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Q Developerの最新動向

Avatar for Shuya Sawa Shuya Sawa
March 10, 2025
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Q Developerの最新動向

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Shuya Sawa

March 10, 2025
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  1. 自己紹介 2 所属 IBM Consulting Japan Hybrid Cloud Services 略歴

    2022年 4月 新卒入社 業界を問わずAWS基盤構築からアプリ開発までフルスタック対応 活動 2023 Japan AWS Jr. Champion 2024 Japan AWS Top Engineer 2024 Japan AWS All Certification Engineer Community Builder - Data Storage JAWS Core Member 趣味 バレーボール、飲み会 名前 澤 秀哉 | Shuya Sawa
  2. 5 Q Developerの 特徴を知る 01 Q Developerの 最新アップデートを キャッチアップする 02

    機能を1つでも多く 理解する 03 本日お伝えしたいこと
  3. 6 Q Developerとは Q Developerはエンジニアの業務を多方面からサポートするAIツール 2023年 4月 AIコーディング支援サービスとして Amazon CodeWhisperer

    一般提供開始 2023年 11月 Amazon Q (プレビュー) が発表 その機能の内の1つとして、Amazon Q in IDEsが登場 この時はCodeWhispererの拡張機能の立ち位置 2024年 4月 名前を改め、Amazon Q Developerの一般提供開始 現在まで Q Developerはアップデートが盛ん 一般提供から現在までに約65のアップデート 2024 Keynoteでも6つのアップデートを発表 2023/4 Amazon Q Amazon CodeWhisperer IDEs Console Other Services Amazon Q Developer 2023/11 re:invent 2024/4 Amazon Q Business
  4. 7 Q Developerの機能分類 マネジメントコンソール IDE (統合開発環境) コマンドライン Transforming (Preview) DevOps

    (Preview) • チャット • インラインコード提案 • コード変換 • 機能開発 • ユニットテスト • コードレビュー • ドキュメント作成 • チャット • Console to Code • コンソールエラー診断 • AWSサービスでの利用 • AWSサポートケースの 起票サポート • 運用調査機能(Preview) • VMware • .NET • Mainframe z/os • Gitlab Duo • チャット • コマンドライン補完 re:invent Keynoteで発表
  5. 8 Q Developerの機能分類 マネジメントコンソール IDE (統合開発環境) コマンドライン Transforming (Preview) DevOps

    (Preview) • チャット • インラインコード提案 • コード変換 • 機能開発 • ユニットテスト • コードレビュー • ドキュメント作成 • チャット • Console to Code • コンソールエラー診断 • AWSサービスでの利用 • AWSサポートケースの 起票サポート • 運用調査機能(Preview) • VMware • .NET • Mainframe z/os • Gitlab Duo • チャット • コマンドライン補完 re:invent Keynoteで発表
  6. Q Developer コンソールチャット チャットで確認できること ⚫ ベストプラクティスに対する質問 ⚫ 機能についての質問 ⚫ トラブルシューティング

    ⚫ コストについての質問 ⚫ サポートケース起票のための要約下書き 9 大体右上にある このアイコンをクリックして スタート! 例:コストに関する質問 東京リージョン以外のコストがあったか質問 内訳 Cost Explorer ケース作成も可能
  7. Q Developer コンソールチャット Q DeveloperでAWS認定資格は解けるか? Solution Architect Professional (SAP-C02) 10

    https://d1.awsstatic.com/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Sample-Questions.pdf A team is building an HTML form that is hosted in a public Amazon S3 bucket. The form uses JavaScript to post data to an Amazon API Gateway API endpoint. The API endpoint is integrated with AWS Lambda functions. The team has tested each method in the API Gateway console and has received valid responses. Which combination of steps must the team complete so that the form can successfully post to the API endpoint and receive a valid response? (Select TWO.) A) Configure the S3 bucket to allow cross-origin resource sharing (CORS). B) Host the form on Amazon EC2 rather than on Amazon S3. C) Request a quota increase for API Gateway. D) Enable cross-origin resource sharing (CORS) in API Gateway. E) Configure the S3 bucket for web hosting. S3 Standard Amazon API Gateway AWS Lambda User HTML+JS
  8. 12 Q Developer 運用調査機能 (Preview) CloudWatchアラームを起点に 必要な情報集めや原因分析を行う CPU 使用率 80%超過!!

