Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SHIFTAI_企業への生成AI導入事例
Search
takumi kunisue
October 18, 2023
0
530
SHIFTAI_企業への生成AI導入事例
ソウルドアウト株式会社の生成AI活用推進状況をまとめました。
takumi kunisue
October 18, 2023
Tweet
Share
More Decks by takumi kunisue
See All by takumi kunisue
生成AI新年会2024@GMO LT「生成AIコンサルへのロードマップ」
kunisuetakumi
0
280
OUTPUTCAMPmeetsAI_プロンプト解説
kunisuetakumi
0
220
Featured
See All Featured
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
A better future with KSS
kneath
238
17k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
700
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
6.7k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
19
3k
Happy Clients
brianwarren
98
6.7k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
8.2k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Ruby is Unlike a Banana
tanoku
96
11k
Transcript
ソウルドアウト株式会社における生成AI 活用推進状況 ~推進のコツと課題について~
今日のゴール ①社内活用推進のコツを知る ②社内推進の課題を知る ③SHIFTAI を活用して社内活用推進に活かす
None
1996 年12 月2 日生まれ 岡山県出身、就職で上京。 新卒ではグッドルーム株式会社で大工と施工管理を経験。 昨年9 月にソウルドアウト株式会社へ転職。 國末拓実 TAKUMI
KUNISE ソウルドアウト株式会社にてフロント営業+ 広告運用。 生成AI は3 月から本格的に触り始める。 社内の生成AI 活用推進プロジェクトのオーナー。 NewsPicks の生成AI コミュニティのリーダー。
@kunisuetakumi https://note.com/kunipii
今日のゴール(再掲) ①社内活用推進のコツを知る ②社内推進の課題を知る ③SHIFTAI を活用して社内活用推進に活かす
社内推進普及状況 日ごろの発信や実績が認められ、 下期のKPI に生成AI 活用普及が 認められる 生成AI 活用コンサルの 代表を会社に招き、勉強会開催 miibo
の営業部長と協力し 社内にmiibo の展開を提案 マーケティング商材としても 会社に提案中 生成AI 活用普及がKPI に miibo 全社導入中 新規商材としても検討中 社内の生成AI アドバイザーに 社内で新規生成AI プロジェクトが動く際、 部署が違っても声がかかるように。 新しい提案がある場合、執行役員クラスに 直接提案ができるように。
None
導入と進捗の歴史
そもそもソウルドアウトには 「生成AI 活用推進PJ 」 は存在しなかった
日ごろの発信と宣伝で 社内の「生成AI 詳しい人」 になり、展開していく中で 「生成AI 活用推進PJ 」 としてやっていこうと決まった
最後のきっかけになったのは 外部講師(TEMARIS 代表) を招いた 【初心者向け】 WEB マーケティング業界に おける生成AI 活用術勉強会
最終的に100 人を超える参加者 外部から生成AI の専門家を招き 社内展開する実績を獲得 その後は執行役員にも 直接提案可能になった
ここまでの道のりをお話していきます
01 主催 社内コンペ 開催 社内コミュニティ 02 03 04 取材協力等行う NEWSPICKS
コミュニティ所属 開催 他部署からも 相談が来る 勉強会企画 橋渡しに 現在 社内外で 生成AI 関係の
2023 年3 月 GPT-4 リリース 尊敬する落合陽一さんの 活用術を目の当たりにし 無限の可能性を感じる。
2023 年4 月 MICROSOFT OFFICE 365 COPILOT 動画を見た社長が生成AI に 無限の可能性を感じる。
2023 年4 月 「生成AI を用いた新規事業」 公募スタート。5 月末まで。 1 位100 万円
2 位30 万円 3 位20 万円の賞金。
2023 年5 月 ゴールデンウイークも 生成AI に向きあう。 社内で生成AI についての 情報交換をする SLACK
チャンネルを主催。
2023 年5 月 様々な社内勉強会で CHATGPT の活用事例を共有。 SLACK チャンネルも宣伝。 最初6 人だったチャンネルは
2 か月で100 人を突破。
2023 年5 月 最終的にチャンネルでは 國末しか発信しなくなり 「一番キャッチアップしてる人」 という認知が得られるようになる。
