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[HeatWavejpMeetup#13] HeatWave 2025年4月 最新アップデート...

[HeatWavejpMeetup#13] HeatWave 2025年4月 最新アップデート情報 [成田 優隆 氏 (スマートスタイル)]

【講演内容】
HeatWave 2025年4月 最新アップデート情報

1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18)
 - HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更
 - HeatWave : MySQL version 9.2.1 サポート開始
 - HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更
 - HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装
 - HeatWave : MySQL version 9.2.2 サポート開始

2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18)
 - HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始
 - HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーのアップグレードがサポート開始
 - HeatWave on AWS : MySQL Dump ファイルのインポートに新しい設定が追加
 - HeatWave on AWS : HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関するサマリーペインの追加
 - HeatWave on AWS : HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加

【発表者】
株式会社スマートスタイル データベース&クラウド事業部
データベース部
成田 優隆 氏

【イベント情報】
HeatWavejp Meetup #13
https://heatwavejp.connpass.com/event/349599/

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Transcript

  1. HeatWavejp Meetup #13 祝2周年 HeatWave の 〇〇 やってみた!LT大会!! HeatWave 最新アップデート情報

    (2025/2/18~2025/3/31) 2025年4月17日(木) 株式会社スマートスタイル データベース & クラウド事業部 データベース部 成田 優隆(なりた まさたか) 岡野 夏芽(おかの なつめ)
  2. アジェンダ – 最新アップデート情報 サマリー 2025.2.18 HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更

    2025.2.20 HeatWave : MySQL version 9.2.1 サポート開始 2025.2.25 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 2025.3.11 HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装 2025.3.18 HeatWave : MySQL version 9.2.2 サポート開始 1 2 3 4 5 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ( 2025/2/18 ~ 2025/3/18 ) Oracle Cloud Infrastructure Release Notes : https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/services/mysql-database/
  3. アジェンダ – 最新アップデート情報 サマリー 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性

    DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 2025.2.18 HeatWave on AWS : 2025.3.7 HeatWave on AWS : MySQL Dump ファイルのインポートに新しい設定が追加 6 7 8 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ(2025/2/18 ~ 2025/3/18) Heatwave on AWS Release Notes : https://dev.mysql.com/doc/heatwave-aws/en/heatwave-aws-relnotes.html 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始 9 10 2025.3.17 2025.3.24 HeatWave on AWS : HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加 HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関する サマリーペインの追加
  4. ▪ リリースノートの情報 • 高可用性 DB システムでは、動的変数のみを変更する場合であっても、ローリング再起動が 必要 • 高可用性 DB

    システムで動的変数のみを変更する場合、ローリング再起動は 不要 ※ 詳細については、「DB システムの構成の更新」 を参照してください 2025.2.18 HeatWave : 高可用性 DB システムで動的変数更新時の仕様変更 1 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 以前 現在
  5. 2025.2.20 HeatWave : MySQL version 9.2.1 サポート開始 2 1. OCI

    リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • MySQL 9.2.1 は、最新のイノベーション・リリースで、機能強化 (※以下) に加え、セキュリティとバグ修正を提供 ✔ 検索拡張生成 (RAG) 検索の拡張 ✔ RAPID クエリ処理の高速化 ✔ HeatWave cluster での高可用性の向上 • 既存の DB システムは、手動でアップグレード する必要があります(バージョン 9.2.0 から 9.2.1 など) • アプリケーションで確立された動作が必要な場合は、LTS (8.4.x) または Bugfix (8.0.x) リリース の方が適しています ※ 詳細については、「HeatWave 9.2.1 の変更点」 を参照してください
  6. 2025.2.25 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 3 1. OCI リリースノート

    – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • 以前は、高可用性 DB システムでスイッチオーバーを開始すると、プライマリーインスタンスを切り替える前に、 既存のすべてのトランザクションが完了するまで待機 ✔ 実行時間の長いトランザクションによって、スイッチオーバーに時間がかかっている • 新しく作成またはアップグレードされた高可用性 DB システムでは、スイッチオーバー操作時に完了しないトランザクションは タイムアウトさせる ✔ プライマリーインスタンスを切り替える前に 既存のすべてのトランザクションが完了 or 最大 5 分間待機し、完了できないトランザクションはすべてロールバック ※ 現在、閾値 (5分間のタイムアウト) は変更不可 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください 2/25 以前 に作成された HW → 旧スイッチオーバの動作 2/25 以降 に作成された HW → 新スイッチオーバの動作
  7. 2025.2.25 HeatWave : 高可用性 DB システムのスイッチオーバーのタイムアウトの仕様変更 3 1. OCI リリースノート

    – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ これまで 本リリース後 どちらがいいのか Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム Block 新しいトランザクションをブロック プライマリー セカンダリー 2 Transaction プライマリー セカンダリー 1 Switchover 開始 Switchover 全て のトランザクションが 完了するまで待機 セカンダリー 3 プライマリー セカンダリー 4 Switchover 続行 Switchover 2 新しいトランザクション をブロック 1 Switchover 開始 全てのトランザクションが 完了するまで 5 分間 待機 3 セカンダリー 5 分 以内に全ての トランザクションが完了 5 分 以内に全ての トランザクションが完了できなかった プライマリー セカンダリー 5 Switchover 続行 Switchover 4 未完了の全てのトランザクションを ロールバック A B セカンダリー セカンダリー Timeout Completed セカンダリー これまで 本リリース後 デメリット ✓ 無制限の待機時間が発生 a ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の 予測が困難 a メリット ✓ ユーザー側で制御がしやすい ✓ データ整合性が保証されるa デメリット ✓ ユーザー側で制御がしづらい a ✓ 5 分間のタイムアウト値が変更できない a ✓ 強制ロールバックによるデータ不整合の a リスクがある a メリット ✓ 最長で 5 分しか待機時間が発生しない ✓ 障害発生時、メンテナンス計画時の a 予測が容易 a
  8. 2025.3.11 HeatWave : リージョン間の自動バックアップをスケジュールする機能が実装 4 1. OCI リリースノート – HeatWave

    から主要リリース情報のピックアップ 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • 自動バックアップを別の Oracle Cloud Infrastructure (OCI) リージョンにコピーするようにスケジュールする機能が実装 ✔ 有効化すると新しく作成された各自動バックアップが宛先リージョンにコピーされる ✔ 必要に応じて災害復旧の形式で宛先リージョンにバックアップを復元でる ※ 詳細については、「作成タイプ > 自動バックアップ」を参照してください
  9. 2025.3.18 HeatWave : MySQL version 9.2.2 サポート開始 5 1. OCI

    リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ 1. OCI リリースノート – HeatWave から主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • MySQL 9.2.2 は、最新のイノベーション・リリースで、機能強化 (※以下) に加え、セキュリティとバグ修正を提供 ✔ HeatWave AutoML でのログデータの異常検出をサポート ✔ HeatWave cluster での大規模データのサポート ✔ HeatWave Lakehouse での機能強化 • 既存の DB システムは、手動でアップグレード する必要があります(バージョン 9.2.1 から 9.2.2 など) • アプリケーションで確立された動作が必要な場合は、LTS (8.4.x) または Bugfix (8.0.x) リリース の方が適しています ※ 詳細については、「HeatWave 9.2.2 の変更点」 を参照してください
  10. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 6 2.

    HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • セカンダリーインスタンスの 1 つを手動で昇格し、高可用性 DB システムのプライマリーインスタンスにする機能が実装 ✔ スイッチオーバーを実行すると、DB の IP アドレス (つまり、読み取り/書き込みエンドポイント) は変更されないため アプリケーションへの変更が不要 ✔ スイッチオーバーを使用し、フェイルオーバー中にアプリケーションが正しく動作するかどうかのテストが可能 ※ 詳細については、「スイッチオーバー」 を参照してください 以下の新仕様がそのまま実装された 以下の実装の準備段階として実装された
  11. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 6 2.

    HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ az2 az4 az1
  12. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 6 2.

    HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ip...170 ip...99 ip...219
  13. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 高可用性 DB システムでスイッチオーバーがサポート開始 6 2.

    HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ az2 az4 az1
  14. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 7 2. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始 ▪ リリースノートの情報 • 高可用性 DB システムのバックアップを、バックアップが作成されたサーバーバージョンよりも高いサーバーバージョンに リストアが可能 ◆ バージョン互換性の向上 ◆ データ移行の簡素化 ※ 詳細については、「新しい DB システムへのバックアップのリストア」 を参照してください
  15. 2025.2.18 HeatWave on AWS : 7 2. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 高可用性 DB システムのバックアップを復元する際にサーバーの アップグレードがサポート開始 Oracle Cloud Infrastructure 高可用性 DB システム 利用シーン(例) プライマリー セカンダリー 8.0 8.0 8.0 Backup 8.0 リストア 新 DB 8.4 バックアップ 取得 8.0 DB 起動 新 DB 8.4 8.4
  16. 2025.3.7 HeatWave on AWS : MySQL ダンプファイルのインポートに新しい設定が追加 8 2. HeatWave

    on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • MySQL ダンプファイルのインポートに新しい設定が追加 ✔ トランザクションごとの最大バイト数は、各 LOAD DATA ステートメントで MySQL ダンプファイルから ロードできる最大バイト数を設定する ✔ ファイルのサイズがターゲットサーバーの制限を超えたためにインポート時にエラーが発生する場合に推奨 ※ 詳細については、「データ インポート機能を使用したデータのインポート」 を参照してください
  17. 2025.3.17 HeatWave on AWS : 9 2. HeatWave on AWS

    リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • 以下の操作を失敗した場合、HeatWave コンソールの新しいサマリーペインに失敗の詳細が追加 ✔ HeatWave クラスターへのデータのロード ✔ Lakehouse データの更新 ※ 詳細については、「HeatWave クラスターへのデータのロードまたはアンロード」 または 「Lakehouse データの更新」 を参照してください HeatWave クラスターのデータ読み込み / 更新に関する サマリーペインの追加
  18. 2025.3.24 HeatWave on AWS : HeatWave クラスターに新しいアンロードアドバイザー追加 10 2. HeatWave

    on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ 2. HeatWave on AWS リリースノートから主要リリース情報のピックアップ ▪ リリースノートの情報 • クエリ履歴に基づいてアンロードすべき未使用のテーブルを特定し、不要なデータを効率的にアンロード (削除) するための アドバイスが提供 ✔ 他のテーブル用のメモリが解放される ✔ 利用可能なリソースをより有効に活用できる ※ 詳細については、「アンロードアドバイザー」 を参照してください