Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
チームワークの会社で最高のプロダクトを目指すチームができるまで / RSGT2019
Search
ama-ch
January 09, 2019
Technology
2
7.3k
チームワークの会社で最高のプロダクトを目指すチームができるまで / RSGT2019
ama-ch
January 09, 2019
Tweet
Share
More Decks by ama-ch
See All by ama-ch
Alignment and Autonomy in Cybozu - 300人の開発組織でアラインメントと自律性を両立させるアジャイルな組織運営 / RSGT2025
ama_ch
1
31k
300人の組織でスクラムを運用するための考え方 / Scrum with 300 people
ama_ch
3
1.5k
Columinity (旧Scrum Team Survey) を使ってチームの継続的な改善活動を始めよう / Scrum Fest Osaka 2024
ama_ch
2
1.2k
スクラムマスターを職能にする挑戦 - 健全なチームを増やし組織をチームワークであふれさせる道のり / RSGT2024
ama_ch
7
30k
アジャイルな組織を作るために開発チーム作成ガイドを書いた話 / Scrum Fest Mikawa 2023
ama_ch
5
3.5k
スクラムフェス仙台2023の見どころを紹介します
ama_ch
0
110
スクラムイベントを効果的な場にするためのファシリテーションの学び方 / Scrum Fest Fukuoka 2023
ama_ch
6
3.1k
【やってみた】スクラムチームを超生産的にするためのパタン・ランゲージ / Scrum Fest Sapporo 2022
ama_ch
2
1.1k
幸福を実現するための人生戦略 / hajimete_it
ama_ch
0
160
Other Decks in Technology
See All in Technology
Proxmox VE超入門 〜 無料で作れるご自宅仮想化プラットフォームブックマークする
devops_vtj
0
110
BCMathを高速化した一部始終をC言語でガチ目に解説する / BCMath performance improvement explanation
sakitakamachi
2
1.2k
モノリスの認知負荷に立ち向かう、コードの所有者という思想と現実
kzkmaeda
0
110
スケールアップ企業のQA組織のバリューを最大限に引き出すための取り組み
tarappo
4
870
Compose MultiplatformにおけるiOSネイティブ実装のベストプラクティス
enomotok
1
200
セマンティックレイヤー入門
ikkimiyazaki
8
2.5k
Restarting_SRE_Road_to_SRENext_.pdf
_awache
0
140
KCD Brazil '25: Enabling Developers with Dapr & Backstage
salaboy
1
120
職種に名前が付く、ということ/The fact that a job title has a name
bitkey
1
230
20250326_管理ツールの権限管理で改善したこと
sasata299
1
290
モジュラーモノリスでスケーラブルなシステムを作る - BASE のリアーキテクチャのいま
panda_program
7
1.9k
技術好きなエンジニアが _リーダーへの進化_ によって得たものと失ったもの / The Gains and Losses of a Tech-Enthusiast Engineer’s “Evolution into Leadership”
kaminashi
0
200
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.5k
Navigating Team Friction
lara
183
15k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
2.1k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
Docker and Python
trallard
44
3.3k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.3k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
11
610
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
320
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
22
2.6k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.4k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
35
1.7k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
2.9k
Transcript
チームワークの会社で最高のプロダクトを目指す チームができるまで -強くてスケールするチームの作り方-
About us 天野祐介 @ama_ch 大友聡之 @toshiotm
About Cybozu
About Cybozu チームワークあふれる 社会を創る
スクラム導入から見えた、その後の課題
Autumn 2018 Next Summer 2018 3, 4, and 5 teams
Spring 2018 2 teams 2018 Winter Big 1 team kintone Dev team
2017年までの取り組み - おさらい - ウォーターフォール→スクラム導入活動 スクラム開始後の試行錯誤 他開発チームへのスクラムの普及 開発以外の現場への広がり https://www.slideshare.net/ama-ch/ss-86003462
導入後の問題 スケーリング なんかうまく いかない… 自己流の限界 スケーリング どうすれば?
