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令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議・第4回アドバイザリーボード 会議資料

令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議・第4回アドバイザリーボード 会議資料

令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議・第4回アドバイザリーボード 会議資料

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  1. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 令 和

    6 年 度 P L A T E A U コ ン ソ ー シ ア ム 第 4 回 定 例 会 議 / 第 4 回 ア ド バ イ ザ リ ー ボ ー ド 2025年3月14日
  2. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  3. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  4. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  5. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 1 2025/3/14 駒澤大学文学部地理学科・准教授 東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)・特任准教授 https://tossetolab.github.io/ [email protected] PLATEAUの整備状況と都市デジタルツイン (UDTs)研究動向を読み解く 瀬戸

    寿一 A02 KOM AZAW A UNIVERSITY Visual Identity Guidelines ロゴタイプ Kマーク+和文ロゴタイプ の組み合わせ は、左の3 種です。 横1 基本形とし 、優先的に使用し ます。 横2 ワンポイント など、 「 横1 」が配置し にく い 場合に使用し ます。 縦1 縦型サインなど、 細長い配置に使用します。 必ずマスターデータを使用してく ださ い。 左記以外の組み合わせを 作成し な いで く ださ い。 縦1 〈アドバイザリーボード話題提供〉
  6. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 2 2025/3/14 • 駒澤大学文学部地理学科・准教授 – (兼務)東京大学空間情報科学研究センター・特任准教授 (グローバル空間データコモンズ社会展開寄付研究部門 シビックテック・デザイン創成寄付研究部門・担当) –

    (兼務)放送大学・客員准教授 • 専門:社会地理学・地理情報科学。博士(文学) – 研究テーマ:参加型GIS (Participatory GIS) シビックテック(Civic Tech) • Code for Japanフェロー • OSGeo日本支部・運営委員(OSGeo Charter Member) • OpenStreetMap Foundation Japan会員 • PLATEAUコンソーシアム・アドバイザリーボード • 国土交通省「デジタル情報活用推進コミッティ」委員 • 情報処理推進機構(IPA)「データ環境推進委員会」委員 • 国土地理院「地理空間情報の活用等に関する関東地域連携協議会」 • 国土交通省「地理空間情報課ラボ」スペシャルサポーター • 内閣官房「イチBizアワード」スペシャルアドバイザー • 都市再生機構「都市再生DX戦略会議」委員 https://tossetolab.github.io/ 瀬戸 寿一
  7. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 3 2025/3/14 Seto, T., Furuhashi, T. and Uchiyama, Y.:

    The Role of 3D City Model Data as an Open Digital Commons: A Case Study of Openness in Japan‘s Digital Twin “Project PLATEAU”, International Archives of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, XLVIII-4/W1-2023, 201-208, 2023.06 https://doi.org/10.5194/isprs-archives-XLVIII-4-W7-2023-201-2023 ▲PLATEAU_LOD1と既存のOSM建物データとの比 較(町丁目単位でのオーバーラップ率(2021)
  8. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 5 2025/3/14 都市の高度な分析/GIS分析等 ・都市の可視化・現状分析 ・都市計画・政策の3次元分析 FGDB/.gpkg/GeoTIFF/ .las等 LOD1〜4 ・ブラウザ上で3D可視化

    ・ストーリー・テリング 3Dtiles/MBTiles/MVT LOD1〜4 ・都市施設等の設計や管理 ・環境シミュレーション .dxf/.dwg等 LOD3〜4 ・BIM/CIMによる施設の 設計・工程管理 IFC/.rvt/.rva等 LOD4 ・モデリングソフトによる 都市や建物CG作成 ・シミュレーション用モデル生成 .obj/.3Ds等 LOD2〜4 ・XRによる将来像体験 ・モデル製作ワークショップ .fbx/.stl/.3mf等 LOD2〜4 ・ブラウザ上で3D可視化 ・空間集計・空間抽出 .geojson/CityJSON等 LOD1〜3 ・GoogleEarth・都市構 造可視化計画ツールで の可視化 .kml等 LOD1〜3 都 市 の 可 視 化 / 市 民 向 け 情 報 発 信 / オ ー プ ン 化 体験型の都市情報発信 都 市 施 設 の 設 計 ・ 管 理 ・ 各 種 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 相互変換 瀬戸寿一 2023.「空間メディアとしての地理空間情報と3D都市モデル」新都市,77(1)(印刷中)
  9. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 6 2025/3/14 「オープンな」実証成果の共有の重要性: 調査中(2025.2時点) ユースケースは ホームページ記載の項目を リスト化した一覧が欲しい! • 121(公共79/民間42)の事例集が公開

    • Githubには88のツール(プログラム)が公開 – Apache License:31,MIT License:21, ライセンス未指定:24 – Star数:PLATEAU-SDK-for-Unity & Unreal(モデリング分野)で多い。 – Fork数:plateau-streaming-tutorial(PLATEAUのデータ提供)で多い。 https://github.com/Project-PLATEAU
  10. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 8 2025/3/14 3次元都市モデル/都市デジタルツイン(UDTs) 研究のトレンド • Web of Science Core

    Collection (統合的な学術文献DB)の英語収録論文*を対象。 *:学術分野において影響力の大きな約12,000誌を収録 • 2014年〜2025年に公刊された文献 • 論題または抄録・キーワードに「3d city model* または urban digital twin*」が含 まれている文献を抽出 • 4,774件の論文が該当。 – うち「3d city model (3952)」・「urban digital twin (669) 」・両語を含む(139)
  11. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 13 2025/3/14 各論文のキーワードから捉えた特徴 ▲円の大きさ: 単語の出現回数に比例 線の太さ: 単語の組み合わせ回数が多い ▲Digital Twin,

    Urban, model* 3d, Cityの各語句を除いたワードクラウド • ”Building”を筆頭に 、“Smart”/”Data”/”Digital”を冠する傾向 • Energy・Smart・(Machine)Learning・Heritageでの成果も近年顕著に
  12. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 15 2025/3/14 年次ごとのキーワードの遷移 • 2020年まで/2020年以降:GIS. Lidar. Visualization ⇔ Twins.

    Simulation. Analysis • BIMやBuildingは年次を問わず多い = 常に学術的な議論に?(長年、未解決)
  13. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 16 2025/3/14 Argota Sánchez-Vaquerizo (2025) 都市の多様性に向けたデジタルツインとメタバース 【概要】 • PLATEAUなど世界の45都市UDTs実装例のメタ分析

    • 多くは既存のGISデータ可視化の拡張段階 • 一部で市民参加型の計画支援ツールに活用 • ゲーミフィケーションを活用した事例も 【デジタルツインの特色】 • 現実の都市:建築基準法や都市計画法など法規制でルー ルを作るが曖昧にできる余地も • バーチャル空間:ソフトウェアの「コード」によって作 られ,厳密な運用が必要。仮想空間は、物理世界の自然 な規則(重力や時間の流れ)もコードによって決まる。 【課題と懸念点】 • デジタル空間やスマートシティのルールを明確にす るため、法律や規制の整備が必要。 • 透明性や公平性を確保し、企業の独占や不正利用を 防ぐ仕組みを考えなければならない。 • 「デジタルの自由」が本当に自由であるためには、 新しいルール作りが欠かせない。 【結論】 • UDTsは都市計画と市民参加に大きな可能性 • デジタル体験の多様化が統合と社会的分断の両方の 可能性を持つことを認識する必要 Argota Sánchez-Vaquerizo, Javier. 2025. 「Urban Digital Twins and Metaverses towards City Multiplicities: Uniting or Dividing Urban Experiences?」 Ethics and Information Technology 27 (1): 4. https://doi.org/10.1007/s10676-024-09812-3.
  14. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議 17 2025/3/14 簡単なまとめ • Project PLATEAUの「3D都市モデル」整備と活用 – 事例:121件のユースケース、88のツール公開。 –

    特にPLATEAU-SDK-for-Unity & Unreal が人気 – 都市可視化・分析,設計・シミュレーションに大別される。 • 都市デジタルツイン(UDTs)研究動向 – 3D都市モデル関連:3952本、UDTs関連:669本 – グリーンサステナビリティ分野で成果増 – 主要キーワード: 2020年まで:GIS, Lidar, Visualization • 2020年以降:Simulation, Analysisへ • PointCloud・Heritageなど新しい活用も • 社会的意義と課題 – PLATEAU・UDTsは市民参加を促進する役割として重要 – デジタル体験の多様化により社会統合と分断の両面性が? – デジタル空間の透明性・公平性の確保に向けたルール整備が急務
  15. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  16. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  17. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1 自治体WG

    令和6年度活動計画 (提案者:株式会社三菱総合研究所) 概要 解決したい 課題 3D都市モデル整備済都市は2023年度末200都市程度に達する見込みだが今後より一層の拡大が期待される。また、地 方公共団体においては様々な情報(技術、事業者、先進事例、課題・対策等)が十分に行き渡っておらず庁内外関係者での 情報共有が望まれる。さらに地域課題解決や行政サービス向上等に効果を発揮する利活用の進展、社会実装が期待される。 3D都市モデルの整備・活用に取り組む地方公共団体や産学の関係主体との情報共有・意見交換を行うことにより、データ カバレッジの拡大、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の普及・拡大、地域課題解決や行政サービスの効率化・ 高度化等に資するユースケース開発の進展など、PLATEAUの社会実装推進につなげる。 WGでの活動内容及び期待される効果 実施スケジュール 連絡窓口 WGの目的 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 地方公共団体・関 係者による情報共有 (主に未活用団 体) 現状・課題、今後の 取組みに関する意見 交換(主に活用団 体) 関連情報の 収集・整理 団体名 株式会社三菱総合研究所 担当者名 林、坂井 メールアドレス [email protected] • WGでの活動内容 - 活動1:地方公共団体・関係者による情報共有(主に未活用団体) 地方公共団体(主に未活用団体)が必要とする情報・知見について、 PLATEAU過年度事業成果の蓄積や先進団体の取組事例紹介等 により共有・周知する。また地方公共団体(公共ユーザー部門会 員)のニーズや民間事業者等(ソリューション部門会員)のシーズを 相互に紹介すること等により官・産間の情報共有を図る。 - 活動2:現状・課題、今後の取組みに関する意見交換(主に活用団 体) 3D都市モデルの整備・活用やオープンデータ化における現状・実 態、直面しうる課題、現時点での対応策や、今後取り組むべき方策 等について情報共有・意見交換を行う。 • 期待される効果 地方公共団体(未活用団体・活用団体)が必要とする情報・知見を関 係者間で共有し、課題や対策を協議することにより、地域・行政の実 態・課題に根差した具体的・実効的な取組みが進展することが期待 される。 情報 共有 機会 現状・課題 等の 情報収集 意見 交換 機会 今後の 取組みの 検討 第1回コンソーシアム会議資料再掲
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    令和6年度活動計画 (提案者:株式会社三菱総合研究所) 主な活動内容(案) 活動内容 テーマ 活動1: 地方公共団体・ 関係者による 情報共有(主に 未活用団体) PLATEAU事業 成果や先進団体 取組事例の紹介 活動2: 現状・課題、今後 の取組みに関す る意見交換(主 に活用団体) • 主に3D都市モデル未活用団体への過年度成果・蓄積情報の提供・共有 • PLATEAU過年度事業による蓄積成果の整理・共有 • 先進的な地方公共団体による取組事例の紹介・共有 ニーズ・シーズ の相互紹介・ 情報共有 • 主に3D都市モデル未活用団体への民間ニーズの紹介・マッチング支援 • 地方公共団体(公共ユーザー部門会員)のニーズの紹介 • 民間事業者等(ソリューション部門会員)のシーズの紹介 • 官・産間の情報共有・マッチング支援 現状・課題等の 情報収集 • 3D都市モデルの整備・活用に取り組んでいる団体の現状・課題の情報収集 (例: 技術面、費用面、体制面、法制度面等) 意見交換 • 課題への対処の実態に関する情報共有 (過年度のPLATEAU直轄事業・補助事業等での具体的な対処方法等) • 課題解決に向けた意見交換 今後の取組みの 検討 • 今後取り組むべき方策の検討・協議 • 主体別の連携・役割分担に関する検討・協議 (国、地方公共団体(各部局)、 民間事業者、大学・研究機関、NPO法人・地域活動団体等) 主に3D都市 モデル未活用の 地方公共団体に 対する周知・ 情報共有 主に3D都市 モデルを活用 している地方 公共団体におけ る活用状況・ 課題・対処方策 等の情報収集・ 意見交換 第1回コンソーシアム会議資料再掲
  19. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 3 自治体WG

    令和6年度活動計画 (提案者:株式会社三菱総合研究所) 活動予定(案) # 時期 第1回 5月~9月 第2回 10月~2月 活動1:地方公共団体・関係者による情報共有 (主に未活用団体) 活動2:現状・課題、今後の取組みに関する意見 交換(主に活用団体) 代表的なアジェンダ • 主に3D都市モデル未活用団体への成果・蓄積情 報の提供・共有、民間シーズ紹介・マッチング支援 • PLATEAU事業成果の整理 • 先進的な地方公共団体による取組事例の収集 • 地方公共団体(公共ユーザー部門会員)のニーズ、 民間事業者等(ソリューション部門会員)のシーズ の収集・相互紹介 • 情報共有機会の開催 • 第1回活動成果の確認 • 情報共有結果を活動2に反映 • 主に3D都市モデルを活用している地方公共団体に おける活用状況・課題・対処方策等の情報収集 (例: 技術面(専門的な情報・知見・人材の不足、利用 端末・通信環境の性能)、費用面(予算確保・庁内調 整)、法制度面(地物・属性の公開可否判断)等) • 課題への対処の実態に関する情報共有 • 課題解決に向けた取組みについての意見交換 • 今後取り組むべき方策の協議・検討・提言 • 関係主体の連携・役割分担のあり方に関する協議 ( 国、地方公共団体(各部局)、民間事業者、大学・研 究機関、NPO法人・地域活動団体等) 第1回コンソーシアム会議資料再掲
  20. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 自治体WG 活動経緯・今後の予定

    活動テーマ アクションアイテム 実施時期 活 動 1 地方公共団体・ 関係者による 情報共有 (主に未活用団体) • 自治体WGへの参加呼びかけ(PLATEAU補助制度活用団体等) 5/下旬~10月 • 自治体WGメンバーへのR5年度補助事業成果に関する情報提供 6/14(金) ※第1回定例会議 ほか • 自治体WGメンバーへのR7年度以降補助事業に関する情報提供 6/14(金) ※第1回定例会議 ほか • 自治体WGメンバーへの民間シーズに関する情報提供(ビジネスWGと連携) 8/下旬~10月 • 官民マッチングイベント協力 (ビジネスWGと連携) 10/1(火) • Project PLATEAU令和6年度地方公共団体関連業務の紹介 6/14(金) ※第1回定例会議 9/13(金) ※第2回定例会議 ほか • 令和6年度PLATEAU研修の紹介 6/14(金) ※第1回定例会議 ほか • 令和6年度PLATEAU研修 成果報告 12/18(水)※意見交換会とあわせて 実施 活 動 2 現状・課題、 今後の取組みに 関する意見交換 (主に活用団体) • 地方公共団体における現状・課題や対処方策等に関する情報収集 (簡易アンケート、個別ヒアリング) 10~12月 ※詳細次ページ以降 • 課題への対処に関する情報共有、課題解決に向けた取組みに関する意見交換会 12/18(水) ※詳細次ページ以降 • 今後取り組むべき方策に関する検討 (事務局案作成、自治体WGメンバー意見照会、とりまとめ) 12~3月 ※詳細次ページ以降 4
  21. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 実施スケジュール

    実施項目 10月 11月 12月 1月 2月 3月 現状・課題等に 関する情報収集 簡易アンケート (メールにて配布・回収) 個別ヒアリング (意見交換会登壇者ほか) 意見交換会 (オンライン) 今後取り組むべき方策検討 5 設計・準備 配布・ 回収・ 集計 ヒアリング 次第等 設定 登壇者等 調整 資料作成・ 調整 意見 交換会 事務局案作成 WGメンバー 意見照会 とり まとめ
  22. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 簡易アンケート(聴取項目)

    • 地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化に係る取組状況、現状での実態・課題、今後取り組むべき事項等について、 コンソーシアム公共ユーザー会員(地方公共団体)を対象とした簡易アンケートを実施。 地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープン化等の取組みに関する簡易アンケート(設問項目) 6 分類 設問項目 選択肢等 1. 自治体概要 • 団体名 • ― • 人口規模 • ― • 団体区分 • 都道府県、政令市、中核市・施行時特例市、・・・・ 2. 3D都市モデルの整備・更新状況 • 3D都市モデルの整備状況 • 整備済、今後整備予定、整備予定なし、・・・ • 3D都市モデルの更新状況 • 更新済、今後更新予定、更新予定ない、・・・ 3. 3D都市モデルの活用状況 • 活用分野・内容 • 都市計画・まちづくり、防犯・防災、地域活性化・観光・コンテンツ、・・・ • 活用分野の広がり • 当初取り組んだ文分野・事業以外への広がり状況 • 今後活用したい分野・内容 • 都市計画・まちづくり、防犯・防災、地域活性化・観光・コンテンツ、・・・ 4. 推進体制 • 主管部署 • 都市計画・まちづくり、防災・危機管理、情報通信・DX・・・ • 庁内連携体制 • 全庁的連携体制、複数部署連携体制、主管部署中心、・・・・ 5. 3D都市モデルの特徴、整備・活 用の意義・効果 • 意義・効果 • ジオメトリ、セマンティクス、都市スケール、世界標準準拠、・・・・ 6. 取組みにあたっての課題 • 現状の課題 • 政策・事業面、財政面、体制・人材面、技術面、法制度面、・・・ 7. 今後の取組み • 今後取り組むべき方策 • 今後取り組むべき方策、取組みが期待される主体、・・・ • 自治体WGへの期待 • 期待する提供情報、活動内容、・・・ 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  23. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 簡易アンケート(概要・速報)

    • 今回アンケートに回答いただいた自治体(73団体)のうち、3D都市モデルを整備済の自治体は63.0%(46団体)。 • 3D都市モデル整備済の自治体(46団体)に更新状況について聞いたところ、「すでに更新している」が19.6%、「今後更新予定」が26.1% だったが、「現時点更新予定はない」が54.3%と半数以上となっており、継続的な更新が課題のひとつであると考えられる。 7 3D都市モデルの整備状況 3D都市モデルの更新状況 63.0% 19.2% 17.8% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%100.0% 整備済 今後整備予定 現時点整備予定はない N=73 19.6% 26.1% 54.3% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%100.0% すでに更新している 今後更新予定 現時点更新予定はない N=46 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  24. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 簡易アンケート(概要・速報)

    • 3D都市モデルの活用分野について、現状では「都市計画・まちづくり」「防災・防犯」が特に多い。 • 活用分野の広がり状況として、当初計画等に対して「他の分野・事業にも活用が広がっている」団体が26.1%、「当初の分野・事業での活用を継続し ている」団体が41.3%となっているが、「当初の分野・事業でもあまり活用されなくなっている」団体も32.6%ある。 • 今後活用したい分野としては、「都市計画・まちづくり」「防災・防犯」が多いが、「地域活性化・観光・コンテンツ」「交通・物流・モビリティ」等についても 活用意向が高い。 8 3D都市モデルの活用分野(現状) 3D都市モデルの活用分野(今後) 56.5% 67.4% 15.2% 4.3% 10.9% 8.7% 6.5% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 都市計画・まちづくり 防災・防犯 地域活性化・観光・コンテンツ 環境・エネルギー 交通・物流・モビリティ 住民参加 その他 N=46 89.0% 63.0% 37.0% 15.1% 30.1% 26.0% 8.2% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%100.0% 都市計画・まちづくり 防災・防犯 地域活性化・観光・コンテンツ 環境・エネルギー 交通・物流・モビリティ 住民参加 その他 N=73 3D都市モデルの活用分野の広がり 26.1% 41.3% 32.6% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%100.0% 他の分野・事業にも活用 が広がっている 当初の分野・事業での活 用を継続している 当初の分野・事業でもあ まり活用されなくなってい る N=46 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  25. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 簡易アンケート(概要・速報)

    • 3D都市モデルの特徴、意義・効果等として重視していることについては、「3Dによる可視化・分析・シミュレーション等ができる(ジオメトリ)」が 93.2%と非常に多く、「多様な属性情報の集計・分析ができる(セマンティクス)」42.5%、「建物単位ではなく都市全体のデータが活用できる(都市 スケール)」35.6%となっている。 • 3D都市モデルの整備・活用に係る課題について、重視する順に聞いたところ、「財政面」を重視する団体が多く(重視①57.5%)、このほか、「政策・ 事業面」(重視度①23.3%、重視度②30.1%、重視度③20.5%)、体制・人材面( 重視度①9.6%、重視度②30.1%、重視度③34.2%)等となっ ている。 9 重視する3D都市モデルの特徴、意義・効果等 3D都市モデルの整備・活用に関する課題 93.2% 42.5% 35.6% 6.8% 2.7% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 3Dによる可視化・分析・シミュレーショ ン等ができる(ジオメトリ) 多様な属性情報の集計・分析ができ る(セマンティクス) 建物単位等ではなく都市全体のデー タが活用できる(都市スケール) 国際標準に準拠したデータでありハン ドリングしやすい その他 N=73 23.3% 30.1% 20.5% 57.5% 26.0% 12.3% 9.6% 30.1% 34.2% 5.5% 13.7% 30.1% 2.7% 1.4% 2.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 重視① 重視② 重視③ 政策・事業面(意思決定、既存の政策・事業との連携等) 財政面(財源確保、コスト抑制等) 体制・人材面(推進体制、専門人材、ICTリテラシー、協力事業者等) 技術面(データ・ソフト等の仕様・機能、利用端末・通信環境等) 法制度面(関連法令・例規への対応等) その他 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  26. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) ヒアリング(概要・速報)

    地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープン化等の取組みに関するヒアリング(主な意見) 10 項目 主な意見・提案等 PLATEAUへの 取組み状況・推進 体制等 • 現状では主に建設系の部署が担当しているが、各分野への展開のため全庁的な勉強会を企画している。 • トップダウンでの政策判断・事業推進に加え、現場レベルでの情報共有等にも取り組んでいる。 • 大学や事業者等とも積極的に情報交換や連携をして事業を展開している。 • 地域のシビックテック団体とも連携し地域での活用展開にも取り組んでいる。 3D都市モデルを 整備・活用する意 義・効果 • 2Dではわかりにくいことも、3Dで表現することにより住民等の理解を深めることができる。 • 特に都市計画・まちづくりや防災分野等で活用が期待される。時系列津波浸水シミュレーションの可視化等により住民にも理 解しやすく表現できる。 • 3Dでわかりやすく表現できることに加え、多様な属性情報があることから、簡易な集計・分析であれば事業者に委託せず職 員自らで行うことができる。 • 3Dでわかりやすく可視化できることに加え、多様な属性情報が標準仕様に沿って集約されているというデータプラット フォームとしての特性がある。 • ゲームとの親和性が高く、観光・集客等の分野でも活用でき、若年層等の関心を得ることもできる。 3D都市モデルの 整備・活用に関す る実態・課題 • 最大の課題は資金面であり、3D都市モデルの整備や維持管理に多額の費用がかかる。 • 現状では都市計画・まちづくりや防災関連の取組みが多いが、福祉・教育・環境など多様な分野での活用を広げ、その効果を わかりやすく示すことが重要。そうでないと整備・更新に費用を投じる判断もむずかしい。 • 3D都市モデルを庁内で紹介する際などPLATEAU VIEWを活用したいが、自治体庁内環境(PC・通信)では重くて動かな いため入口段階でつまづいてしまう面がある。スマートフォンでも動くくらい軽くできると普及しやすくなるのではないか。 • PLATEAU VIEWや直轄ユースケースのOSS、QGIS等に限らず、自治体でのDXを推進していくためには、自治体のIT環 境の向上を図ることが必要と思われる。 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  27. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) ヒアリング(概要・速報)

    地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープン化等の取組みに関するヒアリング(主な意見) 続き 11 項目 主な意見・提案等 3D都市モデルの 整備・活用に関す る実態・課題 (つづき) • 自治体の財政部局においては3Dであるメリットが伝わらず(2Dでも十分なのでは?)、予算措置が厳しい場合がある。3D 都市モデルは多様な属性情報が標準仕様に沿って集約されているというデータプラットフォームとしての特性があり、都市 のデジタルツインを構築するきっかけとなる重要なものであるので、PLATEAUのポイントのひとつとして“3D”が前面に出 てしまうと、デジタルインフラの側面が伝わりづらい。 • 3D都市モデルの整備も重要だが、持続的な維持・更新の仕組みも重要である。更新作業の定型化・自動化やコスト抑制の取 組みも必要である。 • 標準製品仕様書の改定に係るバージョンアップを含め、3D都市モデルの維持・更新に係る負荷・費用等も課題である。 • 自治体によっては、属性情報の公開に慎重なところもある。地方部・過疎地等では個別の建物等が特定しやすいという面も ある。 • 民間事業者にもデータを活用してほしいがなかなか進んでいない。G空間情報センターで公開されているオープンデータの ダウンロード件数やダウンロード者の属性等がわかると活用状況が把握できてよいのではないか。 • 分野によっては点群データの活用可能性が期待されており、3D都市モデルとの連携もできるとよい。 • 大規模な都市では3D都市モデルの整備・更新にも複数年度を要する場合があるが、現状の補助制度では毎年度ユースケー ス開発を行う必要がある。複数年度に渡るユースケースも考慮いただけるとよい。 今後取り組むべき 方策・主体間の役 割分担等 • 複数の自治体間での情報共有や連携が重要と考える。3D都市モデルは標準化されているので他の自治体の取組みをモデ ルとして展開しやすい。 • 自治体どうしの情報交換・意見交換やアイデア創出等が行えるとよい。 • 既存・継続の事業者だけでなく、幅広い事業者の製品・サービスを比較・検討したい。マッチングイベントも有効な機会。 第3回コンソーシアム会議資料再掲
  28. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 意見交換会

    地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープン化等の取組みに関する意見交換会 開催概要 12 項目 内容 日 程 2024年12月18日(水) 10:00~12:00 方 法 オンライン会議 (Microsoft Teams) 主旨・目的 • 地方公共団体における3D都市モデルの整備・活用・オープン化に係る取組状況、実態・課題を共有する。 • 課題への対応方策等について情報共有・意見交換を行い、今後取り組むべき方策を検討する。 • ステークホルダー(地方公共団体・事業者)間のコミュニケーション・連携・協働の契機とする。 参加者 登壇者 ・地方公共団体職員 いの町、玉名市、甲府市、さいたま市、高知県 ・コード・フォー・ジャパン (自治体DXに関する有識者・実務者) ・福山コンサルタント (3D都市モデルの整備・活用に係る実務者) ・三菱総合研究所 (司会・進行) 参加者 自治体WGメンバー (地方公共団体・事業者) プログラム • 主旨説明・論点提示 (三菱総合研究所) • アンケート結果概要紹介 (三菱総合研究所) • 研修実施概要紹介 (コード・フォー・ジャパン、福山コンサルタント) • 取組紹介・話題提供 (地方公共団体) • 質疑応答・意見交換 (地方公共団体、コード・フォー・ジャパン、福山コンサルタント、三菱総合研究所、オンライン参加者) • まとめ (三菱総合研究所) • 12/18(水)午前にオンラインでの意見交換会を開催。
  29. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 意見交換会

    13 登壇自治体からのプレゼンテーション(一部・例) 高知県いの町 熊本県玉名市 • 防災分野から活用をスタート。 • 高知県近隣市町村との連携を期待。 • 予算化にあたっての財政説明の際、単一の分野でなく多様な分野 での3D都市モデル活用と効果発揮が必要との指摘あり。 • 庁内全部署集合による勉強会を開催。 • 2019年度から都市構造の3D可視化事業に取り組む。 • 防災、まちづくり、観光など多様な分野で3D都市モデルを活用。 • 3D都市モデルの維持・更新、バージョンアップ等の課題を認識。 • 効果発揮のためには近隣等複数市町村の連携が必要。 • 大学等との連携により技術知見や人材不足を補強。
  30. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 意見交換会

    14 登壇自治体からのプレゼンテーション(一部・例) 山梨県甲府市 埼玉県さいたま市 • 2022年度、3D都市モデルを整備し、ドローンナビゲーションの 分野でユースケース開発(国直轄事業)。 • 2023年度、事業者の協力を得て庁内勉強会を開催。 • 2024年度、PLATEAU研修にてより具体的な研修・検討。 • 多分野での取組み展開を検討中。民間での活用にも期待。 • 2020年度の初期整備以降、3D都市モデルの拡充・更新を継続。 • マインクラフトのワークショップ・コンテスト、時系列洪水浸水想定、 太陽光発電、地下埋設物等、多様な分野で3D都市モデルを活用。 シビックテック団体等とも連携。 • 自治体版PLATEAU VIEWも構築。 • 3D都市モデルを活用したEBPM推進研修の実施。
  31. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 意見交換会

    15 登壇自治体からのプレゼンテーション(一部・例) 高知県 • 2023年度、高知市の一部の3D都市モデルを整備。 • 2025年度以降、太平洋沿岸19市町村の津波浸水想定区域を主 な対象として3D都市モデルの整備・活用を推進する方針。 • 県庁内各部局や県内市町村と連携した3D都市モデルの整備・活 用の方向を企図。
  32. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 意見交換会

    16 意見交換会での主な意見・提案等(一部・例) 論点 主な意見・提案等(一部・例) 活用分野 • ゲーム、VRなど、体験性の高い取組みにより、住民・大学等の注目を集め参画を得ることもできる。 • 3D都市モデルを活用した多世代の交流や高齢者の見守りなど、福祉分野等での活用も期待される。 • 地域・行政の課題解決に活用するためには、一定以上の属性情報が付与されていること、他のオープンデータとあわせた 活用などが必要である。 人材・体制 • PLATEAU研修については、現状では都市計画部門の職員中心のケースが多い。多分野からの参加を期待したい。 • 多分野への展開に向けて勉強会等を開催しているところ。他自治体の取組みの情報に対するニーズもある。 • 都市部局とシティプロモーション部局との連携により、まちづくり分野での展開を広げることができる。 • 3D都市モデルありきのアプローチではなく、地域・行政の課題解決の視点から総務部門やDX部門と連携を図ることが重 要。 • 政策立案は一部の部署が一部の時期に行うものであるため、より日常的な業務に3D都市モデルの活用を落とし込んでい く必要がある。 • ある自治体の取組事例について、民間事業者が他自治体に紹介するようなかたちで横展開するパターンも考えられる。 • 自治体の人材・リソース不足等について、外部リソース(シビックテック団体、民間事業者等)の参加・協力を得て対応してい く方向性もある。 技術 • 3D都市モデルを円滑に活用するためには一定以上のICT環境(PC、ネットワーク等)が必要であり、自治体としても充実 を図る必要がある。
  33. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 活動2(現状・課題、今後の取組みに関する意見交換) 今後取り組むべき方策

    17 今後取り組むべき方策 (来年度以降の自治体WGにおける活動内容) (例・素案) テーマ 自治体WGの活動内容(例・素案) 1. 事務局からの情 報提供 • 国による取組みに関する情報 (先進的なユースケース開発、標準仕様書等の改定、補助事業、研修、マッチングイベント、ア イデアソン・ハッカソン、コンテスト等) • 自治体による取組みに関する情報 (補助事業での取組み事例、自治体独自の取組み事例等) • 民間等による取組みに関する情報 (地域・行政の課題解決に資する製品・ソリューション等を有する民間事業者、大学・研 究機関、シビックテック団体等) • その他まちづくりDXに係る政策・事業の動向 等 2. WGメンバー間 の情報共有・コ ミュニケーション • 自治体による取組みの内容、実態・課題、解決策等に関する事例のメンバー相互での紹介・共有 • 自治体に共通する課題と対応方策(政策・事業、人材・体制、技術、法制度等)に関する協議・検討 • 学習・研修機会等の情報共有、3D都市モデルの整備・活用方法等に係る知見・ノウハウの共有 • 自治体メンバーどうしの情報共有・コミュニケーション機会 • 自治体と民間事業者、大学・研究機関、シビックテック団体等との情報共有・コミュニケーション機会 等
  34. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 令和7年度補助事業に関する検討・調整状況 •

