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論文検索を日本語でできるアプリを作ってみた
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sai-lens
February 22, 2026
Technology
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論文検索を日本語でできるアプリを作ってみた
sai-lens
February 22, 2026
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Transcript
論⽂検索を⽇本語でできるアプリを 作ってみた 2026.02.22 @ SEB summit sye-lens
⽬次 1. ⾃⼰紹介と背景 2. 私が業務で解決したい課題:論⽂検索の負担 3. 解決策:⽇本語で論⽂検索できるアプリ 4. 既存サービスと論⽂検索アプリの⽐較 5.
導⼊成果と今後の展望
01 ⾃⼰紹介と背景
⾃⼰紹介 名前:さい 仕事:臨床検査技師 学習⾔語:Ruby / Ruby on Rails, JavaScript /
React GitHub:sye-lens X:@GTposiwill Zenn:https://zenn.dev/sai_lens
私の仕事:臨床検査技師 病院の検査室内で患者さんの”検体”から「⽬に⾒えない 情報」を数値化するプロ ⾎液や尿、痰、便などの”検体”を 試薬や⼤型機器を駆使して分析 コロナウイルスのPCR検査などを 担っているのも臨床検査技師
私の仕事:臨床検査技師
⼤事な仕事のひとつ:論⽂を読むこと 「医学的根拠 ≒ プロダクトの品質保証」 ガイドライン外の対応や検査⼿法の改善 検査業務の妥当性の証明責任 最新知識のキャッチアップ
⾃分の苦⼿な業務:論⽂を読むこと。。。 業務の傍らで英語論⽂を読む負担感
⾃分の苦⼿な業務:論⽂を読むこと。。。 業務の傍らで英語論⽂を読む負担感
⾃分の苦⼿な業務:論⽂を読むこと。。。 業務の傍らで英語論⽂を読む負担感
⾃分の苦⼿な業務:論⽂を読むこと。。。 業務の傍らで英語論⽂を読む負担感
私が業務で解決したい課題 :論⽂検索の負担
(例)コロナ検査の⼿法変更時の流れ 全ては⽂献調査(エビデンス調査)から始まる
(例)コロナ検査の⼿法変更時の流れ 全ては⽂献調査(エビデンス調査)から始まる • 本当に唾液を使って正確な検査ができるのか? • 装置で検査する方法で、従来までの検査と比べてどれくらいのスピードや正 確性があるのか • PCR検査ではなくて、検査キットではどれくらいの感度があるのか? 業務に必要なこと:
正しく検証された医学的な証明
通常の論⽂調査プロセス ⽬的の論⽂をさがす時間 ≒ 必要な論⽂を読む時間 STEP 1 英語キーワード選定と検索 STEP 2 50本の概要把握と絞り込み
STEP 3 選定した2-3本の内容精読 3サイクルは最低回す さがす 2-3時間 内容把握 3時間以上
論⽂検索効率を向上させる⽅法 1. 専⾨知識 : 適切な検索ワード選び 2. 英語 : 英語を読むスピード向上 3.
検索ノウハウ : 検索エンジンを使いこなす
3つのハードル • 専門知識の不足 • 英語力の不足 • 検索エンジンを使い慣れていない
検索⽤の語彙の⼀例(がん:Neoplasm) 表記の揺れを吸収する検索⽤のタグ
解決策: ⽇本語で論⽂検索できるアプリ
アプリの概要 4つの機能 1: ⽇本語の単語や⽇本語の⽂章で検索可能 2: 検索結果の表⽰も⽇本語 3: 認識しやすいテンプレートでの出⼒ 4: ブックマーク機能
実際の操作画⾯
アーキテクチャ API リクエスト (論文データ) API リクエスト (日英翻訳) DB接続
リクエストとデータの流れ ユーザー画面 フロントエンド 論文検索API / データソース 和文入力 和文受け取り 論文ID リスト
生成 ・論文ID ・著者 ・雑誌 ・出版年 ・概要 ・引用文献ID etc. 翻訳結果表示 ブックマークする リクエスト 受け取り バックエンド 文章を 検索ワードへ 日英翻訳 論文データを取得 概要を英日翻訳 ブックマーク対象 論文メタデータを DBへ書き込む 論文IDに紐づくデータを DBに保存 データベース
04既存サービスと 論⽂検索アプリの⽐較
AIツール‧既存検索エンジンとの違い 今回作ったアプリの強み PubMed‧ConsensusなどAIサービス • 英語⼊⼒が必須 • 検索ワードの知識が検索精度に 影響 • 要約しすぎ、必要な情報の視認
性が低下 ⽇本語で論⽂検索できるアプリ • ⽇本語の⽂章で検索可能 • 検索⽤の語彙への⾃動変換可能 • 必要な情報が閲覧しやすいテン プレートでの表⽰
05 導⼊成果と今後の展望
従来の論⽂検索⽅法との⽐較 アプリを使⽤した結果 ⽇本語で論⽂検索できる アプリ 50本の概要把握 120-180分 50分 ⾔語の負担感 ⾼い かなり下がった
⽇本語を英語に 変換する件数 1件ずつ(クリック) 最⼤50件 従来の論⽂検索
Webアプリの今後の展望 アプリを部署内で使える知識共有の⼟台へ Phase 1 部署のメンバーと 検索機能を共⽤ Phase 2 検索精度向上の⼯夫 ‧AIモデルの選択
‧検索APIの精度向上 Phase 3 チャットツール接続 おすすめ論⽂の 通知機能
ご清聴ありがとうございました