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クラウドセキュリティの情報収集術

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November 12, 2025
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 クラウドセキュリティの情報収集術

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LHazy

November 12, 2025
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  1. 5 クエリ例 1.AWS関連のセキュリティ情報 (AWS OR “Amazon*Web*Service”) AND (Incident OR penetration

    OR vulnerability) filter:links min_faves:10 lang:en AWS系のポストはノイズが多いため(個人の感想によります)、「10以上のいいね」とリンクが付いた ポストに限定。英語圏の方が情報が早い傾向にあるので「lang:en」で言語も指定。 2.AWSを標的とした悪性ライブラリと拡張の検索 (npm OR pip OR extension) AND (malware OR compromise OR fake) AND AWS filter:links lang:en ここ数年で脅威が増している悪性ライブラリと拡張の情報ををいち早く捉えるためのクエリ。頻繁に呟 かれる情報ではない為、イイね数のフィルターは不要。
  2. 7 やってる効率化 日々、膨大な情報が流れている。全部は読んでられない。 LLMなどを活用して省エネ化。 ゆくゆくは 収集 → 要約 → 点検

    までを自動化したい。 • Slack • Tweet Deck (X Pro) • メーリングリスト 取集ツール • NotebookML • Edge + Copilot 通読・要約 • 技術検証 • ガバナンス・セキュ リティ実装の点検 • 注意喚起 • 施策化 検証・活用
  3. 9 情報収集時の注意点 ~エッジケース・目的~ 個別の脅威・リスクに集中しすぎない事 • その脅威主体は自組織を標的にする可能性があるか? • 紹介されている攻撃テクニックは汎用的なもので自社も影響を受けるか? • 一息ついて、必ずトリアージすること。

    対策内容は自組織に適合するか? • 対策を鵜呑みにすると、思わぬ障害やコスト増加を招くことがある。 • 本当にそのソシューションを「入れただけ」で解決するのか? • 自組織・環境へ適応可能か?
  4. 10 まとめ • 情報収集の目的 自身のスキル向上や、自組織のセキュリティ向上のタネ集め。 • 良質な情報源を確保する SNSやコミュニティを活用する。自分に合ったフィルターを実装する。 • ツールを使って省エネ

    LLMやフィード管理ツール、チャットツールを駆使して省エネする。 • 還元する 知識は活用されてより輝く。セキュリティは総合戦、知見は積極的に組織や世 間へ還元する。
  5. 11 おまけ: 個人的 Learning Path • 何か作る • 主要サービスを触る •

    主要なアーキテクチャ で何かやってみる クラウド入門 • 仕組みを知る • 認証(OAuth、IAM) • APIで遊ぶ • 実例を知る クラウド基礎 • 技術書 • やられアプリ • トレーニング受講 セキュリティ入門 • 脅威リサーチ • 既存ガバナンス通読 研究 • 自社のセキュリティ強 化 • 登壇 • ブログ執筆 還元