    令和7年度PLATEAU補助事業に向け、6月に概算要望調査の第1回、9月に第2回を実施し、ヒアリング・企画検討支援を実施。 • 12~1月に本要望調査を実施、3月に内示示達を予定。 • 補助事業の検討・要望に係るドキュメント類(事業計画書、実施計画書、業務発注仕様書等)の様式・雛型を改定。 • 別途、令和6年度PLATEAU研修事業等を活用し、令和7年度補助事業検討団体の事業企画・検討等を支援。 実施事項 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 全国説明会 概算要望調査(第1回)関連 概算要望調査(第2回)関連 本要望調査関連 【参考】 PLATEAU研修による企画支援 【参考】 事業計画書・実施計画書(様式)・ 業務発注仕様書(雛型)の改定 説明会 6/13 概算要 望調査 第1回 ヒアリング・ 企画支援 第1回 概算要 望調査 第2回 ヒアリング・ 企画支援 第2回 本要望 調査 内示 示達 令和6年度研修事業採択団体(7団体)での研修実施 令和6年度研修事業非採択団体への情報提供・企画支援等 成果 報告 事業計画書・実施計画書 (様式)改定 業務発注仕様書 (雛型)改定 18
  35. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  36. 2 ビジネスWG運営趣旨 / 会議#2 開催趣旨 ビジネスWG 運営趣旨 本日の 開催趣旨 課題意識

    ビジネスWGの 目指す姿 目的 ゴール • ビジネスWGの本年度活動実績と次年度の活動方針案のご報告 • 本WGを通じた民間事業者間の新規ビジネス創出に向けた取り組み の意義のご共有 • 民間事業者同士のビジネス創出におけるビジネスWGの活用価値を 理解し、次年度の活動に向けた準備が整う • ビジネスワーキングの取組として会員同士のコミュニケーション・ネットワー キングを推進し、構築されたネットワークを活用し、将来的にはコミュニ ティ内から継続的なビジネス創出が可能な状態を目指す • 会員同士のネットワーキングチャネルが有効活用されていないため、 PLATEAUとして民間事業者同士の技術的な交流やビジネス創出が 充分に推進できていない
  37. 3 ビジネスワーキング会議#1 本日の目次 I. 本日の位置づけ(10分) II. 民間マッチング支援イベントの報告(15分) III. PLATEAUを活用した民間発ビジネスケースの共有(20分) ①

    株式会社パソナ 「デジタルツイン活用ワークショップ」 ② 株式会社ヘリシティ 「ビル風解析検討アプリ」 IV. 次年度方針と意見収集のご依頼(10分) V. Q&A(5分)
  38. 4 将来的にはコミュニティ内から継続的なビジネス創出が可能な状態を目指す ビジネスワーキングが目指す状態 ビジネスワーキンググループにおけるマッチングのゴール ビジネスWGに属する会員のニーズが可視化され、 必要なコミュニケーションが取りあっている状態 - 3D都市モデルを活用して自社が何をしたいの か、他社・地方公共団体が何をしたいのかをビ ジネスWGに属する会員が把握できる

    創出したビジネスの販路が地方公共団体・民間問 わず存在し、アプローチがしやすい状態 - ビジネスWGに属する会員のニーズを把握できて いるため、精度の高い営業活動が実施できる ビジネスワーキングをプラットフォームとして 会員同士のビジネスが生まれ続ける状態 地方公共団体 市民 サービス販売 サービス販売 サービス提供 シーズ 事業者 シーズ 事業者 ビジネスWG シーズ 事業者 ニーズ 事業者
  39. 5 ニーズの再収集と共有、マッチングの機会の提供を行う ビジネスWGにおけるマッチングのゴールに向けた課題とアクション 地方公共団体 市民 サービス販売 サービス販売 サービス提供 シーズ 事業者

    シーズ 事業者 ビジネスWG シーズ 事業者 ニーズ 事業者 イメージ図 ビジネスWGに属する会員 のニーズが可視化されてい る状態 創出したビジネスの販路が 地方公共団体・市民問わず 存在する状態 ➊精緻なニーズ・シーズの収集 • 現時点で事業者討議ができる情報 が揃っていない ➋ニーズ・シーズの展開 • 秘匿性が高い情報含め、クローズ 含む情報提供ができていない ➌ニーズ・シーズの交流 • 自治体宛・民間同士のコミュニケー ションが盛んにできていない ゴール 課題とアクション
  40. 6 今年度、ビジネスWGにおいて3つの取組を行い、民間事業者同士のニーズ・シーズの交流により、今後の継続的 な協業展開への期待感を醸成できた ビジネスWGにおけるマッチングのゴールに向けた実施事項 ゴールに向けた今年度の実施事項 ➊精緻なニーズ・シーズの収集 • ニーズ収集アンケートの実施 - 事業者が抱える課題と保有する技術を収集

    ➋ニーズ・シーズの展開 • 個別マッチング会の実施 - ①の結果を基に、ニーズ事業者とシーズ事業者を引き合わせ ➌ニーズ・シーズの交流 • マッチングイベントの開催 - 自治体:イベント実施後に個別相談会を調整 - 民間:①の結果を基に、多くの事業者に該当しそうなニーズ・シーズをイベン ト形式で紹介 ビジネスWGに属する会員のニー ズが可視化されている状態 創出したビジネスの販路が地方 公共団体・市民問わず存在する 状態 ゴール
  41. 7 業界別関心テーマを見ると、3D都市モデルを活用した事業・サービス開発の構想において、特に防災・防犯、都 市計画で関心が高いとともに活用構想を持つ割合も高く、具体的な実装イメージを持っている事業者が多い ①精緻なニーズ・シーズの収集 ビジネスワーキング#1アンケート結果 業界別関心テーマ N=61(アンケートを提出した事業者) サービス業 (N=5) 学術研究,専門・

    技術サービス業 (N=25) 金融業,保険業 (N=3) 建設業 (N=9) 情報通信業 (N=18) 製造業 (N=1) 3 2 5 1 3 2 2 1 111 18 20 14 16 14 12 8 4 3 2 0 0 130 19 22 19 17 17 21 10 4 4 2 14 活用構想有 活用構想無 2 1 1 19 2 4 1 3 1 5 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 21 3 4 1 4 0 5 1 2 0 0 1 合計 2 1 1 6 2 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 3 1 1 0 0 0 2 0 0 0 1 1 2 1 33 6 6 5 3 3 4 4 1 1 0 0 4 0 0 0 0 0 37 6 7 5 3 0 4 5 1 1 0 5 5 7 2 1 1 1 69 9 5 8 12 9 8 6 4 6 17 0 2 0 0 86 0 12 10 13 9 14 7 4 6 2 9 1 4 1 1 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1 1 0 0 0 0 0 1 1 0 1 45 7 1 38 36 29 35 28 29 20 12 11 242 全テーマ 10 11 3 5 3 5 0 4 0 287 48 47 36 38 33 32 25 12 12 4 防災・防犯 都市計画 インフラ管理 観光・ 地域活性化 環境・ エネルギー 行政DX モビリティ 教育 エンターテイメント 小売 全テーマ
  42. 8 ②③ニーズ・シーズの展開・交流|マッチングパターンと支援メニュー ニーズ事業者×シーズ事業者 民間ユーザー (ニーズ事業者) ソリューション/ スタートアップ (シーズ事業者) R&Dや事業化に向けたパートナリング シーズ事業者×シーズ事業者

    ソリューション/ スタートアップ (シーズ事業者) ソリューション/ スタートアップ (シーズ事業者) 新たな技術・サービス開発のパートナリング 地方公共団体×シーズ事業者 地方公共団体 ソリューション/ スタートアップ (シーズ事業者) • 業務の効率化を図るためにDXに取り 組みたい・・・ • 今まで他の領域で実装した3D都市モ デルを別の領域でも活用してみたい・・・ • 解決したい課題はあるが、解決の方策 が思いつかない・・・ サービス実装のパートナリング 自治体マッチング支援 民間マッチング支援 • 課題はあるが、どのように対処すれば いいのかわからない・・・ • 新たに事業投資を行うR&D領域は あるのだが、具体的なパートナー候補 を知りたい・・・ • 事業化のイメージはあるのだが、実装 を担当出来る企業を探している・・・ • 自社だけでは技術要素に留まるので、 サービス化まで手伝ってほしい・・・ • 今まで他の領域で検証した3D都市モ デルの領域に併せてVerUpしたい・・・ • 自社の技術要素と組み合わせると新 たな価値創出が出来そうだが、その対 象が見つかっていない・・・
  43. 9 本年度は昨年度比1.5倍の自治体が参加。3D都市モデルの関心の増加に加え、今年度はユースケースの紹介 をメインとしたことから参加ハードルが下がったことが要因と考えられる ②③ニーズ・シーズの展開と交流 自治体 イベント参加実績(「県/地方整備局、市区町村」分類) 昨年度と今年度の参加自治体数の比較 参加理由 13 16

    49 96 昨年度 今年度*1 62 112 +81% 都道府県/地方整備局 市区町村 1 ユニーク数 94 94 78 49 14 13 オンライン参加が可能だったから 3D都市モデルの整備に関心があるから 3D都市モデルを整備済みで、活用方法に関心があるから 地域の課題解決に役立つ可能性を感じたから 日程が参加しやすかったから 予算編成の参考にしたいと思ったから
  44. 10 個別相談実績が前年度の8件から20件へと2.5倍に増加、また、実施自治体数も約3倍に増加しており、自治 体の3D都市モデルへの関心が着実に高まっている ②③ニーズ・シーズの展開と交流 自治体 個別相談実績 個別相談 実施数 個別相談 実施自治体数

    前年度 今年度 全体 Day1 (防災) Day2 (都市計画) Day3 (観光) 全体 Day3 (行政DX) Day3 (環境) 8件 4自治体 20件 11自治体 6件 6自治体 13件 8自治体 1件 1自治体 0件 0自治体 0件 0自治体 2.5倍
  45. 11 自治体マッチングにおいて、大規模自治体での実証段階から小規模自治体を含めた実装・展開フェーズへと移行 するため、UC開発の拡充とより実践的な支援体制の構築を実施する ②③ニーズ・シーズの展開と交流 自治体 今年度成果と次年度の方針 今年度成果 次年度方針 • 小規模自治体向けのDayを設計

    • 複数年参加自治体に対する新規ユースケース紹介 • 自治体の活用を促進できる支援体制の構築 - システム・アプリの体験会の実施 - 自治体間の横のつながりの紹介 更なる自治体マッチングの推進に向けた取組 • 防災分野における自治体の3D都市モデル活用の需要に対し、次 年度以降も防災分野のUC拡充を実施 • 一部の先進自治体向けに新規性のあるUC開発も実施 イベント 参加者数の 顕著な増加 3D都市モデル 活用への 関心惹起 • 昨年度の1.5倍の自治体が参加し、3D都市 モデル活用への関心を惹起 • R8年度補助事業に向けた企画組成において 自治体と事業者のマッチング完了 • 次年度に向けたスタートダッシュを切ることがで きる状態である 次年度に 向けた 改善点の収集 • イベント後のアンケートで、本イベントや自治体 が求める支援、今後参加したいイベントに関す る意見を収集 • 次年度の改善点として認識
  46. 12 ①で収集したアンケート結果をもとに民間マッチング支援イベントを開催し、個別マッチング会は20件、2回目討議 実施済みが5件と、イベントが実効性の高い事業開発の場として機能している ②③ニーズ・シーズの展開と交流 民間 個別マッチング会ステータス(1/2) 検討テーマ # マッチング事業者 事業者

    詳細 ステータス PLATEAUデータの データベース化 1 62Complex 大林組 • 3D都市モデルを活用した、全自動化された人流シミュレーションに関心あり • 技術的に実装可能な項目及び要素を2回目討議として実施済み スマートシティ関連ソフトウェア のデータプラットフォーム活用 3 AVEVA ラック • シーズ事業者のサービスを活用している企業と企業をつなぐプログラム内で、ニーズ事業者が開 発したサービス・アプリケーションを掲載する方向で協議中 Re:Earth販路拡大 における協業 2 アイサンテクノロジー Eukarya • シーズ事業者が販促用ライセンスを付与し、ニーズ事業者側のチャネルを活用した販売展開を企図 • 協業方針について2回目討議を実施済み 人流・車流シミュレーションの VRコンテンツ化 4 62Complex パナソニック • 人流や車流のシミュレーション結果を自社で開発しているVRコンテンツと組み合わせたい • これまでの事例・知見から対応可能性が高いため、対面にて討議を実施済み ダイナミックレート算出に 向けた協業 5 AVEVA CesiumGS • シーズ事業者のパートナーがダイナミックレートの算出でニーズ事業者の地図情報の活用に関心 • 3社で2回目討議を実施済み 罹災証明DXにおける協業 6 シナスタジア 草野測器社 • ニーズ事業者は開発を自社で持っていないため、シーズ事業者が検討しているソリューションの協 業余地について今後協議を続ける 人流・車流シミュレーションの VRコンテンツ化 7 大日本ダイヤ コンサルタント パナソニック • 人流や車流のシミュレーション結果を自社で開発しているVRコンテンツとの組み合わせを模索 • シーズ事業者が持つ過去事例から対応可能性が高く、詳細討議を実施予定 防災におけるAIを用いた 災害予測 8 62Complex 草野測器社 • 点群データをこれまでの業務で収集しているため、そのデータを用いて災害予測の解析をしたい • シーズ事業者が保有する技術にて開発可能性が高く、継続討議を実施予定 Cesiumの最新機能の アップデート共有 9 F8 CesiumGS • 今後のソリューション開発やコラボの観点で、シーズ事業者の最新機能のアップデートを提供 • ニーズ事業者のビジネス開発チームと再度議論予定 統合的なまちづくり シュミレーション 10 62Complex 市浦ハウジング& プランニング • 新規に開発される街区にて滞留空間や環境、日照等の統合的なシミュレーションを実施したい • 2回目討議として、複数の企画案を設計し、必要となるコストを算出予定 NDA締結中/ 2回目討議実施済み 2回目討議 実施済み 2回目討議 調整中 福島県内の自動運転 における協業 11 アイサンテクノロジー 草野測器社 • 自動運転の社会実装に向けた福島県内における実証実験について、2回目討議を実施予定 企業名・テーマは 営業情報含むため非公開
  47. 13 現時点で2回目討議が発生していない案件においても、技術を持つ企業にて社内検討中のものが多く、今後のビ ジネス創出に向けた動きが期待できる ②③ニーズ・シーズの展開と交流 民間 個別マッチング会ステータス(2/2) オープンソースによる 避難シミュレーションの開発 ヘリシティ 大林組

    • 避難・屋外騒音シミュレーションの開発において、実務での使用に適した評価軸への実装が可 能な有望なオープンソースが発見された場合、シーズ事業者より共有予定 PLATEAUデータの データベース化 Eukarya 大林組 • PLATEAUのOSSを再構築したい、というニーズに対して、シーズ事業者で要件を伺いつつ、開 発可能性について継続討議予定(討議にあたり、NDA締結中) 浸水深データの可視化 東京設計事務所 Eukarya • 浸水深データを保有しているものの、フロントエンジニアがおらずUI/UXに実装できない状況 • ニーズ事業者において実施内容を確定の上、予算見積もりを提出予定 PLATEAUデータの データベース化 大林組 Cesium • ニーズ事業者より提示された要件が他企業にとっても有用である場合は追加開発を検討予定 • ニーズ事業者側の担当者が本社に対して要件に基づく開発の可能性を確認中 浸水深データの可視化 東京設計事務所 フォーラムエイト • 浸水深データを保有しているものの、フロントエンジニアがおらず可視化できない状況 • ニーズ事業者において実施内容を確定の上、予算見積もりを提出予定 点群データのモデル化による デジタルコンテンツへの活用 ローカスブルー キャドセンター • 現状の技術において、取得済み点群からの地物分類に関しては協業の可能性が見込まれる • 点群活用に関する知見が不足しており、今後の協業においては開発段階からの着手が必要 PLATEAUデータの データベース化 AVEVA 大林組 • 本案件は先進的な取り組みとして認識されるため、シーズ事業者において社内の知見を再度 収集し、有用な情報があればニーズ事業者側に共有する 人流シミュレーションの可視化 シナスタジア 市浦ハウジング& プランニング • 人流シミュレーションの可視化ツールについて、海外製SWのカスタマイズに課題があることが判明 • 利用中のツール開発企業との確認が効率的であると判断し、継続的な協議は実施しない Cesiumの最新機能の アップデート共有 12 14 13 15 16 17 18 19 20 国際航業 Cesium • 開発に関する要望事項や質問がある場合は、ニーズ事業者側のコミュニティ内での対応を継続 予定 クローズ 社内検討中 検討テーマ # マッチング事業者 事業者 詳細 ステータス 企業名・テーマは 営業情報含むため非公開
  48. 14 ビジネスWG内のニーズ・シーズの展開と交流によって初年度ながら事業化に繋がるマッチングを組成できており、持 続的な価値創造の基盤として次年度以降も発展させていく ②③ニーズ・シーズの展開と交流 民間 今年度成果と次年度の方針 今年度成果 次年度方針 更なるビジネスマッチングの推進 -

    ニーズ・シーズを業界やカテゴリごとに分類+複数Dayを設計 • 登壇者の拡大及び参加者の興味・関心のあるテーマの明確 化を図ることで、より効果的にマッチングへの意欲を惹起する - 登壇企業に関する情報連携の早期化 • アジェンダや登壇者情報をより事前に共有することで、参加者 の興味があるアジェンダの明確化と対象時間の参加枠確保を 促す イベントの 高い満足度 ビジネス マッチング 実績の創出 • 初年度の取り組みながら、参加者満足度 90%超を達成 • 事前に会員のニーズ分析を実施し、コンソ会員 に刺さる内容を選定したうえでイベント開催 • 合計20件の個別マッチング会を開催 • 上記のうち、25%が事業化に向けた複数回討 議を実施 持続的な 事業創出基盤 の確立 • コンソーシアム会員間の関係構築 • 異業種連携による新規ビジネス創出の可能性 を開拓 • 今後の継続的な協業展開への期待感醸成 民間事業者向けイベントの開催 - コンソ会員同士が自由に交流できるイベントの設計 - 最新技術・最新ユースケースの共有を実施
  49. 15 次年度は民間向けに、民間マッチングイベント、ビジネスワーキング会議、民間事業者交流イベントを、自治体向 けに自治体ユースケース紹介イベントを開催予定 次年度開催するイベント(予定) 概要 開催形式 イベント 時期 • オンライン想定

    • 小規模自治体向けのDayや複数年参加自治体向け のDayなど今年度とは異なる切り口でイベントを設計 • ニーズ・シーズを業界やカテゴリごとに分類し、複数Day を設計 • 今年度よりも早期に開催し、事業化の確度を高める • #1では、民間マッチングイベントの案内を実施 • #2では、年度の振り返りと次年度方針の共有を実施 • コンソ会員同士が自由に交流できるイベントの設計 • 技術交流の場として活用 • 9月下旬(予定) • 時期未定 • #1:8月下旬(予定) • #2:1月下旬(予定) • 6月下旬(予定) 自治体 ユースケース 紹介イベント 民間 マッチング イベント 民間事業者 交流イベント ビジネス ワーキング 会議 民 間 自 治 体
  50. 16 ビジネスワーキング会議#1 本日の目次 I. 本日の位置づけ(10分) II. 民間マッチング支援イベントの報告(15分) III. PLATEAUを活用した民間発ビジネスケースの共有(20分) ①

    パソナ 「デジタルツイン活用ワークショップ」 ② ヘリシティ 「ビル風解析検討アプリ」 IV. 次年度方針と意見収集のご依頼(10分) V. Q&A(5分)
  51. 17 92 作品は全て山口県デジタル技術振興財団のHPで 公開されておりますので、是非ご覧くださいませ URL:https://www.newmediaplaza-yamaguchi.com/digitaltwin/ 91 2.サービス概要(事例紹介) 【事例紹介】 お客様:山口県/一般財団法人 山口県デジタル技術振興財団

    様 内容:地域課題解決のためにデジタルツインを活用し住民参加型のワークショップを開催 テーマ:観光・防災・まちづくりなどの住民が課題を持ち寄り、 課題解決ができるような、デジタルツインで表現したい内容を検討 コース:①表現人コース ∟地域の魅力や様々なデータを、参加者がご自身でデジタルツイン上に デジタルアーカイブ作品として作成し、Web上で公開するコース。 ②創造人コース ∟地域課題を解決するサービスアイデアをグループワーク形式で創出し、 専門家が実際にデジタルツインプラットフォーム上でプロダクト開発・公開するコース。 株式会社パソナ PLATEAUを活用した民間発ビジネスケースの共有① 90 2.サービス概要:CivicEarth(シビックアース) プラットフォームに Re:Earthを活用します ~ソリューションの流れ~ ①課題整理企画 解決したい課題や実現したい未来を一緒に整理し、 デジタルツイン技術の活用を検討します。 ②プラグイン開発 プラットフォームのカスタマイズが必要な場合は 開発をご支援します。 ③分析・管理・シミュレーション 分析、シミュレーションを行い、 分析結果をもとに課題解決の方向性を検討します。 ④運用サポート 環境の整備や定期的なデータ投入など、必要に応じて運用面もご支援します。 ~地域課題の解決を目指すスマートシティソリューション~ デジタルツインの基盤となるプラットフォーム【Re:Earth】 を活用し お客様の解決したい課題や、目指す未来を実現するために パソナがお客様に伴奏してご支援するトータルソリューションです。
  52. 18 108  3D都市モデルの具体的な活用方法 - アプリケーションに入力するCADデータは3dm形式のため、PLATEAUデータを適切に加工することで3dm形式に変 換する手順を確立しています。 1. PLATEAU SDK

    for Unityを用いて、PLATEAUのデータをOBJ形式で出力 2. OBJデータをCADソフトウェアであるRhinoに読み込み、スクリプトによる形状修正や形式変換、一部手作業による 穴埋めを行って、3dm形式のCADデータを生成(ほとんどの処理が自動実行可能) 3.ソリューション概要 ビル風解析事例(前橋市) 107  主な機能の説明 - Windows用のGUIから、シミュレーションに必要な以下の項目を設定して実行すると、自動でビル風計算結果 (OpenFOAM形式)が出力されます。風環境指標のような、ビル風解析に特有の変数も出力できます。結果は、 ParaViewなどのソフトウェアを用いて可視化できます。 - 必要項目:計画建物、周辺建物、植栽形状などのCADデータ、べき乗流速条件、メッシュ粗密設定など  技術面での特長 - Grasshopperを活用して、GUIでの入力項目からOpenFOAMでの計算に必要なファイルを自動生成しています。こ れにより、ユーザーはOpenFOAMに関わる煩雑な設定を意識することなく計算が実行できます。 3.ソリューション概要 Grasshopper構成図 株式会社ヘリシティ PLATEAUを活用した民間発ビジネスケースの共有② 105 2.サービス概要:ビル風解析検討アプリ 本 サ ー ビ ス の 提 供 価 値 【ビル風計算を低コストで自動実行可能】 • 無償の流体計算ツールであるOpenFOAMを用いて、複数 風向のビル風計算をWindowsのGUIから自動実行できる • また、PLATEAUデータを組み込む方法も確立しており、 PLATEAUデータを活用することも可能 対 象 業 界 • 主に流体シミュレーションを活用している建築・建設業 導 入 事 例 • ㈱日建設計様のご依頼により開発・導入 サービス詳細 背 景 課 題 • 高層建築物はビル風発生の原因になるため、設計時に周 辺環境への配慮が必要 • ビル風被害を最小限にするため、CFD(数値流体シミュ レーション)を実施することが一般的 • この際、建設予定の建物だけでなく、周辺建物や地盤も考 慮した大規模空間でのビル風計算を行う必要がある 1. 複数風向の影響を考慮する必要があり、計算ケース数が 多く煩雑になる 2. 計算規模が大きくケース数が多いため、商用ツールの使 用ではライセンス消費数が多くなる 背景・課題
  53. 19 今年度のビジネスWGで有効だった取り組み ビジネスワーキング会議#2 アンケート結果 事業参画経験のない事業者における3D都市モデル活用意欲やWGへの参加意欲を高めるために、具体的なビ ジネスケース共有が効果的で次年度も継続して実施する 14 (56%) 11 (44%)

    民間発ビジネスケースの共有 6 (35%) 11 (65%) 民間マッチングイベント/ 個別マッチング会 5 (36%) 9 (64%) 自治体ユースケース紹介イベント/ 個別相談会 4 (67%) 2 (33%) 特になし 25 17 14 6 ビジネスWG内で特に有効だった取り組み N=45 示唆 • 事業参画経験がある事業者は、事業者もしくは自 治体とのマッチングへの評価が高い • 一方で、事業参画経験のない事業者は民間ビジネ スケースの共有への評価が高い • 参入方法や機会の理解が不十分と想定される事業 参画経験のない事業者の巻き込みにおいて、具体的 なビジネスケース共有が効果的な可能性有 事業参画無 事業参画有
  54. 20 次年度のビジネスWGへの期待 ビジネスワーキング会議#2 アンケート結果 PLATEAU事業への参画経験の有無によってビジネスWGへの期待が異なる結果になっており、3D都市モデルに 関する技術的な情報発信を増やす必要がある 次年度のビジネスWG内への期待 示唆 • 事業参画の経験がある事業者は会員同士のネット

    ワーキングイベントに関心が高い • 一方で、事業参画経験のない事業者は、技術への ワークショップ・トレーニングへの関心が高い • この結果から、事業参画経験のない事業者は、 3D 都市モデルに関する情報をキャッチしきれていない状 況と推察 • 両者のニーズを満たすべく、開発技術の展示会等の イベントを実施することも一案 16 (53%) 14 (47%) PLATEAUを活用した ユースケース事例紹介 8 (38%) 13 (62%) 公共セクターとの連携強化や 官民協働プロジェクトの推進 8 (44%) 10 (56%) 異業種間コラボレーションを 促進するマッチングイベント 5 (28%) 13 (72%) 会員同士の ネットワーキングイベントの開催 12 (80%) 3 (20%) PLATEAUの技術的側面に関する ワークショップやトレーニングの提供 8 (62%) 5 (38%) ビジネスWGの活動成果や 参加メリットの明確化 7 (78%) 2 (22%) スタートアップや中小企業向けの 支援プログラムの実施 特に期待はない。 現状で満足している 30 21 18 18 15 13 9 0 N=45 事業参画有 事業参画無
  55. 21 追加情報要望 ビジネスワーキング会議#2 アンケート結果 事業参画有無にかかわらず、PLATEAUに関する補助金や支援制度の情報を求めており、News letter的に適 時的な情報発信・周知を強化する 12 (60%) 8

    (40%) 他システムとの連携事例 8 (50%) 8 (50%) データ形式・仕様の詳細 10 (71%) 4 (29%) システム連携仕様 8 (67%) 4 (33%) ユースケース別の技術要件 7 (64%) 4 (36%) 11 (46%) 6 (86%) 1 (14%) 13 (54%) データ更新スケジュール 1 (33%) 補助金・支援制度情報 2 (67%) 特になし 24 20 16 14 12 11 7 3 自治体向け導入ガイド 技術検証レポート・ガイドブック以外の追加情報要望 示唆 • PLATEAU事業への参画有無に関わらず、補助金 や支援制度の情報を求めている • また、事業参画経験のない事業者は、技術要件や 連携仕様などを高い割合で求めている • 次年度は補助金や支援制度の適時的な情報提供・ 周知と技術情報の発信を強化する N=45 事業参画有 事業参画無
  56. 22 登壇意思 ビジネスワーキング会議#2 アンケート結果 次年度のビジネスWGに登壇意思のある企業は、事業参画経験有の企業が多いが、参画経験無であっても、一 度登壇した企業は次年度も登壇意思を示しており、主催側の依頼による活用意欲・参加意欲惹起が必要 1 (20%) 4 (80%)

    是非登壇したい 4 (44%) 5 (56%) 機会があれば登壇したい 18 (58%) 13 (42%) 聴講のみで良い 5 9 31 登壇意思のある企業一覧 次年度のビジネスWGの登壇意思 N=45 事業参画有 事業参画無 事業 参画 経験無 事業参画経験有 登壇 経験有 登壇 経験無 • アイサンテクノロジー • フォーラムエイト (担当者違いで2名) • 福山コンサルタント • ユーカリヤ • 国際航業 • 構造計画研究所 • 大林組 • PLATEAU Windows • 62Complex • ヘリシティ • AVEVA • 応用技術 • ビーライズ
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    令和6年度活動計画 (提案者:アクセンチュア株式会社) 概要 解決したい 課題 技術者間の属人的な人脈に依存せず、異分野の技術が繋がり、画期的なユースケースが生まれやすい土壌を整備する。 また、開発されたユースケースが羅列された状況を脱し、規模・課題等の異なる各ユーザーが自身にとって最適なユースケー スを容易に発見し、活用できる状態を実現する。 技術シーズやソリューション、ビジネスニーズなどを持つ事業者・技術者の交流やユースケースの活用を促進する施策の実施等 により、ユースケースの更なる発展と社会実装を推進する。 WGでの活動内容及び期待される効果 WGでの活動内容 • 活動1:技術シーズ・ビジネスニーズの交流・意見交換・マッチング の場の提供 - 技術シーズやソリューション、ビジネスニーズなどを持つ事業者・ 技術者が交流し、新たなユースケースの可能性や克服すべき 課題等について意見交換し、官民・民民等のマッチングを目指す • 活動2:ナレッジの蓄積・展開のための方策の検討 - 公共・民間ユーザ部門の会員等からの意見聴取を行いつつ、 Project PLATEAU外で開発されたユースケースを含めた、 ナレッジの蓄積・展開のための方策を検討・具体化 期待される効果 • 先進技術や技術横断などの画期的なユースケースの開発が進む とともに、各ユーザーが自身にとって最適なユースケースを容易 に発見し、活用できることで社会実装が加速する 実施スケジュール 連絡窓口 団体名 アクセンチュア株式会社 担当者名 ビジネスコンサルティング本部 増田暁仁 メールアドレス [email protected] WGの目的 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 シーズ・ニーズの 交流・意見交換 マッチングの場 ナレッジの蓄積・ 展開方策の検討 イベント 課題の整理 (ヒアリング含む) 方策の具体化 (ヒアリング含む)
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    令和6年度活動計画 (提案者:アクセンチュア株式会社) 主な活動内容 活動内容 テーマ 活動1: 技術シーズ・ ビジネスニーズ の交流・意見 交換の場の提供 ソリューション・ ビジネスニーズ 間の交流 活動2: ナレッジの蓄積・ 展開のための 方策の検討 • 民間ビジネスにおいて、業界・個社が持つ課題や情報提供を求めるニーズの調査 • スタートアップ・ソリューション事業者が持つ技術要素(シーズ)の調査・整理 • ニーズ・シーズのマッチングによるあたらな企画創出イベントの開催 • 自治体ニーズを起点に、次年度以降の企画立案に向けたピッチイベントの開催 技術シーズ間の 交流 • 新たなユースケースに発展し得る技術シーズの共有 • 技術シーズを繋げることによる新たなユースケースの可能性に関する討議 • 技術シーズをユースケース開発に発展させるための仕掛け、支援に関する討議 収集・蓄積 • 3D都市モデル利用のイントロダクション • Project PLATEAU外で開発されたユースケースの調査・共有 • 収集・横展開すべきユースケースと、収集のために必要な取組みに関する討議 提供 • ユーザーが情報提供を求めるニーズに対して、具体的なシーズをマッチング型のイベント形式で テーマごとに紹介 • 具体的な協業希望事業者の指名がある場合は直接事業者同士を紹介 実装支援 • ユーザーがユースケースの実装を進めるに当たっての課題の整理 • 実装に向けた具体的なスコープ・協業体制の整理及び企画化に向けた必要な方策に関する討議 を支援
  59. 26 成果サマリ テーマ 活動1: 技術シーズ・ ビジネスニーズ の交流・意見 交換の場の提供 ソリューション・ ビジネスニーズ

