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「ブログを1年継続する」という壁を越えるために

*you
June 02, 2018
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 「ブログを1年継続する」という壁を越えるために

WordCamp Osaka 2018 でお話した内容です。

*you

June 02, 2018
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Transcript

  1. WordPressとのかかわり • 会社のコーポレートサイト(一部WP)の保守 • 社内ネットワークにて社員向け情報ページの運営 • 自分のブログ(現在7年目) MS Office系の書籍を執筆しています •

    ブログがきっかけで、執筆業をはじめました • 今年の冬に5冊目の著書(初心者向けAccessマクロ本)発売予定です! ・2012年開設 ・現在347記事 ・約10万PV/月 ジャンル ・MSOffice/VBA ・WP ・子育て/裁縫 ・体験記
  2. 今日おはなしすること 1. どうしてブログが続かないのか 2. コンテンツの「性質」を見極めよう 3. 「良い記事」ってなに? 4. 「良い記事」を書くために 5.

    いちばんの読者は「自分」! 技術ではなく 「コンテンツ」の お話です! 私の主観や 体験談も含まれます _(:3 」∠)_
  3. 1どうしてブログが続かないのか • ブログの寿命「1年」説 • 開設して1年後には9割の人の更新が途絶えている? • 私自身、最初はつらかった • 1年目:開設して半年は鳴かず飛ばず、内容よりタイトル工夫してみたり迷走 •

    2年目:昨年の結果が少しずつ見えて、ようやく「これでいいんだ」と思えるように • 3年目:PVを気にせず、書きたいものを書けるようになってくる • 4年目~:1, 2年目に書いた記事が未だに根強く生きてる
  4. 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 1年目 2年目

    3年目 4年目 5年目 私のブログのPV推移 106件 (週2~3) 60件 7件 21件 投稿数 産休 二女 出産 職場 復帰 28件 6年目 7年目 24件 (月1~2) 長女 小学校 入学 結果がついてくるのは 2年後くらいかな? 長女 1歳半 開設半年 つらかった 65件 (週1~2)
  5. ブログが続かないのは:ネタがない? • 本当に? • あるけど自分でブレーキをかけてない? • 同じような内容のブログは他にもあるし… • 今更自分が書いても需要ないし… •

    それでも本当にないなら • インプットが足りていない • 体力・精神ともに余裕がないと書けない 私もそう思ってた! 休もう!
  6. ブログが続かないのは:モチベーションが続かない? • アクセス数が伸びない • 誰も見てない • つらい • 飽きる •

    「書いたものを読んでほしい」のはあたりまえの欲求 • だけどそこをなんとか乗り越えたい モチベーションを 他人に求めていないか? モチベーションは自分に求めないと続かない
  7. 2コンテンツの「性質」を見極めよう • 発信したいコンテンツの「性質」によって「読まれかた」が違う • フロー型 • ストック型 • 自分の「向き」「不向き」もある •

    自分に無理のないスタイルを見つけないと続けられない • スタイルによっては「ブログ」にこだわる必要もない • 自分のブランディングに最適な形はそれぞれ違う
  8. フロー型 • 旬な情報などを扱った短期集中型 • 掲載時のアクセスが多く、時間の経過とともに減少 • SNSなどが顕著 • 要点をまとめた短めの記事 •

    画像などを使って目をひく仕組み • 更新頻度は高いほうが望ましい • 情報を追ってくれる読者(ファン)の獲得が大切 • 「このアカウントの発信する情報を継続的に見たい」と思わせる 参考: http://f-light.co.jp/seo/seo_time10/ ふつう最初から ファンはつかない
  9. ストック型(私はこっち!) • そこそこボリュームがあって、時期を問わず検索される情報 • 爆発的にアクセス増加はしにくいが、時間が経っても安定して読まれる • 1記事ごとに独立した価値がつく • 同ブログでジャンルの違う話題を扱ってもわりといける(経験談) •

    ドメインの信頼性(ドメインパワー)を獲得するのに時間がかかる • ドメインパワーがあると検索順位が高くなりやすい • 時間経過と良質な記事数(地道に更新するほかない) • 競合ページと差をつける「自分にしか書けない情報」が必要 • 長く続けるつもりなら最初から独自ドメインがおすすめ 参考: http://f-light.co.jp/seo/seo_time10/ ふつう最初から 検索にひっかからない
  10. ちなみに:「バズる」とどうなる? • バズる(爆発的なPVを獲得する)と… • フロー型: フォロワーが増える • ストック型: ドメインパワーが上がる(と思う) •

    ブランディングの近道になる • ただし、必須ではない(ストック型の場合) • バズらなくても地道に成長させることはできる • 記事の価値なので、個人の知名度はさほど問題でない
  11. 「バズりやすい」のは? • バズりやすい話題 • 人によって判断が違うデリケートな話題 • 書いてあることに対して否定したくなるもの • 「ちょっと一言物申したい」もの •

