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失敗しない HPE Morpheus データ保護。Veeam と HPE Zerto、それぞれ...

失敗しない HPE Morpheus データ保護。Veeam と HPE Zerto、それぞれの強みをデモで比較!

5月20日に行ったWebセミナーのスライドです。
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2026/0520/

Morpheusバージョン8.0.13からAPIが充実し、各社バックアップソフトなどでの連携が進んでいます。
弊社で取り扱っているVeeamやHPE Zertoといったデータ保護、災害対策DRを提供するソフトウェアも対応しました。

ただし、対応したばかりですのでvSphereなどの他仮想環境から移行に利用できるのか、バックアップやリストアなどのどの機能、オプションまで利用できるのかなど、製品ごとに状況は異なり、わかりづらいかと思います。

今回はこれらのHPE Morpheus VM Essentialsの対応に関して実際にデモ環境での動作をご覧いただきながら、それぞれが出来る事、用途、使い分けなど、製品特徴とともにその対応状況をご紹介します。

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Climb

May 20, 2026

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Transcript

  1. HPE Morpheus VMEでのバックアップ VMEネイティブバックアップ 日次、週次スケジュール Cronベースの柔軟なスケジュール設定 外部ストレージ保存 バケットやファイル共有(NFS/SMB) VMリストア 仮想マシン全体としてのリカバリ

    対応不可、デメリット 不変性ストレージ ランサムウェア対策ストレージへの保存不可 高度なバックアップ管理 2次バックアップ、テープ保管が未対応 粒度の高いリストア ファイル/アイテムレベルのリストア不可 クロス環境リストア 他の環境(クラウド等)へのリストア不可
  2. HPE Morpheus VMEでの移行 VMEネイティブ機能 手動移行 OVFエクスポートしたものをインポートなど Bulk Migration VME Managerでまとめて移行

    ※OVFエクスポート等を自動実施 対応不可、デメリット OVFベースの移行 サービス停止のダウンタイム時間が長い 限定された移行元 Bulk MigrationはvSphereからのみ Hyper-Vや物理マシンの移行は手動対応のみ
  3. 通常のVeeamバックアップと同様の保護構成 3-2-1ルールを実現 3 つのコピー / 2 種類以上の媒体(オブジェクトストレージやテープ) / 1 つはオフサイトへ(バックアップコピー、スケールアウトリポジトリ)

    不変性・オブジェクトロック テープメディア対応 LTO / IBM 3592 ライブラリテープ対応 ローカル・重複排除ストレージ • Windows/Linux ローカル/SAN • 堅牢化Linux (不変性対応 ) • NAS (NFS/SMB) 重複排除ストレージアプライアンス • Dell Data Domain(不変性) • HPE StoreOnce(不変性) • ExaGrid / Quantum DXi • Fujitsu ETERNUS CS800 • Infinidat InfiniGard 主要クラウド対応 • Amazon S3 / S3互換 • Azure Blob • Google Cloud • Wasabi Cloud • IBM Cloud • 11:11 Cloud • Veeam Data Cloud
  4. VM全体のリストア 他の環境のバックアップもHPE VMへリストア可能 Veeam Backup & Replicationネイティブ • VMware vSphere

    • Microsoft Hyper-V Veeam Agent • Windowsマシン • Linuxマシン Veeam Plug-In • Nutanix AHV • Proxmox VE • oVirt KVM • Scale Computing HyperCore Veeam Backup for Cloud • Microsoft Azure • Amazon Web Services (AWS) • Google Cloud
  5. 他の環境へのリストア インスタントリカバリ VM全体のリストア • VMware vSphere • Microsoft Hyper-V •

    Nutanix AHV • Nutanix AHV • Proxmox VE • oVirt KVM • Scale Computing HyperCore • Microsoft Azure • Amazon Web Services (AWS) • Google Cloud
  6. HPE Morpheus VMの対応環境 ハイパーバイザ 仮想化機能をサポートする x86ハードウェア上のKVM プラットフォーム: 8.0.13-2(以降)と 8.1 •

    HPE Morpheus VM EssentialsとHPE Morpheus Enterprise Software • hostエージェント: 3.1.3 • morpheus-ws-node パッケージ: 3.3.19-1 • Alletraプラグイン:1.8.1 • アクティブなデータストア(ディレクトリ /NFS/GFS2プールタイプ) ハイパーバイザ 仮想化機能をサポートする x86ハードウェア上のKVM 注意点 • Raw形式のディスクはVMの電源OFF時にCBTがリセット • HPE Morpheus VM Essentials Manager VMのバックアップは不可
  7. ワーカーVMのサイジング 最大同時実行タスク数( 2~18) • デフォルト ◦ 4タスク ◦ CPU 6コア(vCPU)

    ◦ 6GB RAM ◦ ディスク:100GB • OS用に2vCPU、2GB RAM • 追加するタスク(仮想マシン)ごとに 1vCPU、1GB RAMの追加 構成 • 各ノードにワーカーVMをデプロイする構成を推奨 • バックアップやリストアで使用中の間のみパワーオン • タスクがすべて完了していると自動でシャットダウン • 複数vNIC構成可能(一つ目の vNICのみルーティング可能: Rocky Linux制限)
  8. vSphereジョブと比較した場合 ジョブ設定 • ジョブの優先度設定なし • VMの選択方式 • バックアップウィンドウ (強制停止)の設定なし ゲスト処理

