのかを定義しておかないと、批判的な声に対して感情でしか向き合えなくて、サービスに活かせない Webサービスは総合芸術 サービスはリリースしてからがサービス
サービスの価値を定義する サービスの価値はあらゆる面での判断基準 はっきりしていないと、感情が判断基準となり辛い サービス固有の価値と一般的な価値 とはいえ人間なので、自分の心理ケアも大事ではある(紫式部とカービィに助けられた) (負に覆われて見えていない) 「自分達が実現したい価値の一部は届けられた」 「そんな言うならもういいよぉ」的な自暴自棄に 「確かにこっちの方がよりサービスをよくできる」 出典:トム・デマルコ「Slack
ゆとりの法則」 不特定多数からの評価 自分にもサービスにとってもマイナスになってしまい辛い (少なくとも)サービスにとってはプラスな受け止め方 本当の品質を決めるには、欠陥がまったくないかどうかより、 ユーザーのために何をするか、ユーザーをどのように変えるか という問題の方がはるかに重要である。 感情が基準 価値が基準
今回のサービスはめちゃくちゃすごい技術を 使っているかと言われると、正直全然... ではなぜそこそこバズったのか?
Webサービスは総合芸術 Webサービスは色々な専門職との協力で成立している ドメインエキスパート マーケティング プロダクトオーナー エンジニア デザイナー ...and more ・エレベーターピッチの策定
・想定外の制度への仕様策定 ・実装機能の絞り込み ...etc ・各料金の計算方法の調査 ・地方税法のチェック ・制度の歴史チェック ...etc ・告知動画の作成 ・リリースノートの作成 ・サービス名が読めるか ...etc ・バックエンドの実装 ・フロントエンドの実装 ・デプロイ、環境改善 ...etc ・ロゴ・OGPなどの作成 ・全体コンセプト作成 ・レイアウト修正 ...etc quitcost
例:API(バックエンド側)で何かしらエラーが発生した場合の表示 それっぽいではダメ! ・フォーマットがないので、エラーを調査できるだけの情報量が保証できない ・Twitterの文字数では十分な情報をもらえるかわからない ・そもそもみんなTwitterやっているのか? サービスはリリースしてからがサービス
例:API(バックエンド側)で何かしらエラーが発生した場合の表示 それっぽいではダメ! ・フォーマットがないので、エラーを調査できるだけの情報量が保証できない ・Twitterの文字数では十分な情報をもらえるかわからない ・そもそもみんなTwitterやっているのか? 「Twitterから連絡」はそれっぽいけど... サービスはリリースしてからがサービス Webサービスは「アート」ではない。 「リリースの瞬間にそれっぽいポーズが
取れていれば良い」というものではない。
おわりに
リリースの向こう側 リリースする前後ではサービスに対する視点が大きく広がった 未経験者の1ポートフォリオが色々言われたことは、辛かったけどとても幸運だった Before After Webサービス Webサービス START START リリースしてからがサービス
Webサービスは総合芸術 サービスが提供する価値 開発者軸 組織軸 ユーザー軸 RELEASE
Practice、Practice、Practice Again BEYOND THE RELEASE
ありがとうございました