    間の交流 活動2: ナレッジの蓄積・ 展開のための 方策の検討 • 3D都市モデルの利活用によるビジネス創出に向けて、コンソーシアムに属する民間事業者に対 して、アンケートベースでの業界・個社のニーズと自主的なサービス開発状況の整理した • 並行してシーズ事業者の技術ケイパビリティを掘り起こし、業界・個社課題に対するソリューショ ンの提供可能性を検討することで企業間の交流促進に貢献した • 業界・個社の課題をベースとして、今年度新たに民間事業者向けのマッチング支援イベントを開 催することでニーズ事業者とシーズ事業者のマッチングや、シーズ事業者同士のあたらな技術開 発ビジネスの創出に寄与し、20件の個別相談会の組成に寄与した 技術シーズ間の 交流 収集・蓄積 • Project PLATEAUの目指す姿再と民間事業者内でのビジネス創出に向けてベースとなる各 種データやシステムのローンチ状況を共有し、各社のビジネス検討への関心を惹起した • 自主的にサービス開発を展開する事業者に登壇いただき、ビジネスの社会実装状況を共有した 提供 • 収集したアンケート結果をもとに、ニーズ・シーズをそれぞれカテゴライズした上でマッチング支 援イベントを開催することで、参加者の理解醸成とマッチングの促進に寄与した • ニーズの具体性が高い事業者は、シーズ事業者を直接紹介し、案件化に向けた協議を推進した 実装支援 • ビジネス化に向けて具体的な案件出口のパターンや、補助金等の制度に関する情報を共有し、実 案件化に向けた検討促進に寄与した • 具体的なスコープ策定に関する初回協議に参加し、個別相談会に参加した双方の企業のスタン スのすり合わせ及び、両社で検討すべき論点の整理を支援した ビジネスWGの実施成果サマリ
  60. 28 今後の展望及び課題 得られた結果と課題 今後の展望 持続的な 事業創出基盤 の確立 • ビジネスWGの取組みとして、課題感・将来像の共有と 達成に向けた満足度の高いイベント企画・実施は達成

    • しかし、コンソーシアム会員内でどのような事業者が参加 しているのか、またどのようなニーズやケイパビリティを所持 しているのかということの事前共有が不足しており、アクセ ンチュアが主幹する会議やイベントの域を越えた自主的 な交流促進が課題 • ビジネスWGの活動から既存事業課題の解決や、自治 体への既存ユースケースの社会実装等の拡大も志向 し、既存開発済のユースケースや参画事業者のニーズ・ シーズを業界・領域別に再共有する • ビジネスWGをプラットフォームとして会員同士のビジネ スが生まれ続ける状態にするため、より綿密に技術交流 や情報連携の促進が必要 3D都市モデルを 活用した ビジネス創出の 促進 • 自治体/民間向けそれぞれにビジネス創出に向けたイベ ントを実施し、参加者確保、個別相談会の増加を達成 - 自治体向けは更なる利活用拡大を目的として過年 度のProject PLATEAUで開発したユースケースをカ テゴリ別に紹介することで関心を惹起し、参加者は昨 対比1.5倍に増加 - 民間向けは初回の取組みとなったが、事前にニーズ・ シーズ分析を行うことで20件の個別相談会を達成 • 対象となるユースケースのカテゴリや業界、更に対象の事 業者/自治体の規模が限定的であり、マッチング機会の 非効率性の改善が必要 • 更なるビジネスマッチングの拡大に向け、自治体/民間そ れぞれの関心が惹起可能なイベントの実施を継続する - 自治体向けには、ユースケースの紹介方法を工夫す ると共に、実システムの体験や補助金制度の再共有 等、実利活用を想定した支援体制を構築 - 民間向けにはカテゴリの増強や企業情報を事前連 携することで、短時間でもピンポイントに興味のある 発表や相談会への参加時間及び企業数を確保 • 個別相談会においても具体的な事業としての出口を見 据えて、スコープや時期の明確化に向けた協議に介入 し、実ビジネスとしての萌芽を支援する
  61. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  62. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1. 標準化検討WGの活動報告

    2.標準仕様拡張業務の成果報告 本日の報告内容
  63. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 2 標準化検討WG

    :活動概要 解決したい 課題 3D都市モデルの利用が拡大するにつれ、多様なユースケースに対応した網羅的かつ厳密な標準製品仕様書の改訂ニーズが高 まっている。他方、標準製品仕様書の複雑化や高度化は技術的な理解を難しくしており、改訂検討に必要な専門性の高度化や 利用者の理解を阻害している。 データ利用者やGIS専門家を交えた標準製品仕様書に関する課題の議論、標準製品仕様書改訂案の立案、ユーザビリティ向上 施策の検討等の実施等により、データカバレッジの拡大とユースケースの社会実装を推進する。 WGでの活動内容及び期待される効果 • WGでの活動内容 - 活動1:標準製品仕様書のメンテナンス 専門家及び利用者との討議を通じて標準製品仕様書の改訂案 を立案する。 - 活動2:標準製品仕様書の普及 標準製品仕様書の利用者との意見交換を踏まえて、標準製品仕 様書の普及促進策を検討。 ※次年度以降、データ公開に関するAPI等の標準化の必要 性も検討する。 • 期待される効果 標準製品仕様書のメンテナンスや普及促進策の実施により、自治 体職員、データ整備事業者及びシステム開発事業者の参入障壁を 軽減し、カバレッジの拡大・ユースケースの社会実装を促進する。 実施スケジュール 連絡窓口 団体名 アジア航測株式会社 担当者名 守屋、安齋、黒川、名倉 メールアドレス [email protected] WGの目的 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 標準製品仕様書の メンテナンス 標準製品仕様書の 普及 前年度の レビュー 改訂 結果のレビュー 意見交換 普及方針の 確認 今期活動の レビュー 1.標準化検討WGの活動報告
  64. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 3 1.標準化検討WGの活動報告

    主な活動内容 活動内容 テーマ 活動1: 標準製品仕様書 のメンテナンス ニーズに基づく 改訂 活動2: 標準製品仕様書 の普及 • 関係者への意見照会を踏まえた製品仕様書への要望の把握 • 標準製品仕様書改訂方針の協議 中期的な普及策 • 国内外における標準データモデル・プラットフォームの動向把握 • 他分野の標準データモデル・プラットフォームとの連携方策の討議 • 他分野との連携に向けた標準製品仕様書の改訂ロードマップの討議 可用性の向上 • 標準製品仕様書の体系化・構造化に向けた討議 短期的な普及策 • 現状把握と課題の共有 • 短期的な普及策のレビュー及び改善策の討議
  65. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 4 1.標準化検討WGの活動報告

    今年度の活動 # 時期 第1回 9月2日 15:00- 17:00 第2回 1月20日 15:00- 17:00 活動1:標準製品仕様書のメンテナンス 活動2:標準製品仕様書の普及 アジェンダ 【議題1】 ニーズに基づく改訂について • 点群モデルの製品仕様について 【報告】 • モデル駆動型アーキテクチャを用いた標準製品仕 様書の可用性向上 【議題2】中期的な普及策について • CityGML 3.0移行に向けたロードマップについ て 【報告】短期的な普及策 • オンラインマニュアルとチュートリアル 【議題1】 ニーズに基づく改訂について • 点群モデルの追加について • 標準製品仕様の見直し方針について 【報告】 • 可用性向上に向けた運用フローの見直しについ て 【議題2】中期的な普及策について • CityGML 3.0移行について 【報告】短期的な普及策 • 利便性向上に向けたコンテンツの作成について
  66. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1.標準化検討WGの活動報告: 【議題1】

    点群モデルの製品仕様の追加 点群モデル追加の背景と追加の方針 背景 • 地方公共団体が点群データをオープンデータ化する事例が増えている。 • 航空機やMMS以外にもドローンやハンディタイプスキャナーなど、点群データの取得環境が拡大した。 • 簡易な3D都市モデルと点群データを組み合わせにより、情報の意味づけとリアルな見た目を備えたモデルを効率的に作成できる。 追加の方針 • CityGML 3.0の点群モジュールを、CityGML 2.0の拡張(ADE)として追加する。 WGでの議論とその対応 主なご意見 対応 データモデル • データモデルを絞り込んで取り込むと、将来のユース ケースを制限してしまうのではないか。 • CityGML 3.0のデータモデルをそのまま取り込む(制限しな い)。ただし、選択肢が多いと、データ作成者が迷ってしまうため、 用途に応じた優先順位を作業手順書で示す。 座標参照系 • 経緯度座標系と平面直角座標系のどちらにすべきか は、作成者と利用者で求めるものが異なる。 • 平面直角座標系採用へのニーズはあるが、既存の3D都市モデ ルへの影響が大きく、今回は経緯度座標系を採用とする。 品質/品質評価 • 点群に特化した品質要求は設けないのか。 • 各地物に対する品質要求に包含されるため、点群に特化した品 質要求は設けない。 符号化 • CityGML形式を採用する中でLAS等の別フォーマッ トを追加採用してよいのか。 • 1GBというファイル上限は、今後の技術進化の中で時 代にそぐわなくなる可能性もある。 • 点群をCityGML形式で記述するとデータ量が膨大になる。 LASは点群の標準仕様であり、実利用性も高い。 • ファイルサイズの上限の変更は、既存の3D都市モデルへの影響 が大きく、現状のまま(1ファイル1GB上限)とする。
  67. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1.標準化検討WGの活動報告: 【議題1】

    点群モデルの製品仕様の追加 PointCloudの仕様案 応用スキーマ UMLクラス図 CityGML 3.0のPointCloudモジュールをベースとし、必要な属性を拡張。 ※追加した属性:公共測量で点群を取得する際に作成する成果品要求仕様書の記載項目 定義文書 PointCloudに追加した各属性・関連役割の定義文書を作成。 コードリスト 属性の定義域として、公共測量のマニュアル等既存文献をもとに作成。 座標参照系 「日本測地系2011 における経緯度座標系と東京湾平均海面を基準とする標高の複合座標参照系」を採 用。 ※ ほかの地物と同様の座標参照系とする。 品質要求 ※ 点群に特化した新たな品質要求の追加は行わない。 符号化仕様 外部ファイル(LAS又はLAZ形式)又は、3D都市モデルと統合(CityGML形式)して符号化する。 外部ファイルで記述する場合は、各地物のフォルダ内にメッシュごとにサブフォルダを作成し、格納する。 3D都市モデルと統合して点群データを記述した場合は、ファイルの分割ルールは適用しない。 ※ ファイルサイズの上限1GBは、他の地物と共通。 ※ 他の地物には、サイズが大きくなる場合のファイル分割ルールを設けているが、膨大な点群 データをインライン記述することを制限するため、点群データは適用外とする。 参考資料にUMLクラス図掲載
  68. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1.標準化検討WGの活動報告: 【議題2】CityGML

    3.0移行に向けたロードマップの作成 CityGML 3.0 移行の背景と方針 背景 – CityGML 3.0が発行された。CityGML 3.0では、BIMなど他分野の標準化動向と連携が図られている。 – 韓国・香港等、CityGML 3.0を採用する国・地域が登場している。 方針 – PLATEAUとしてCityGML 3.0への移行を目指す。 – ただし、移行におけるデータ作成者/利用者の負担軽減やCityGML 2.0ベースの既存リソースの有効活用が必須。 WGでの議論とその対応 主なご意見 対応 日本が国際標準の動向についていかないという選択肢はないと思う ので、この移行にどう対応するかを議論した方が現実的である。 • CityGML 3.0に移行することを前提として、海外動向の把握やデー タ作成者・利用者への負担を考慮したロードマップを作成する。 2027年の500都市の整備まではCityGML 2.0で進めたほうが混 乱しないのではないか。 • 本格的なCityGML 3.0への移行は2028年度をターゲットとする。 メンテナンス性の観点からCityGML 3.0⇒CityGML 2.0のダウングレード コンバーターを恒久的に保守すべきとは考えない。 • CityGML 2.0形式データをインプットとしたUC・ツールがあり、ダウ ングレードコンバータへの一定程度のニーズはある。 • ただし、運用費用の観点から、ダウングレードコンバータの保守期 限を設ける。
  69. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1.標準化検討WGの活動報告: 【議題2】CityGML

    3.0移行に向けたロードマップの作成 • ロードマップ : CityGML 3.0への円滑な移行に向け以下を実施 – 十分な準備期間と技術検証の実施 • 仕様作成 : 2025年度 • 技術検証 : 2026~2027年度 • 本格運用 : 2028年度 – 移行の技術負担を軽減 • CityGML 2.0⇒CityGML 3.0コンバータの開発 • CityGML 3.0対応 品質評価ツールの開発 • CityGML 3.0対応 SDKの開発 – 既存リソースの活用 • CityGML 3.0⇒CityGML 2.0コンバータの開発 – データ・カバレッジの拡大を優先 • 3D都市モデル整備500都市を目指す2027年度末までは、CityGML 2.0を採用する。 • それまでに移行に向けた準備を整え、2028年度からのCityGML 3.0本格運用を目指す。 – メンテナンスの負荷を軽減するため、CityGML 3.0⇒CityGML 2.0コンバータのサポート期限を設ける。
  70. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 1.標準化検討WGの活動報告: 【議題2】CityGML

    3.0移行に向けたロードマップの作成 • ロードマップ 2025 (仕様検討フェーズ) 2026 (利用環境構築フェーズ) 2027 (試験運用フェーズ) 2028 (本格運用フェーズ) 4 3 4 3 4 3 4 3 コンバータ開発 View/CMS/SDK、チュートリ アル等の3.0対応改修 3.0ベース 2.0ベース CityGML 2.0ベースのデータ整備・UC開発を継続 UCツールは 必要に応じて3.0対応改修 または2.0で利用 ★2.0対応標準製品仕様書の運用(~2028年) CityGML 3.0ベースUC開発 CityGML 3.0に関する 海外動向把握 概要版 標準製品仕様書/標準作業 手順書のCityGML 3.0 対応 CityGML 3.0ベースのデータ 整備・標準製品仕様書の検証 既存データのCityGML 3.0変換 (CityGML 3.0データの CityGML 2.0変換) ★3.0対応標準製品仕様書の運用(2027年~) 全国約500都市 でデータ整備 詳細版は参考資料
  71. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 10 1.標準化検討WGの活動報告

    来年度の活動案 活動内容 テーマ 活動1: 標準製品仕様書 のメンテナンス ニーズに基づく 改訂 活動2: 標準製品仕様書 の普及 • 関係者への意見照会を踏まえた製品仕様書への要望の把握 • 標準製品仕様書改訂方針の協議 中期的な普及策 • CityGML 3.0対応データモデルの検討 • 国内外における標準データモデル・プラットフォームの動向把握 • CityGML 3.0に関する国際動向調査 • 屋内LODの定義検討 • 他分野の標準データモデル・プラットフォームとの連携方策の討議 • 拡張性・厳密性の高いデータモデル/データ実装・システム実装のしやすいデータモデルの 検討 • 他分野との連携に向けたCityGML 3.0移行ロードマップの見直し(必要に応じて) 可用性の向上 • 標準製品仕様書の体系化・構造化に向けた討議 短期的な普及策 • 現状把握と課題の共有 • 短期的な普及策のレビュー及び改善策の討議
  72. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 11 2.標準仕様拡張業務の成果報告

    業務の位置づけ ユースケースの社会実装 プロジェクト・ディレクション 国土交通省都市局 デジタル情報活用推進室 (PLATEAU PT) 産学官連携プラットフォームの構築 国際展開 産学官のPLATEAUエコシステム構築のた めのプラットフォーム構築・運営 データ・カバレッジ拡大 3D都市モデルの価値を向上させるため のプロジェクト 3D都市モデルのソリューションを社会実 装するためのプロジェクト UC開発 太陽光発電シミュレータ 地下街ナビゲーション XRまちづくり 避難シミュレータ 地下埋設物活用 開発許可DX v3.0 公園管理DX v2 コミュニティ形成 PLATEAUを支える産学官コミュニティ を醸成するためのプロジェクト PLATEAU AWARD PLATEAU Hack Challenge 大学連携イベント 地域連携イベント PLATEAU Advocates コミュニティ形成 オープン・イノベーション創出 オープンデータの価値を引き出しイノベー ションを創出するためのプロジェクト 地域の社会実装 地方公共団体主導による社会実装を推進 するためのプロジェクト マッチングイベント(自治体) オープンデータ化支援 地方自治体向け研修 事業参画:XX団体 新規整備XX/更新拡充YY ユースケース開発XX件 開発許可/太陽光発電Sim/ 災害廃棄物推定Sys… PLATEAU補助事業支援 自治体業務への実装支援 エコシステム形成 プロジェクト・マネジメント支援 国土交通データ連携調査 PLATEAU国際展開のための調査、国際会 議の招へい・出席、国際展示会への出展 国土交通分野の様々なオープンデータとの 連携や都市局外での活用に関する調査 標準仕様の拡張 データ作成実証 SBIR 自動作成ツール開発 BRIDGE 自動生成ツール開発 SBIR 高精度テクスチャ 生成ツール開発 SBIR 高精度デジタルツイン 生成システム PLATEAUアカデミー (測量技術研修) BIM連携調査 群衆シミュレーション 地区防災計画 都市構造評価ツール タンジブルインターフェース シームレス物流 歩行支援ナビ 商業施設立地交通sim 高精度観光動態データ 市民参加型XR ドローン管制システム 太陽光発電ポテンシャル推計 細萱 情報発信事業 PLATEAUサミット ユーザーズサミット PLATEAU VIEW機能改修 PLATEAU SDK 3.0開発 BRIDGE PLATEAU Builder開発 BRIDGE PLATEAU Converter開発 PLATEAU Flow開発 SBIR WebGISエンジン開発 マッチングイベント(産業/学術) 技術チュートリアル
  73. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 12 •

    「3D都市モデル標準製品仕様書」は、2023年度(第4.0版)までに、都市を構成する主な地物を網羅。今後はより作りやすく・使いやすい 3D都市モデルとするためのメンテナンスを実施した。 今年度の実施概要 2.標準仕様拡張業務の成果報告 実施テーマ 課題 今年度の実施事項 可用性の向上 標準製品仕様書の対象地物の拡大に伴い、製品仕様 が複雑化した。ドキュメント化の過程では、複数のファ イルをそれぞれ手作業で更新・統合しており、人為エ ラーが生じやすい。 • 標準製品仕様書のドキュメント化の工程を見直し、品質を向上させる。 • 作成に必要となるファイルを可能な限り一元化する。 • ドキュメント生成の工程を自動化するツールを開発する。 利便性の向上 標準製品仕様書の対象地物や属性を拡充することで 3D都市モデルの網羅性が高まったが、製品仕様が複 雑化した。 特に、UMLクラス図やXML Schemaなどの理解は、自治 体や事業者の新規参入への高いハードルとなってい る。 • 標準製品仕様書が採用するUMLクラス図とXML Schemaのオンライン マニュアルを開発し、3D都市モデルのデータ構造を理解しやすくする。 • UMLクラス図及びXML Schemaの記法を解説した初学者向けチュート リアルを開発し、前提となる知識の獲得を支援する。 有用性の向上 3D都市モデルの活用領域の広がりに伴い、標準製品 仕様に対する要望も増加している。 ユースケースの社会実装に向け、これらのニーズを標 準製品仕様書にフィードバックする必要がある。 • 各都市で作成された拡張製品仕様書で拡張された地物・属性のうち、 横展開可能なものを標準製品仕様書に追加する。 • 自治体/データ整備事業者/システム開発事業者に意見照会し、結果 を標準製品仕様書に反映する。 • 点群データを統合できるようにする。
  74. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 13 •

    運用フローの見直し 可用性の向上 2.標準仕様拡張業務の成果報告 改善前の作成フロー 改善後の作成フロー データモデル XMLスキーマ UMLクラス図 (画像) 定義文書 (Word) 標準製品仕様書 (Word) コードリスト等 標準製品仕様書 (HTML) 標準製品仕様書 (PDF) XMLスキーマ UMLクラス図 (画像) 定義文書 (XMI) 標準製品仕様書 (adoc) コードリスト等 標準製品仕様書 (HTML) 標準製品仕様書 (PDF) 手作業 画像出力 手作業での統合 手作業での統合 自動変換/手作業での統合 手作業 自動生成 自動統合 自動統合 自動生成 ShapeChange Metanorma 設定ファイルの開発 テンプレートの開発 データモデル 画像出力 文書出力
  75. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 14 可用性の向上

    2.標準仕様拡張業務の成果報告 • 自動出力後の標準製品仕様書 基本的には、これまでの標準製品仕様書の体裁と同様。 ただし、一部変更(記載場所が異なるのみで、製品仕様としての内容は変更しない) • 関連役割の出現順序の変更(モデルファイル上で制御できないため) • 記載場所の変更(継承する属性の定義を地物ごとに変更できないため)
  76. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 15 •

    オンラインマニュアルとチュートリアル 利便性の向上 2.標準仕様拡張業務の成果報告 オンラインマニュアル ⇒標準製品仕様書の利便性向上 想定読者: データ整備事業者、システム開発事 業者 チュートリアル ⇒標準製品仕様書を理解するために 必要な基礎知識・文法の解説 想定読者:3D都市モデルのデータ構 造を理解するために、UMLクラス図 やXMLの知識をこれから身に着けた い方々 GIS標準データモデル (UMLクラス図など)に関する内容 XMLスキーマ に関する内容 標準製品仕様書の オンラインマニュアル 3D都市モデル標準製品仕様書のUML クラス図/定義文書/コードリストの対応 XMLスキーマの オンラインマニュアル CityGML及びi-URの ComplexType, Elementの対応 GIS標準データモデルの チュートリアル UMLクラス図の記法 GIS標準データモデルの解説 (全体の構成を解説) XMLスキーマの チュートリアル XMLスキーマの記法 XMLスキーマとXMLの解説
  77. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 16 •

    製品仕様書のオンラインマニュアル 利便性の向上 2.標準仕様拡張業務の成果報告 UMLクラス図 応用スキーマ(UMLクラス図、定義文書)の参照が容易に! クラスをクリック 定義文書 コードリストをクリック コードリスト
  78. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 17 •

    XML Schemaのオンラインマニュアル 利便性の向上 2.標準仕様拡張業務の成果報告 XML Schema XMLスキーマの構造 に従い、タグやその型 (値の種類)や記述回 数を表形式で示す。 各要素(タグ)につい て、データのサンプル を掲載。 単純型以外の型は、リ ンククリックでそれぞ れのマニュアルを表 示。 関連や継承関係を辿ることが難しく、要素の出現順序 を理解するのが困難となっている。データエラーにつ ながりやすい。
  79. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 18 •

    チュートリアル – GIS標準データモデルのチュートリアル • 1章:データモデルの基本を説明 • 2章:UMLクラス図の読み方を事例(日本語)を用いて解説 • 3章:3D都市モデルのデータモデルを解説 – 地物のデータモデル – 幾何形状のデータモデル 利便性の向上 2.標準仕様拡張業務の成果報告 事例を交えつつ、PLATEAUの3D都市モデルを理解する上 で必要となるUMLクラス図の知識を解説 左側にメニュー、右側にコンテンツ
  80. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 19 利便性の向上

    2.標準仕様拡張業務の成果報告 事例を交えつつ、PLATEAUの3D都市モデルを理解する上 で必要となるXMLとXML Schemaの知識を解説 • チュートリアル – XMLスキーマのチュートリアル • 1章:XMLの基本を説明 • 2章:XMLスキーマの記法 • 3章:3D都市モデルで使用するXMLスキーマとこれに従い作成されたXMLデータの関係を解説 • 4章:発展として、XMLスキーマの拡張方法を紹介 – 3D都市モデルでは、オリジナルのCityGMLに加えて、都市計画基礎調査の属性やCityGMLにはない都市計画区域などの 地物を追加している。 左側にメニュー、右側にコンテンツ
  81. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 20 今後の展望

    2.標準仕様拡張業務の成果報告 実施テーマ 今年度の実施事項 今後の展望 可用性の向上 • 標準製品仕様書のドキュメント化の工程を見直し、品質を向 上させる。 • 作成に必要となるファイルを可能な限り一元化する。 • ドキュメント生成の工程を自動化するツールを開発す る。 • 多言語化対応 • 機械可読性の向上 • 例:必須や推奨など、定義文をタグ付けすることで品質 要求を機械的に生成する 利便性の向上 • 標準製品仕様書が採用するUMLクラス図とXML Schemaのオンラインマニュアルを開発し、3D都市モデル のデータ構造を理解しやすくする。 • UMLクラス図及びXML Schemaの記法を解説した初学 者向けチュートリアルを開発し、前提となる知識の獲得を支 援する。 • ユーザーのフィードバックを反映 有用性の向上 • 各都市で作成された拡張製品仕様書で拡張された地物・属 性のうち、横展開可能なものを標準製品仕様書に追加する。 • 自治体/データ整備事業者/システム開発事業者に意見照会 し、結果を標準製品仕様書に反映する。 • 点群データを統合できるようにする。 • ユースケースにより必要な情報は各様となるが、製品仕様 書の大幅な改訂(データ構造やデータ作成方法が変わる改 訂)はデータ作成者・システム開発者に負荷をかける。 • 大幅な改訂要望は、(クリティカルなものを除き)City GML 3.0への移行検討時に反映する。 • 不足する地物・属性は、汎用モデルにて対応する。
  82. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 21 •

    標準化検討WG – WG構成員 – CityGML3.0移行ロードマップ 詳細版 • 標準仕様拡張業務 – 実施スケジュール • PLATEAUにおける標準化の取組 – 3D都市モデル標準製品仕様書とは – 3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 – 標準製品仕様書 第4版までの改訂概要 • CityGML 3.0概要 標準化検討WG 参考資料
  83. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 22 標準化検討WG構成員

    氏名 所属・役職 1 有川 正俊 (座長) 秋田大学大学院理工学研究科 数理・電気電子情報学専攻 人間情報工学コース 教授 2 久保田 光一 中央大学大学院 理工学研究科 情報工学専攻 数値情報処理研究室 教授 3 畑山 満則 京都大学防災研究所巨大災害研究センター 災害情報システム研究領域 教授 4 古橋 大地 青山学院大学 地球社会共生学部 地球社会共生学科 教授 5 藤田 秀之 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 准教授 6 藤本 悠 芸術文化観光専門職大学 芸術文化・観光学部 准教授 7 飯田 知靖 朝日航洋株式会社 自治体アセット事業部 自治体DX推進室 プロジェクトリーダー 8 久保 学 アジア航測株式会社 空間情報技術センター 東日本空間情報部 部長 9 岡田 泰征 国際航業株式会社 事業統括本部 地理空間基盤技術部 3D都市モデルPJ推進G 情報基盤担当部長 10 杉本 猛夫 株式会社パスコ 中央事業部 空間情報コンサルタント室 DX推進課 主任技師 11 田村 賢哉 株式会社ユーカリヤ 代表取締役CEO 12 十川 優香 国土交通省都市局 (事務局) アジア航測株式会社 【参考資料】
  84. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 詳細版 1.標準化検討WGの活動報告:

    【議題2】CityGML 3.0移行に向けたロードマップの作成 • ロードマップ 2025 (仕様検討フェーズ) 2026 (利用環境構築フェーズ) 2027 (試験運用フェーズ) 2028 (本格運用フェーズ) 4 3 4 3 4 3 4 3 3.0対応データモデル/符号化仕 様の開発 2.0->3.0コンバー タ開発 3.0->2.0コンバー タ開発 コンバータの設計 標準製品仕様書 反映 View/CMS/SDK、チュートリアル等の3.0対 応改修 CityGML 2.0ベースのデータ整備 3.0ベース 2.0ベース CityGML 3.0ベースのデータ整備(標準製品 仕様書の検証を含む) ~2026年度データ 一部の新規・更新データ 2.0->3.0変換 CityGML 2.0ベースのUC開発 (CityGML 2.0ベースのUC開発) (CityGML 2.0ベースのデータ整備) UCツールの3.0対応改修(必要な場合) 2.0->3.0変換 ★3.0対応標準製品仕様書の運用(2027年~) ★2.0対応標準製品仕様書の運用(~2028年) CityGML 3.0ベースのUC開発 2.0ベースのUC開発ツールは、 データをコンバータで2.0変換 して使うことを基本とし、必要 な場合にはツールの3.0対応改 修をすることを想定 標準作業手順書 反映 2.0UCツールを引き続き使用 3.0->2.0変換 3.0対応オンラインマニュアル 等更新 全国約500都市で データ整備 CityGML 2.0ベースのデータ整備 CityGML 2.0ベースのUC開発 2027年度データ 2.0->3.0変換 2028年度新規・更新データ 2.0->3.0変換 (CityGML 3.0に関する海外動向把握) 2.0->3.0コンバータ改修 3.0->2.0コンバータ改修 2.0->3.0コンバータ改修 【参考資料】
  85. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 24 •

    UMLクラス図(案) 点群モデルのUMLクラス図 CityGML3.0の PointCloudモジュールを再 現 建築物等をはじめとする 地物(CityObject)が、点群 (PointCloud)を参照する 構造となる。 点群の実装は、CityGMLで 記述する方法や、LASなど 外部ファイルに記述する 方法から選択できる。 【参考資料】 追加した属性。
  86. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 25 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書とは • 各都市において3D都市モデルを整備する際にその製品仕様を適切に作成でき、各都市の製品仕様に従って整備された3D都市モデルが国際標準 に準拠したものになることを目的として提供する標準文書。 【参考資料】 各都市の 拡張 製品仕様書 標準 製品仕様書 各都市の データ製品 (3D都市モデル) 準拠 適合 ユースケースに応じて 標準製品仕様書から 必要な地物等を抽出、または 不足する地物等を追加する。 抽出や追加は、 標準製品仕様書に 示されたルールに従う。 – 各都市のユースケースや都市の規模・環境により、 3D都市モデルが 含むべき地物や属性は異なる。しかし、各都市が独自にその製品仕様 を定めると、 3D都市モデルの再利用性は低下する。 – そこで、都市を構成する様々な地物及び属性の製品仕様を網羅的に 定義し、また、定義されていない地物及び属性を追加する拡張規則を 含む「3D都市モデル標準製品仕様書」(以下「標準製品仕様書」)を定 めた。 – 各都市で3D都市モデルを整備する場合は、標準製品仕様書をベース として、必要な地物及び属性を対象とした製品仕様書(「拡張製品仕 様書」)を作成し、この拡張製品仕様書に従って3D都市モデルを整備 する。 – これにより、各都市で整備された3D都市モデルは、含む情報に差異 はありつつも、ベースとなる製品仕様は統一されるため、再利用性を 高めることができる。
  87. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 26 今年度の実施スケジュール

