Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Databaseのことを考えずにiOSアプリを作る ローカルデータベースを使うときの アーキ...
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
ムッチョ
March 04, 2024
Programming
260
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Databaseのことを考えずにiOSアプリを作る ローカルデータベースを使うときの アーキテクチャ設計
ムッチョ
March 04, 2024
More Decks by ムッチョ
See All by ムッチョ
AndroidアプリのUIをGeminiで生成する
musayazuju
0
120
Architecture Design for Local Database ~ Realm, CoreData, SwiftData ~
musayazuju
0
140
Generate Android App UI with Gemini
musayazuju
2
180
CoreDataからSwiftDataへの移行
musayazuju
1
200
Other Decks in Programming
See All in Programming
数百円から始めるRuby電子工作
tarosay
0
140
関東Kaggler会_NVIDIA_Nemotron_コンペ_振り返り
rick_ds
0
490
ソフトウェア設計に溶けるインフラ ― AWS CDK のインフラ認識論
konokenj
3
770
複数の Claude Code が"放置"されてしまう問題をCLI ダッシュボードを自作して解決した話
sumihiro3
1
670
GDG Korea Android: 2026 I/O Extended ~ What's new in Android development tools
pluu
0
220
【やさしく解説 設計編・中級 #6】良いアーキテクチャとは ~ 一本の登り道の、行き先 ~
panda728
PRO
0
210
ドリフトを絶対に許さない(?)CDK運用 / CDK Ops with Zero Tolerance for Drifts (?)
akihisaikeda
1
180
メールのエイリアス機能を履き違えない
isshinfunada
0
230
PostgreSQL 18で考えるUUID主キー
kazuhiro1982
0
460
【やさしく解説 設計編・中級 #1】一つの車に、運転手は一人 ~ある倉庫システムの事例から~
panda728
PRO
0
210
その節約、円になってますか?
isamumumu
1
710
型も通る、synthも通る、それでも危ない 〜AIのCDKの権限とコストを機械で検証する〜 / It Passes Type Checks, It Passes Synth Checks, but It’s Still Risky — Automatically Verifying Permissions and Costs in AI’s CDK —
seike460
PRO
1
540
Featured
See All Featured
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
55
12k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
528
40k
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.3k
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
2
250
Evolving SEO for Evolving Search Engines
ryanjones
0
250
Exploring the relationship between traditional SERPs and Gen AI search
raygrieselhuber
PRO
2
4.2k
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
1
790
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
How to build an LLM SEO readiness audit: a practical framework
nmsamuel
1
850
Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere
nwiizo
66
57k
The browser strikes back
jonoalderson
0
1.5k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
37
7.4k
Transcript
Databaseのことを考えずにiOSアプリを作る ローカルデータベースを使うときの アーキテクチャ設計
自己紹介 • ヤズジュムーサー(ムッチョ) • VoicyのiOSエンジニア • Androidもぼちぼちやってます • 趣味はボルダリング Mucchooooo
個人開発もやってます!
ローカルデータベースで 苦労した経験はありますか?
データベースのオブジェクトの扱いには ルールが多い!
例えば... Realm このRealmオブジェクトは普通の変数のよう に取得したり変更したりできない。
考えなきゃいけない ルール • Realmインスタンスの扱い方 • Threadは単一のものを使用しているか • etc. Realmの場合
データベースオブジェクトの扱いに付随するルール はたくさんある Realmの場合 1. threadを跨いでオブジェクトにアクセスするとクラッシュ 2. realm.write {} ブロックの外でrealmオブジェクトを編集するとクラッシュ 3.