2023 年5 月 新規事業公募締め切り。 2 年越しの事業で出したため 実現性の面で落選。
ここで物語は終わりかと 誰もが思った・・・
2023 年5 月 NEWSPICKS コミュニティ OUTPUT CAMP MEETS AI 始動。たまたま記事を見つける。
2023 年5 月 公募で落選した自分の生成AI への 理解はどの程度のものなのか? 一人で盛り上がっていただけなのか? 実力を知るために応募。
結果は・・・
入って大正解。 自分と同じような目線をもつ 多くのメンバーがたくさんいた。 勉強会に登壇したり 様々な情報発信をした。
None
None
None
2023 年6~9 月 取材協力した記事や コミュニティで得た知見を 社内に随時展開。 「社内で詳しい人」から 「なんかちゃんと詳しい人」 に認知が変わる。
2023 年8~9 月 戦略企画室や、製品開発部 事業推進部や、地方営業部など さまざまなところから 生成AI を用いて 課題が解決できないか? と相談が来るようになる。
2023 年8 月 その中で新規提案書での 市場調査をCHATGPT で行う マニュアル作成PJ が共同で始動。 上長にKPI に入れられそうと
協力してもらう。
2023 年9 月 NEWSPICKS コミュニティで 生成AI 活用コンサルの代表と 仲良くなる。元GOOGLE 、 元アイレップ
(今はSO と同じ博報堂グループ) SO 向けにセミナー開催する話が出る
2023 年9 月 この話を上長に行う。 経緯を説明し、正式に 生成AI 活用推進PJ として 発足が決定。 生成AI
業界を会社と繋げられる 人材として認知されるようになる。
2023 年9 月15 日 講師を会社にお招きし開催。 参加率は16.1% 。 100 名以上が自主的に参加し、 満足度は4.8/5
を記録。 執行役員にも國末の名前と 活動が認知されるようになる。
2023 年10 月 講師がMIIBO の営業部長に就任。 MIIBO のマーケティング領域 販売パートナー第1 弾として SO
に話が来る。 執行役員と技術責任者を呼び MIIBO 提案会を実施。好感触。
01 主催 社内コンペ 開催 社内コミュニティ 02 03 04 取材協力等行う NEWSPICKS
コミュニティ所属 開催 他部署からも 相談が来る 勉強会企画 橋渡しに 現在 社内外で 生成AI 関係の
導入のコツ と呼ばれることを目指す。 ひたすら多くの人に 生成AI の情報を発信する。 発信する場がない場合は 小規模でもいいので作る。 孤独の方がラッキー 「ChatGPT の人ですよね」
外部コミュニティに聞く。 社内活用事例を展開する。 他社の活用事例も可。 生成AI 何でも屋を行う。 社内の困りごとを募集する。 何でもいいので首を突っ込む。 わからないことは より上位の権力者の目に留まる まで続ける。 仲間を作る。 生成AI のファンを増やす。 できれば自分より権力がある人 成果発表の場を増やす。 STRATEGY N°1 STRATEGY N°2 STRATEGY N°3
導入の課題
課題① そもそもCHATGPT を使わない人が ほどんど。 経費でGPT 4が使えても 登録している人はごくわずか。 事例のすごさが伝わりづらい。
課題② CHATGPT をなめている人が ほどんど。 慣れている人間がやった方が 絶対に確実。 という認識がある。
課題③ CHATGPT との対話方法を知らない。 検索の代わりに使いがち。 対話という概念がない。
課題④ ベテランほど「今すぐ使えるのか」 にこだわりがち。 プロンプトを知らないと 今すぐ使えないので そこまで到達せずに終わる。
課題⑤ 時間がない中では 成果物が不安定な 生成AI を最初から使うマインドに なっていない。
多分、大小さまざま他にも 課題があると思います。 基本的に生成AI を使いこなせる 人材の方が圧倒的に少なく そこまでに時間もかかるため 普及はかなり難航を極めます。
ボトムアップは無理。 トップダウンしかない。 先日のチャエンさん回でも 出た話です。 権力者にアクセスして 無理やり使わせるのが一番よいです。
数人のチームからでも、 生成AI 活用推進PJ を始めてください 3,4 人でもいいです。 生成AI 活用できたら 生産性は上がります。 1
つの班から、1 つの部署、 事業部、と広げていきましょう。
まずはあなたの上長に提案を。 「私が教えるので このチーム全員が 生成AI 活用できるようにします」 と提案してください。
ここから実践課題です
活用シートの作成 あなたのチームの業務を細分化し、 ChatGPT で代替可能な項目をリスト化してください。
活用シートの作成 それを見た上長が、助かる!ぜひやりたい! と思えるような魅力的な内容にしてください。
活用シートの作成 一人で進めず、SHIFTAI のメンバーと協力して 実現してください。
今日のゴール ①社内活用推進のコツを知る ②社内推進の課題を知る ③SHIFTAI を活用して社内活用推進に活かす
最後に言いたいこと
毎月1 万円以上給料増やせる使い方をしてください!! やるしかない! やったもん勝ち! 騒いでいけ!ポジションを獲れ! あなたの会社の生成AI 活用推進は あなたにしかできない仕事です!!! 毎月1 万円払ってSHIFTAI
にいるんだから