    1.標準仕様拡張業務の検討状況 7月~9月 10月~12月 1月~3月 4月~6月 可用性向上 製品 仕様書 V 5.0 作業 手順書 V 5.0 GIS標準データ モデルの チュートリアル XMLSchema のオンライン マニュアル 3D都市モデル オンライン マニュアル モデル駆動型アーキテクチャの 実装に向けた技術調査 ・Metanorma ・ShapeChange コンテンツ修正 出力スキームの 修正 本実装 オンラインマニュアルの Web環境の検討 作成方針の検討 コンテンツ一覧の整理・作成 課題の整理・対応 Web環境修正 オンラインマ ニュアルへの 搭載 レビュー R5までの拡張地物・ 属性の整理 過年度成果 関係者ヒアリング 製品仕様書・ 作業手順書の 改訂 レビュー 製品 仕様書 V 4.0 作業 手順書 V 4.0 利便性向上 有用性向上 レビュー 点群ADEの仕様案作成 メタノーマの実装試験 (コンテンツ作成・出力スキームの 構築) 試験結果の課題整理 サンプルデータ作成・搭載 オンラインマニュア ルのWeb環境構築 質問・指摘の受付(Slack)対応 製品仕様書・ 作業手順書の 改訂(v.4.1) レビュー 標準製品仕様書への 反映方法の検討・決定 サンプルデータ作成・搭載 本日 誤記等の修正 XML Schemaの チュートリアル 【参考資料】
  88. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 27 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 1. 地理情報標準(ISO 19100シリーズ/JIS X7100シリーズ)に準拠し、製品仕様書を作成 – 応用スキーマ(データの内容及び構造)、参照系、品質、メタデータ仕様、符号化仕様等を規定した。 2. 応用スキーマと符号化仕様にCityGMLを採用 – OGCが策定した国際標準であるCityGMLには、3次元で都市空間を記述するための基本的な地物と属性からなる応用スキーマとXML による符号化仕様が定義されている。 – さらに、CityGMLには拡張の仕組みが用意されており、これを使用して、より詳細な地物や属性の応用スキーマと符号化仕様を日本独自 に作成した。 3. 標準製品仕様書に準拠した3D都市モデルとするための標準的な作業手順及び作業上の留意事項をまとめた「3D都市モデル標準作業手順 書」を作成 – 3D都市モデルを整備するための具体的なマニュアルが存在しないため、均質性を確保する観点から、3D都市モデルの作成に使用可能な 原典資料及び標準的な作業手順、また、作業上の留意事項等を示した。 – この標準作業手順書には、各都市の拡張製品仕様書を作成する手順も含む。 【参考資料】
  89. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 28 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 1. 地理情報標準(ISO 19100シリーズ/JIS X7100シリーズ)に準拠し、製品仕様書を作成 主な構成要素 定めている内容 データ製品識別 データ製品の名称や問い合わせ先等、3D都市モデルを識別するために必要な情報の記載ルールを定める。 応用スキーマ UMLクラス図によるデータの構造の定義と、地物や属性の定義文書。 データの構造は、CityGMLとこの拡張からなる。CityGMLでは、地物や属性の詳細な定義や取りうる値の範囲(定義域) を定めていない。 そのため、地物等の定義(図形の取得基準を含む)や定義域は標準製品仕様書において定めている。 参照系 空間的な位置(座標)や時間的な位置(日付)を記述する際のルールとして、適用する空間参照系と時間参照系を定める。 空間参照系は、経緯度+標高 時間参照系は、西暦 データ品質 データ製品(3D都市モデル)が満たすべき品質と及び作成したデータ製品の品質評価をする際の評価方法を定める。 位置正確度は、地図情報レベル2500(都市計画基本図に適用)が基本となる。 データ製品配布 符号化仕様としてCityGML及びこの拡張を指定。また、ファイル単位、ファイルの命名規則及びフォルダ構成を定める。 メタデータ メタデータの仕様を指定。JMP2.0のほか、利用や更新の円滑化のため、索引図、原典資料リスト及びReadMeの仕様を 定める。 拡張規則 標準製品仕様書に定義されていない地物・属性の追加及び不要な地物・属性を作成対象外とするルールを示す。 データ取得 標準作業手順書に従うことを定めている。 【参考資料】
  90. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 29 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 2. 応用スキーマと符号化仕様にCityGMLを採用 – 3D都市モデルの国際標準であるCityGMLに定義された基本的な地物と属性に加え、CityGMLの拡張規則に従い、日本独自の応用ス キーマと符号化仕様を追加している。 – CityGMLとは • 3次元で都市空間を記述するための応用スキーマと符号化仕様の標準仕様。 • 産・官・学の様々な機関から構成される地理空間情報に関する国際標準化団体「Open Geospatial Consortium(OGC)」が策定。 – CityGML 2.0では、UMLクラス図で記述された応用スキーマと、GML(Geography Markup Language)による符号化仕様 (XML Schema)を定めている。 – 2023年にCityGML 3.0が発行されたが、利用環境等を考慮し、標準製品仕様書では、CityGML 2.0を引き続き採用している。 ➡ 【議題2】CityGML 3.0への移行のスケジュール • CityGMLの利点 – 位置づけ:仕様の中立性が確保されており、特定のアプリケーションに依存しない。 – 利用環境:国際標準であり、様々なベンダーが対応している。テキスト形式でありGIS以外でも読み書きできる。 – 厳密性と柔軟性:情報を“統一化されたタグ”で意味づけできるとともに、拡張規則により不足する情報を追加できる。 – 発展性:BIM(Building Information Modeling)の国際標準であるIFC(Industry Foundation Classes)とも整合を 図っており、設計・施工時の情報との連携も可能となる。 【参考資料】
  91. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 30 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 2. 応用スキーマと符号化仕様にCityGMLを採用 – CityGMLの特徴① • 都市を構成する基本的な地物とその属性を定義。 橋梁 建築物 都市設備 例:信号、標識 土地利用 地形 交通 (道路、鉄道、広場、徒歩道) トンネル 植生 水部 例:河川、海 アピアランス (テクスチャ) 汎用オブジェクト (他に該当しない地物) グループ (グルーピングの仕組み) 点、線、面、立体 住所の符号化仕様 都市オブジェクトに共通する概念 【参考資料】
  92. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 31 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 2. 応用スキーマと符号化仕様には、CityGMLを採用 – CityGMLの特徴② • 一つのオブジェクトの幾何をその利用や可視化の目的に応じて、複数の段階に抽象化することを可能とする、マルチスケールなモデリン グの仕組み(LOD:Levels Of Detail)をもつ。 地物 空間属性(LOD1) 主題属性 空間属性(LOD2) 空間属性(LOD3) 空間属性(LOD4) 空間属性(LOD0) 各LODの厳密な定義はCityGMLにはないため、3D都市モデル標準製品仕様書の中で地物ごとに行っている。 LOD0は、2次元のデータ(3次元の地形に重畳し、3次元的に可視化して利用することを想定)、 LOD1は、一律の高さを与えて立ち上げた立体とする、 LOD2は、地物の上面の形状を詳細化する、 LOD3は、地物の側面の形状を詳細化する、 LOD4は、地物の詳細な外形に加え、内部の形状を表現する。 【参考資料】
  93. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 32 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 2. 応用スキーマと符号化仕様にCityGMLを採用 – CityGMLの特徴② • 利用分野・目的に応じて必要な地物や属性を追加できるよう、拡張規則をもつ。 – 拡張の仕組み① コードリストによる拡張 » 分類(class)等あらかじめCityGMLに用意されているコード型属性のコードを独自に追加する。 – 拡張の仕組み② Genericsモジュールによる拡張 (CityGMLでは、暫定的な拡張という位置づけ) » 何でも記述可能なGenericオブジェクトやGeneric属性を使用して、CityGMLに定義されていない地物や属性を追加する。 » ただし、データの品質確保に注意する必要がある。 – 拡張の仕組み③ ADE(Application Domain Extensions)による拡張 » CityGMLのルールに従い、新たな地物や属性の応用スキーマと符号化仕様(XML Schema)を作成する。 » データの論理的な構造の厳密性は担保されるが、データを扱うツール側ではADEに対応する追加の開発が必要となる。 » PLATEAUでは、内閣府地方創生推進事務局と連携し、CityGMLにはない地物や属性を追加したADE(「i-都市再生符号化 仕様案(i-UR)」/Urban Planning ADE)を開発し、これを採用している。 【参考資料】
  94. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 33 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 2. 応用スキーマと符号化仕様にCityGMLを採用 – ADEについての補足: • 「i-都市再生符号化仕様案(i-UR)」/Urban Planning ADEとは – 内閣府地方創生推進事務局が作成した、都市再生及び都市計画のためのADE。 – 3D都市モデルのユースケースに不足する情報(改訂ニーズ)をi-URにフィードバックしている。 【仕様化】 Urban Planning ADE 【社会実装】 3D都市モデル 2.仕様の提供 4.改訂ニーズ 1.反映(改訂) 3.データ実装 【参考資料】
  95. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 34 PLATEAUにおける標準化の取組

    3D都市モデル標準製品仕様書の特徴 3. 標準的な作業手順及び作業上の留意事項をまとめた「3D都市モデル標準作業手順書」を作成 – 作業手順 • 各都市における3D都市モデルの製品仕様書(拡張製品仕様書)を作成する手順 • 作成した拡張製品仕様書に準拠したデータ製品(3D都市モデル)を作成する場合 の標準的な作業手順 – 原典資料(3D都市モデル作成の元データ) – GISやCADを使った手順 – LOD別の作成イメージ ※ 測量の手順は対象外(公共測量規程や測量マニュアルにおいて示されている。) – 作業上の留意事項 • 運用上のルール及び国際標準に準拠するためのルール – 例:ポリゴン(多角形)が満たすべき要件 空間スキーマ、応用スキーマのための規則、GML等、製品仕様書の理解の前提と なる地理情報標準のルールを解説。 • 生じやすいエラーとその対策 – 実際の問い合わせやエラーに基づき事例を解説。 正 誤 外周 内周 外周 内周 正 誤 外周 内周 外周 内周 内周 内周 正 誤 外周 外周 内周 内周 自己交差 誤 誤 他の内周に包含 内周が外周に含まれていない 内周がポリゴンを分断 始終点以外で一致 交差部での道路の区切り方 LOD別の作成イメージ ポリゴンの要件 【参考資料】
  96. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 35 PLATEAUにおける標準化の取組

    標準製品仕様書 第4版までの改訂概要① • 第1版(2020年度) • 標準製品仕様書策定の着眼点 – 応用スキーマ及び符号化仕様は、CityGML/i-URを採用 – 都市を構成する基本的な地物として「建築物」を中心に定義 • 「都市計画基本図」等の都市の図形と航空測量等によって取得さ れる高さ等を掛け合わせて3次元化し、「都市計画基礎調査」等に よって取得された属性情報(都市空間の意味情報)を付加すると いう3D都市モデルの基本的な考え方を整理 版 第1.0版 対象とするLOD LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 地 物 の 応 用 ス キ ー マ 建築物 • • • 地下街 交通 道路 • 広場 徒歩道 鉄道 航路 橋梁 トンネル その他の構造物(堤防、ダム等) 地下埋設物 水部 土地利用 • 地形 • 災害リスク • 都市設備 植生 都市計画決定情報 • その他の法定区域(港湾区域等) •:対象とした地物とそのLOD 都市計画基本図 建物、道路、街区等の2次元図形情報 航空測量 建物高さ等の3次元情報 都市計画基礎調査情報等 建物現況、土地利用現況等 3D都市モデル 【参考資料】
  97. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 36 PLATEAUにおける標準化の取組

    標準製品仕様書 第4版までの改訂概要② • 第2版(2021年度) • 標準製品仕様書の主な改訂内容 – 前年度の拡張製品仕様書で追加された、都市設備、植生を追加 • 都市設備の区分は「道路基盤地図情報製品仕様書(案)」を参照 – 都市計画決定情報(地域地区、地区計画、都市施設等)を追加 • 都市計画法に基づき必要な地物・属性を構造化 ➡ADEとして各応用分野の情報を追加する場合、標準仕様がある 場合にはそれと整合させ、ない場合には法令等の体系に基づき整 理するという基本的な方針を整理 – LODの追加・詳細化 • LOD2までは地図情報レベル2500の原典資料(航空写真)を 使った上空からの取得を考慮した細分、LOD3はMMS等側面か らの取得を考慮した細分を実施 版 第2.0版 対象とするLOD LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 地 物 の 応 用 ス キ ー マ 建築物 • • • • 地下街 交通 道路 • • • 広場 徒歩道 鉄道 航路 橋梁 トンネル その他の構造物(堤防、ダム等) 地下埋設物 水部 土地利用 • 地形 • • • 災害リスク • 都市設備 • • • 植生 • • • 都市計画決定情報 • その他の法定区域(港湾区域等) LOD0 LOD1 LOD2.0 LOD2.1 LOD2.2 LOD3.0 LOD3.2 LOD3.3 LOD3.1 航空写真 航空レーザー点群 MMS画像・レーザ点群 地上レーザー画像・点群 BIMデータ •:追加した地物とLOD 【参考資料】
  98. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 37 PLATEAUにおける標準化の取組

    標準製品仕様書 第4版までの改訂概要③ • 第3版(2022年度) • 標準製品仕様書の主な改訂内容 – 都市デジタルツインを構成する主な地物を網羅 • 建築物の屋内(LOD4)を追加 – BIMの標準であるIFCと整合を図る – 「3次元屋内地理空間情報データ仕様書(案)」を参照 • 地下街、地下埋設物、その他の構造物(堤防、ダム等)を追加 – CityGML 2.0にない地物は、ADEとして追加 » 「その他構造物」は、CityGML 3.0では新たに応用スキーマ が追加された。 » そこで、CityGML 3.0と整合するようADEを作成した ➡CityGML 2.0になく、3.0で新たに追加された応用スキーマは これと整合を図る形でADEにすることを基本方針として追加した – 各応用分野の詳細属性を定義 • 港湾施設属性/漁港施設属性 – サイバーポート/漁港クラウドシステムなど、応用分野での標準化 動向の取り込み 版 第3.0版 対象とするLOD LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 地 物 の 応 用 ス キ ー マ 建築物 • • • • • 地下街 • • • • • 交通 道路 • • • • 広場 • • • • 徒歩道 • • • • 鉄道 • • • • 航路 • • • 橋梁 • • • • • トンネル • • • • • その他の構造物(堤防、ダム等) • • • • 地下埋設物 • • • • 水部 • • • • 土地利用 • 地形 • • • 災害リスク • 都市設備 • • • • 植生 • • • • 都市計画決定情報 • その他の法定区域(港湾区域等) • •:追加した地物とLOD 【参考資料】
  99. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 38 PLATEAUにおける標準化の取組

    標準製品仕様書 第4版までの改訂概要④ • 第4版(2023年度) • 標準製品仕様書の主な改訂内容 – 都市デジタルツインを構成する主な地物を網羅 • 拡張製品仕様書で拡張されている内容を反映 – 都市計画決定情報に「都市機能誘導区域」及び「居住誘導区 域」を追加 – データ整備を踏まえた仕様の見直し • 「建築物」や「洪水浸水想定区域」の地物定義の見直し、「地下埋設 物」のLOD2定義の見直し – 各応用分野の詳細属性を定義 • 不動産ID、公園施設管理、地下埋設物管理に必要な地物属性の 追加や定義域の拡充 – 運用上必要な仕様を追加 • 画像(テクスチャ)の標準仕様の追加 • データセットの整備年度の考え方を追加 版 第4.0版 対象とするLOD LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 地 物 の 応 用 ス キ ー マ 建築物 • • • • • 地下街 • • • • • 交通 道路 • • • • 広場 • • • • 徒歩道 • • • • 鉄道 • • • • 航路 • • • 橋梁 • • • • • トンネル • • • • • その他の構造物(堤防、ダム等) • • • • 地下埋設物 • • • • 水部 • • • • 土地利用 • 地形 • • • 災害リスク • 都市設備 • • • • 植生 • • • • 都市計画決定情報 • その他の法定区域(港湾区域等) • 【参考資料】
  100. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 39 PLATEAUにおける標準化の取組

    今後の標準製品仕様書改訂の方向性 • 第4版(2023年度)までに都市デジタルツインを構成する主な地物を網羅 • 2024年度以降も、3D都市モデルの整備と利用を促進するために、ニー ズを踏まえた標準製品仕様書の改訂を行う。 – 改訂の方向性 ① 応用分野のニーズに対応する拡充 – 基本方針(各分野の標準仕様の採用/法令等に基づく体系化 /CityGML 3.0の取り込み)に沿って対応 – 主に属性を追加する想定 ② データ整備・利用を促進するための仕様の見直し – より使いやすく作りやすくするための定義済み内容の修正 » データ構造/符号化仕様に影響があるもの 例:属性の型や多重度の変更 » データ構造/符号化仕様に影響がないもの 例:LOD定義の変更、品質要求の追加 版 第4.0版 対象とするLOD LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 地 物 の 応 用 ス キ ー マ 建築物 • • • • • 地下街 • • • • • 交通 道路 • • • • 広場 • • • • 徒歩道 • • • • 鉄道 • • • • 航路 • • • 橋梁 • • • • • トンネル • • • • • その他の構造物(堤防、ダム等) • • • • 地下埋設物 • • • • 水部 • • • • 土地利用 • 地形 • • • 災害リスク • 都市設備 • • • • 植生 • • • • 都市計画決定情報 • その他の法定区域(港湾区域等) • 【参考資料】
  101. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 40 CityGML

    3.0概要 • CityGML 3.0の発行 – 2021年9月に、「OGC City Geography Markup Language (CityGML) Part 1: Conceptual Model Standard」として、 CityGML第3.0版(CityGML 3.0)の概念モデルが発行された。 – また、その符号化仕様である「OGC City Geography Markup Language (CityGML) 3.0 Part 2: GML Encoding Standard」が2023年6月末に発行された。 • CityGML 3.0の特徴 ① 応用スキーマと符号化仕様の分離 ② LODの見直し ③ 空間属性の統合 ④ 新たなモジュールの追加 ⑤ 新たな概念の追加 ⑥ 他の標準との整合性向上 【参考資料】
  102. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 41 CityGML

    3.0概要 • CityGML 3.0の特徴 ① 応用スキーマと符号化仕様の分離 • CityGML 2.0は、GMLによる符号化を前提とした、応用スキーマと符号化仕様が一体的な国際標準として発行された。 • CityGML 3.0では、応用スキーマと符号化仕様を明確に分離し、応用スキーマはPart1、GMLによる符号化仕様はPart2と分けて 発行された。 • 今後、GML以外の符号化仕様がPart3以降で標準化される可能性がある。 ② LODの見直し • CityGML 3.0では、LOD0からLOD3の4段階となり、LOD4を 廃止した。 LOD0からLOD3の各段階を、屋外・外部だけではなく屋内・内部 にも適用することになり、これにより屋内・内部の空間もLOD0から LOD3の4段階の詳細度で表現することが可能となった。 ➡屋内空間はデータ整備方法やコストが課題となっているが、 ユースケースに応じて、屋内空間をフロアマップや箱モデルとして、 簡易に表現することも可能となり、データ整備・利用が進むと期待 できる。 【参考資料】 CityGML 2.0 CityGML 3.0 LOD0 LOD1 LOD2 LOD3 LOD4 屋外 屋外 屋外 屋外 屋外 +屋内 屋外 屋外 屋外 屋外 屋内 屋内 屋内 屋内
  103. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 42 CityGML

    3.0概要 • CityGML 3.0の特徴 ③ 空間属性の統合 • CityGML 2.0では、建築物(Building)、土地利用 (LandUse)などの都市オブジェクトごとに空間属性(Solidや MultiSurfaceなどの幾何オブジェクトへの参照)を定義してい た。 • CityGML 3.0では、都市オブジェクトごとの空間属性の定義は なくなり、上位概念となる地物にまとめて定義された。各都市オ ブジェクトは、上位概念に定義された空間属性を、継承によりも つことができる。 • これにより、CityGML 2.0と比較して以下が変化する。 – 各LODで記述可能な図形表現が増える。 – 各LODで使用可能な地物が増える。 ➡データ実装における選択肢が増えると、選択肢の組合せにより作成 される3D都市モデルは様々となる。実用性の観点から選択肢を抽出 し、日本における実装仕様を作成することが必要である。 【参考資料】
  104. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 43 CityGML

    3.0概要 • CityGML 3.0の特徴 ④ 新たなモジュールの追加 • CityGML 3.0では、新たにConstruction、Dynamizer、 Versioning及びPointCloudの4モジュールが追加された。 – Constructionモジュール:建築物、橋梁及びトンネル以外 の構造物を定義 – Dynamizerモジュール:センサーデータなど動的な時系列 データを定義 – Versioningモジュール:3D都市モデルやそれに含まれる 都市オブジェクトの新旧を関連付けを定義 – PointCloudモジュール:点群を定義する ➡ConstructionモジュールはCityGML 2.0のADEとして定 義し、標準製品仕様書に組み込み済み。PointCloudモジュール は今年度の改訂でADEとして組み込み予定。 【参考資料】 ② 全ての主題モジュールに適用可能な 概念を定義するモジュール ① 主題モジュール ③ 全てのモジュールに継承される基本的な 概念と空間属性を定義するモジュール Relief WaterBody Vegetation Appearance Construction Bridge Building CityFurniture LandUse CityObjectGroup Transportation Tunnel Dynamizer Generics Versioning CityGML Core PointCloud CityGML 3.0のモジュール構成
  105. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 44 標準製品仕様書の普及

    CityGML 3.0概要 • CityGML 3.0の特徴 ⑤ 新たな概念の追加 • CityGML 3.0では、新たに「空間(Space)」と「境界(Space Boundary)」という概念を追加した。建築物や道路など全ての都 市オブジェクトは、空間又は境界のいずれかに区分される。 – 空間はさらに、物理的な空間と論理的な空間に区分される。 ➡CityGML 2.0では、物理的な地物のみが定義され、論理的 な空間に対応する地物はない。そのため、都市計画区域などの 地物やADEで新規に定義している。CityGML 3.0に移行する 場合は、これらの区域は、この論理的な空間を継承して拡張する こととなる。 – 物理的な空間は、さらに、占有された空間と占有されていな い空間に区分される。 ➡自動運転やロボットの走行における障害物判定に利用するこ とを想定してCityGML 3.0で追加された、新たな概念。 • また、地物がいつ生じていつ消滅したかという地物の時間的な性 質(時間属性)を追加した。 【参考資料】 占有された空間と占有されていない空間
  106. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 45 CityGML

    3.0概要 • CityGML 3.0の特徴 ⑥ 他の標準との整合性向上 • CityGML 3.0では、IoTやスマートシティといった分野で3D都市モデルをより高度な分析やシミュレーションに活用できるようにする こと、そして3D都市モデルに関連する他の標準との相互流通性を向上することを目的とする改定が行われた。 • 他の標準として、以下が挙げられている。 – BIMの標準であるIndustry Foundation Classes (IFC) – 屋内空間やナビゲーションのための標準であるIndoorGML – 欧州空間情報基盤(INSPIRE) – 地籍など土地管理のための標準であるLand Administration Domain Model (LADM) – セマンティックウェブにおけるリソースに関する情報の表現方法を定めるResource Description Framework (RDF) • 特に、BIMとの整合に関しては以下の地物が追加された。 – BuildingUnit及びStorey:屋内空間をより詳細に区分 – BuildingConstructiveElement:建築部材に対応する地物 – BuildingInstallation及びIntBuildingInstallationの統合:CityGML 2.0では、同じ建築物の付属物であってもその設置 場所で地物を分けて定義していた。CityGML 3.0では同じ付属物であれば、設置された場所によらず、BuildingInstallation により記述する。 ➡これらの地物に追加により、IFCからCityGMLにマッピングすることが容易となり、3D都市モデルとBIMとの統合をよりスムー ズに行えるようになることが期待できる。 【参考資料】
  107. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  108. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  109. 5 2.高精度観光動態分析システムの概要 システム概要  本ユースケースでは、3D都市モデルと、観光地点等入込客数調査をはじめとした各種観光統計原票(※1)及びGPS位置 情報に基づく人流データを組み合わせた高精度な観光動態分析システムを開発。 (※1)長野県よりデータを受領  ①3D都市モデルを用いて観光スポットのエリアを定義する「観光スポット作成機能」 ②定義した観光スポット情報と人流データから観光スポットへの来訪を判定する「観光スポットへの入込客数推定機能」

    ③人流の移動速度や経路情報を活用した「観光スポット間の移動手段の推定機能」 ②③で推定した観光客行動情報と公的統計情報を掛け合わせた「観光消費額の拡大推計機能」 などで構成される。 観光統計原票を本システムで利用するために必要なデータ変換/抽出は、LINKS Veda(※2)を活用し作成。 (※2)国土交通省のDX推進プロジェクトの中で作られたデータ構築基盤  本システムは、人流データの処理プロセスのみブログウォッチャー社の人流データ分析プラットフォームである「プロファイルパス ポートDMP」を利用。その他の部分はWebブラウザで利用できるArcGIS Online上で開発されており、業務で用いるPC のスペックを問わず分析条件設定や分析結果の可視化・共有を実現。 観光スポット作成機能(3D都市モデル外形線利用) 観光スポットへの入込客数推定機能 観光消費額の拡大推定機能
  110. 6 現状課題(実施計画書 再掲) 項目 内容 課題認識  各都道府県において実施される「観光地点等入込客数調査」は、月別の観光地点入込客数 情報を得ることができるが、観光客の移動経路、交通手段、移動目的等のミクロの観光動 態までは把握できていない。また、各都道府県独自の手法で調査・集計を行っていること

    が多く、統計の定義や集計方法が異なることで、地域間の比較が困難である。  既存の統計調査に代替する手法のひとつとして、携帯電話の基地局を利用して取得される 位置情報を用いた分析が挙げられるが、本手法の調査対象範囲は、市町村単位の狭域エリ アかつ短期間のものに限られ、かつデータの精度も基地局レベルである誤差数百メートル と粗いため、個々の人流滞在地、滞在地の直前・直後の特定や、旅程全体の立寄地点、周遊 順序の分析等、既存の統計調査が対象としている移動経路、交通手段分析への適用が困 難である。加えて広域調査を行う公的統計情報との関連性がないことにも起因して、観光 調査業務への積極的な導入につながっていない。 2.高精度観光動態分析システムの概要
  111. 7  今回の実証実験において、3D都市モデル・位置情報(人流データ)・観光統計原票などの各種データを用い、補正、拡大 推計を行うことで、広範囲な観光スポットの観光消費額や立寄地点を集計できる観光動態分析システムを開発する。 本システムを利用することで、観光統計調査の集計・データ化の一連の業務を簡便な操作によって出力可能となる。 観光スポット毎に入込客数の集計手法が異なることなく同一基準で調査が行え、集計人員の配置も不要になるため、 調査実施およびデータ集計工数削減にもつながる。加えて、従来手法に比べ、位置情報を基に各個人の観光動態を 詳細に把握可能となることで分析精度の向上も期待できる。 課題解決のアプローチ(実施計画書 再掲)

    実施項目 実施主体 本システム導入による改善点 ①現地調査 事業者(ゼンリン ブログウォッチャー)  スマホアプリからデータ取得の許諾を行ったユーザーの位置情報(人流データ) を自動で収集可能  3Ⅾ都市モデルをベースとした観光地点ポリゴンを使用することで、広範囲か つ精緻で大量の情報収集が可能 ②分析 行政担当者 (長野県)  人流データで分析を行うことで、観光地の直前・直後の立寄地点、周遊順序等、 細かな分析を実施。観光地点パラメータ調査と組合せ結果の補正 拡大推計を 行うことで分析精度が向上 ③施策立案 行政担当者  分析結果(観測地点数の増加や、人流の把握が容易となること)から戦略的プロ モーション、観光施設や交通インフラの検討・整備、観光スポットの改善やイベン トの開催など具体的な施策立案が可能 2.高精度観光動態分析システムの概要
  112. 9 3.高精度観光動態分析システムの機能 本システムは5つのカテゴリー(12機能)を開発 市町村別 入込客数/宿泊者数集計 観光スポット別 入込客数集計 人流データ入込客数 観光入込客数比較 観光統計原票表示

    長野県来訪者 周遊分析 長野県来訪者 市町村内周遊分析 観光スポット別入込客数集計(月別・国内旅行者) 観光スポット別入込客数集計(日別・国内旅行者) 観光スポット別入込客数集計(月別・訪日外国人) 市町村別_入込客数/宿泊者数(月別・国内旅行者/訪日外国人) 市町村別_入込客数/宿泊者数(日別・国内旅行者) プローブデータ入込客数/観光入込客数集計比較 令和5年度観光地点パラメータ調査原票表示 長野県来訪者_都道府県間周遊分析 長野県来訪者_市町村県間周遊分析 長野県来訪者_観光スポット間周遊分析 長野県来訪者 市町村内周遊分析 松本市 長野県来訪訪日外国人 滞在分布
  113. 12 参加ユーザからのコメント 4.技術実証について 実証実験参加者がエビデンス資料作成体験で分析した画面イメージ (訪日外国人旅行者分析) 冬季シーズンの外国人来訪者は白馬スキー場を中心に滞在しており、 その内訳として香港やオーストラリアからの来訪者が多いことがわかる 滞在判定されたポイントデータをヒートマップ表示することで 観光スポット以外に観光客が訪問するエリアの把握が可能 

    入込客数の推定については、地点毎の入込客数推計の手法が統一されているため、既存調査手法と比較して信頼度が 高いと感じた  観光庁の統計ではどうしても宿泊ベースの情報しか出てこないので、日帰りも含めて、実際にここに人が集まっているというの がよく観察できる。前後の動きについても矢印などで視覚的にわかりやすく、施策検討に反映させやすいと感じた  現状の推定も、限定的なアンケート調査等により実施されているため、人流データによる方法も有効だと思う一方、人流 データにも拡大推計等の問題点はあるため、互いに補い合うようなものができればいいと思う  来訪者の周遊ルート、居住地や交通手段を、一定のサンプル数のもとピンポイントに把握することができるため、より適切な KPIの設定及び評価に繋げることができると感じた  人流データにより既存の調査手法よりは幅広なデータの分析ができるという点では良いが、交通手段や消費額の算出がど の程度信頼性のあるデータであるかの判断が難しい
  114. 14 5.今後の展望  本ユースケースで開発した「高精度観光動態分析システム」について、実証に参加した長野県庁職員から好意的 なフィードバックが寄せられ、今後の自治体・DMOへの展開に向けて好感触を得ることができた。特に、システ ムの出力結果の信頼性向上に向けて更なる改善の余地があるが、アンケートやヒアリングの内容をもとに必要 な改修を行い、今後は観光庁と連携し、全国の都道府県・市町村の観光部局への展開を加速していきたい。  今後は自治体の観光課や民間の観光事業者などの利用も促進し、観光に関係するあらゆる人々が利用を可能 とするシステム構築を進めていくことを目指す。観光に携わる関連団体(都道府県観光部局や自治体観光課、

    DMO、観光事業者)は、それぞれの役割に応じて必要な情報の解像度が異なる一方で、現況の課題認識、中長 期的な目標等を共有すれば各主体の施策の方向性が揃うことが期待される。そのため、本システムを共通基盤 として位置付けた上で、各主体のニーズに応じた解像度の情報生成機能の拡充を進めていくことが必要である。  今後は本システムの活用範囲拡大を通じて、観光施策検討領域におけるデータ活用型EBPMを活性化するこ とで、観光客が再訪したいと思える地域づくりを推進する。
  115. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  116. 本シミュレーションの構成要素 6 シミュレーション 環境 3D都市モデル (新規) 3D都市モデル (既存) ゲームエンジン機能 設計図/BIM等のデータ

    国交省 PLATEAUデータ 人流データ ・避難者の属性と人数 ・発生地点(スタート) ・避難先(ゴール) ・発生間隔 等 大井町駅周辺地区 シミュレーション環境 大井町駅周辺地区 3D都市モデル
  117. 7 Phase1 震災の発生による避難 Phase2 震災火災の発生による避難 Phase1 避難者数推計 8,627[人] -街区内滞留者(※) 2,023[人]

    -街区外滞留者 1,386[人] -駅利用者/鉄道利用者 5,218[人] Phase2 避難者数推計 1,818[人] -火災/二次避難者 975[人] -越境避難者 843[人] 品川区庁舎前 1,193[㎡] 広場3 2,396[㎡] 広場2 (3F) 2,346[㎡] 広場1 (3F) 1,313[㎡] 中央広場(2F) 1,008[㎡] 計10,445人 避難場所の位置関係とシミュレーション上の避難可能面積 ※オフィス・ホテル・サービスアパートメント(SA)・賃貸住宅の利用者を除く。 施設内に待機する前提のため、シミュレーション対象外とした。(東京都帰宅困難者対策ハンドブックを参照) オフィス (中高層部) ホテル 賃貸住宅 SA 大井町駅周辺のシミュレーションシナリオ
  118. シミュレーション範囲と避難のイメージ 8 街区外滞留者・火災避難者等 3,204人 街区内滞留者 2,023人 広場3 広場1 広場2 中央広場(2F)

    ※ OIMACHI TRACKS 開業(2026年3月)時点 現品川区庁舎 シミュレーション範囲 滞留者 •人 滞留者 •人 滞留者 •人 滞留者 •人 滞留者 •人 鉄道利用者 5,218人
  119. KDDIアジャイル開発センター システム利用者 (シミュレーション作業者) Ex. 設計事務所、コンサル 等 サービス利用者 (シミュレーション結果受領者) Ex. 行政、デベ、エリマネ団体

    等 JR東日本 シミュレーションシステムの設定 9 サービス利用者のシミュレーションシナリオに基づき、 システム利用者はシミュレーション設定を実施 シミュレーション シナリオ シミュレーション結果 (動画・分析) ②シミュレーション設定 ③シミュレーション実行 ①シミュレーション シナリオ作成 ④シミュレーション 結果分析・考察・活用
  120. シミュレーションにおける避難者の行動ルール 10 ゴール地点 スタート地点 障害物 スタート地点・中継地点・ゴール地点 を結ぶ最短経路を通行 他のキャラクターとの衝突を回避する 中継地点 当初の経路

    衝突回避後の 経路 他の避難者 ルール① キャラクター (避難者) キャラクター (避難者) ルール② シミュレーションシステムの設定
  121. シミュレーション実施 シナリオ3 運用面の反映 シナリオ2 対策の効果検証 シナリオ1 課題の把握 • 交錯による混雑の軽減 •

    誘導方法の具体化 • 避難場所の混雑度が平準化 • 狭い通路での混雑度低下 • 交錯による混雑発生 • 避難場所の混雑度に偏り • 狭い通路で混雑度 高 結果概要 イメージ 人流 交錯 避難者発生箇所 広場(避難場所) 凡例: 混雑度 高 偏り解消 交錯 解消 混雑度 偏り 11 3つのシナリオに基づき、3回のシミュレーションを実施した
  122. リスク・課題に対し、検討した対策の効果検証 避難場所の混雑度の平準化 をする対策の例 3.72 0.55 2.46 0.35 1.41 1.29 1.71