    • アプリケーション対応処理: 非対応 • ゲストファイルインデックス作成: 非対応 • QEMUゲストエージェントの静止: 対応 バックアップファイル • コンパクト操作:非対応 • ジョブ単位の暗号化: 非対応 ◦ リポジトリ単位は可 • 重複排除、不要ブロックの自動除外 >無効化不可 マルウェア検知 • インラインスキャン: 非対応 ◦ エントロピー分析による暗号化検知 • ゲストインデックススキャン: 非対応 ◦ 疑わしいファイル名や大量削除の検知 • スキャンバックアップ: 対応 個別VM クラスタ/サーバ タグ/ラベル
  9. Veeam まとめ Veeamを使用するメリット • エージェントレスで簡単に保護 • 2次バックアップや不変性も対応 • ファイル、アイテムリストア対応 •

    マルチハイパーバイザ、クラウドも 今後に期待 • アプリケーション 対応処理 • インラインスキャン • ゲストインデックス スキャン • インスタントリカバリ
  10. • Zerto Virtual Manager ◦ 管理サーバごとに一つ ◦ VRA管理 ◦ ペア、VPG設定

    • Virtual Replication Appliance ◦ ノードごとに一つ ◦ 初期同期: 仮想ディスク自体を読み取り、レ プリカディスクへ書き込み ◦ 通常同期: ハイパーバイザ層で 書き込みをキャプチャ ジャーナルへ書き込み レプリケーションの仕組み
  11. ダウンタイムを大幅に削減 ほぼリアルタイムなデータ同期 移行時のサービス停止や災害復旧に必要な時間を可能な限り短く 柔軟なフェイルオーバー ランサムウェア検出 対応レプリケーション構成 • HPE VME <>

    HPE VME • VMware > HPE VME • HPE VME > VMware   • フェイルオーバー ライブ • フェイルオーバー テスト • リバースプロテクト • Move(VMwareサイトか ら) レプリケーションデータの ランダム性検査と エントロピー分析による 暗号化検知 
  12. HPE Morpheus VMの対応環境 OS Ubuntu:24.04(Morpheusがインストールされているバージョン) ハイパーバイザ 仮想化機能をサポートする x86ハードウェア上のKVM 注意点 • 要:Advanced

    Vector Extensions (AVX)をサポートするCPU • クラスタ内のすべてのホストに VRAをインストール • systemd-coredump、binutilsパッケージがホストに必要 プラットフォーム: 8.0.13、8.0.13-2、8.0.13-3 • HPE Morpheus VM EssentialsとHPE Morpheus Enterprise Software • データストア ◦ HPE Alletra B10000: ▪ HPE Alletra MPプラグイン経由 ▪ GFS2またはその他のデータストアに基づく ◦ NFSデータストア ◦ ローカルデータストア (ディレクトリプール) ◦ GFS2
  13. サイジング ZVM:Zerto Virtual Manager • 管理サーバ(vCenterやVME Manager)ごとに1VM • CPU:6 vCPU

    • メモリ:16 GB( 8GB 予約) • ディスク:180GB VRA:Virtual Replication Appliance • ノード(HVMホストやESXiホスト)ごとに1VM • CPU:1 vCPU • メモリ:3 GB • ディスク:約26GB
  14. 非対応の機能 レプリケーション構成 • 1対Nのレプリケーション • クラウド(Azure・AWS) 拡張ジャーナルコピー (バックアップ) • レプリケーション先のデータから

    バックアップ作成する機能 • 保存先はSMB/NFSや オブジェクトストレージ • S3、S3互換、Azure Blobは不変性にも対応 Zerto API • 各種操作をAPIが実行 • 現在はAPIの提供ないため、GUIのみ 一部VPG設定、操作 • VPG削除時のレプリカディスク保持 • レプリケーション先の変更(要再作成) • フェイルオーバー前後スクリプト • VRAの自動電源オン • ファイルリストア操作 (VMwareサイトでは可)
  15. HPE Zertoまとめ Zertoを使用するメリット • ダウンタイムの最小化した移行 • 迅速な災害復旧DR • リアルタイム性の 高いランサムウェア検知

    今後に期待 • 1対Nの レプリケーション • クラウドへの レプリケーション • 拡張ジャーナルコピー • Zerto API
  16. VMに対する事前構成 ovirtドライバの事前インストール • Windows回復環境(Windows RE)でVirtIOドライバー をインジェクト 例: dism /image:C:\ /add-driver:D:\viostor\2k22\amd64\viostor.inf

    dism /image:C:\ /add-driver:D:\vioscsi\2k22\amd64\vioscsi.inf • 通常起動し、virtio-win-gt-x64で VirtIO ドライバーやQEMU ゲストエージェントをインストール • VMware Toolsのアンインストール(移行、リストア後でも可)
  17. 使い分け • クラウドやオフサイトへの  3-2-1ルールを満たすデータ保護 • 不変性が有効なストレージへの  バックアップ • マルチクラウド /ハイパーバイザ環境への

     柔軟なリストア • HPE Morpheusへの  移行ダウンタイムを最小化したい • 迅速な災害復旧を構成したい • リアルタイム性の高い  ランサムウェア検知