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Prizeを捉える解法の見つけ方(第4回 関東Kaggler会)
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esprit
August 23, 2025
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Prizeを捉える解法の見つけ方(第4回 関東Kaggler会)
esprit
August 23, 2025
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1. ⾃⼰紹介 2. Prizeを捉える解法の⾒つけ⽅ 3. おまけ:⽴ち直れないぐらい落ち込んだときのメンタリティ ⽬次
• esprit(えすぷり) • 経歴:公⽴中学 → 公⽴⾼校 → 国⽴⼤学 → 出版‧教育
→ 通信 ◦ Kaggleを知ったのは出版‧教育のとき ◦ Pythonを触ったのはこのときが初めて ⇒ ⼀⼈でコンペ完⾛、チームマージをお願いする、などして成⻑ ◦ Kaggleの実績を付加価値に、通信に転職 • Prize圏でfinishした回数:3 ※うち1回はBAN ◦ ⾦メダルは3枚 ⼀⽅、Prize圏でfinishしたのも3回 ※うち1回はBAN ◦ Prize圏に繰り返し到達できているのは何故か? なにかパターンがあるのか? ⇒ 今⽇はこの点についてお話しします ⾃⼰紹介
Prizeを捉える解法の⾒つけ⽅
• 「みんな⾒つけている解法」でPrizeを捉えるのはほとんど無理 • 超洗練された解法 or 誰も⾒つけていない「斬新な解法」 ? • 後者の「斬新な解法」について、3つのケースで分解してみます 前提
• コンペ名 :Linking Writing Processes to Writing Quality(タイピングコンペ) 要約 :タイピングのログデータから、学⽣のエッセイスコアを予測するコンペ メトリック:RMSE 成績 :1st
(BAN) / 1876 teams • ほとんどの参加者はテーブルコンペとして取り組んでいた • ログデータ上のアルファベットキーは全部"Q", "q"に置換されているが、⼀応テキストの形にできる • 「これってNLPコンペなのでは?🤔」 ※espritはNLPが得意でテーブルコンペが不得意 • Debertaで予測したり、Debertaで特徴量を作ったり ⇒ スコア爆上がり みんなが「テーブルコンペ」と考えているところに「これはNLPコンペ!」として参⼊できると強い Case 1:⾃分の得意領域をPrize解法にできるケース
• コンペ名 :Bengali.AI Speech Recognition 要約 :ベンガル語の⾳声データを⽂字起こしするコンペ メトリック:WER(Word Error Rate) 成績 :3rd /
744 teams • ⾳声認識モデルでAudio-to-Textするのが基本。更なる+αが欲しい • ディスカッションの深層にて未知との遭遇 「句読点復元モデル?🤔」 • チームメイトの強⼒な⾳声認識モデル + 独⾃の句読点復元モデル ⇒ スコア爆上がり ディスカッションの⽬⽴たないところでとんでもない🤔が発⾒される場合がある Case 2:ディスカッションの深層でPrize解法を発⾒できるケース
• コンペ名 :Drawing with LLMs(お絵描きコンペ) 要約 :与えられたプロンプトに即したSVG画像を⽣成するコンペ メトリック:VQAスコア*1、審美スコア、OCRスコア*2 *1: プロンプトに忠実かどうかを測る4択問題の正解率、*2: 画像内に5⽂字以上のテキストが描かれた場合のペナルティ 成績 :2nd
/ 1309 teams • テキストを描くことで⾮常に⾼いVQAスコアが得られることが、コンペ序盤から議論されていた • ずっと1位にいた⼈物のプロフィールが > • 「OCRだけすり抜けるフォントが作れると思う」 ⇒ 0時22分に作り始めて、2時23分に完成 ⇒ コンペ終了の31⽇前にGold到達、26⽇前にPrize到達 🤔を確信したらアタリを引くまで粘る Case 3:リーダーボードの⾯⼦からPrize解法を⾒出せるケース テキストの中にテキスト →失敗... テキスト上に⽩線 →失敗... テキスト上に破線 →成功!
"a lighthouse overlooking the ocean" 1st 2nd 3rd
• おさらい ◦ Case 1:⾃分の得意領域をPrize解法にできるケース ◦ Case 2:ディスカッションの深層でPrize解法を発⾒できるケース ◦ Case
3:リーダーボードの⾯⼦からPrize解法を⾒出せるケース • 経験として分かっていること ⬛ Prizeを捉える解法は、⼤抵光の当たっていないところで⾒つかる Prizeを捉える解法は、1年に1回ぐらいは訪れる 🗿 Prize解法と思いきやゴミだった、というケースはかなり多い 💎 Prize解法を掴んだら絶対に⼿放してはならない Prizeを捉える解法の⾒つけ⽅
おまけ:⽴ち直れないぐらい落ち込んだときのメンタリティ
• Kaggleで最も落ち込むシーン ◦ ⼤幅シェイクダウン ◦ BAN • ⼈⽣訓 ◦ 何事もそれほど深刻に考えすぎないのが⼤切
◦ 結局Kaggleは良ゲーなのでやめられはしない おまけ:⽴ち直れないぐらい落ち込んだときのメンタリティ
Kaggle Winner Presentation Template 13 💎🏹