    1.21 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 広場1 広場2 中央広場 広場3 区庁舎空地1 区庁舎空地2 混雑度[人/㎡] 各シナリオにおける避難場所の混雑度 シナリオ1 シナリオ2 シミュレーション実施による効果 差:3.31人/m2 差:0.50人/m2 シナリオ1 シナリオ2 15
  123. 17 実証ヒアリングの内容 ①システム利用者(シミュレーション作業者) 被験者:JR東日本建築設計(設計事務所) 目 的:システム操作性(UI/UXの分かりやすさ・使いやすさ)の検証 内 容:マニュアルをもとに人流シミュレーションシステムを操作し、小規模な人流設定の課題を 過不足なく実施できるかのデモンストレーションとヒアリング・アンケートを実施 ②サービス利用者(シミュレーション結果受領者)

    被験者:(1)品川区(自治体担当者) (2)広島市(自治体担当者) 、広島電鉄(デベロッパー) 目 的:システムの防災計画や防災施策等への活用可能性の検証 内 容:大井町駅周辺で実施した避難シミュレーションの過程及び結果について プレゼンテーションし、システムの有用性についてヒアリング・アンケートを実施
  124. 19 実証ヒアリングの結果① ①システム利用者(シミュレーション作業者) 内 容:マニュアルをもとに人流シミュレーションシステムを操作し、小規模な人流設定の課題を 過不足なく実施できるかのデモンストレーションとヒアリング・アンケートを実施 平均 被験者D 被験者C 被験者B

    被験者A ヒアリング項目 4.75 5 4 5 5 指示通りに設定できたか 5.00 5 5 5 5 作業を抜け漏れなく完遂できたか 4.50 5 4 5 4 想定時間内に完遂できたか 4.50 5 5 4 4 画面表示(UI)が分かりやすいか 4.25 4 4 4 5 操作が直感的か (被験者コメント) ・シナリオ設定は少し時間がかかったが、すべての作業をサポートなしに完遂できた ・設計中の建物を試すうえで人流シミュレーションを使う、設計する人の学習や教育のために 使う等の応用がありそう
  125. 21 実証ヒアリングの結果② ②サービス利用者(シミュレーション結果受領者) 内 容:大井町駅周辺で実施した避難シミュレーションの過程及び結果について プレゼンテーションし、システムの有用性についてヒアリング・アンケートを実施 (被験者コメント) ・今までは数字でしか分からなかったものが視覚的に分かり、関係者間の理解度・認識度を上がると思った ・関係者に説明する際に紙資料だけではなく、シミュレーション動画を使用することで、関係者同士での 共通認識がより広がると感じ、本シミュレーションの今後の活用に期待を抱けた

    (被験者アンケート)n=14人 ・シミュレーションによって得られた結果は分かりやすいと思った ・・・ 100% ・従来の手法で分からなかった課題を発見できると思った ・・・ 100% ・これまでできなかった「対策の効果」を検証できると思った ・・・ 100% ・リプレイ動画は関係者への状況の共有に役立つと思った ・・・ 100% ・「課題の把握」「対策案の検討」が効率的になると思った ・・・ 100% ・「関係者への状況共有」が効率的になると思った ・・・ 100% ・「関係者との合意形成」が効率的になると思った ・・・ 93% ※ 4段階評価の内、「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計値
  126. 22 今後の展望 ▪人流シミュレーションシステムの水平展開を加速する ①システム機能の追加開発 ・より信頼性の高いシミュレーション結果を得るために、 実態に即した人流表現や避難検証に必要な行動を可能にする機能の追加開発が必要 例)・複数人で一緒に行動するといった機能 ・一時的な待機・滞在行動を設定する機能 など ②各種災害への活用

    ・震災・火災以外に、豪雨・水害、土砂災害、雪害といった災害での活用を想定し、 防災コンサルタント等の専門家と連携してシミュレーションサンプルを増やしていく ③その他 ・防災計画以外に、民間の防災マニュアル等の防災施策への活用も検討する ・防災以外にも、人流シミュレーションと親和性がある、大人数が収容するスタジアム・ アリーナやテーマパーク、博覧会などへの活用なども検討する
  127. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  128. 7 1. プロジェクトの背景 • 主に中小規模の市町村を中心に、「人員体制が十分でない」、「予算が十分でない」などの理由により 作成できていない市町村が一定数存在している • 従来の立地適正化計画の作成においては、コンサルタントに委託する事項が多い •従来の業務フロー 都市構造・

    誘導施策の検討 とりまとめ 各種データ整備 • 検討結果をふまえて計画書等をとりまとめ • コンサルタントに委託して実施 • コンサルタントに委託して実施 • コンサルタントに委託して実施 都市構造に関する分析 ・可視化 0 20 40 60 80 100 コンパクトシティ化の必要性を感じていない 人員体制が十分でなく、作成が難しい 作成することによるメリットを感じない 庁内の予算が十分でなく、作成が難しい コンパクトシティ化の必要性を感じているも のの、住民の意識が十分に醸成されていない そもそも作成することによりどのような メリットがあるか把握していない コンパクトシティに関連する別の計画がある その他 作成しない、作成するか検討していない理由 作成するかどうか検討中の理由 •立地適正化計画を作成していない理由 (資料)第1回立地適正化計画の実効性の向上に向けたあり方検討会 資料より作成
  129. 10 2. 都市構造評価ツールの概要 都市構造評価ツールで実現できること  3D都市モデルが保持する多種多様な属性情報を計算過程に利用することで、データの統計 加工・指標算出工程を代替。  3D都市モデルを活用した可視化環境を構築することにより都市構造を直感的に理解可能に。 

    専門性を有さないユーザーでも利用可能なUI を実装。  データの統計加工・指標算出・可視化に渡る一連の作業プロセスの効率化と分析品質の向上  立地適正化計画策定や施策効果検証業務の内製化による委託コストの削減と迅速性の向上
  130. 11 2. 都市構造評価ツールの概要 都市構造評価ツールで実現できること ①業務内製化によるコスト・リードタイムの削減 • 従来、都市構造の評価業務は指標定義の深い理解とデータ分析技術を要するため、外部の専門家(建設コンサル タント等)に依存していたが、自治体職員が利用可能な簡便なUI/UXを備えた分析結果の解釈が容易な都市構 造評価ツールを開発することで、計画策定・改定に要するコストとリードタイムが削減できる ②立地適正化計画の効果の可視化

    • これまで把握できておらず市民向けにも発信できていなかった都市構造の推移・立地適正化計画の効果が、算出した 評価指標を3D都市モデル上に可視化されることで、合意形成の円滑化や市民と行政間における相互理解の促進に も繋がる ③都市計画・施策の品質向上 • 都市構造の経年的な推移や立地適正化計画による効果を分析・共有できる機能を具備することで、都市構造の課 題や立地適正化計画の区域設定、施策等に対する議論の質が向上し、EBPMのような定量根拠に基づく都市計 画立案や、継続的なPDCAの実践による計画・施策の品質が向上を実現できる • 3D都市モデルの有する建築物ごとの延べ床面積情報に基づく居住人口推定アルゴリズムを実装することで、従来の メッシュ単位での推定に比べ、エリア居住人口の算出精度の向上とこれに伴う都市構造評価指標の精度が向上でき、 従来よりも高い精度での試算を実現できる
  131. 12 2. 都市構造評価ツールの概要 【PLATEAUを用いた立地適正化計画の評価の精緻化】 精緻化の ポイント ①3D都市モデルの建物データを活用した 圏域人口の精緻化 ②道路ネットワークを加味した避難可能 圏域の精緻化

    ③GTFSデータの活用によるサービス性を 踏まえた圏域設定 従来の 主な手法 圏域内に含まれるメッシュ人口を基に算出。圏 域によって分断されるメッシュについては面積按 分等で圏域内人口を推定。 対象となる避難施設からの単純な直線距離を 基に圏域を設定。特に道路ネットワークが粗い 地域では過大な圏域設定となり得る。 対象地域内にある全てのバス停を対象に、運 行頻度に関わらず一律の距離で圏域を設定 (利便性を評価)。 本ツール の手法 人口データを付与した建物データを基に算出。 メッシュの面積按分等で推定していた圏域縁 辺部について、住宅系建物の立地状況を踏ま えた精緻化が可能。 道路ネットワークを加味することで実態に即した 精度の高い圏域設定が可能。 GTFSデータの活用により、一定のサービス水 準(運行頻度等)に満たない停留所を対象 外にする等、サービス性を加味した圏域設定 (利便性評価)が可能。 メッシュ人口:200人 圏域面積30%=60人 メッシュ面積比 30% メッシュ面積比 70% メッシュ人口:200人 住居系建物延床面積60%=120人 住居系建物 延床面積60% 住居系建物 延床面積40% 避難施設 :一定水準未満の運行頻度 :一定水準以上の運行頻度 <バス停> 避難施設 :一定水準未満の運行頻度 :一定水準以上の運行頻度 <バス停>
  132. 13 2. 都市構造評価ツールの概要 【ツールのUI】 ①プラグインアイコン 押下すると本開発プラグインが起動 し、機能実行ボタンが表示される ②機能実行パネル ボタン押下で各機能が 実行される

    ③レイヤパネル QGISに取り込まれたデー タと凡例が表示される ④データ選択パネル グラフやマップ表示したい指 標種別や年次を選択でき る ⑤グラフ表示パネル ④で選択した指標種別に 関連するグラフ(評価指 標)が表示される ⑥主題マップ ④で選択した指標種別に対応し たレイヤがマップ表示される
  133. 14 2. 都市構造評価ツールの概要 【ツールのUX】 視点 評価指標の可視化 (グラフ/地域全体・マクロ) インプットデータの可視化 (マップ/地域別・ミクロ) ユーザーの行動・体験

    (UX) 居住 誘導  誘導区域内人口割合の 経年変化  誘導区域内人口密度の 経年変化  人口関連増減メッシュ  将来人口増減メッシュ  建築物(住居系/建築 年でスタイル分け)  居住誘導区域  評価指標(グラフ)から居住誘導区域内における居住人口 の変化を地域全体でマクロ的に把握。  マップ上にて可視化された居住誘導区域と人口メッシュの増減 状況から、どの地域(居住誘導区域の内側か外側か)で人 口が増加しているかを把握。増加している地域をスケールアッ プすることで表示される建築物(住宅系)の建築時期から、 新築行為と人口増加の因果関係を確認。誘導区域内に計 画通り人口集積が行われているか、または、誘導区域外で人 口拡散が生じていないかを新築行為との関係性から評価。 都市機能 誘導  誘導施設内の都市施設 立地割合の経年変化  都市施設  建築物(住居系以外/ 建築年でスタイル分け)  都市機能誘導区域  評価指標(グラフ)から都市機能誘導区域への都市施設 立地状況を地域全体でマクロ的に把握。  マップ上にて可視化された都市機能誘導区域や、都市施設 位置、近年新築された建築物から、区域外において新たに立 地した都市施設を確認し、都市施設の集積を妨げる要因と なっている地域や建築物を把握。 防災  危険区域(LI・L2・洪水 浸水以外)人口割合の 経年変化  避難施設カバー圏域人口 割合の経年変化  人口関連増減メッシュ  建築物(住居系/建築 年でスタイル分け)  居住誘導区域  各種災害危険区域  避難施設カバー圏域  評価指標(グラフ)から各種ハザード区域内または避難可能 区域内における居住人口変化を地域全体でマクロ的に把握。  マップ上にて可視化された各種ハザード区域や避難可能区域 とメッシュの増減状況から、ハザード区域内または避難可能区 域外において人口が増加している地域を把握。該当地域をス ケールアップすることで表示される建築物(住宅系)の建築 時期から、新築行為と人口増加の因果関係を確認し、安全 エリアへの集積を妨げる要因となっている地域や建築物を把握。
  134. 15 2. 都市構造評価ツールの概要 【ツールのUX】 視点 評価指標の可視化 (グラフ/地域全体・マクロ) インプットデータの可視化 (マップ/地域別・ミクロ) ユーザーの行動・体験

    (UX) 公共交通  公共交通(鉄道・バス) カバー圏域人口割合の経 年変化  人口関連増減メッシュ  建築物(住居系/建築 年でスタイル分け)  居住誘導区域  公共交通カバー圏域  評価指標(グラフ)から公共交通カバー人口の変化を地域 全体でマクロ的に把握。  マップ上にて可視化された公共交通カバー圏域と人口メッシュ の増減状況から、どの地域(公共交通カバー圏域の内側か 外側か)で人口が増加しているかを把握。増加している地域 をスケールアップすることで表示される建築物(住宅系)の建 築時期から、新築行為と人口増加の因果関係を確認し、公 共交通利便地域への人口集積を妨げる要因となっている地 域や建築物を把握。 土地利用  誘導区域内の空き家率の 経年変化  人口関連増減メッシュ  空き家建築物  居住誘導区域  (公共交通カバー圏域)  評価指標(グラフ)から居住誘導区域内における空き家の 増減状況を地域全体でマクロ的に把握。  マップ上にて可視化された居住誘導区域と空き家立地状況か ら、空き家化が相対的に進行している地域を把握。公共交通 カバー圏域等の都市基盤整備状況との関係性から空き家化 の要因を分析。 財政  公示地価の経年変化  公示地価メッシュ  居住誘導区域  (公共交通カバー圏域)  評価指標(グラフ)から居住誘導区域内における平均公示 地価の増減状況を地域全体でマクロ的に把握。  マップ上に可視化された公示地価メッシュの増減状況から、増 減が大きい地域を把握。公共交通カバー圏域等の都市基盤 整備状況との関係性から公示地価変造の要因を分析。
  135. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  136. 1 会社紹介 • ソフトウェア開発・製品提供 ◦ デジタルツイン・シミュレーション ◦ メタバース(VR/AR) • DX・技術コンサルティング

    会社名 株式会社シナスタジア 先進技術で描く、人と空間の新しい関係 空間コンピューティング技術を核に、まちづくり・インフラ整備の デジタル変革をリードする東京大学発のテクノロジースタートアップ 設立 所在地 東京都港区東新橋 事業内容 2018年5月(2016年9月登記)
  137. 2 景観まちづくり分野では、多様な関係者との合意形成や正確な審査に課題があり、資料作成にコストがかかるといった問題も生じている。 本ユースケースにおいて3D都市モデルを活用した「景観まちづくりツール」を開発し、これらの課題の解決を目指す。 景観まちづくりユースケース開発 • 資料が2次元のため、景観計画や開発計画がイメージ しづらく、地域住民・自治体・事業者間の迅速な合意 形成が難しい 景観まちづくりにおける社会課題 本UCにおける開発方針

    • 資料が2次元のため、景観形成基準に適合しているか どうかの正確性が曖昧。判断にも時間がかかる • 3D都市モデル空間での見通し解析機能や高さ表示機 能を追加し、景観形成基準への適合、開発影響範囲が 把握しやすくなり、審査の正確性向上や効率化を促進 • 3Dビジュアルを用いた説明資料・提出資料の作成に 手間と時間がかかる • 3D都市モデル空間で景観計画を作成・共有する機能や GISデータを読み込む機能を実装し、地域住民・自治 体・事業者間の効率的な議論と合意形成を促進 • アセット配置機能やBIMインポート機能などを実装し、 3Dビジュアル資料を効率的に作成できるようになる ため、資料作成コスト・時間の削減が期待できる 景観計画・条例や開発計画において、高さ制限、意匠統一、 眺望保全区域などを検討する際、2次元資料を用いるため、 関係者に施策や効果のイメージが伝わりづらく、正確な審 査も難しい状況 3D都市モデルを活用し、施策の内容を3次元シミュレーシ ョン可能な「景観まちづくりツール」を開発。計画イメー ジを明確化し、景観計画や開発計画の共有・合意形成や審 査の効率化を促進する
  138. 3 2024年度は、実証実験で得たフィードバックを基に開発を進め、2025年3月にOSS化を目指す。 スケジュール 開発 β版開発 α版開発 技術レポート とりまとめ 2024年 2025年

    8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 実証実験 リリース α版リリース β版リリース 最終版開発 OSS化 事前操作説明会 フィードバック 操作説明会・ 業務活用 フィードバック 3月
  139. 5 景観まちづくりツールの主要機能一覧 主要機能 既存建物の色彩変更 景観計画作成 BIMモデルインポート 天候/時間帯変更 アセットのスケール変更 アセット配置 見通し解析

    建物・アセット編集 既存建物の削除 プロジェクト管理 GISデータ読み込み 建物高さ表示 アセット一括配置 画面キャプチャ 視点操作・環境変更 データ読み込み 景観計画読み込み 景観計画書き出し 分析・解析 編集データ保存 視点操作 視点保存/切替 Demo Demo Demo Demo Demo
  140. 7 洛東エリアの3D都市モデルを読み込み、大文字山の眺望確認等のシナリオを実施した。 実証実験の計画(京都市) 実証エリア:洛東エリア周辺(大文字山を含む) 実証ビジュアル:大文字山の眺望確認 シナリオ ツール活用事前準備 • マニュアルを見て3D都市モデルのセットアップ方法を確認 眺望保全区域内の眺望景観シミュレーション

    • 鴨川から大文字山への眺望干渉を確認するために、鴨川-大 文字山間に建物を配置し、視点場からの眺望確認と、見通し 解析機能による見通しの可視化を実施 開発計画届出用資料作成のシミュレーション • サンプルBIMをインポートし任意の場所に配置 • 届出用のスクリーンショットと、プロジェクトファイルを出力
  141. 8 倉敷美観地区周辺の3D都市モデルを読み込み、美観地区からの眺望景観シミュレーション等のシナリオを実施した。 実証実験の計画(倉敷市) 実証エリア:倉敷駅、倉敷美観地区周辺 実証ビジュアル:美観地区からの眺望 シナリオ 景観計画区域の可視化 • 倉敷川畔美観地区の計画区域データを読込、可視化 倉敷川畔美観地区における眺望景観のシミュレーション

    • 眺望保全地区で新規ビルを建設した場合、倉敷川畔美観地区 からビルが見えないか(眺望保全基準に適合しているか)確認 開発計画届出用資料作成のシミュレーション • サンプルBIMをインポートし任意の場所に配置 • 届出用のスクリーンショットと、プロジェクトファイルを出力
  142. 9 岐山通周辺の3D都市モデルを読み込み、岐山通における街路樹等の個別基準の適合や、通り全体の色調や高さの調和確認を実施した。 実証実験の計画(周南市) 実証エリア:徳山駅、岐山通周辺 実証ビジュアル:岐山通を再現 シナリオ 景観形成重点地区の可視化、個別基準の説明容易性の検証 • 岐山通の計画区域データを読込、可視化 •

    個別基準に基づいた街路樹・照明・電柱アセットの一括配置 建物を新規配置した際の、通り全体の色調や高さの調和を確認 • 配置した建物の対岸歩道から見たとき、建物の高さが街路樹 を突出しないか • 周囲の景観から過剰に目立つ色になっていないか 開発計画届出用資料作成のシミュレーション • サンプルBIMをインポートし任意の場所に配置 • 届出用のスクリーンショットと、プロジェクトファイルを出力
  143. 10 景観・開発計画の理解のしやすさに寄与し、業務適用の可能性があることが分かった。一方、現況再現と使いやすさに課題が残る。 実証実験の結果(アンケート) 観点 定量的な評価 定性的な評価 現況再現性 42%*1が現況再現が十分に されていると回答 •

    建物の再現に関しては、全体的なボリュームや大枠は把握できるものの、建築物 の細部表現の精度不足により、現況再現としては十分とは言えない点がある。 • 道路、橋、地形などの再現が不十分であり、実際の景観との乖離している 使いやすさ 使いやすいと答えた割合が、 画面共通機能:58%*1 地図編集機能:49%*1 データ解析機能:45%*1 • 基本的な操作や画面共通機能は直感的で使いやすく、初見でも操作可能である • 地図編集やアセット配置、BIM データインポートにおいては、選択状態の不明瞭さ や操作ガイド不足、さらに戻る・進む機能などの機能が不足している • 見通し解析の UI は、計画建物の可視化という観点では有用であるが、直感的な 操作や色表示、視野角設定などの細かな機能が分かりにくい 業務適用性 効率化に寄与:64%*2 コスト削減に寄与:58%*2 精度改善に寄与:66%*2 • 周辺環境のモデリング作業手間が削減され、開発計画の申請/届出に関する業務 時間が減少する可能性がある • 業務コスト削減効果は期待できるが、ツール自体の更新・維持費用が追加負担と なる可能性があるため、全体的なコスト削減効果は限定的である。 • 客観的なビジュアル提示により、共有認識が高まり、従来の手法に比べ業務精度 が向上する可能性がある。一方、ベースの精度、表示されている数値データの根 拠が不明瞭であるため使える場面が限られる。 景観計画・ 開発計画の 理解しやすさ 82%*1が議論の活性化や景 観指導の円滑化に繋がると回 答 • 立体的なシミュレーションにより、建物の位置や形状、色、周辺環境との関係が直 感的に把握でき、議論の活性化や景観指導の円滑化に寄与する可能性がある。 • 歩行者モードにおけるテクスチャの不明瞭さや各モードの簡易説明の不足が理解 の妨げとなる可能性がある。 *1 各設問に「非常にそう思う」か「そう思う」と回答した被験者の割合 *2 各設問に「非常にそう思う」か「そう思う」と回答した被験者の割合について、3業務(景観計画・景観条例策定/改定、開発計画の届出・審議)で平均をとった値
  144. 11 今年度は再現度向上や自治体職員の要望に応えた機能開発を実施。次年度は事業者も含めた実証の実施、機能拡張、UI/UX改善に取り組む。 今後の展望 業務適用性の向上 自治体・事業者 の利用拡大 • 実業務での活用を通じて、機能要望の収集・拡張する • また、機能拡張と共にUI/UX改善にも取り組む

    • 実証自治体・事業者を拡大し、機能面にてさらなる 汎用性を確保する • 特に、事業者側の業務(開発計画の申請など)も含めた 活用実証を目指す 今年度の実施事項 • 3D 都市モデルのビジュアルクオリティ向上や 3D アセット の拡充により、ビジュアルの再現度を向上させた • BIM モデルインポート機能や見通し解析機能など、現場の声 に応える形で新機能を開発 今後の 展望
  145. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  146. 2 本業務の位置づけ ユースケースの社会実装 プロジェクト・ディレクション 国土交通省都市局 デジタ ル情報活用推進室 (PLATEAU PT) 産学官連携プラットフォームの構

    築 国際展開 産学官のPLATEAUエコシステム構築の ためのプラットフォーム構築・運営 データ・カバレッジ拡大 3D都市モデルの価値を向上させるため のプロジェクト 3D都市モデルのソリューションを社会 実装するためのプロジェクト UC開発 太陽光発電シミュレータ 地下街ナビゲーション XRまちづくり 避難シミュレータ 地下埋設物活用 開発許可DX v3.0 公園管理DX v2 コミュニティ形成 PLATEAUを支える産学官コミュニテ ィを醸成するためのプロジェクト PLATEAU AWARD PLATEAU Hack Challenge 大学連携イベント 地域連携イベント PLATEAU Advocates コミュニティ形成 オープン・イノベーション創出 オープンデータの価値を引き出しイノ ベーションを創出するためのプロジェ クト 地域の社会実装 地方公共団体主導による社会実装を推 進するためのプロジェクト マッチングイベント(自治体) オープンデータ化支援 地方自治体向け研修 事業参画:XX団体 新規整備XX/更新拡充YY ユースケース開発XX件 開発許可/太陽光発電Sim/ 災害廃棄物推定Sys… PLATEAU補助事業支援 自治体業務への実装支援 エコシステム形成 プロジェクト・マネジメント支援 国土交通データ連携調査 PLATEAU国際展開のための調査、国際 会議の招へい・出席、国際展示会への出 展 国土交通分野の様々なオープンデータと の連携や都市局外での活用に関する調査 標準仕様の拡張 データ作成実証 SBIR 自動作成ツール開発 BRIDGE 自動生成ツール開発 SBIR 高精度テクスチャ 生成ツール開発 SBIR 高精度デジタルツイン 生成システム PLATEAUアカデミー (測量技術研修) BIM連携調査 群衆シミュレーション 地区防災計画 都市構造評価ツール タンジブルインターフェ ース シームレス物流 歩行支援ナビ 商業施設立地交通sim 高精度観光動態データ 市民参加型XR ドローン管制システム 太陽光発電ポテンシャル推 計 細萱 情報発信事業 PLATEAUサミット ユーザーズサミット PLATEAU VIEW機能改修 PLATEAU SDK 3.0開発 BRIDGE PLATEAU Builder開発 BRIDGE PLATEAU Converter開発 PLATEAU Flow開発 SBIR WebGISエンジン開発 マッチングイベント(産業/ 学術) 技術チュートリアル コミュニティ形成
  147. 3 本プロジェクトのスコープを以下に示す。各項目の詳細は次ページ以降に記載 コミュニティ形成 プロジェクトのスコープ 1. 民間主体コミュニティ形成 • PLATEAU AWARD の運営

    • PLATEAU Hack Challenge の運営 • PLATEAU Startup PITCH の運営 • PLATEAU LT の運営 • 開発チュートリアルの作成・更新 • PLATEAU Hands-On の運営 • PLATEAU アドボケイトの運営 • 官民カンファレンスの運営 2. 地域主体コミュニティ形成 • 地域ハッカソン等への支援 • 大学コラボイベントの運営 • PLATEAU サミットの運営
  148. 5 コミュニティ形成 2-1.成果サマリ イベント数 25 ※R6:28 (主催 13/協力 12) 延べ総参加者数

    2,740 ※R6:約2,000 現地参加 600 オンライン視聴 2,140 プレゼン発表数 180 東京以外の実施地域 13地域(広島/茅野/さいたま/宮古 /高松/徳島/京都/大阪/福岡/鹿 児島/出雲/金沢/仙台) 主な参加者 個人・企業の開発者 大企業~スタートアップなど事業者 学生、アカデミア 地方公共団体、地域住民 • PLATEAU NEXTとしてAWARDをゴールに展開 ※暫定値
  149. 7 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU AWARD 2024 2025.2.15 Sat. PLATEAU AWARD 2024

    最終選考会・表彰式 主催:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所(ASCII STARTUP) 協力:パノラマティクス 協賛:アクセンチュア株式会社、アジア航測株式会社、国際航業株式会社、株式会社日建設計総合研究所、 株式会社パスコ、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 参加者:現地観覧50名(一般22 招待28)、オンライン視聴者数104名 (事前応募現地35名、オンライン視聴応募183名) アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=sPHaCIjeip8 オープンデータである3D都市モデルのまだ見ぬ可能性を引き出すための開発コンテス トとして開催。年間で作品を募集し、最終選考に残った10作品がプレゼンを披露。高レ ベルかつ多様な形で3D都市モデルでの優れた開発成果が披露され、多数の関係者・観 覧者に共有された。
  150. 8 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU AWARD 2024 ファイナリスト作品 【グランプリ】トグルホールディングス 「街の"未来"を描く地図」 「すべての土地の活用価値を見える化することを通じて、不動産・建築・金 融をひとつにまとめた、新しいデジタル産業インフラを構築すること」をミ

    ッションに掲げる企業。不動産デベロッパーにとって要であるボリュームチ ェック業務を効率化し、PLATEAUデータと組み合わせることで、需要判断ま でをワンストップで検討できるプロダクトとして提供している。 【PLATEAU ユース賞】ミヤタゲームズ 「空傘散歩」 「傘で空を飛ぶシーン」を実現したいという思いから「VR上で傘を使って空 を飛ぶ装置」を作成。実空間の風覚装置とVR上の視覚演出から風の方向を知 覚し、風を受ける方向に傘を傾けるとVR上で傘が風に煽られ体が風に乗って 飛んでいく仕組みだ。このとき実空間では力覚装置により傘がひっぱられ、 傘が風に煽られている感覚を得ることができるという。 【PLATEAU賞】スペースシフト 「Plateau3D 都市モデルを活用した衛星画像の シミュレーションでわかる災害状況と減災活用」 PLATEAUの3Dモデルから衛星画像をシミュレーションすることで、災害エリ アの状況把握などに役立てるもの。衛星の中でも天候に左右されずに観測す ることができる「SAR衛星」の、シミュレーション画像を生成する作品。災 害時には過去に撮影された画像と比較して被害エリアを特定するが、過去の 観測が存在しないことがある。そういった状況を、シミュレーション画像を 使用することで解決できるというもの。 【UI/UXデザイン賞】 日本工営株式会社 ビジュアルコミュニケーションチーム 「飛び出す避難場所マップ」 自治体で設けている避難場所はいざというときに情報にたどり着きにくいな どの課題があるとし、自分事としてどう捉えてもらうかの意識づけが大事だ と考えて創られた作品。避難場所の位置・広域避難場所と避難場所の違い・ 防災用簡易井戸とは何か、といった疑問を理解に変えて現実世界の施設を見 に行く行動につなげることをねらいとしているという。 【データ活用賞】LociAI 「PLATEAU Agent」 PLATEAU Hack Challenge 2024 in Tokyoグランプリ受賞作品。 AI Agentによる地理情報処理の自動実行機能・AI多言語処理機能・3D地図 (deck.gl)コメント紐づけ記録機能を組み合わせることでPLATEAUデータ活 用のハードルの高さを解決するWebブラウザGIS。Webアプリに各ユーザが意 見を入力するだけで、対応した分析結果をAI Agentが提供し、自動的に3D地 図上に可視化するもの。
  151. 9 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU AWARD 2024 ファイナリスト作品 【エモーション賞】うっぴー 「虎ノ門深海水族館」 メタバースプラットフォームのVRChat上に、虎ノ門ヒルズのビルが丸ごと水 槽になっているワールドを作成した作品。

    深海の基準は水深200mということから、同様に高さ200m前後の高層ビルが4 つ建ち並ぶ虎ノ門ヒルズを丸ごと水槽にすることで、深海のスケールを体感で きるようにしたという。 【イノベーション賞】自治医科大学 西村智 「3D都市世界体験型リハビリ・トレーニング」 内科医として知財開発を医学部で行っている経験を活かし、 単調になりがちだったリハビリ・運動に対してのシステムを提案した。 エアロバイクのような運動センシングハードと、実時間表示ソフトはともに内 製だという。 【審査員特別賞】広島高校 情報部 「PLATEAUを利用したコミュニケーション、情報共有ツール」 災害への備えとして地域の防災力向上を目的に開発された作品。防災力向上の ため、住民のハザードマップに対する意識を高めるために考えたという。 共有可能なハザードマップの作成、多様な災害データを統合的に操作できるシ ステム構築を目指し、送信データを集約し3次元地図に展開するシステム、 PLATEAUモデルやその他災害情報を統合するウェブアプリを開発した。 白 宏健 「横浜市交通死亡事故3D体験マップ」 日本警察庁の交通事故統計情報とPLATEAUプロジェクトの3D都市モデルを活 用し、交通安全意識向上を目的に開発した作品。 致命的な事故データを統合し、3D可視化で発生場所や状況を示すことで、市 民の交通安全への理解を深め、安全運転やルール遵守の意識向上を目指すもの だという。 北村 駿季 「イメージ共有ツール Vision×Link」 「頭の中のイメージを相手に伝えたい」「もっと高速にクリエイティブを追究 したい」といった課題を解決することを目的に創られた作品。 ゲームエンジンによる高い操作性とAPI連携した画像生成AIにより誰でも簡単 にイメージをアウトプットできるという。
  152. 10 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU Hack Challenge 裾野拡大を目的とした初心者向けハッカソンと、コミュニティーの熱量を高める国土交通省主催ハッカソンを開催。多数 の成果作品が生まれたほか、オンラインや現地での技術交流がなされ、AWARDなどの応募へつながった。 2024.6.15 Sat. -