モデル定義にないプロパティへアクセスしようとするとクラッシュ 4. 削除済みのRealmオブジェクトにアクセスしようとするとクラッシュ 5. Realmインスタンスを適切にクローズしないとリソースのリークや不正な状態の参照でクラッシュ CoreDataの場合 1. Contextを異なるThread間で共有するとクラッシュ 2. フェッチリクエストが完了する前に結果セットにアクセスしようとするとクラッシュ 3. モデル定義にないエンティティにアクセスしようとするとクラッシュ 4. 削除されたか、コンテキストに属していないマネージドオブジェクトを操作するとクラッシュ 5. モデルの属性に対して予期しない型のデータを設定しようとするとクラッシュ 6. コンパイルされたモデルとコード内のモデルが一致しない場合クラッシュ
データベースオブジェクトの扱いに付随するルール はたくさんある Realmの場合 1. threadを跨いでオブジェクトにアクセスするとクラッシュ 2. realm.write {} ブロックの外でrealmオブジェクトを編集するとクラッシュ 3.
モデル定義にないプロパティへアクセスしようとするとクラッシュ 4. 削除済みのRealmオブジェクトにアクセスしようとするとクラッシュ 5. Realmインスタンスを適切にクローズしないとリソースのリークや不正な状態の参照でクラッシュ CoreDataの場合 1. Contextを異なるThread間で共有するとクラッシュ 2. フェッチリクエストが完了する前に結果セットにアクセスしようとするとクラッシュ 3. モデル定義にないエンティティにアクセスしようとするとクラッシュ 4. 削除されたか、コンテキストに属していないマネージドオブジェクトを操作するとクラッシュ 5. モデルの属性に対して予期しない型のデータを設定しようとするとクラッシュ 6. コンパイルされたモデルとコード内のモデルが一致しない場合クラッシュ ルールを守るのは 難しい・苦労する
ルールに違反していても、コンパイルエ ラーが起きない上、コードから違反箇所を 見つけることは難しい。 開発者かユーザーがクラッシュするまで 見つけられない可能性も
データベースオブジェクトの ルールは 品質的にも脅威 開発効率的にも脅威
データベースのオブジェクトを 普通の変数のように自由に扱いたい!
Solution 1.データベース用のオブジェクトと普通のオ ブジェクトを用意する Normal Object Realm Object
2.オブジェクト同士を 変換できる状態にする Normal Object Realm Object
3. Realm Serviceを用意 データベースに関わる処理を担当 Realmに依存しないCard配列を 他の全てのファイルで使う
4.アプリ起動時にRealm ObjectをFetchして Normal Objectに変換 RealmCard情報をfetchして Card配列に変換
Card配列に少しでも変更があると syncronizeWithRealm() が呼ばれる バックグラウンドスレッドにて Card配列をRealmCardに変換し、 情報をRealmデータに適用 4.Normal Objectが変更された時 Realm Objectが自動で変更される状態を作る
普通の使い方の場合 Realm Card
普通の使い方の場合 Realm Cardを扱う全てのファイル (View, ViewModel, Testファイルなど) がRealmに依存する+ルールに従う義務を負う Realm Card
今回のアーキテクチャの場合 起動時のFetch・Cardへの変換 Cardが変更されるたび自動でRealmに保存 Realm Card Card Realm Service
今回のアーキテクチャの場合 起動時のFetch・Cardへの変換 Cardが変更されるたび自動でRealmに保存 アプリ全体ではRealmに一切依存しないCardクラスが使われるため、 RealmService以外の全てのファイルがRealmに依存しない。 Realmのことを一切考えずに開発ができる! Realm Card Card Realm
Service
今回紹介したアーキテクチャの メリット 1. 保守性・開発効率の向上! ルールから脱却!データベースのことを考えずに開発ができる! 2. 最高レベルのUIパフォーマンスを達成できる! データの更新は常にバックグラウンド。 データ量が膨大になるとローカルデータベースでも重くなりがちだが、いつでも超高速 3.
テストも書きやすくなる+動作も高速! テストの実行がデータベースに依存しない 。パラレル実行なども簡単。 4. コード全体がデータベースに依存しない。 もしデータベースを変更するとしても書き直しが少ない。
まとめ データベースのオブジェクトは デリケートなアイテム 直に触れることは避けるのがベター
デメリット、コード、詳しい解説は Zennにあります! https://zenn.dev/voicy/articles/dd42bfbee7de01
ありがとうございました!