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UniChat 企画書:大学ドメインファンド型 LLM プラットフォーム

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February 03, 2025
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UniChat 企画書:大学ドメインファンド型 LLM プラットフォーム

このプレゼンテーションは、「UniChat」という大学ドメインメールを活用したAI支援プラットフォームの企画書です。
学生が最新AIを自由に活用できる環境を提供し、寄付金をもとに運営する仕組みを提案します。

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February 03, 2025
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  1. 目次 1. 企画概要 2. 背景・課題 3. 企画の目的 4. 企画内容・スキーム 5.

    想定メリット 6. 導入・運営体制 7. 期待効果と今後の展望 8. まとめ 2
  2. 1. 企画概要 企画名 UniChat コンセプト 大学が発行するドメイン(例: @xxx.univ.jp)を持つ学生であれば、UniChat を通じて最新AI(LLM)を利用可能にする。 UniChat 自体が寄付金を集約し、その資金を元にAPI利用料(例:

    OpenRouter経由)を支払う形で学生をサポート。 大学側との公式連携は行わず、あくまでも“学生ファースト”で運営を行う。 寄付者や一般の人々は、 誰でも閲覧できるレポートを通じて「自分の寄付が どのようにAI利用に活かされているのか」を把握可能にする。 3
  3. 2. 背景・課題 (2/2) 3. 大学ドメイン活用の可能性 大学が発行するメールドメインは、学生本人を認証する強力な手段。 大学組織そのものと提携する場合、制度や予算の交渉に時間を要するが、 学 生の“ ドメインメール”

    を鍵とした自主運営型サービスならスピーディーに提 供が可能。 4. 広がりにくいAI 教育格差の解消 大都市の一部の学生や予算の豊富な研究室だけがAIを利用するのではなく、 地方の大学や資金の少ない学生にも機会を均等化することが急務。 5
  4. 3. 企画の目的 1. 学生が最新AI に容易にアクセスできる環境を提供 研究・課題・論文執筆・就職活動など多様な場面での活用を推進。 2. 寄付金の流れを“ 見える化” し、寄付者・一般からの支援を促進

    累計API呼び出し数・利用されている金額などを公開し、寄付が役立つ様子を わかりやすく示す。 3. 大学外部との公式連携がなくともサービスを迅速に展開可能 学生本人のドメインメール認証のみを条件とし、組織交渉を不要とする。 4. 社会全体で“ 学生のAI 活用” を応援する新たな寄付文化を作る 個人や企業、OB/OG問わず、誰もが「日本の学術界・若者」を応援しやすい 仕組みを整備。 6
  5. 4. 企画内容・スキーム (2/5) (2) 寄付金の集約とAPI 利用料の支払い UniChat上で 寄付募集ページを設置し、クレジットカードや銀行振込で寄付を受 け付ける。 集まった寄付は、

    全体プールまたは 大学別ドメインごとのプールに蓄積。 「特定大学を応援したい」「どこでもいいから学生を支援したい」の選択肢 を用意可能。 学生がOpenRouterを通じてLLMを利用する際の利用料金を、この寄付金プールか ら 自動的に支払う。 8
  6. 4. 企画内容・スキーム (3/5) (3) OpenRouter の利用によるマルチLLM アクセス OpenRouterを介して 複数LLM(ChatGPT、Claude、Llama 2など)に一元アク

    セス可能。 学生は用途に応じてモデルを選択し、必要に応じて使い分けられる。 乱用防止のため、各モデルの利用上限(トークン数・課金枠)をUniChat側で調 整。 9
  7. 4. 企画内容・スキーム (4/5) (4) ユーザーインターフェース(学生向け) 1. ログイン画面 大学メールでのOTPサインアップ/ログイン。 2. チャットUI

    / プロンプト入力 使用するLLMを選択して対話形式で利用。 3. 利用状況の可視化 直近の利用残高や累計利用額、残りの利用枠を表示。 大学別・全体寄付金プールの残高なども閲覧可能。 10
  8. 4. 企画内容・スキーム (5/5) (5) 寄付利用の可視化(公開レポート) 誰でもアクセス可能なレポートページを用意(UniChat Fund(未設立)が運営・ 公開)。 以下のデータをリアルタイムまたは定期更新で可視化: i.

    ドメイン単位の登録学生数 ii. 寄付金総額(合計・大学別) iii. 累計API呼び出し数・利用時間・消費金額 iv. 期間別の利用推移グラフ 個々の学生情報は匿名化しつつ、 全体像とインパクトを提示する。 11
  9. 5. 想定メリット (1/2) (1) 学生側のメリット 高性能AI を低コスト/ 無料で利用でき、学習・研究・就職活動などに活かせる。 大学や研究室が予算を捻出するのを待たなくても、独自にサービスを利用開始で きる。

    技術的リテラシーが磨かれ、社会に出る際の競争力も向上。 (2) 寄付者・一般の人々へのメリット 学生のAI 利用を直接支援している実感が得られる。 透明性高いレポートを通じ、寄付金がどのように使われているかが一目瞭然。 OB/OGによる後輩支援だけでなく、企業や一般個人が特定大学・全大学を応援す る仕組みが整備される。 12
  10. 8. まとめ 「UniChat」は、大学ドメインメールを持つ学生ならば、 寄付金をもとに無料・低負担でLLM を利用できる新たなプラットフォームです。 学生にとって: AIリソースを日常的に活用し、学びと成長の機会を大幅に拡大。 寄付者にとって: 寄付金の使途を“見える化”し、応援の手応えを得ながら社会貢献 できる。

    社会にとって: 若手育成、国際競争力強化、寄付文化醸成への貢献が期待される。 今後は、 参加ドメインの拡大や コミュニティ連携の充実、 さまざまなAI サービスとの連携を通じ、学生の可能性をさらに広げるエコシステムを 育てていきます。 運営:UniChat Fund (未設立) 17