    16 Sun. PLATEAU Hack Challenge 2024 for ルーキー 主催:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所 協力:一般社団法人MA ファシリテーター:MA 伴野氏 メンター:株式会社シナスタジア:鈴木 智貴、株式会社アナザーブレイン:久田 智之、imgee株式会社:河野 円 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン 株式会社:高橋 忍、HollowByte:米田 将、 参加者:27人(応募人数32人) レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j063/ アーカイブ:https://youtube.com/live/D9B72ldv3YQ 【グランプリ】 黒猫のゲーム屋さん「都市データで都市データを倒せ!」 舞台は東京駅周辺。東京タワーや横浜ランドマークタワー、群馬県 庁が手足の生えた怪獣となって追いかけてくる。その怪獣を、近く のビルを放り投げてやっつけるゲーム。 【オーディエンス賞】 ドムキック2「スライム・アポカリプス 〜都市の終焉〜」 スライムを操作して新宿の街を飲み込みまくるというゲーム。スラ イムが都市を侵食していく恐怖を演出したゲームを目指した。 2024.9.07 Sat. - 08 Sun. PLATEAU Hack Challenge 2024 in Tokyo 主催:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所 協力:デジタルハリウッド大学、一般社団法人MA ファシリテーター:MA 伴野 氏 メンター:株式会社シナスタジア:鈴木 智貴・水谷 蓮、株式会社MIERUNE:西尾 悟、 株式会社ホロラボ:加茂 春菜、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社:石井 勇一 参加者:30人(応募人数37人) レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j069/ アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=rprmEN6A4ZQ 【グランプリ】 シャキシャキ「AIまりづくりファシリテーター」 AI AgentとWebGISを組み合わせた、音声と3D地図によるWebアプ リ。音声で「周辺のアジア料理の店はどこ?」などと話しかけると、 周辺の店が着色表示される。
  153. 11 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU Startup PITCH 03 2025.2.28 Fri. PLATEAU STARTUP

    Pitch 03 主催:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所 会場:ベルサール汐留 審査員:株会社デジタルベースキャピタル 桜井 駿 氏 株式会社ANOBAKA 長野 泰和 氏 三菱地所株式会社 橋本 雄太 氏 国土交通省 十川 優香 氏 進行 :ビジネスタレント協会 田原 彩香氏 参加者:現地観覧40名(申込211名) オンライン視聴回数104回 レポート記事:調整中 アーカイブ動画:調整中 PLATEAUのビジネス利用の可能性をより拡大させるため、プロジェクト内外のスタートアップを含めた企業にて技術や事業構想をもとにピッチを実施。展示カンフ ァレンスイベント「JID2025 by ASCIISTARTUP」にて同時開催した。登壇企業として6社が集まり、3D都市モデルのビジネスでの活用や事業構想を披露した。6社に 加え、PLATEAU展示企業4社と合わせて10社でPLATEAUエリアを展開し、ビジネス利用でのコミュニティー推進につながった。
  154. 12 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU Startup PITCH 03 ピッチ企業 株式会社大林組:上田 博嗣 氏

    【都市環境評価プロセスのDX】 峰設計株式会社:崔 峰云 氏 【MINECLE】 アダワープジャパン株式会社:安谷屋 樹 氏 【PLATEAU Autoware Simulatorコスト削減、 効率化による自動運転開発の加速】 株式会社くわや:桑原 遼介 氏 【でべごっこ】 株式会社シナスタジア:宇野 修太郎 氏 【景観まちづくり支援ツール】 株式会社ユーカリヤ:山本 義孝 氏 【WebGIS「Re:Earth」のPLATEAU VIEW 3.0 における活用実績と連携】
  155. 14 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU LT 2024.6.19 Wed. PLATEAU LT 06 主催:国土交通省

    運営:角川アスキー総合研究所 参加者:登壇者11名、申込数153名、オンライン参加者97回 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j064/ 2024.11.7 Wed. PLATEAU LT 07 主催:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所 参加者:登壇者11名、申込数146名、オンライン参加者86名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j075/ アイデアソンやハッカソンよりも敷居を下げ、幅広いPLATEAUの活用ノウハウをショートプレゼンするオンラインイベントとして開催。全国から開発者やPLATEAUを 使ってみたい人が集まり、各々の成果を披露した。高レベルなツール開発やビジュアライゼーションが共有され、コミュニティー拡大・AWARDへの応募につながった。
  156. 15 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU LT 発表作品の例 「Project FLATEAU - FLATなPLATEAU -

    3DのPLATEAUを、 2Dでもより使いやすく」清水 直哉氏 https://youtu.be/wJ8cNm13W64 「使わないなんてもったいない、PLATEAU SDK Toolkit for Unity」 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 「PLATEAUをCityJsonにしてみた」米田 将氏 「Mini Tokyo 3D × PLATEAU - 公共交通デジタルツインにリアルな風景を」 草薙 昭彦 氏 「IT教育コミュニティの性質を活用した Plateau人材の輩出エコシステムの構築」 種市 隼兵 氏 「リアルな体験化のための3D避難訓練」田中 正宏 氏
  157. 18 コミュニティ形成 2-2.技術チュートリアル PLATEAUのCityGML形式ファイルをさまざまなGIS形式に変換できるPLATEAU GIS Converterの基本的な使い方とファイル形式の特徴を解説。実際の活用例とし て、3D Tiles形式に変換や、QGISを用いた応用例などを説明した。 執筆:西尾 悟(MIERUNE)

    記事: https://www.mlit.go.jp/plateau/learning/?topic=convert-with-plateau- gisconverter https://www.mlit.go.jp/plateau/learning/?topic=converteddata-used-in-gis TOPIC 30|PLATEAU GIS Converterでコンバートして3Dで表示する TOPIC 31|PLATEAU GIS Converterを使ってコンバートしたデータをGIS分野で活用する
  158. 19 コミュニティ形成 2-2.技術チュートリアル TOPIC 32|PLATEAUを使った映像作品を作る【前編】 LOD3モデルのディテールアップと物 理シミュレーション TOPIC 33|PLATEAUを使った映像作品を作る【後編】 夜景の作り方と大量のオブジェクトの

    アニメーション制御 は、映像分野でPLATEAUを活用する応用方法の一つとして、モデルのディテー ルアップや物理シミュレーションを使用する方法を説明。映像作品を実写と組み 合わせて制作し、シーンのほぼ半数がPLATEAUの3D都市モデルで作らている。 執筆:森 祐太朗(WOW inc.) ※掲載前
  159. 20 コミュニティ形成 2-2.技術チュートリアル TOPIC 34|PLATEAU TouchDesigner Pluginを活用する TOPIC 35|TouchDesignerでインタラクティブな作品を作る PLATEAU

    TouchDesigner Pluginを使ってOBJ形式に変換し、利用するための方 法を解説。実例として、属性情報から建物の階数を取得し活用したサンプルや、 さまざまなエフェクトを付けて活用する方法を実例とともに説明している。 執筆:河野 円(imgee株式会社)、林 久純(ベースドラム株式会社)、 川村 崇(株式会社ワントゥーテン) ※掲載前
  160. 22 コミュニティ形成 2-2.ハンズオン動画 2024.7.3 Wed. PLATEAU Hands-on 10 PLATEAUの勘所 2024

    登壇者:株式会社ホロラボ ソフトウェアエンジニア 於保 俊 オンライン参加者141名(申込199名) アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=HjKwF4QFsKo 初めてPLATEAUに触れるユーザーに向け基礎知識を解説するハンズオンとして、3本の連続企画を実施・アーカイブした 2024.7.11 Thu. PLATEAU Hands-on 11 PLATEAUデータの高さや位置合わせについて理解する 登壇者:株式会社ホロラボ ソフトウェアエンジニア 於保 俊 オンライン参加者115名(申込187名) アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=9UZCWvWDwTU 2024.7.22 Mon. PLATEAU Hands-on 12 50行のコードからはじめるブラウザでのPLATEAU利用 登壇者:株式会社ホロラボ ソフトウェアエンジニア 於保 俊 オンライン参加者129名(申込195名) アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=qPhNbKtLAK8
  161. 23 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU ADVOCATE PLATEAU ADVOCATE 2024認定者 所属 役職 1

    於保 俊 株式会社ホロラボ グループ リード・ソフトウェアエン ジニア ソフトウェアエンジニア 2 常名 隆司 3 高橋 忍 ユニティ・テクノロジー ズ・ジャパン株式会社 シニア ソリューション エンジニア 4 久田 智之 株式会社アナザーブレイン 代表取締役/みんキャプ運営委員会 委 員長 5 西尾 悟 株式会社MIERUNE Engineering Manager 6 鈴木 智貴 株式会社シナスタジア 開発本部 7 米田 将 HollowByte 代表 8 ぴっかりん (青木 亮祐) 株式会社パスコ 研究開発センター 9 沼倉 正吾 株式会社SYMMETRY エバンジェリスト 10 加茂 春菜 株式会社ホロラボ Playful Fields Group Lead 11 内山 裕弥 国土交通省 総合政策局 情報政策課 IT戦略企画調整官 / 都市局 都市政策課 デジタル情報活用推 進室 12 有年 亮博 株式会社シナスタジア CEO 「Project PLATEAU ADVOCATE」とは、PLATEAUに関連する技術や開発ナレッジの共有、PLATEAU AWARD応募者への開発支援など、コミュニティ発の活動をよ り加速させることが期待される人材を選出し認定。本年度認定された以下12名は、PLATEAUのデータ活用等に精通し、情報発信や開発支援を通してPLATEAUの社会 実装へ貢献に努めた。各自がそれぞれの領域で、年間を通したさまざまな活動実績を残した。 9月3日アドボケイトの交流・情報交換会を開催 選出告知: https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j062/
  162. 24 コミュニティ形成 2-2.官民カンファレンス 2024.05.28 Tue. まちづくりDX全国会議 presented by 国土交通省都市局 主催:国土交通省

    運営:角川アスキー総合研究所 会場:日比谷スカイカンファレンス 登壇者:国土交通省 都市局長 天河 宏文氏、国土交通省 都市局 国際・デジタル政 策課 国際・デジタル政策企画調整官 椿 優里氏、鎌倉市役所 まちづくり計画部 都 市計画課 課長補佐 祖父江 和彦氏、岐阜市役所 都市建設部 都市計画課 主査 清水 剛氏、アジア航測株式会社 行政支援サービス部 技術部長 中嶋 幸宏氏、株式会社 山手総合計画研究所 代表取締役 片岡 公一氏、森ビル株式会社 TOKYONODE運営 室 茂谷 一輝氏、チームPLATEAU Windows 鈴木 裕之氏・桑原 遼介氏・河野 円氏、 花本 想良氏、東京大学 相澤研究室 360-CV班 相澤 清晴氏・坂野 達郎氏、小関 健 太郎氏、国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課長 武藤 祥郎氏 参加者:現地参加者65名(申込105名)、オンライン参加者373名(申 込395名) レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j061/ 地方公共団体でのPLATEAUデータ整備・活用事例、民間事業者のサービス事例、個人によるPLATEAUデータを活用したアイディアや作品を紹介する講演会として自 治体2組、事業者3組、PLATEAU AWARD 2023 受賞者4組の合計9組が登壇した。講演会終了後、登壇者、参加者同士のネットワークを構築すべく、ネットワーキング イベントも開催。
  163. 25 コミュニティ形成 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント コミュニティー活性化や認知拡大のため、各地域でのハッカソン等のイベントを講師や技術面でサポート。多数の地域でイベントが開催され、AWARDにつながる成 果や地域での活用が生まれた。 地域 実施主体 イベントタイトル 開催日

    実施内容 広島市 広島県 ハンズオン+アイデアソン「DoboX × PLATEAU Hack Challenge2024 in 広島」 7/27-28 アイデアソン 茅野市 公立諏訪東京理 科大学 PLATEAU x オープンデータ で地域課題を解決するハッカソン(茅野市) 9/21.22.23 ハッカソン さいたま市 さいたま市 PLATEAU(プラトー)アイデアソンinさいたま 10/5 アイデアソン 高松市・宮古市 Androidの会 PLATEAU(プラトー)2024 アイデアソン by 日本Androidの会 10/5 アイデアソン 高松市・宮古市 Androidの会 PLATEAU(プラトー)2024 ハッカソン by 日本Androidの会 10/13 ハッカソン 大阪市・福岡市・ 鹿児島市・出雲市 大阪駆動開発 PLATEAU XR & デジタルツイン ハッカソン2024 10/6-13 アイデアソン 金沢市 金沢市 PLATEAU Hack Challenge 2024 in KANAZAWA 10/26-27 アイデアソン 徳島市 徳島市 水都 とくしま未来構想アイデアソン×PLATEAU 11/16 アイデアソン 仙台市 仙台市 PLATEAU IDEA PITCH SENDAI 2024 11/30 アイデアソン 京都市 京都市 京都デジタルツイン会議【セミナー】変貌する都市・クリエイティブの未来 12/8 セミナー 京都市 京都市 京都デジタルツイン未来会議【ハンズオン】触る・試す・表現する3D都市モデル入門 12/21 ハンズオン 京都市 京都市 京都デジタルツイン未来会議【ハッカソン】KYOTO PLATEAU HACK 2024 1/18-19 ハッカソン
  164. 26 コミュニティ形成 2024.7.27 Sat.~28 Sun. DoboX×PLATEAU Hack Challenge 2024 in

    広島 (広島市) 主催:DoboXデータチャレンジ事務局(広島県) 共催:アーバンデータチャレンジ2024 実行委員会事務局 協力:国土交通省、角川アスキー総合研究所 メンター:田村 賢哉氏(株式会社Eukarya) 、 武村 達也氏(株式会社エル・ティー・エス)、鈴木 智 貴氏(株式会社シナスタジア)、松本慎平氏(広島工業大学)、石崎 浩太郎氏(Code for Hiroshima)、榎本 真美氏/新井千乃氏(アーバンデータチャレンジ実行委員会) 審査委員長:相原 玲二氏(広島大学 上席特任学術研究員 特命教授) 参加者:参加者25人 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j067/ 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント 2024.9.21 Sat.~ 23 Mon. PLATEAU x オープンデータで地域課題を解決するハッカ ソン(茅野市) 共催:公立諏訪東京理科大学、諏訪圏デジタル推進協議会 協力:国土交通省、角川アスキー総合研究所 XR信州 登壇者:久田智之 氏(株式会社アナザーブレイン) メンター:常名隆司氏(Project PLATEAU ADVOCATE)、今藤彦氏(茅野市 CDO 補佐官)、堀 文弥氏(XR信州 代表)、檜野龍一氏(XR信州 副代表)他 審査委員長:濱田 州博氏(公立諏訪東京理科大学学長) 参加者:参加者26人 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j070/ 【公立諏訪東京理科大学学長賞】 「ビルボクシング」 バーチャル空間の街を歩きながら建物を殴って破 壊し、運動不足やストレスを解消するVRゲーム 「属性情報体操」 ポーズをとりながらビルの築年数を知り、同時 に運動量を増加させ、災害発生時の住民の生存 率を高めるアプリ
  165. 27 コミュニティ形成 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント 2024.10.5 Sat. PLATEAUの3D都市モデルを知っ て・触って・体験するイベント PLATEAUアイデアソン inさいたま

    (さいたま市) 主催:シビックテックさいたま 講演:さいたま市 協力:国土交通省、株式会社武蔵野銀行 講師:荻原優希氏(株式会社Eukarya)、国土交通省 春名 慧氏 参加者:17名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j071/ 2024.9.16 Sat. - 17 Sun. PLATEAU 2024 アイデアソン/ハ ッカソン by 日本Androidの会 主催:日本Androidの会 後援:一般社団法人 情報処理学会 中国支部 協力:国土交通省、株式会社角川アスキー総合研究所、 情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ[web]、香川短期大学 会場:香川、岩手(2会場同時開催) 登壇者:岩倉 洋平氏 参加者:アイデアソン:岩手2名、香川8名 ハッカソン:岩手2名、香川4名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j072/ 【作品例】 「VR文化財アート」 【アイデア例】 「街の魅力発見フィールドワーク」 社会科見学などの機会に地域の働く人 にインタビューし、手書きの発表内容 を3Dマップに登録していくソフト 地域の伝承をもとに空想上の建造物を 3D都市モデル上に描き、文化財アート としてまちづくりや観光振興に活用
  166. 28 コミュニティ形成 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント 2024.10.26 Sat. - 27 Sun. PLATEAU

    HACK CHALLENGE 2024 in KANAZAWA 主催:ITビジネスプラザ武蔵交流・創造推進事業運営委員会、 金沢市 協力:国土交通省 登壇者:久田智之 氏(株式会社アナザーブレイン) メンター:崎山 和正 氏/大西 宏和 氏(株式会社シナスタジア) 参加者:15名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j074/ 2024.10.6 Sun. - 13 Sun. PLATEAU XR & デジタルツイ ン ハッカソン2024 主催:大阪駆動開発、福岡XR部、XR Meetup Kagoshima、 出雲駆動開発 協力:国土交通省、株式会社角川アスキー総合研究所、 GONENGO LLC、ホログラム株式会社、株式会社 Playable、HappyLifeCreators株式会社、monoDuki合同会 社、株式会社シナスタジア、ソフト産業プラザTEQS メンター:常名隆司氏(Project PLATEAU ADVOCATE)、 高橋忍氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会 社)、鈴木 智貴氏(株式会社シナスタジア) 参加者:41名(大阪14名、福岡5名、鹿児島13名、出雲9 名) レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j073/ 【最優秀賞】 「TALKING BUILDING」 【作品例】 「金沢城を体感する迷路ゲーム」 3D都市モデルで金沢城周辺の地形を再 現し、金沢城の歴史を知ってもらおう というコンセプトのゲーム PLATEAUの属性情報とChatGPTの Realtime APIを組み合わせ、ビルが自 らの属性情報を語るというコンテンツ
  167. 29 コミュニティ形成 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント 2024.11.30 Sat. PLATEAU IDEA PITCH SENDAI

    2024 主催:仙台市 協力:国土交通省 登壇者:小野桂介氏(東北工業大学) メンター/審査員:土田秦平氏(アクセンチュア株式会社)、原 亮氏(エイチタス株式会社)、渡辺一馬氏(一般社団法人ワカツ ク) 参加者:16名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j076/ 2024.11.16 Sat. 水都 とくしま未来構想アイデア ソン×PLATEAU 2024 主催:徳島市 協力:国土交通省、四国大学、徳島大学 登壇:近藤令子氏(合同会社MOMENT) メンター/審査員: 武村 達也氏(株式会社エル・ティー・ エス)、簗瀬 洋平氏(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパ ン株式会社)、辻岡 卓(四国大学) 、渡辺 公次郎(徳島 大学) 、夏目 宗幸(徳島大学) 、十川 優香氏(国土交通 省) 参加者:会場35名、オンライン10名 レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j077/ 【最優秀賞】 「Tokushima Virtual Guide」 【最優秀賞】 「Sound ♪ Scape」 3D都市モデルで再現した空間の任意の 場所に音源を設置し、その広がりを立 体的に可視化するアプリサービス 徳島を訪れる香港人観光客向けの、VR で徳島をプレ観光できるコンテンツ
  168. 30 コミュニティ形成 2-2.地域ハッカソン等への支援 各地方イベント 京都デジタルツイン・ラボ 主催:京都市 協力:国土交通省、一般社団法人京都知恵産業創造の森 【最優秀賞】 「KyoConnect」 インバウンド向けの街歩き案内・マナ

    ー啓発アプリ ▪オンラインセミナー ~変貌する都市とクリエイティブの未来~ 2024.12.8 Sat. 講師:古橋大地氏(青山学院大学)、菊地 啓介 氏(株式会社 コーエーテクモゲームス)、吉村 有司 氏(東京大学先端科学 技術研究センター)、塩瀬 隆之 氏(京都大学総合博物館) 参加者:246名 アーカイブ: https://youtu.be/IdhdbTOh-3Q?si=QWvK8KWxeusNPAtq レポート記事: https://ascii.jp/elem/000/004/252/4252767/ https://ascii.jp/elem/000/004/252/4252779/ ▪ハンズオン/初心者向け操作体験会 ~触る・試す・表現する3D都市モデル入門~ 2024.12.21 Sat. 講師:米田 将(HollowByte) 参加者:48名 ▪ハッカソン/3D都市モデルを活用した開発コン テスト ~KYOTO PLATEAU HACK 2024~ 2025.1.18 Sat. - 19 Sun. 登壇者:森岡東洋志氏(ベースドラム株式会社) サポーター:岩中 宏充氏(株式会社ワントゥーテン)、常名 隆司氏(Project PLATEAU ADVOCATE)、疋島 康成氏(株式会社シナスタジア)、宮浦 恭弘(大 阪駆動開発)、山本 新(株式会社CoPalette) 、久田 智之氏(株式会社アナザーブ レイン) 審査委員:飯田 和敏氏(立命館大学)、魚谷 繁礼氏(魚谷繁礼建築研究所)、久 田 智之氏(株式会社アナザーブレイン) 参加者:23名
  169. 31 コミュニティ形成 2-2.大学コラボ(イベント) 2024.08.19 Mon. - 08.21 Wed. Project PLATEAU

    ブートキャンプ for Woman’s University Students 2024 主催:WUSIC 協力:国土交通省 運営:角川アスキー総合研究所 講師・メンター:国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課 係長 春名 慧氏、アク センチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部 ストラテジーグループ マネ ージャー土田 秦平氏、株式会社cenco 岡部 千幸氏、株式会社シナスタジア 開発 本部 鈴木 智貴氏、株式会社Eukarya 田村 賢哉氏 ファシリテーター:合同会社ワタナベ技研 代表 渡邉 登氏 審査員:日本女子大学 理学部 数物情報科学科 教授 長谷川 治久氏、国土交通省 都市局 国際・デジタル政策課 企画専門官 十川 優香氏 参加者:19日 48名、20日 46名、21日 47名(申込52名) レポート記事:https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j068/ PLATEAUに触れたことのない層へのPLATEAUの認知・開発促進など、新たな裾野の拡大のため各種地域やコミュニティーでのイベント開催を支援。 多数の学生や地域住民らが参加し、新たなアプローチでアイデアや成果物を作成したり、またアプリなどで3D都市モデルに触れた。
  170. 32 コミュニティ形成 2-2.大学コラボ(PLATEAUの活用を学べるカリキュラム) 2024.06 - 2025.02 PLAYGROUND PLATEAUコース 主催:株式会社Shinonome 協力:国土交通省

    角川アスキー総合研究所 講師:PLATEAU開発経験のある学生2名 受講者:12名 目的:PlayGround内にPLATEAU認定コースを設置 PLATEAU AWARDに参加する学生の支援 コース半年間の流れ:「座学:基礎編」→「座学:応用編」 →「作品制作」→「最終発表会」 PLATEAUに触れたことのない層へのPLATEAUの認知・開発促進など、新たな裾野の拡大のため、大学生が無料でオンライン学習できるテックコミ ュニティ「PlayGround」でPLATEAUコースを設置。PLATEAU/GIS技術を持ったエンジニアを排出していくことで社会実装に寄与する。 【最終発表会:各チームの成果物】 「WILD PLATEAU」 害獣被害の実体を擬似体験して理解すると共に、 対処法を学ぶゲーム 「伊能忠敬ゲーム」 歩いた道を記録・可視化、お気に入りのスポット を共有することができるアプリ。 「みんなでGeoPlaクイズ」 都市をスキャンするように、建物の断面が徐々に 表示されるので、映し出されている特徴からその 場所を特定するゲーム。 https://www.canva.com/design/DAGVJNINTvQ/jWZWtbNLUFH- st6YmYDdyg/view?utm_content=DAGVJNINTvQ&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_sour ce=editor https://www.canva.com/design/DAGVCC6oxQw/JgxkEJ2Ih3T3XmsMs0m- Ig/view?utm_content=DAGVCC6oxQw&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=editor https://www.canva.com/design/DAGUp7sWb9s/lEUYBuSBE5ITBLKRpwVQ- Q/view?utm_content=DAGUp7sWb9s&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=editor
  171. 33 コミュニティ形成 2-2.PLATEAU サミット 2024.07.25 Thu. - 07.26 Fri. PLATEAU

    Summit(自治体交流会)in 広島 主催:国土交通省 運営:株式会社角川アスキー総合研究所 ファシリテーター・講師: 青山学院大学 古橋 大地 氏 株式会社アナザーブレイン 久田 智之 氏、 会場:広島国際会議場 参加者:現地参加者 41名(自治体22団体、民間ほか2名) 自治体一覧(狛江市、松浦市、高知県、海田町、古賀市、廿日市、 長崎県、うきは市、呉市、三次市、南さつま市、岡山市、広島県、 玉名市、高岡市、安曇野市、東広島市、府中市、竹原市、府中町、 尾道市) YouTube Live 配信視聴:44UU レポート記事: https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/j066/ 各地方公共団体でのPLATEAU活用を促進するため、関係者同士で情報交換を行うための交流イベントを昨年度に続き開催。PLATEAU活用事 例の紹介やプロジェクトユースケースの紹介・ツールの操作体験、2日目はPLATEAU CMS / Editorのハンズオンと地域課題の解決を考えるロ ールプレイング形式のワークショップを実施した。
  172. 35 3.今後の展望及び課題 コミュニティ形成 得られた結果と課題 今後の展望 コミュニティ 形成 • 初心者向けのハンズオン、各種チュートリアル の拡充、地域も含めたアイデアソン~ハッカソ

    ンまでのイベント拡大など産官学民それぞれの レイヤーに広がりを見せた • PLATEAU AWARD等のイベントでは、ビジネス 関連のアジェンダがいくつか出てきている • 上記成果の一方で地方公共団体・ビジネス・学 生・開発者などの各レイヤー内でのニーズや課 題に答える対応がより求められると想定される。 具体的には、地方公共団体であれば行政上で必 須となるようなアプリへと将来的につながる取 り組み、学生であれば支援・認知拡大に向けた 根気強い取り組み、そして開発者向けには新規 層との交流が挙げられる。 • PLATEAUコミュニティをより拡大させるため、 アプローチできていない開発コミュニティとの 交流強化やアドボケイトのより一層の活用など を検討する • ハッカソンの開催などとセットで、初心者に向 けたもくもく会などを準備として設け、参加へ のハードルを下げる取り組みを拡大する • 地方公共団体と開発者を巻き込んだ地域課題解 決に特化したハッカソンの開催
  173. 36

  174. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  175. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 2 目次

    I. 本プロジェクトの位置づけ・業務全体像 II. 具体的な業務内容 1. エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査の概要 2. 採択事業者の実施概要 III.成果及び今後の展望
  176. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 3 I.本プロジェクトの位置づけ・業務全体像

    本プロジェクトの位置づけ ユースケースの社会実装 R6 プロジェクト推進体制 プロジェクト・ディレクション 国土交通省都市局 デジタル情報活用推進室 (PLATEAU PT) 産学官連携プラットフォームの構築 国際展開 産学官のPLATEAUエコシステム構築のた めのプラットフォーム構築・運営 データ・カバレッジ拡大 3D都市モデルの価値を向上させるため のプロジェクト 3D都市モデルのソリューションを社会実 装するためのプロジェクト UC開発 太陽光発電シミュレータ 地下街ナビゲーション XRまちづくり 避難シミュレータ 地下埋設物活用 開発許可DX v3.0 公園管理DX v2 コミュニティ形成 PLATEAUを支える産学官コミュニティ を醸成するためのプロジェクト PLATEAU AWARD PLATEAU Hack Challenge 大学連携イベント 地域連携イベント PLATEAU Advocates コミュニティ形成 オープン・イノベーション創出 オープンデータの価値を引き出しイノベー ションを創出するためのプロジェクト 地域の社会実装 地方公共団体主導による社会実装を推進 するためのプロジェクト マッチングイベント(自治体) オープンデータ化支援 地方自治体向け研修 事業参画:XX団体 新規整備XX/更新拡充YY ユースケース開発XX件 開発許可/太陽光発電Sim/ 災害廃棄物推定Sys… PLATEAU補助事業支援 自治体業務への実装支援 エコシステム形成 プロジェクト・マネジメント支援 国土交通データ連携調査 PLATEAU国際展開のための調査、国際会 議の招へい・出席、国際展示会への出展 国土交通分野の様々なオープンデータとの 連携や都市局外での活用に関する調査 ※主なプロジェクトを抜粋。発注単位と必ずしも一致しない。 標準仕様の拡張 データ作成実証 SBIR 自動作成ツール開発 BRIDGE 自動生成ツール開発 SBIR 高精度テクスチャ 生成ツール開発 SBIR 高精度デジタルツイン 生成システム PLATEAUアカデミー (測量技術研修) BIM連携調査 群衆シミュレーション 地区防災計画 都市構造評価ツール タンジブルインターフェース シームレス物流 歩行支援ナビ 商業施設立地交通sim 高精度観光動態データ 市民参加型XR ドローン管制システム 太陽光発電ポテンシャル推計 細萱 情報発信事業 PLATEAUサミット ユーザーズサミット PLATEAU VIEW機能改修 PLATEAU SDK 3.0開発 BRIDGE PLATEAU Builder開発 BRIDGE PLATEAU Converter開発 PLATEAU Flow開発 SBIR WebGISエンジン開発 マッチングイベント(産業/学術) 技術チュートリアル
  177. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 4 I.本プロジェクトの位置づけ・業務全体像

    業務の全体像 # 業務名 業務内容 (1) 産学官連携プラットフォーム構築 に向けた調査 産学官連携プラットフォームの運営(PLATEAUコンソーシアム)、産業横断的な参画 企業拡大施策の実施等を行うことで産学官連携プラットフォーム構築に向けた調査 を行う。 (2) エコシステム構築に向けた民間ビ ジネス活用実証調査 PLATEAU エコシステム構築に向けた試みとして、従前、国土交通省都市局が実施 してきた技術開発やビジネスモデル開発の一連のプロセスについて、民間ビジネス 領域での導入可能性の検証を行う。 (3) 3D 都市モデルのオープンデータ 拡充に関する調査 オープンデータとして提供される3D 都市モデルが保有する属性情報の有用性を高 めていくための属性情報の拡充とそのオープンデータ化を行う。 (4) 3D 都市モデルのデータ整備促進 のための情報発信に関する調査 オープンデータとユースケースの統合型情報発信施策に関する事例調査をし、オー プンデータとユースケースの統合カタログサイト構築に向けた設計調査を実施する。 (5) 都市デジタルツイン技術の普及に 関する調査 標準データモデル(CityGML)や三次元図化に関する最新知見の情報を地場の測量 業事業者等へ普及させるためのハンズオン型PLATEAU技術講習会を実施する。 産学官のフラットな連携の場であるプラットフォーム構築や民間発意のプロジェクト推進体制の構築等を行うことで、 3D都市モデルの社会実装を促進することを目的とする。
  178. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 5 目次

    I. 本プロジェクトの位置づけ・業務全体像 II. 具体的な業務内容 1. エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査の概要 2. 採択事業者の実施概要 III.成果及び今後の展望
  179. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 7 Ⅱ.

    具体的な業務内容:1.エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査 プロジェクトの実施概要 1. エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査 エコシステム構築に向けた試みとして、従前、国土交通省都市局が実施してきた技術開発やビジネスモデル開発 の一連のプロセスについて、民間ビジネス領域での導入可能性を検証するため、次のプロジェクト・スコープを 中心とした施策を実施する。 ① 公募事業の一連のプロセス案の検討・整理 民間企業が主に不動産分野においてビジネスとして実施する、PLATEAU の 3D 都市モデルを活用した ビジネスアイディアの募集及び採択、成果管理等の一連のプロセスについて、国土交通省都市局の取組を踏 まえつつ、適切なかたちを検討・整理する。 ② 公募事業の実施を通じたプロセス案の課題検証 検討・整理を行ったプロセス案に基づき、実際の開発を実施することで、プロセス案の具体的な課題検証を 実施する。 ③ プロセスの民間ビジネス領域での導入可能性検証 検証結果を踏まえ、従前、国土交通省都市局が実施してきた技術開発やビジネスモデル開発の一連のプロ セスについて、民間ビジネス領域での導入可能性を検証し、とりまとめる。
  180. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 8 Ⅱ.

    具体的な業務内容:1.エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査の概要 業務フロー/スケジュール 有識者 審査・採択 公募準備 公募事業:タイプA 公募事業:タイプB 1 3 4 6 8 10 2 5 7 9 11 12 公募内容検討 公募資料作成 公募審査・採択 情報発信業務との連携 業務報告書の作成 業務報告書の作成 実施計画・開発計画・検証計画・内部検証・報告書とりまとめ 不動産ビジネス アイディア公募 公募 実施計画・開発計画・検証計画・内部検証・外部検証・報告書とりまとめ 公募事業の UCサイトへの公開
  181. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 9 各応募タイプの説明

    Ⅱ. 具体的な業務内容:1.エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査の概要 公募内容と公募結果 • タイプA:実証型ユースケース 実施期間 選定後から2025年1月31日(金)まで 予算 1件あたり800万円を上限とする 実施事項・期待する成果 データを用いて提案するアイディアとそれ を実現するソリューションの有用性を検証 します。 ※実際の都市でのフィールド検証は実施し ない。 • タイプB:社会実装型ユースケース 実施期間 選定後から2025年2月28日(金)まで 予算 1件あたり1500万円を上限とする 実施事項・期待する成果 提案するアイディアおよびソリューションにつ いて、実際の都市での検証を行うことでその 有用性を検証し、社会実装を目指します。 公募結果 実証型ユースケース(タイプ A) :8件 社会実装型ユースケース(タイプ B) :14件
  182. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 10 Ⅱ.