    人は「違う!」と思うことのほうが反応したくなる • 「そう思う!」ときはコメントしない傾向 • バズると読む人の母数が爆発的に増える • 心無いコメントにも遭遇しやすくなる • 経験すると「怖さ」がわかる • 記事の裏付け、言葉選びが慎重に(クオリティが上がる) メンタル 注意!
  12. 4「良い記事」を書くために(私がやっていること) • 誰かの「疑問」にぴったりな「答え」が「良い記事」だって?? • 誰かの疑問なんてわかるわけないじゃん! • 自分をターゲットにしてみよう • 自分が疑問に思うことは、だいたい誰かも疑問に思っている •

    自分へのアンサー記事は、きっと誰かに需要がある! • 技術系は事実を淡々と書き出すだけでもボリュームある • ふわっとした「概念」みたいなものを言語化するのも貴重 まずは、自分の「疑問」にぴったりな「答え」を目指そう
  13. 勢いで書いて、いったん「寝かせる」 • とりあえず書きたいことをズバーっと列挙 • 勢いがある(ひらめいた)ときは短い時間でたくさん書ける • タイトルだけは先に決めちゃう • タイトルには「自分だったらこんな検索をする」単語を盛り込む •

    下書きをたくさん持つ • 公開まで時間をかけるので、ストックがあるといい • 書きかけの記事でもタイトルがちゃんとしていれば思い出せる • ストック型ならでは(フロー型はスピード重視)
  14. 寝かせたあと、理解・分解・再構成 • 忘れた頭で読み直して理解できるか • なんでこんなこと書いたんだっけ? • これは何を言いたいんだっけ? • 書いた内容に再現性があるか? •

    勢いで書いた支離滅裂なカタマリを分解 • 「背景 - 経緯 - 結果」へグルーピングしてリライト • 最初から構成ありきで書こうとすると余計時間がかかる(私の場合) • 組み立て直す • 状況/環境/参考にした情報はなるべく詳細に残す(絶対忘れるから) • 繰り返すことで構成力・ライティング力がつく あいまいな部分を潰せる
  15. ターゲットを「自分と属性の似ている他人」に置き換える • 「主観」をできるだけ排除する • 専門用語が通じるか、必要なら解説やリンクを用意 • 自分の目線に偏りすぎていないか • 違うカテゴリの人から見て不快な表現はないか •

    タイトルだけで内容の予想ができるか? • 時間を置いたうえで、改めてそれが有益な情報だと自分が思えるか? • ここでお蔵入りになることも • 全く知らない赤の他人が書いたものとして、興味を持てるか? • 検索から来る人は自分のファンじゃない
  16. 1記事の情報は多めでも大丈夫(ストック型の場合) • 耳で聞く情報やフロー型だと、情報過多は好まれないかも • ストック型記事においては長くても良いのでは(経験談) • TOP10記事の平均文字数 5,000字 • 必要だと思われれば再来訪が期待できる

    • ただし、ただ長ければいいわけではない • 拾い読みができる構造 • 1記事の中でも、情報のグルーピングと適切な見出し • 補足は読み飛ばしても大丈夫と思わせる装飾に(CSSで小文字や囲みなど)
  17. 公開したら終わりじゃない • 過去記事もメンテナンスしないと錆びていく • 新たに情報を追記する • 現状にそぐわない情報を注記もしくは削除 • 公開日と更新日を明記 •

    公開日が古くてもメンテナンスしてあればGoogle先生はちゃんと見ててくれる • どんなキーワードで検索されているかチェックする • 検索ワードと記事の内容がマッチしているか • 検索ワードを参考にタイトルや本文を後から変更することも • 検索されている答えが自分のブログになければ書く 1年目に書いた記事も 未だに定期的に リライトしています (しつこい…)
  18. 5いちばんの読者は「自分」! • ブログで公開した記事 = 自分の「財産」 • アウトプットの労力は必ず自分に返ってくる • 良質なポートフォリオにも •

    記事が増えていくと、ブログは「自分の辞書」になる • 技術記事は確実に自分の能力向上になる • あのときどういうことしたんだっけ、の役に立つ • にばんめに、人の役に立てたらもっといい • 「いつか」くらいに思っておくとつらくない たとえば: 入園グッズの裁縫記事 ・写真付きで何を作った ・どのサイトで何を買った ・どの本の型紙で作った ・2人目のとき助かった!
  19. アウトプットこそが勉強になる がんばる 動かない… 動いた! ブラッシュ アップ 重要! フィード バック もらえたり

    アウト プット なんとなく 動くからいいや、 では説明できない Via: http://www.iconsdb.com/ http://pictogram2.com/