Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
話題のAI IDE Kiroさんを試してみた
Search
NaoyaYamamoto
August 06, 2025
1
230
話題のAI IDE Kiroさんを試してみた
JAWS-UG朝会
#72
2025年8月7日 (木)
NaoyaYamamoto
August 06, 2025
Tweet
Share
More Decks by NaoyaYamamoto
See All by NaoyaYamamoto
WAFRの新常識!? IaCコードからレビューを効率化
naonana777
3
550
なんでも効率化!Community Builderが伝える AWS Developer Toolsの魅力
naonana777
5
550
Edtechって何だ?完全ド素人が学んだことを報告する
naonana777
2
280
AWS Infrastructure Composerの良さを伝えたい
naonana777
1
760
CDKとCloudFormationどちらが好み?
naonana777
3
1.4k
AWS Community Buildersのススメ
naonana777
4
300
IaCジェネレーターはマネコンとCDKの架け橋になれるのか
naonana777
1
240
デプロイのベストプラクティス
naonana777
1
470
とあるチームの手動作業の多いCloudFormation運用とその改善
naonana777
0
350
Featured
See All Featured
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.8k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
34
2.3k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
27
2.1k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
353
21k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.1k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
347
40k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
Transcript
話題のAI IDE Kiroさんを試してみた 山本 直弥 ( Nao ) JAWS-UG朝会 #72
2025年8月7日 (木) 1
名前:山本 直弥 (Nao) 所属:株式会社シーイーシー 在住:名古屋、出身:京都 2025 AWS Community Builder (DevTools)
2025 JAWS-UG 名古屋 2025 Japan AWS Top Engineer 2023-2025 Japan AWS All Certifications Engineer 今日のテーマ 「話題のAI IDE Kiroさんを試してみた」 ※Xのアイコン 自己紹介 2
今日話すこと 3 • Kiroの特徴 • 仕様駆動開発、SPECとは? • Kiroでできること(試してみて疑問に思ったこと) • 作業分担できる?
• 仕様書がすでにある場合はどうする? • 実装がすでにある場合はどうする? • 途中でKiro以外で開発を行っても大丈夫?
仕様駆動開発(SPEC)のイメージ 4 ②仕様書(要件、設計、実施計画)を作る ①やりたいこと を伝える ④AIに実装を お任せ ③人が仕様書を確認/修正する ⑤完成 実装を始める前に仕様書を作るので・・・
・何をどのように作るかAIと人が認識合わせできる(お任せでも安心) ・全体の作業と今どの作業を行っているか明確に把握できる(進捗がわかる)
5 Kiroの仕様駆動開発(SPEC) を実現する3つのファイル
KiroのSPEC ファイル① 要件定義書 (requirements.md) 6 EARS (Easy Approach to Requirements
Syntax) 記法で記載されている 人間の要求をいくつかの要件 (ユーザーストーリーと受け入れ基準) に分割
KiroのSPEC ファイル② 設計書 (design.md) 7 アーキテクチャ、シーケンス図、 実装上の考慮事項を文書化
KiroのSPEC ファイル③ 実施(実装)計画 (tasks.md) 8 実装計画に過不足があれば、 チャットで計画を修正依頼できる 追跡可能な個別のタスクと サブタスクを含む詳細な実装計画 (Kiroはこれを順番に進めて実装する)
この実装計画を順に 実施して開発する
9 Kiroでできること 仕様駆動開発で最初に1セットSPECを作る必要があるということは・・・ ・作業分担はどうするの? ・すでに設計書がある場合は? ・すでに実装がある場合は? ・途中でKiro以外の実装をしてしまった場合は? SPECを試してみて 疑問に思ったこと
作業分担はできる? → SPECを分割して作業分担できる 10 機能別などの任意の単位でフォルダ分け ・Kiroとチャットで相談して分割を任せることも可能 ・フォルダごとにSPECの3ファイルを作る 全機能のSPEC 機能BのSPEC 機能AのSPEC
すでに設計書がある場合は? → 既存の仕様書からSPECを作れる 11 ①アーキテクチャ図を基に SPECファイルを生成依頼 設計資料(画像) 画像から要求 を理解して SPEC生成
②SPECファイルが生成される
すでに実装がある場合は? → 実装(プログラムやIaCコード)からSPECを作れる 12 ①プロジェクトの成果物のフォルダを開いて 「現在の成果物からSPECを生成してください」 ②タスクリストは未チェックだが 「UpdateTask」で完了チェックが付く 既存のシステム 既存仕様のSPEC生成
(いつでも仕様駆動開発に 移行可能)
途中でKiro以外の実装をしてしまった場合は? → 成果物のスキャンでタスク最新化 13 ②完了したタスクは完了マークがつく ③チャットでの スキャン依頼も可能 ①タスクのアップデート 手作業改修 成果物をスキャンして
SPEC最新化
その他の機能もいろいろ 14 タイムライン(変更履歴) 表示もできる Steeringファイル 実装中に守るべき ルールを定義 ・コーディング規約 ・独自の実装ルール ・ベストプラクティス
など Amazon Q Developer と同様の機能
MCPサポート 例:プロジェクト管理ツールの課題からSPEC開発 15 ③MCPでバックログ 課題取得 ④バックログ課題から SPEC編集 ①ボタンの色変えたい ②ボタンの色を変え る課題作成
⑤バックログ課題の 内容が実装される
結論 16 • Kiro(SPEC)は応用の幅が広く便利なツール • 課金を検討してもよいかも https://kiro.dev/pricing/ 正式版のSPECは実質 課金必須になりそう
ご清聴ありがとうございました Kiroさんサイコー 17