外部スクラムマスター(大友さん)との出会い 2017-09 デブサミ関西 リレーセッション:チームを良くするスクラムの実践 2018-01 Regional Scrum Gathering Tokyo 2018
会場で雑談 2018-02 外部コーチの相談 2018-04 業務委託の開始
スクラムをより機能させるための取り組み
Autumn 2018 Next Summer 2018 3, 4, and 5 teams
Spring 2018 2 teams 2018 Winter Big 1 team Discovery Atlantis
外部SMから見たサイボウズの感想 • 社内情報の透明度が高い ◦ 来て初日の業務委託の人がトップの決定事項の決定の経緯まで見られる ◦ それでいて社内環境のセキュリティ教育は充実 • リモートチームなのに、交流が盛んでリモートメンバーという感じがしない •
ドッグフーディングで酸いも甘いもしっかり理解 ◦ kintoneあるある、Garoonあるある • 巻き込み力の高い人が多い • 社外の有識者を呼び社内の関係者へ一気にインストール
セレモニーごとのフィードバック • スプリントプランニング ◦ 事前リファインメント担当の廃止 ◦ 固定の品質向上枠の廃止 • スプリントレトロスペクティブ ◦
問題共有の場から仮説・検証の場へ ◦ 振り返りのTryもプロダクトコードを書くことと同じぐらい重要 エンジニアをどんどんユーザーサイド/ビジネスサイドに巻き込んでいく
改善案の作成
VSM、PFD作成
2チーム化 認定LeSS実践者研修 プランニング、レトロスペクティブ の全体版の実施
チームの自律とスケーリング
Autumn 2018 Next Summer 2018 3, 4, and 5 teams
Spring 2018 2 teams 2018 Winter Big 1 team はやぶさ Challenger Endeavour Discovery Atlantis
プロダクトバックログリファインメント • 不確実性を受け入れられるようになった ◦ SPIKEを上手に使えるようになった ◦ 大きいプロダクトバックログアイテムが減っていった • Readyの定義を捨てた ◦
みんなの規模感が合えばスプリントプランニングへGO! • 代表だけのリファインメントをやめた ◦ 価値が出てきて参加したい人が増えた
デイリースクラム • デイリースクラムの参加者を分けてコンパクトになった ◦ 5チーム、各6〜7人に分かれて行うようになった • 前日登録されたKPTをデイリースクラムで確認するようになった • デイリースクラムで何を話すべきか議論するようになった
スプリントプランニング • 喋る人固定問題 ◦ 3拠点でのリモートプランニング ◦ パーキングロット • 苦痛なプランニングからの脱却 ◦
さぐりあい ◦ コンフォートゾーンに入れさせない • 有識者を呼び出す
スプリントレビュー • デモできるアイテムが増えた • 受け入れ確認を行うようになった • 未来の話をする
スプリントレトロスペクティブ • メトリクスの活用 ◦ メトリクスの議論 • TRYの出し方が変わる ◦ 仮説 ◦
TRYの受け入れ条件の確認 ◦ 追跡
チームの試行錯誤 • リモートで全員モブ ◦ プログラマ、品質保証、テクニカルコミュニケーション、デザイナー • 1個流し ◦ PBI一つプランニングしたら終了 ◦
優先順位順に終わらせるために
チームの動的平衡(定常状態) • 属チーム化を排除 ◦ 1〜2ヶ月でチーム総入れ替え • ドメイン知識の共有 ◦ 突然の休暇でも大丈夫 •
プラクティスの共有 • 配属のしやすさ • 状況に合わせた柔軟チーム編成 ◦ 働き方が自由な組織だけに
スクラムマスターの役割変化 • やることがなくなる ◦ 空調おじさん • チーム外の支援
あとは継続して改善を続けるのみ
Autumn 2018 Next Summer 2018 3, 4, and 5 teams
Spring 2018 2 teams 2018 Winter Big 1 team kintone Garoon Agile Coach
最近の取り組み 天野・大友は他チーム支援 kintoneは4人がCSMに
大友さんジョイン
永田さんジョイン
2019新組織体制 kintone Garoon Agile Coach 組織 運営 全27チーム Office Frontend
Expert 生産性 向上 Mobile TE Design & Research
None