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20251204 pmconf2025 “出す→学ぶ→直す” を高速化せよ 〜d払いを支える「...

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December 08, 2025

20251204 pmconf2025 “出す→学ぶ→直す” を高速化せよ 〜d払いを支える「価値検証の民主化」と週次改善ループの裏側〜 |DearOneセッション

2025.12.4 に開催された、
プロダクトマネージャーカンファレンス2025でのDearOneセッションスライドです。

プロダクト改善におけるPDCAにおいて陥りがちな「価値検証の壁」。
NTTドコモ 「d払い®」は、この課題を乗り越え「施策立案→開発→リリース→検証」というサイクルを週次で回せるほどの高速改善(OODA)ループを構築できました。その背景には、「価値検証の民主化」の実現があります。

今ではNTTドコモ全社にこの仕組みは波及され月間1,000人以上のメンバーが自らツールを操作し、日々、各部署、各サービスや各プロダクトの価値向上に取り組んでいます。

本セッションでは、この「価値検証の民主化」をいかにして実現し、組織に学習文化を根付かせたのか、その具体的な取り組みについて、実際に本プロジェクトを推進されたNTTドコモ担当者をお迎えし深層まで掘り下げ、「価値の検証と学習」の実例や課題解決のヒントなどをご紹介いたします。

※「d払い®」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

【 プロダクト分析ツールAmplitudeについては → https://growth-marketing.jp/amplitude/

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December 08, 2025
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Transcript

  1. Supported by 1. 導入 d払いの現在地とセッションの目的 2. 課題① 改善体制の整備 3. 課題②

    分析基盤の構築 4. 事例 価値検証の民主化を体現した施策事例 5. 結果 組織文化への浸透とプロダクトの成果
  2. 6 Supported by 本セッションの核心 施策がユーザーの課題を解決し、 プロダクトの成長に貢献しているかを データに基づき迅速に確認し、 次の意思決定に繋げる 「改善サイクル(ラーニングループ)」 を誰もが簡単に

    実現すること ※本セッションにおける定義 「価値検証の民主化」とは プロダクトの成長 ラーニングループ 改善サイクル ユーザーの 課題収集 データによる 詳細分析 施策 UIUX改善 データによる 効果検証 -
  3. 10 Supported by Action 1: 改善体制の確立による組織間の連携強化と優先度決定 アジャイル開発体制を2チームに分けリソースを確保 1. 機能改善チーム 使い勝手の向上などUIUX改善を行うチーム

    例:ウィジェット機能、画面デザインリニューアルなど 2. 新規開発チーム 新規サービス・機能など、大規模な開発を伴う新 機能開発を行うチーム 例:Suicaチャージ、dカード連携、ネット未接続支払いなど d払い 開発体制 毎週リリース! 機能改善チーム 新規開発チーム
  4. 11 Supported by Action 1: 改善体制の確立による組織間の連携強化と優先度決定 体制の整理により改善リソースを確保 UIUX担当以外からも多くの観点で課題エントリー可能に 課題 決済企画

    担当 セキュリティ 担当 販売促進 担当 お客さま 対応担当 加盟店 担当 課題 課題 課題 課題 課題 課題 開発 担当 UIUX企画 担当
  5. 12 Supported by Action 1: 改善体制の確立による組織間の連携強化と優先度決定 一つ一つの課題にスコアによる優先度をつけ、 改善のリリース順を整理 定量項目をスコア化 エラー件数、お客さまの声件数

    などを基準に 定性項目をスコア化 お客さまが行動を完了できるか などを基準に 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題 課題が多く集まっただけでは、 散漫な状態 課題 多くの集まった課題に対して最適な優先度を設定。 お客さま視点で重要な課題から順々に改善し、毎週リリース年間 150件の改善
  6. 13 Supported by Action 1: 改善体制の確立による組織間の連携強化と優先度決定 調査によるお客さま視点をベースにした 内製中心の体制で改善された UIとUXをデザイン プロトタイプを用いたユーザーテスト実施

    ヒアリングやアンケートによる課題の深堀 週に一度の改善リリース体制に合わせて、 細かくお客さまの反応を確認しながら大きく改善 細かい改善と 機能追加による進化
  7. 15 Supported by 壁2:効果検証のスピード感 抽出・集計に 2週間〜1ヶ月かかるなどデータ分析環境が不足 効果検証の課題 改善リリース数に効果検証が追いつかない データに触れるメンバーが限られている ▪

    ▪ 行動分析データと決済データが別DBにあり、部 署連携が必要 ▪ 行動データ (GA/FAデータ) 自社独自の 決済データ 分析 エクスポート SQL記述
  8. 17 Supported by Action 2: 分析基盤の構築とデータの統合 Amplitudeの導入によりデータの一貫性に加え 誰でも簡単に "素早く"分析が可能となった 優先度付け

    課題の起票 施策立案・ 要件定義 課題の 詳細分析 リリース・検 証期間 開発実装 効果検証 2週間程度 → 数十分〜数時間
  9. 24 Supported by 達成された「価値検証の民主化」 改善体制の整備と分析体制の構築により 「学習サイクル」を実現し「価値検証の民主化」を実現 1,000+ NTTドコモ社内 月間アクティブユーザー 「データに基づく意思決定」が文化へ

    「価値検証の民主化」が組織全体に浸透 施策の意思決定や社内報告にデータが日常的に 使われるように ▪ ▪ プロダクトの成長 ラーニングループ 学習サイクル ユーザーの 課題収集 データによる 課題詳細分析 施策 UIUX改善 データに 基づいた効果検証 Amplitude導入 Amplitude& ユーザー調査導入 改善体制構築 改善体制構築
  10. 25 Supported by プロダクトとしての成果 プロダクトとしての成果として オリコン顧客満足度 No.1/アプリストア高評価を獲得 ※1 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)の「 d払い」は、2025年9月1日(月)にオリコン株式会社が発表した「 2025年 オリコン顧客満足度

    ®調査 キャッシュレス決済アプリ」のランキング(以下、本ランキ ング)において、調査対象 16サービスのうち総合 1位を獲得しました。 《調査概要》 2025年 オリコン顧客満足度調査 キャッシュレス決済アプリ ▪調査主体:株式会社 oricon ME▪調査方法:インターネット調 査▪調査期間:2025/04/21~2025/04/30▪サンプル数: 2,832人(2025年調査:2,832人)▪調査企業数: 16社▪定義:QRコード*6、バーコード、非接触型決済などスマートフォンを利用したキャッシュレス決 済を提供する企業 ▪調査対象者 性別:指定なし 年齢:18~84歳 地域:全国▪条件:以下すべての条件を満たす人 (オリコン顧客満足度 ®公式サイト2025年キャッシュレス決済アプリランキング https://life.oricon.co.jp/rank-smartphone-payment/)-1)1週間に1回以上、キャッシュレス決済アプリを利用した人 -2)1ヶ月以上継続利用した人 ただし、過去 1週間以内に実店舗やネットショップでの決済 を行っていない人は除く ※2 2025年11月1日時点 オリコン満足度 1位※1 アプリストア高評価( Android/iOS)※2 27.3万 件のレビュー 4.5 60万件の評価 4.6
  11. 26 Supported by 金融アプリとしての役割 金融系を中心としたスーパーアプリとしてサービス拡大中 チャージ 送る・受け取る 出 金 請求書払い

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