    具体的な業務内容:1.エコシステム構築に向けた民間ビジネス活用実証調査の概要 採択事業者・ビジネスアイディア 実施タイプ 事業者名 ビジネスアイディア名称 タイプA 株式会社マップル MAPPLE法務局地図ビューアと3D都市モデルの連携による不動産各種 業務の効率化 タイプA 株式会社くわや 3D都市モデルを利用した建築計画ボリューム検証出力サービス タイプA 株式会社パスコ 「不動産鑑定・固定資産税・相続税」評価における3D都市モデルの活用 タイプA 森ビル株式会社 画像の定量分析による眺望シミュレーションサービスの開発 タイプA 株式会社リアルグローブ 3D都市モデル統合型 不動産調査支援システムの活用可能性検証 タイプB 株式会社構造計画研究所 不動産敷地内のグリーンインフラ推進による、温熱環境と人流への影響の 可視化 【採択結果】 実証型ユースケース(タイプ A) :5件 社会実装型ユースケース(タイプ B) :1件 【審査方法】 産官学の有識者による審査を通じて採択
  183. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 3D都市モデルとMAPPLE法務局地図ビューアとの連携 (ec24ー01-01)

    ユースケースのイメージ動画 (システム稼働画面・実証風景) 17.78cm*10cmを変更しないこと 条件:1分程度、音声無し、 文字や図形等による説明可 ユースケースイメージ① (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと ユースケースイメージ② (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと Point  不動産分野のDX化に向けては、国・自治体が公開するオープンデータを 始めとした様々な地理空間情報を有効活用することが望ましい。しかし、 地理空間情報の活用には、GISシステムの新規導入やデータ使用前の準 備作業といった初期対応が必要となる  不動産事業者にとっては、これらの初期対応が費用面・技術面ともに大 きな障壁となり、業務効率化の阻害要因となっている  Webブラウザ上で登記所備付地図が閲覧できる「MAPPLE法務局地図 ビューア」に、3D都市モデル(建築物・地形)をタイル化して重ね表示でき る機能を新たに開発  不動産事業者を始めとした利用者に試験的にビューアを利用いただき、 Webアンケートで利用者の声を収集。3D都市モデルを活用できる具体 的な業種や業務、得られる効果や現状の課題を把握し実用性を検証する  不動産事業者の障壁となっている地理空間情報の導入に対し、Webブ ラウザ上で簡易に3D都市モデルと登記所備付地図を重ね表示できる ビューアを提供することで、業務の効率化を実現  3D都市モデルの表示は利用者から好評であり、今後のサービス展開の 可能性を確認。また、3D都市モデルの整備範囲の今後の広がりにより、 更なるビジネスの拡大も期待できる 解決する課題 スコープ ソリューション  「MAPPLE法務局地図ビューア」に、3D都市モデル(建築物・ 地形)を重ね表示できる機能を開発  3Dビューア上で簡便に物件情報を確認可能とし、不動産事業 者の業務効率向上・不動産取引の意思決定支援を目指す 開発:株式会社マップル 不動産ビジネス MapLibre GL JS
  184. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. ユースケースのイメージ動画 (システム稼働画面・実証風景)

    17.78cm*10cmを変更しないこと 条件:1分程度、音声無し、 文字や図形等による説明可  土地取引に際してその土地の様々な条件での検証を行うニーズはある が、建築計画ボリュームの検証は専門的知識を持つ者が専門ソフトを用 いて行なうため、検証自体の簡易化や即時確認を実現することが困難  多くの不動産事業者は建築計画ボリューム検証は外注を前提としている 一方で、土地の売買が確定しない段階ではコストにより検証を見送らざ るを得ないこともあり、その見送りに起因した機会損失がある  3D都市モデルの属性データを活用して与件解析と建築計画ボリューム 検証、ローカル環境で3DCADデータを自動出力するシステムを開発、 土地の与件確認やボリューム検証の時間や費用の削減につなげる  ボリュームの自動算出による時間や費用の低減効果を従来の建築士によ る確認と比較するほか、算出したボリュームを従来ソフトの場合と比較し た精度を検証し、ボリューム検証工程に対する実用性の検証を行う  不動産事業者の計画初期段階での外注を不要とした簡易検証が可能と なるほか、概略的な建築計画可能な規模の即時確認が可能となり、より 広範な土地取引活性化に寄与する  従来の検討工程においては建築士の中でも専門知識が必要なソフト利 用が求められるが、当ソリューションにより検討可能な人が増えるほか、 作業時間の削減を実現 解決する課題 スコープ  3D都市モデルの情報をもとに、選択した敷地の建築可能なボ リュームを自動で算出するシステムを開発  建築計画ボリュームの概略を簡易に検証可能となることで、不 動産事業の初期計画段階のDXを図る Point ソリューション 3D都市モデルを利用した建築計画ボリューム検証出力サービス(ec24ー01-02) 不動産ビジネス 都市計画 ・まちづくり PLATEAU SDK Unity 開発:PLATEAU Windows(株式会社くわや / imgee株式会社) ユースケースイメージ① (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと 衛星画像
  185. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. ユースケースイメージ① (システム・実証)

    8.8cm*5.83cm を変更しないこと ユースケースイメージ② (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと Point  不動産の査定や評価において、敷地と道路の高低差等の把握は2次元地 図や現地調査に依存しており、精度を担保しつつ省力化が必要  不動産の査定や評価結果について、 土地の高低差や傾斜の把握漏れに よる関係者間のトラブルを未然に防止することが求められている  3D都市モデルを用いて敷地と道路の高低差や傾斜を容易に抽出・計測 する仕組みをArcGISベースで構築し、査定や評価の効率化を図る  ArcGISの機能を利用して作成した主題図(地価公示や路線価、地番現 況図など査定や評価に必要な情報を重畳した地図)を出力し、関係者と の合意形成を円滑にする  抽出・計測の精度の確認と、計測結果や主題図の有用性に関する行政機 関や不動産事業者へのヒアリングにより、業務での実用性を検証する  査定や評価に影響する要因を広範囲に精度を保ち一括で抽出・計測が可 能。現地の状況を机上で容易に把握し調査箇所の抽出や計測を効率化  主題図で情報を可視化し、合意形成の円滑化によるトラブル防止  今後は、デジタルツイン発展を見据え、仮想空間で最新の情報をもとに 精度の高い査定や評価を行うことで更なる効率化・省人化が可能 解決する課題 スコープ ソリューション  2次元地図では判然としなかった敷地と道路の高低差等の計 測を、3D都市モデルを用いてGIS上で行うことで、不動産の 査定や評価の効率化を図る  不動産の査定や評価に必要な情報を載せた主題図を作成し可 視化することで、関係者との円滑な合意形成に寄与する 「不動産鑑定・固定資産税・相続税」評価における3D都市モデルの活用 (ec24ー01-03) 開発:株式会社パスコ 不動産ビジネス データ作成 ArcGIS 点群データ
  186. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 画像の定量分析による眺望シミュレーションサービスの開発( ec24ー01-04)

    ユースケースイメージ① (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと ユースケースイメージ② (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと 開発:森ビル株式会社/PLATEAUWindows 不動産ビジネス 都市計画 ・まちづくり シミュレーション Unity Cesium ForUnity PLATEAU SDK  不動産開発計画において、周辺建物との視線関係や特定の対象物の視 認性の評価は、重要な検討項目の一つである。しかし従来の方法では画 像の比較による定性的な評価にとどまり、定量的な比較や分析が困難  従来の眺望シミュレーションは視点設定を1点ずつ手作業で行っており、 建物全体での視点設定に時間と手間を要する。そのため、多様な眺望シ ミュレーションの実施が難しく、不動産開発での眺望検討が制限される  オープンデータを活用し短時間で多様なシミュレーション結果を確認で きるようになり、不動産開発において効率的・効果的な眺望シミュレー ションの実施が可能となる  開発したアルゴリズムに眺望だけでなく日照の数値化・可視化などの機 能を加えることで、不動産開発における活用場面が増え、検討業務の高 度化・迅速化が見込まれる 解決する課題 スコープ  3D都市モデルをもとに、眺望画像と新規定義した視認性指標 を計画建物全体で一括出力するシミュレーション機能を開発  特定対象物の視認性指標をヒートマップで可視化することで、 眺望を定量的に分析し、不動産開発検討の高度化を推進する ソリューション Point  計画建物と確認対象を設定し、計画建物の壁面に等間隔に一括設定した 各視点場での眺望画像と視認性指標を算出。建物全体での視認性指標 の分布を色分けにより可視化したヒートマップ作成機能の開発を行う  実際の眺望写真とシミュレーション結果を比較し精度検証を行うほか、不 動産開発担当者にヒアリングを行い、眺望シミュレーションにおける定性 +定量情報の有用性を検証し、眺望検討の高度化を図る 東京タワー視認性 東 北 南 ヒートマップ
  187. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 3D都市モデル統合型 不動産調査支援システムの活用可能性検証

     3D都市モデルをUIおよび属性データとして活用するとともに、不動産 査定で必要なデータをシステム上に集約するWebベースのプラット フォームを設計する  物件情報を一元的に表示することで、多数の関連情報サイトを個別に確 認する作業及び役所等調査が効率化する。これにより、迅速な不動産査 定を可能とする Point  不動産査定業務では査定に必要な多岐にわたる情報を入手するため、役 所等調査において多数の関係部署を訪問する必要がある。この調査で生 じる時間・労力が大きな負担となっている  2D地図では対象物件周辺の空間的な状況が伝わらないため、確認対象 に関して窓口担当者との認識の齟齬が発生しうる。その結果、しばしば不 動産情報を共有する際のコミュニケーションに時間や手間が生じる  システム内で確認可能な自治体数を増やし、複数の地域の情報を一元的 に取得可能とすることで、不動産事業者の業務効率が向上し不動産事業 者の利用が増加することを目指す  自治体側にもシステム導入による業務負担軽減や情報提供の効率化と いったメリットを訴求することで、自治体側での利用増加およびデータ提 供による協力の拡大を目指す 解決する課題 スコープ  不動産査定に必要な情報を一元的に集約し、調査・情報収集 作業を効率化不動産事業者向けソリューションを構想  調査・情報収集作業をオンライン化した不動産調査支援システ ムにより、不動産調査業務の労務負担や時間の軽減を目指す 不動産ビジネス 設計・構想:株式会社リアルグローブ 不動産 事業者 自治体 職員 ログインして 情報提供依頼 情報提供依頼 の通知 必要情報の提供と回答 重要説明事項作成に必要な情報の収集 ❶ ❷ ❸ ❹ 都市計画 ・まちづくり 解決する課題 スコープ ソリューション 役所調査申請画面イメージ 調査回答画面イメージ
  188. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. ユースケースのイメージ動画 (システム稼働画面・実証風景)

    17.78m*10cmを変更しないこと 不動産敷地内のグリーンインフラ推進による、温熱環境と人流への影響の可視化(ec24-01-05) 都市計画 ・まちづくり CFD シミュレーション ユースケースイメージ① (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと ユースケースイメージ② (システム・実証) 8.8cm*5.83cm を変更しないこと  民間デベロッパーは敷地内の緑化施策を進めているものの、緑化推進に よる不動産価値向上に関しては定量評価の手法が確立していないため、 保有する不動産の資産価値に緑化効果を反映して評価することが困難  温熱環境シミュレーションによる緑化施策の評価や人流に与える影響の 考察はハードルが高く、現状は緑化の状況把握や気温の実測にとどまる  前年度のユースケース成果である、3D都市モデルを活用した温熱環境 シミュレータをベースに、緑被データ等の解析インプットデータの精緻化 や歩行者移動実態データの可視化機能の開発を実施  緑化とにぎわいの相関関係を分析することによって、緑化施策の不動産 価値向上への寄与度を考察。分析・考察結果を踏まえ、定量評価の妥当 性、システムの有用性を検証  街区内の緑化状況が分かるミクロな緑化データと地域全体で整備済の 3D都市モデルを活用し、温熱環境シミュレーションを実施。緑化による 温熱環境の改善状況を定量評価し、施策検討・評価の高度化に寄与する  今後、本プロジェクトで明確にできなかった温熱環境の改善が人流に与 える影響を検証する。検証結果をソリューションに反映し、民間デベロッ パー自らによるシミュレーションおよび緑化施策検討の実現を目指す 解決する課題 スコープ Point ソリューション  緑化の有無ごとに不動産敷地内及び周辺の温熱環境をシミュ レーションし、温熱環境と人流を比較するビューアを開発  緑化と人のにぎわいの相関、さらに不動産価値向上への寄与 を考察し、定量評価による緑化施策の意思決定支援を目指す 開発:株式会社構造計画研究所、朝日航洋株式会社 実証協力:森ビル株式会社 不動産ビジネス 環境・エネルギー CesiumJS OpenFOAM 人流データ 点群データ 歩行者滞在人口の可視化 年代 凡例 20代 30代 40代 50代 60代 その他・不明 温熱環境解析結果と人流データの重ね合わせ ※温熱環境解析時は、森ビル株式会社様ご提供の保有物件の建物データを利用
  189. Copyright © 2024 by MLIT. All rights reserved. 19 Ⅲ.成果及び今後の展望

    成果及び今後の展望 公募事業の一連のプロ セス案の検討・整理 プロセスの民間ビジネス 領域での導入可能性検 証 得られた成果と課題 今後の展望 • ビジネスアイディアの公募を企画し、公募要 領等の準備及び募集を事務局として実施 • 20件以上の応募について、産・官・学の有識 者を交えて評価し、採択 • 事業実施期間を確保するため、広報や応募資 料作成に十分な時間の確保が困難 • PLATEAU に関わっていなかった事業者か らも応募があり、民間分野において実現した い多様なビジネスアイディアの存在を確認 • 本事業を踏まえてビジネス化可能なアイディ アと中長期的な取組むべきアイディアが混在 し、事業者毎に継続したフォローが必要 • 不動産ビジネスでのアイディア募集に多くの 応募があり、今後は他の事業領域でのアイ ディア募集の需要も見込みあり • 事業領域に合わせた有識者による協力体制 を構築することで、ビジネスアイディアの実 現を加速化 • 実現性の高いアイディアは、事業者の意向に 沿ってPLATEAUの枠組みで継続的に支援 • PLATEAU AWARD等と連携してアイディ ア発信の場を提供する他、アイディア実現の 協力者とのネットワーキングが必要 公募事業の実施を通じ たプロセス案の課題検 証 • 採択した6件のビジネスアイディアについて、 従来ユースケース業務と同様に実施計画書、 開発計画書、プロダクト作成、検証を実施 • ビジネスアイディア毎に様々な開発内容及び 要素技術が含まれるため、各業務をレビュー できる人材及び人員が重要 • ビジネスアイディア実現に向けた、提案者と 並走できる技術者の確保 • アイディアごとに成果物のスペックが異なる ことによる品質確保が困難になるため、採択 段階での実現性の確認を強化
  190. 令和6年度PLATEAUコンソーシアム第4回定例会議/第4回アドバイザリーボード 議事次第 日時:令和7年3月14日(金)14:00 - 16:00 I. PLATEAUコンソーシアム事務局長挨拶 [5分] コンソーシアム 関本事務局長

    II. アドバイザリーボードからの情報共有 [10分] 駒澤大学 瀬戸寿一 III.各ワーキンググループ成果発表 [各5分] 1. 自治体WG 三菱総合研究所 林典之 2. ビジネスWG アクセンチュア 増田暁仁 3. 標準化検討WG アジア航測 黒川史子 IV. 令和6年度PJ-PLATEAUの結果報告 1. ユースケース開発の報告 [各10分] ① 高精度観光動態分析 ゼンリン 松尾鋼二 ② 避難シミュレータ 東日本旅客鉄道(株)原良介 ③ 都市構造評価ツール 一般財団法人計量計画研究所 森尾淳 ④ 景観まちづくりUC シナスタジア 宇野修太郎 2. コミュニティ形成の活動報告 [10分] 角川アスキー総合研究所 北島幹雄 3. 民間ビジネス活用実証調査の報告 [10分] AIGID 守屋三登志 V. 令和6年度PJ-PLATEAUの成果および令和7年度PJ-PLATEAUの方針 [10分] 国土交通省都市局 VI. 総合討議 [10分] 出席者全体
  191. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 1 F

    Y 2 0 2 5 プ ロ ジ ェ ク ト 取 組 方 針 P r o j e c t P L A T E A U 国 土 交 通 省 都 市 局 国 際 ・ デ ジ タ ル 政 策 課 2 5 / 3 / 1 4
  192. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 1. FY2024の振り返り

    2. FY2025プロジェクトの方針・概要 3. お知らせ
  193. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 都道府県/市町村の別 FY2024

    補助事業 FY2024の振り返り ❘ 成果サマリー ❘ データ・カバレッジの拡大 都道府県 25 市町村 32 総整備建物棟数 総整備面積 整備範囲の 人口カバー率 5割以上 ※51.4% 約2,300万棟 約30,000km2 新規整備主体 新規直轄 5都市・7.7% 新規自治体 60都市・92.3% FY2023 新規直轄 15都市・22.1% 新規自治体 53都市・77.9% FY2022 新規/更新割合 FY2022 FY2023 新規72都市・82% 更新16都市・18% FY2024 新規65都市・46% 更新77都市・54% 新規45都市・60% 更新30都市・40% 地方公共団体区分 政令指定都市 18 中核市 34 一般 172 特例市 13 特別区 23 ※FY2023より東京23区は区ごとに1都市としてカウント 新規直轄 1都市・2.2% 新規自治体 44都市・97.8% FY2024 ※累計/LOD1 ※累計/LOD1 ※累計 ※累計 3
  194. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. FY2024末時点 整備都市一覧(約250都市)

    ※東京23区は特別区として1都市カウント FY2024の振り返り ❘ 成果サマリー ❘ データ・カバレッジの拡大 4
  195. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 5 FY2024の振り返り

    ❘ 成果サマリー ❘ 研修 18回 (2023年度:6回) 開催回数 900名 (2023年度:774名) 参加人数 13都県 (2023年度:4県) 開催エリア数 デジタルツールでつくる まちづくり研修 • 3D都市モデルを含む地理空 間情報及び地理情報システム の活用に向けた技術向上を目 的とした自治体向けの研修 • 各自治体で対面形式にて開催 開催回数 10 回 参加人数 80 名 開催エリア 9 都県 国交大研修 • 3D都市モデル等の技術を活 用した価値創出視野養成と 人材交流を目的とした官民 対象の研修 • 国土交通大学校(東京都小平 市)にて開催 開催回数 1 回 参加人数 31 名 開催エリア 1 都 PLATEAUアカデミー • 3D都市モデルの整備に必要 なCityGMLや3次元図化に 関する技術普及を目的とし た事業者向け技術講習会 • 対面のハンズオン講習とオン ライン学習を組合せ実施 開催回数 5 回 参加人数 120 名 開催エリア 5 都府県 MRI確認中 2/27反映予定
  196. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 大規模国際イベントへの新規出展 6

    FY2024の振り返り ❘ 成果サマリー ❘ イベント 26回 (2023年度:25回) 開催回数 2,796人 (2023年度:2,691人) 参加者数 14都府県 (2023年度:8都府県) 開催エリア数 ライトニングトーク 開催回数 2回 参加人数 320名 開催エリア Web PLATEAU AWARD 開催回数 1回 参加人数 258名 開催エリア Web ハッカソン 開催回数 8回 参加人数 318名 開催エリア 11都府県 アイデアソン 開催回数 4回 参加人数 84名 開催エリア 5県 Smart City Expo World Congress 2024 CEATEC2024 ブース来場者数 1,000名以上 ブース来場者数 350名以上
  197. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 7 FY2024の振り返り

    ❘ PLATEAUウェブサイトにて今年度成果を順次公開 (Journal, Use Case, Libraries (Handbooks, Technical Reports等)) #01-1 標準データモデルに関するオンラインマニュアル #01-2 XMLSchema(i-UR)に関するオンラインマニュアル #01-4 XMLSchemaのチュートリアル #01-3 GIS標準データモデルに関するチュートリアル #01 3D都市モデル標準製品仕様書 HTML/PDF版 #02 3D都市モデル標準作業手順書 HTML/PDF版 #10 3D都市モデルのための測量マニュアル #03 3D都市モデル整備のためのBIM活用マニュアル #03-1 (別冊)3D都市モデルとの連携のためのBIMモデルIDM・MVD #10-1 多方向カメラ空中写真測量マニュアル HTML/PDF版 #00 3D都市モデルの導入ガイダンス #11 3D都市モデルのユースケース開発マニュアル #09 PLATEAU VIEW構築マニュアル #12 PLATEAU SDK技術解説書 #07 3D都市モデルのデータ変換マニュアル 都市デジタルツインの国際展開調査 デジタルツールで変えるまちづくり研修 情報発信_万博体験型コンテンツ モデル駆動型アーキテクチャによる3D都市モデル標準ドキュメント生成 技術検証レポート 道路ネットワーク生成ツール 技術検証レポート BIM活用における調査レポート BIMデータを活用した3D都市モデル建築物作成の有用性調査 技術検証レポート 多方向カメラによる効率的なLOD3モデル整備手法の調査 技術検証レポート デジタルツインの実現に向けたクラウドソーシング型3D都市モデル作成システムに関する実証業務 技術検証レポート 開発チュートリアル TOPIC 17|PLATEAU SDKでの活用|PLATEAU SDK for Unity/Unrealを活用 する 開発チュートリアル TOPIC 28・29|Pythonで活用する 開発チュートリアル TOPIC 30|PLATEAU GIS Converterでコンバートして3Dで表示する TOPIC 31|PLATEAU GIS Converterを使ってコンバートしたデータをGIS分 野で活用する 開発チュートリアル TOPIC 32・33|PLATEAUを使った映像作品を作る【前編・後編】LOD3モデル のディテールアップと物理シミュレーション 開発チュートリアル TOPIC 34|PLATEAU TouchDesigner Pluginを活用する TOPIC 35|TouchDesignerでインタラクティブな作品を作る 開発チュートリアル TOPIC 36|デジタルツインと機械学習でPLATEAUを活用する。強化学習を用 いて適切な避難所を選択する(仮) WS運営マニュアル XR技術を活用した住民参加型まちづくりツールの社会実装 ユーザーマニュアル 太陽光発電ポテンシャル推計システムの社会実装モデルの開発 チュートリアル 景観まちづくりツールの開発 Technical Reports|3D都市モデル活用のための技術資料 Handbooks|3D都市モデル導入のためのガイドブック Journal (業務成果関連) Technical Reports|チュートリアル、マニュアル等 商業施設等の立地に関する交通シミュレータの開発 BIMモデルと連携したモビリティ自律運航システムの開発 3D都市モデルを活用した建物振動シミュレーションシステムの開発 熱流体解析に関する大規模シミュレーション 高精度観光動態分析システムの社会実装 都市再生安全確保計画等の策定支援のための避難シミュレータの社会実装モデルの開発 汎用的な人流シミュレーションシステムの社会実装 都市構造評価ツールの社会実装 タンジブルインターフェースを活用した住民参加型まちづくりツールの社会実装 XR技術を活用した住民参加型まちづくりツールの社会実装 開発許可DXシステムの社会実装モデルの開発 地区防災計画作成支援ツールの開発 BIMモデルと連携した地下街ナビゲーションシステムの開発 XRコンテンツ開発プラットフォームの社会実装 太陽光発電ポテンシャル推計システムの社会実装モデルの開発 BIMモデル及び地下埋設物モデルを活用した都市開発支援システムの開発 公園管理DXシステムの社会実装 景観まちづくりツールの開発 大規模都市開発における3D都市モデルの活用可能性に関する調査検討業務 産学官連携_地図ビューアを活用した不動産業務効率化 産学官連携_建築計画ボリューム検証 産学官連携_不動産鑑定・固定資産税・相続税評価 産学官連携_眺望シミュレーション 産学官連携_不動産敷地内のグリーンインフラ推進 Use Case (太字:Technical Reportsも公開)
  198. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 1. FY2024の振り返り

    2. FY2025プロジェクトの方針・概要 3. お知らせ
  199. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 都 市

    デ ジ タ ル ツ イ ン に よ り 社 会 に 新 た な 価 値 を も た ら す / 地 域 の 課 題 を 解 決 す る P r o j e c t Go a l P r o j e c t P L A T E A U は 、 デ ジ タ ル 技 術 に よ り 「 豊 か な 生 活 、 多 様 な 暮 ら し 方 ・ 働 き 方 を 支 え る 「 人 間 中 心 の ま ち づ く り 」 の 実 現 を め ざ す 「 ま ち づ く り D X 」 の デ ジ タ ル ・ イ ン フ ラ と し て の 役 割 を 果 た す こ と を 目 指 し 、 我 が 国 初 の 都 市 デ ジ タ ル ツ イ ン の 実 装 モ デ ル 「 3 D 都 市 モ デ ル 」 の 整 備 ・ 活 用 ・ オ ー プ ン デ ー タ 化 に 取 り 組 ん で き ま し た 。 プ ロ ジ ェ ク ト 開 始 か ら 6 年 目 を 迎 え る P L A T E A U は 、 こ れ ま で の 「 都 市 デ ジ タ ル ツ イ ン の ポ テ ン シ ャ ル を 引 き 出 す 」 た め の 実 証 / P o C フ ェ ー ズ か ら 、 「 都 市 デ ジ タ ル ツ イ ン に よ り 社 会 に 新 た な 価 値 を も た ら す / 地 域 の 課 題 を 解 決 す る 」 た め の 実 装 フ ェ ー ズ へ と 段 階 を 進 め ま す 。 9
  200. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. FY2025プロジェクトの方針・概要 「エコシステム」確立を目指しつつ、FY2025ではPhase03(FY2028~)に向けたアクションプランも検討予定

    3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化が 自律的に発展していく「エコシステム」の構築を目指します。  3D都市モデルを活用した魅力的なサービスを開発し、これを社会に実装していくこと で、都市生活のWell-Being(一人ひとりの多様な幸せ)を実現していくことが重要。  ためには、国のみがイニシアティブをもった取組みでは不十分。産学官のプレイヤーが それぞれイニシアティブを持ち、持続可能な形で3D都市モデルの整備・活用・オープン データ化にコミットしていく必要がある。  このため、国、地方公共団体、企業、大学等の研究機関、地域コミュニティなどのプレイ ヤーそれぞれの役割を明確化し、持続的に役割を果たしていく体制構築が必要。  次期PLATEAUでは、Phase02として、産学官が連携してPLATEAUを推進してい く新たな体制=PLATEAUエコシステムの構築を目指していく。  国は、Phase01で実施してきた基幹的施策を継続・拡充しつつ、各主体がイニシアティ ブを持ちそれぞれの役割を果たしていけるよう、環境整備施策を推進していく。 データ・カバレッジ 拡大 ユースケース 開発 コミュニティ 形成 国によるPLATEAUを駆動させていくための基幹的施策 サービス実装 地域のデジタル ケイパ向上 オープン・イノベー ション創出 国による各主体の役割を円滑化・促進する環境整備施策 + エコシステム構築 3D都市モデルのデータ整備、 オープンデータ化、 行政サービスの社会実装 等 3D都市モデルを活用した 新たなサービスの社会実装 等 3D都市モデルを活用した イノベーション創出、 地域のデジタルケイパビリティ向上 等 基幹的施策+環境整備施策 サービス実装 地域の デジタルケイパビリティ向上 データカバレッジ拡大 コミュニティ形成 ユースケース開発 市民 イノベーション企業 地域コミュニティ 国 地方公共団体 サービス実装 地域の デジタルケイパビリティ向上 サービス実装 オープンイノベーション創出 都市生活のWell-Being(一人ひとりの多様な幸せ)の実現 10 【参考】FY2024ビジョン
  201. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 地域の社会実装 ユースケースの社会実装

    プロジェクト・ディレクション 国土交通省都市局 デジタル情報活用推進室 (PLATEAU PT) 産学官連携プラットフォームの構築 データ・カバレッジ拡大 コミュニティ形成 標準仕様の拡張 自動作成ツール開発 データ作成実証 国際展開 産学官のPLATEAUエコシステム構築のため のプラットフォーム構築・運営 3D都市モデルの価値を向上させるた めのプロジェクト 3D都市モデルのソリューションを社会 実装するためのプロジェクト PLATEAUを支える産学官コミュニティ を醸成するためのプロジェクト 地方公共団体主導による社会実装を 推進するためのプロジェクト FY2025プロジェクトの方針・概要 ❘ プロジェクト推進体制 11 オープン・イノベーション創出 オープンデータの価値を引き出しイノベーション を創出するためのプロジェクト 自動生成ツール開発 高精度テクスチャ生成ツール開発 地中レーダー探査を活用した モデル整備技術開発 PLATEAU Snap開発 社会実装型UC開発(7件) 都市構造評価ツール 開発許可申請システム 除雪優先度算出システム 緑化効果算出支援ツール AIを活用した高速シミュ レーション AIを活用したマルチエー ジェントシミュレーション 大規模地震シミュレータ 地下埋設物維持管理 先進技術活用型UC開発(5件) SBIR BRIDGE BRIDGE PLATEAU自治体サミット 情報発信事業 PLATEAU全国会議 PLATEAU AWARD PLATEAU Hack Challenge 大学連携イベント 地域連携イベント PLATEAU Advocates コミュニティ形成 マッチングイベント(自治体) オープンデータ化支援 PLATEAU VIEW機能改修 PLATEAU SDK機能改修 マッチングイベント(産業/学術) PLATEAU Converter開発 PLATEAU Flow開発 WebGISエンジン開発 技術チュートリアル 事業参画 新規整備/更新拡充 ユースケース開発 PLATEAU補助事業支援事務局 SBIR プロジェクト・マネジメント支援 国土交通データ連携調査 PLATEAU国際展開のための調査、国際会議 の招へい・出席、国際展示会への出展 国土交通分野の様々なオープンデータとの 連携や都市局外での活用に関する調査 BRIDGE SBIR FY2025のProject PLATEAUでは、国土交通省都市局の事 業のほか、内閣府CSTIが提供する「SBIR(中小企業技術革新 制度)」及び「BRIDGE(研究開発と Society 5.0 との橋渡し プログラム)」を活用し、社会実装とイノベーション創出/研究開 発の両面から事業を推進する。 ※主なプロジェクトを抜粋。発注単位と必ずしも一致しない。検討中のものを含む。 BRIDGE BRIDGE PLATEAUアカデミー
  202. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. カテゴリ カテゴリ(小)