    Alarm オペレーション調査 Observations このメトリクスも関係ありそう! Hypothesis これはきっとこれが原因かも…? 理由はxxxを見るとxxxxxになってて…. 次のアクションはこれをやってみて! Q Developer ダッシュボード Suggestion 分析完了!
  9. 14 Q Developer 運用調査機能 (Preview) Q Developer 実際にCPUに負荷をかけて運用調査してみました! Hypothesis •

    EC2インスタンスでCPU使用率が突然急上昇 • EBSボリュームのディスク読み取り操作の大幅な増加によって、I/Oレイテンシとが増加 • 同時にインスタンスからのネットワーク出力が急増 これらの症状は、リソース集約型のデータベースクエリまたはETLジョブが実行され、CPU、 ディスク、およびネットワークリソースの使用率が高くなったことを強く示唆している。
  10. 15 Q Developerの機能分類 マネジメントコンソール IDE (統合開発環境) コマンドライン Transforming (Preview) DevOps

    (Preview) • チャット • インラインコード提案 • コード変換 • 機能開発 • ユニットテスト • コードレビュー • ドキュメント作成 • チャット • Console to Code • コンソールエラー診断 • AWSサービスでの利用 • AWSサポートケースの 起票サポート • 運用調査機能(Preview) • VMware • .NET • Mainframe z/os • Gitlab Duo • チャット • コマンドライン補完 re:invent Keynoteで発表
  11. Q Developer IDE 16 VS CodeにQ Developer Agentを導入し、 コーディングをAIに一任する機能 特徴

    • プロンプトからAgentに対して指示 • Agentは必要なファイルを自動で読み込んで、 修正・新規作成を行う • ユーザーはAcceptするかRejectの選択のみ • 大きく分けると5つの機能を持っている /dev ・・・ メインコーディング /test ・・・ ユニットテストコーディング /review ・・・ コードレビュー /doc ・・・ ドキュメント生成 /transform ・・・ javaバージョン変換
  12. Q Developer IDE 完全プロンプトエンジニアになりきり、 簡易アプリ作成にチャレンジしました! 17 要望 • Java17 (SpringBoot,

    maven) • ToDo管理アプリ • /listのパスでCRUD • Swaggerが必要 • アプリもDBもコンテナ • DBはPostgreSQL。初期データも欲しい 新規作成
  13. Q Developer IDE の使いどころ 向いている場面 ⚫ 自分のスキルの範疇で要件が明確に決まっている場合 • PoC用の簡易アプリケーション •

    ユニットテスト用のコード準備 ⚫ 既存のテンプレートがあり、それを改修する時 • CloudFormation (公式ドキュメントやIaCジェネレータから個人用にアレンジ) ⚫ ドキュメント・コメントアウト生成 向かない場面 ⚫ 自分のスキル範疇外のコーディング 26
  14. 27 Q Developerの機能分類 マネジメントコンソール IDE (統合開発環境) コマンドライン Transforming (Preview) DevOps

    (Preview) • チャット • インラインコード提案 • コード変換 • 機能開発 • ユニットテスト • コードレビュー • ドキュメント作成 • チャット • Console to Code • コンソールエラー診断 • AWSサービスでの利用 • AWSサポートケースの 起票サポート • 運用調査機能(Preview) • VMware • .NET • Mainframe z/os • Gitlab Duo • チャット • コマンドライン補完 re:invent Keynoteで発表
  15. Q Developer コマンドライン CLI用のAgentをインストールして Linux, MacのCLI操作をサポート 主な機能 ⚫ コマンドライン補完 ⚫

    自然言語からシェルスクリプト生成 ⚫ ファイルの書き込み/読み込み ⚫ AWS リソースのクエリ ⚫ 問題の自動デバッグ 28 ★3/7 New! https://aws.amazon.com/blogs/devops/introducing-the-enhanced-command-line-interface-in-amazon- q-developer/?trk=a59f8d3f-589a-44bf-8569-17c313bd4e50&sc_channel=el CLI はClaude 3.7 Sonnet のステップバイステップ の推論を搭載したAgentにUpdateされた
  16. 29 Q Developerの機能分類 マネジメントコンソール IDE (統合開発環境) コマンドライン Transforming (Preview) DevOps

    (Preview) • チャット • インラインコード提案 • コード変換 • 機能開発 • ユニットテスト • コードレビュー • ドキュメント作成 • チャット • Console to Code • コンソールエラー診断 • AWSサービスでの利用 • AWSサポートケースの 起票サポート • 運用調査機能(Preview) • VMware • .NET • Mainframe z/os • Gitlab Duo • チャット • コマンドライン補完 re:invent Keynoteで発表
  17. 33 フロントエンド (coactup.bms) バックエンド (cbact01c.cbl) BluAgeライブラリ依存になっている BluAgeはCOBOL→Java変換のツール AWSが買収し、AWS Mainframe Modernizationの

    1機能なった。 BluAgeは専用のランタイムが必要 → 新たな依存 AWS Mainframe Modernization Angularに変換 (Typescript, HTML) Spring Bootに変換(Java) DBはPostgreSQL前提 1ファイルから複数のファイルを生成 Q Developer Transforming Mainframe コードリファクタリング