    事業名 1. データカバレッジ拡大 A 標準データモデルの拡張 建築・都市のDXの推進に向けた3D都市モデルの標準仕様のCityGML3.0移行に向けた調査等業務 1. データカバレッジ拡大 B データ整備手法の効率化 3D都市モデル自動作成・自動更新システムの開発及び実証 1. データカバレッジ拡大 B データ整備手法の効率化 建築・都市のDXの推進に向けたレーダー探査等を活用した地下埋設物モデルの整備実証業務 1. データカバレッジ拡大 C データ高度化・価値向上 まちづくりDXの推進に向けた3D都市モデルのデータ等作成実証業務 1. データカバレッジ拡大 C データ高度化・価値向上 AI 技術を活用した高精度デジタルツインの構築 1. データカバレッジ拡大 C データ高度化・価値向上 生成AI技術を活用した3D都市モデル自動生成システムの開発(都市デジタルツインの実現に向けた研究開発及び実証調査業務) 1. データカバレッジ拡大 C データ高度化・価値向上 まちづくりDXの推進に向けた3D都市モデルへのテクスチャ自動付与技術の開発業務 2. ユースケース開発 G 先進技術活用型UC開発 AIを活用した環境シミュレーションの高速化技術の開発等業務 2. ユースケース開発 G 先進技術活用型UC開発 AIを活用したマルチエージェントシミュレーション技術の開発等業務 2. ユースケース開発 G 先進技術活用型UC開発 大規模地震動シミュレータの開発(都市デジタルツインの実現に向けた研究開発及び実証調査業務) 2. ユースケース開発 G 先進技術活用型UC開発 大規模熱流体解析システムの開発(都市デジタルツインの実現に向けた研究開発及び実証調査業務) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 建築・都市のDXの推進に向けたユースケース開発業務(豪雪地帯の建築物における除雪優先度算出システム及び被災現場支援ツールの開発) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 建築・都市のDXの推進に向けたユースケース開発業務(地下埋設物モデルを活用した都市開発実証等業務) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 建築・都市のDXの推進に向けたユースケース開発業務(大規模イベントの輸送計画策定に向けた人流シミュレータの開発) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 建築・都市のDXの推進に向けたユースケース開発業務(火災延焼シミュレーションシステムの開発) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 まちづくりDXの推進に向けたユースケース開発業務(都市構造評価ツールの社会実装) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 まちづくりDXの推進に向けたユースケース開発業務(全国展開を見据えた開発許可DXシステムの社会実装モデルの開発) 2. ユースケース開発 I 社会実装型UC開発 まちづくりDXの推進に向けたユースケース開発業務(樹木データを活用した温熱環境シミュレータの開発) 3. コミュニティ形成 J ムーブメント惹起 まちづくりDXの推進に向けたPLATEAUコミュニティ形成業務 3. コミュニティ形成 J ムーブメント惹起 まちづくりDXの推進に向けた情報発信推進業務 4.オープン・イノベーションの創出 T データアクセシビリティの向上 まちづくりDXの推進に向けた3D都市モデル実証環境構築調査 4. オープン・イノベーションの創出 T データアクセシビリティの向上 まちづくりDXの推進に向けた3D都市モデルの利用環境向上業務 4. オープン・イノベーションの創出 F データハンドリング技術のOSS化 CityGML編集ツールの開発(都市デジタルツインの実現に向けた研究開発及び実証調査業務) 4. オープン・イノベーションの創出 F データハンドリング技術のOSS化 GISコンバータの開発(都市デジタルツインの実現に向けた研究開発及び実証調査業務) 4. オープン・イノベーションの創出 F データハンドリング技術のOSS化 3D 都市モデルに対応した次世代 WebGIS エンジンの開発と社会実装 5. エコシステム構築 W 産学官連携PF構築 まちづくりDXの推進に向けた産学官連携プラットフォームの構築調査業務 5. エコシステム構築 W 産学官連携PF構築 まちづくりDXの推進に向けた3D都市モデルのビジネス活用促進業務 5. エコシステム構築 X 国際展開 まちづくりDXの推進に向けた都市デジタルツインの国際展開調査業務 5. エコシステム構築 X 国際展開 まちづくりDXの推進に向けた大規模都市開発における3D都市モデルの活用可能性に関する調査検討業務 5. エコシステム構築 X 国際展開 まちづくりDXの推進に向けた衛星データによる都市デジタルツインの構築調査業務 5. エコシステム構築 Y 補助金執行 まちづ くりDXの推進に向けた地方公共団体の取組みに対するコーデ ィネート業務 5. エコシステム構築 Z エコシステム構築 まちづくりDXの推進に向けた都市デジタルツインのエコシステム構築調査業務 5. エコシステム構築 Z エコシステム構築 建築・都市のDXの推進に向けた3D都市モデルのユースケース開発マネジメント等業務 FY2025プロジェクトの方針・概要 ❘ 業務一覧 12 ※検討中のものを含む。
  203. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 13 FY2025プロジェクトの方針・概要

    検討中の主要プロジェクト [1/12] 3D都市モデルの標準仕様のCityGML3.0移行に向けた調査等業務 「3D都市モデル標準製品仕様書等」の整備 [課題] • 標準仕様が複雑化・専門化しており利用に支障及び新規参入しよ うとするデータ整備事業者の障壁となっている。 • ドキュメントの肥大化による更新性低下/更新コスト増加 [主なスコープ] • データ整備事業者から仕様書に対するコメントを受け付け、その コメントを踏まえたドキュメント改正 • 最新の標準仕様に基づくデータ更新 CityGML 3.0への移行に向けた調査 [課題] • Project PLATEAUはCityGML2.0を採用 しているが、世界各国・都市がCityGML3.0へ 移行が進んでいる。 [主なスコープ] • CityGML 2.0をベースとする既存アセットを 継続活用可能としつつ、最新の国際標準である CityGML 3.0移行に向けた調査を行う。 データ・ カバレッジ 拡大 3D都市モデルのデータ等作成実証業務 データ作成実証及び拡張製品仕様書の作成 [課題] • ユースケース開発業務に必要な対象都市を標準 仕様に基づく3D都市モデルを作成および既に 3D都市モデルが整備済みの都市における更新 [主なスコープ] • 3D都市モデルの作成もしくは更新 • 拡張製品仕様書の作成 [ユーザー] • 地方公共団体、民間事業者等 3D都市モデル整備費用試算ツールのバージョンアップ [課題] • PLATEAU補助ポータルに掲載の3D都市モデル整 備費用試算ツールは令和4年度に作成され時点が 古くなっているため、更新が必要 [主なスコープ] • 3D都市モデル整備費用試算ツールのバージョン アップ ー労務単価を考慮した単価改定 ー時点修正で対応した経年変化を考慮した単 価改定 ー現行試算ツールに網羅されていない項目の追加
  204. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 14 FY2025プロジェクトの方針・概要

    検討中の主要プロジェクト [2/12] 3D都市モデルへのテクスチャ自動付与技術の開発業務 建築物モデルへの自動テクスチャ貼り付け技術の開発 [課題] • 3D都市モデルの建築物モデルは、テクスチャが付与されていなかったり、付与されていても航空写真を 基にしているため画質が非常に悪く、ビジュアルを重視する用途には使いにくい。 [主なスコープ] • スマートフォンで撮影された位置情報を有する高画質な画像を、建築物モデルの面を指定して、自動で補 正しながら貼り付けを行うシステムを開発 • 貼り付け後のデータをCityGML形式でダウンロード可能とする [ユーザー] • 開発者 • 地方公共団体(景観シミュレーション等への活用) データ・ カバレッジ 拡大 レーダー探査等を活用した地下埋設物モデルの整備実証業務 データ作成実証 [課題] • 地下埋設物の3D都市モデルの整備技術の効率化等に関す る研究が必要 [主なスコープ] • 特定緊急整備地域において、地中レーダー探査を活用した 地下埋設物モデルの整備(3,000m2程度)・検証 ※イメージ
  205. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 15 FY2025プロジェクトの方針・概要

    検討中の主要プロジェクト [3/12] 都市構造評価ツールの社会実装 都市構造の現状・変遷を評価しその結果を可視化するツールの開発 [課題] • 立地適正化計画の策定、策定後の施策効果の評価、計画の進捗把握、見直し検討のためには、過去から 現在の都市構造の推移を定量的に把握することが必要。評価にあたっては専門的な技術が必要である ため、地方公共団体の職員が自ら作業できず、コンサルタント等に発注している状況。 [主なスコープ] • 地方公共団体の職員でも簡単に、3D 都市モデル(建築物モデル)、統計データ、その他データ等を用い て都市構造の現状・変遷を評価ができるツールを開発する。 • また、複数の自治体による共通フォーマットで、都市構造の評価指標等を定量的に算出することで、立地 適正化計画等に基づく施策の効果を可視化するツールを開発する。 [ユーザー] • 地方公共団体 都市の事情に応じたカスタマイズ機能の開発 [課題] • 都市構造の把握にあたっては、標準的な指標 に追加して、都市の実情に応じた指標による 評価が必要。 [主なスコープ] • 都市の実情に応じた可視化する都市機能等 の追加 • 隣接地域・複数自治体を含めた都市構造の可 視化 [ユーザー] • 地方公共団体 ユースケース [都市計画への活 用] 全国展開を見据えた開発許可DXシステムの社会実装モデルの開発 3D都市モデルを活用した開発許可手続きの支援システムの要件定義 [課題] • 開発許可制度は、審査に必要な関連資料や関係者との協議等が多岐にわたるため、審査側の地方公共団体と申請側の民間事業者等の双方で多大な事務負担 となっている。また、開発許可権限を有する地方公共団体毎に申請資料や協議方法等が異なるため、開発許可権者に広く活用されるシステムを構築することが 課題となっている。 [主なスコープ] • 過年度の調査結果(全開発許可権者への意向及び実態調査や地方公共団体・民間事業者等へのヒアリング結果含む)を活用するとともに、開発許可権者の審査 権限やシステム環境に拠らない汎用的な、3D都市モデルを活用した開発許可手続きの支援システム(民間事業者等による申請、地方公共団体による審査及び 回答、申請者及び地方公共団体間のコミュニケーション、申請の電子化による審査の効率化を図るシステム等)の要件定義を行う。 [ユーザー] • 地方公共団体、民間事業者等
  206. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. ユースケース [防災への活

    用] 16 FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [4/12] 豪雪地帯の建築物における除雪優先度算出システム及び被災現場支援ツールの開発 建築物単位での除雪優先度の算出・可視化 [課題] • エリア単位の積雪荷重情報は発信できているが、 建築年等を考慮した建築物単位での除雪優先度 が算出できず、除雪に伴う災害が発生している。 [主なスコープ] • リアルタイムで積雪荷重・積雪新データを作成、 3D都市モデルの形状や属性を考慮し、建築物単 位での除雪優先度を算出、可視化。 [ユーザー] • 地方公共団体 被災現場での3D都市モデル重畳の実証 [課題] • 豪雪や地震等により、建築物が被災した現場において、 被災前の建築物の概要や被害状況の把握・情報共有に よる被災現場活動の高度化が必要。 [主なスコープ] • スマートフォンのカメラを現場に向けた際、3D都市モ デルやその他情報が表示される(AR)システムを構築。 [ユーザー] • 地方公共団体 ※イメージ 火災延焼シミュレーションシステムの開発 シミュレーション用ファイル作成・条件設定ツール [課題] • 密集市街地の火災安全対策を講じるためには、 地区の防災リスクを適切に評価することが重要 • 一方で、国総研の開発した精度の高い市街地延 焼シミュレータを使用するには、多くの手作業が 発生している。 [主なスコープ] • 国総研のシミュレーションエンジンの使用を前提 に、簡易にインプットデータの作成や条件設定を 行うためのツールを開発する。 [ユーザー] • 地方公共団体 操作マニュアル作成 [課題] • 国総研の開発した地形や建築物の高さ、構造種 別等を考慮した精度の高い市街地延焼シミュレー タが普及していない。 [主なスコープ] • 開発した火災延焼シミュレーションシステムにつ いて、具体の3D都市モデルを用いてシミュレー ションを実行し、可視化するまでの操作方法を記 載した操作マニュアルを作成する [ユーザー] • 地方公共団体 ※イメージ
  207. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. ユースケース [GXへの活用]

    17 FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [5/12] 樹木データを活用した緑化効果算出支援ツール(温熱環境シミュレータ)の開発 樹木データを活用した樹木管理システムの開発 [課題] • 多くの自治体で樹木管理は紙の台帳によりアナ ログで管理されており、システム化・デジタル化が 進んでいない。剪定などの維持管理計画の策定 業務や発注業務などに時間を要している。 [主なスコープ] • 地方公共団体の職員でも簡単に街路樹および緑 地管理できるデータベースの開発 [ユーザー] • 地方公共団体、民間事業者等 緑の評価指標算出ツールの開発 [課題] • まちづくりにおける緑がもたらす効果(景観、防 風、温度調節等)の具体的な定量評価方法はこれ まで確立されておらず、緑の基本計画策定を行う 自治体は自らデータを収集する必要があり、時間 と労力を要していた。 [主なスコープ] • 航空写真による緑地算出、CO2吸収量の算出 • 緑陰による日射遮断面積割合の算出 [ユーザー] • 地方公共団体、民間事業者等 大規模イベントの輸送計画策定に向けた人流シミュレータの開発 列車・バスのダイヤ等を考慮した人流シミュレータ [課題] • 輸送計画の策定に向け、公共交通機関のダイヤを 考慮した精度の高い人流予測ができない。 [主なスコープ] • 列車・バスのダイヤ等をパラメータとして設定可 能な、人流シミュレータを開発。 • 概ね3,000人規模のシミュレーションのシナリオ を3本作成。実行と分析を行う。 [ユーザー] • 輸送計画の立案者 実証エリアの3D都市モデル整備 [主なスコープ] • 人流シミュレーションの実証エリアとして、駅舎 (屋内を含む)から駅前広場、バスターミナルの3 D都市モデルを整備する。 ※イメージ ユースケース [人流分析への 活用]
  208. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 18 FY2025プロジェクトの方針・概要

    検討中の主要プロジェクト [6/12] 地下埋設物モデルを活用した都市開発実証等業務 地下埋設物の3D都市モデル等の活用実証 [課題] • 実際の再開発事業等において、地下埋設物の3D 都市モデル等の活用による有用性に関する研究 が必要 [主なスコープ] • 実際の再開発事業等において、地下埋設物の3D 都市モデル等を活用することによる工事施工の 合理化等に関する検証等 [ユーザー] • 地方公共団体 地下埋設物の3D都市モデル等の整備能力向上実証 [課題] • 主な3D都市モデルの整備主体である地方公共 団体において、同モデルを整備するための知見 が不足 [主なスコープ] • 地方公共団体の職員による地下埋設物モデル (LOD2)の整備・更新の実施可能性等に関する 検証等 [ユーザー] • 地方公共団体 地下埋設物の3D都市モデル等の整備実証 [課題] • 地下埋設物の3D都市モデル等のスケーラビリ ティの確保が必要 [主なスコープ] • 既存の地下埋設物に関するデータを3D都市モデ ルのデータに変換(0.01km2~0.1km2程度) ユースケース [地下インフラ DXへの活用]
  209. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. オープン・イノ ベーションの創出

    19 FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [7/12] 3D都市モデルの利用環境向上業務 PLATEAU SDKの機能向上 [課題] • ゲームエンジンでのアプリケーションを支援するため、3D都市モデルのインポート等を可能と するSDKを開発・公開しているが、3D都市モデルの描画負荷が高く、広域での同時表示に制 約がある。 [主なスコープ] • 視点の位置に応じて3D都市モデルの表示内容を最適化することも目的に、3D都市モデルの データを地域メッシュ単位よりも細かい単位に分割し、その単位毎に高精細~低精細なデータ セットを保持する処理をSDKに追加実装する。 [ユーザー] • 開発者等 景観まちづくり支援ツールを用いた実証 [課題] • 景観関連業務のうち、自治体では屋外広告物の許可申請の 業務負荷が課題となっている。また、許可基準が簡素化さ れ、周辺環境との調和を高度に確認できていない事例も散 見される。 [主なスコープ] • PLATEAU SDKをベースに構築した景観まちづくり支援 ツールを自治体業務に試行的に導入し、機能改修を行いつ つ、実務の支援及び有用性検証を行う。 [ユーザー] • 自治体職員 3D都市モデル実証環境構築調査業務 PLATEAU VIEW機能改修 [課題] • 海外ベンダーの有償ツールへの依存からの脱却を目的として、品質検査・データ変換をはじめとした3D 都市モデルのデータ処理システムの開発を進めている。本システムの改良により、3D都市モデルを活用 したソリューションツールのプラットフォームの構築が可能となる。 [主なスコープ] • 3D都市モデルの処理モジュールの追加開発を行い、データハンドリング性能を向上する。 • システム上で構築した洪水浸水シミュレーション等のソリューションを他ユーザーに共有可能な形式で保 存・出力する機能を開発し、プラットフォームとしての有用性を検証する。 [ユーザー] • 開発者等 • 自治体職員 PLATEAU VIEW運用支援 [課題] • 全国の自治体や受託事業者からのデータ収集、 管理、オープンデータ化等の運用支援が必要。 [主なスコープ] • データ整備者向け窓口機能の設置 • 自治体等のユーザーが行うデータ登録、公開、差 し替え等の円滑化 • PLATEAU CMSの運用 • PLATEAU VIEW/Editorの運用 • オープンデータ化支援
  210. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. コミュニティ形成 20

    FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [8/12] PLATEAUコミュニティ形成業務 PLATEAU開発者コミュニティの拡大、成熟 [課題] • 3D都市モデルを活用する開発者や企画者の拡充 及びコミュニティ形成が必要。 [主なスコープ] • ハッカソンの開催及び地域コミュニティ主催イベン トへの支援を通して、開発者等の拡大を図る。 • PLATEAU AWARDを開催し、ハイレベルな開発 者の呼び込み及び3D都市モデルの活用スキル向 上を促す。 [ユーザー] • 開発者等 PLATEAU自治体コミュニティの形成 [課題] • 3D都市モデル整備自治体の職員が3D都市モデ ル活用に関する知見を効率的に取得する機会が 限られている。 [主なスコープ] • PLATEAU自治体サミットを開催し、自治体職員 の3D都市モデル活用方法の理解の深化及び自 治体職員間のネットワーク形成を促進する。 [ユーザー] • 自治体職員 PLATEAU関心層の取り込み [課題] • 3D都市モデルのエコシステム構築のためには産 学官の幅広い領域で関心層の取り込みが必要。 [主なスコープ] • カンファレンスや大学連携イベント等を開催し、 3D都市モデルの活用方法を広く周知する。 • 初学者に向けたハンズオンや開発チュートリアル を作成・公開し、3D都市モデルの新規ユーザー を取り込む。 [ユーザー] • 産学官における関心層 情報発信推進業務 PLATEAUウェブサイトの更新 [課題] • Project PLATEAUの取組みを発信し、関心層 の更なる拡大や3D都市モデルの社会実装を目 指す。 [主なスコープ] • PLATEAU NEXT 2025特設サイト、 PLATEAUコンソーシアム、ユースケース開発記 事、技術資料等の掲載・更新 • 英語版ウェブサイトの作成 [ユーザー] • 開発者その他一般閲覧者 イベント出展(関西・大阪万博など) [課題] • Project PLATEAUの国内外における認知向 上及び関心惹起を図る。 [主なスコープ] • 関西・大阪万博等の大規模イベントに出展し、都 市デジタルツインを活用した体験型コンテンツや PLATEAUの取組紹介に関する展示を行う コミュニケーションプラン調査 [課題] • PLATEAUの社会実装に向け、情報発信の現状 分析、ターゲット定義等を行う必要がある [主なスコープ] • PLATEAUへの認知、理解、参画意欲等に関する マーケット・リサーチの実施 • すそ野拡大のためのコミュニケーションプランメ ディアプランを策定
  211. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. エコシステム構築 21

    FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [9/12] 産学官連携プラットフォームの構築調査業務 PLATEAU補助(民間サービス実装タイプ)の支援 [課題] • PLATEAU補助制度の「民間サービス実装タイ プ」が創設されるところ、当該補助対象事業の適 正な履行、効率的・効果的な実施が必要。 [主なスコープ] • 令和7年度に民間サービス実装タイプに参画する 民間事業者等の業務遂行を伴走支援 • 事業完了後における追跡調査の実施方法及び調 査項目の検討 [ユーザー] • 令和7年度補助対象事業者(民間事業者等) ビジネスマッチング支援等 [課題] • 異なる業種間の企業において、民民間のニーズ・ シーズが合致しておらず、3D都市モデルを活用 したサービス実装に至っていない。 [主なスコープ] • マッチングイベントの実施等の産学官の技術シー ズとソリューションニーズのマッチング支援施策 を実施する [ユーザー] • 3D都市モデルに関する技術を保有する事業者 等 新たな民間サービス企画に関する調査 [課題] • 今後の3D都市モデルを活用した民間サービスの 創出・社会実装に向けて、市場動向を把握すると ともに、新たなサービスを掘り起こす必要がある。 [主なスコープ] • 新たな民間サービスに関する市場調査等 • 次年度実施が見込める3D都市モデルを活用した 新たな民間サービスの提案(10件程度) 3D都市モデルのビジネス活用促進業務 産学官連携プラットフォームの運営 [課題] • PLATEAUに参画する産学官による情報共有等 の場であるPLATEAUコンソーシアムの運営が 必要。 [主なスコープ] • PLATEAUコンソーシアム運営・開催 • PLATEAU自治体アカデミー運営・開催 • 出席者の管理・取りまとめ • ウェブサイト向けコンテンツ製作等の一般向けの 情報発信 • 会議資料の調整・登壇者への資料作成 PLATEAUアカデミーの実施 [課題] • これまで3D都市モデルの整備は大手測量会社 中心によって行われてきたが、今後PLATEAU の更なる発展には、3D都市モデル整備技術の裾 野を広げ普及させる必要がある。 [主なスコープ] • 地方の測量技術者をターゲットとしたハンズオン 型のPLATEAU技術講習会を実施 • 講習会の参加費は無料 [ユーザー] • 地方の測量技術者等 「3D GeoInfo&SDSC2025」の開催支援 [課題] • 令和7年9月に日本で開催予定の「3D GeoInfo&SDSC2025」(東京大学・国土交通 省共同で開催)に関する運営および管理を行う [主なスコープ] • 会議運営の全体マネジメント • 現地の準備 • 招待者の対応・管理 • 参加者登録・管理
  212. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. エコシステム構築 22

    FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [10/12] 地方公共団体の取組みに対するコーデ ィネート業務 R7年度PLATEAU補助(地方公共団体向け)の 参画団体への支援等 [課題] • 補助事業の適正な履行(必要な資料の作成、各種 手続きの実施、事業管理、予算施行)が必要 • PLATEAU補助事業の更なる効率的・効果的な 実施 [主なスコープ] • R7年度PLATEAU補助(地方公共団体向け)の 参画団体に対する資料作成、進捗管理、オープン データ化等の支援、取組事例集の作成等 R8年度以降PLATEAU補助事業等への興味や参画 意向を持つ団体の掘り起こしや情報提供等 [課題] • R9年度末の3D都市モデルの500都市整備に 向けて、新規参画団体の掘り起こしが重要である [主なスコープ] • 事業説明会・UCの操作体験の開催、PLATEAU 補助事業への参画意向を持つ団体に対する企画 立案の支援、関係各課や庁内調整のための情報 提供等 国交大研修プログラムの開発・研修実施 [課題] • 国、地方公共団体、企業等に対して、 PLATEAU の取組を含む地理空間情報の活用のための理解 促進等の機会が必要 [主なスコープ] • 国土交通大学校で開催予定のPLATEAUに関す る研修において、3D都市モデルを含む地理空間 情報の活用のための研修プログラムを開発・実施 都市デジタルツインのエコシステム構築調査業務 プロジェクトの全体マネジメント・技術アドバイザリー [課題] • 数多くのPLATEAU関連PJを推進するにあたっ て、各プロジェクトの総合調整・相互連携を円滑 に行う必要がある。 • 職員では対応が困難な、各プロジェクトに対する 技術的観点からのアドバイザリーが必要がある。 [主なスコープ] • 各PJの工程・進捗の横断的管理、進捗管理に必 要な全体の業務マイルストン設定、PJ間の連携や トラブル事案への対応 • 技術的アドバイザリー体制の構築・運用 PLATEAUビジョン Phase3に向けた 中長期戦略(アクションプラン)の策定 [課題] • 今後、 CityGML3.0への移行やPLATEAU ユーザーの関心層からマジョリティ層へ拡大 に向け、施策実施の方針を定める必要がある。 [主なスコープ] • 3D都市モデルの活用等調査を実施し、調査 結果や過年度業務で認識された課題等を踏 まえ、「PLATEAU Vision 2023」における Phase3「デジタル・インフラとしての普及」 におけるアクションプランを策定する
  213. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. エコシステム 構築

    23 FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [11/12] 3D都市モデルのユースケース開発マネジメント等業務 ユースケース開発マネジメント [課題] • システム開発の品質を確保するための技術的知 見、人的リソース [主なスコープ] • プロジェクト進捗管理支援。 • 要件定義書等のドキュメンテーション支援。 • オープンデータ化/VIEW搭載支援。 • 品質レビュー支援。 • 事業化観点からのコンサルティング、アドバイス、 コーディネート。 ユースケース開発の取りまとめ [課題] • 開発成果及び知見を記した公表資料(技術検証レ ポート等)の品質担保 [主なスコープ] • 技術検証レポート等の公表ドキュメントやOSS等 の成果物の作成に係る進捗管理、品質レビュー、 テンプレート作成等の支援。 民間サービス企画調査 [課題] • プラトーの社会実装の加速に向けたユーザー拡 大、サービス開発の活性化 [主なスコープ] • 不動産分野等の事業会社(≠開発会社)や大学等 の研究機関など、ソリューションをビジネスに活 用する側(ユーザー)のニーズを調査し、3D都市 モデルを活用したサービスを企画する。 衛星データによる都市デジタルツインの構築調査業務 衛星データ・AIを活用した都市デジタルツインの データ作成 [課題] • 急速な都市化が進んでいる東南アジアなどの新 興国において、デジタルツイン分野においても活 用可能性が高まっている。 [主なスコープ] • 都市デジタルツインのニーズを有する国/地域の 調査 • 衛星データやAI技術を活用し、効率的に高精度 な都市デジタルツインを作成 [ユーザー] • 対象国/地域の行政機関 海外における都市デジタルツインのユースケース開発 [課題] • 急速な都市化が進んでいる東南アジアなどの新興 国において、災害リスクの可視化等のニーズが高 まっている。 [主なスコープ] • 衛星データ・AI技術を活用して作成した都市デジ タルツインデータを活用し、対象国における災害リ スクの可視化等を実施。 [ユーザー] • 対象国/地域の行政機関 海外への情報発信 [課題] • 急速な都市化が進んでいる東南アジアなどの新 興国において、気候変動や人口増加により、災害 リスクが高まっている。 [主なスコープ] • 国際機関(国連宇宙部)に対する本事業の説明 • 国際会議でのプレゼンテーション [ユーザー] • 国連宇宙部等 エコシステム 構築 [国際展開]
  214. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. エコシステム構築 [国際展開]

    24 FY2025プロジェクトの方針・概要 検討中の主要プロジェクト [12/12] 都市デジタルツインの国際展開調査業務 国内外展示会出展支援及び国際会議運営支援 [課題] • 令和6年度に実施した国際会議・展示会でのプレ ゼン・出展は国内外認知度向上に大きく寄与した。 令和7年度は更なる認知度向上を図るべく国内 外の会議・展示会への出展を行う。 [主なスコープ] • Smart City Expo World Congressの出展 • OGC会議への参加 • OGCディスカッション・ペーパーの作成 Overture Maps Foundationへの参画支援 [課題] • Project PLATEAUの更なる国際展開をはかる べく、MetaやMicrosoft、Amazon、ESRIと いった企業で組成された非営利団体Overture Maps Foundation(OMF)に参画する。 [主なスコープ] • OMF入会手続き • PLATEAUデータをOverture Maps Building データセットに流通させるための提言 とデータ流通の支援 大規模都市開発における3D都市モデルの活用可能性に関する調査検討業務 3D都市モデルのデータ整備とユースケースの開発 【課題】 • PLATEAUに関心を寄せた新首都庁と3D都市 モデル整備・活用に関して協力することとなった が、R6では関連施設がなく、近隣の都市(クアラ サンボジャ)の整備となった。 【主なスコープ】 • R7では、整備エリアを大統領府周辺へ拡大する ことで、新首都における都市計画策定に寄与する とともに、その知見を我が国の都市開発や事業 者へ還元する。 自律的な3D都市モデルのデータ整備・維持の実現 に向けた課題整理 【課題】 • データ整備の段階でも、日本国内と同等の進め 方が出来ず、相手国の状況に合わせた対応検討 が必要。 【主なスコープ】 • 制度的課題、技術的課題、運営の改善を理解し、 今後の海外展開の知見として役立てる。 【ユーザー】 • 相手国政府、本邦企業 KUALA SAMBOJA KIP P KUALA SAMBOJA KIP P
  215. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 1. FY2024の振り返り

    2. FY2025プロジェクトの方針・概要 3. お知らせ
  216. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 26 (参考)PLATEAUコンソーシアム第2回定例会議での共有内容

    お知らせ|自治体版PLATEAU VIEWについて • PLATEAUコンソーシアム第2回定例会議(2024年9月13日)で共有した、自治体版PLATEAU VIEWについて、ニーズおよび運用上 の課題を踏まえ、無料お試しプランを廃止することに決定。 • PLATEAU VIEWは、PLATEAU VIEW構築マニュアルおよびGitHubに公開されるOSSを参照すれば構築できるほか、追って PLATEAU VIEWの各種表示設定に関するマニュアルを公開予定。 • R6年度業務成果として、空間IDの表示機能、データ変換・統合プラットフォームとして開発したシステム「PLATEAU Flow」を含む PLATEAU VIEW 4.0を公開予定。 PLATEAU VIEW構築マニュアル(第4.0版) https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plat eau_doc_0009_ver04.pdf GitHub : PLATEAU VIEW 3.0 https://github.com/Project-PLATEAU/PLATEAU-VIEW-3.0
  217. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 27 

    来年度以降のアドバイザリーボードについて、コンソーシアムとは独立した議論の場を設定し、自治体が抱える課題の討議に焦点を絞った「PLATEAU自治体アドバ イザリーボード」を年2回開催する方向性で検討。  PLATEAUコンソーシアムは従来通り産学官連携促進を目指すフラットな討議の場として年2回開催予定。(議題も従来通り事業進捗や各WGの活動、最新の技術動 向等に関する情報共有を想定。) 合同開催 今年度まで 来年度以降(案) (仮称)PLATEAU 自治体アドバイザリーボード PLATEAU コンソーシアム 目的 参加者 開催 自治体が必要とするソリューション(防災(浸水等)、まちづくり、開発許可等のDX)の 汎用化や横展開に焦点を充て、集中的な議論を行う場に発展させることで、自治体に おける3D都市モデルのさらなる活用・浸透を図る 地方公共団体/民間企業/大学・研究機関/関係省庁 年2回開催予定(6月・10月) 目的 参加者 開催 • 幅広い事業者・団体から会員を募り、産学官の技術開発やユースケース開発の成果報告 などの情報共有やコミュニケーションを支援 • ユーザー(事業会社や自治体)のニーズとソリューションカンパニー(ベンダーやコンサル)や 大学・研究機関のシーズのマッチングを促進 • プロジェクト活動によって生まれた成果物(データ・OSS等)の共有、発信、相互活用の促進 • 技術開発やユースケース開発、データ利用環境整備等の今後の取組の方向性について の討議 地方公共団体/民間企業/大学・研究機関/関係省庁 年2回開催予定(9月・3月) アドバイザリーボード (有識者会議) PLATEAU コンソーシアム お知らせ 【再掲】来年度以降のコンソーシアム・アドバイザリーボードについて
  218. Copyright © 2025 by MLIT. All rights reserved. 28 お知らせ

    来年度の主な行事予定(前回コンソーシアムより更新) • 5月 大阪万博出展【20~24日】 • 6月 PLATEAU全国会議(自治体アドバイザリーボード #1も開催)【2 日午後】 • 7月 自治体サミット @埼玉【24~25日】 • 8月 まちづくりDX研修 @東京【4~8日】 • 9月 3D GeoInfo & SDSC @千葉【2~5日】 コンソーシアム #1(P) • 10月 自治体アドバイザリーボード#2(P) • 2月 PLATEAU AWARD(P) • 3月 コンソーシアム #2(P) ※ コンソーシアムにおける各WGの他、PLATEAU NEXT関連イベント、 PLATEAUアカデミー等も、今年度同様に来年度開催予定。 【3D GeoInfo & SDSC 2025 について】 • 三次元地理空間情報・スマートシティに関する国際会 議であるInternational 3D GeoInfo Conference 2025 (第20回)及びInternational Smart Data and Smart Cities Conference(第9回)について、来年度は9月2 ~5日に日本(東京大学柏の葉キャンパス)において 開催予定。 • 学術関係者を中心に海外からの参加を募集しつつ、 Project PLATEAUの取組を世界に発信するとともに、 国内自治体・企業にとっての参画機会も創出予定。 20th 3D GeoInfo & 9th Smart Data Smart Cities
  219. 事務局連絡 コンソーシアム入会(会員登録) • PLATEAUコンソーシアムへの入会をご希望の方は、以下の2つの資料をAIGID([email protected])まで ご提出ください - 入会届 - 自治体ニーズシート/企業シーズシート 自治体ニーズシート/企業シーズシート

    入会届 登録情報変更 • PLATEAUコンソーシアムに登録済で登録情報の変更が必要な方は、以下の資料をAIGID([email protected]) までご提出ください - 登録情報変更届 ※入会・登録情報変更方法についてはPLATEAUコンソーシアムHPにも掲載 ※ワーキンググループへの参加については、追って、コンソーシアム会員の皆様に募集のご連絡する予定