【ServiceNow SNUG Meetup LT deck】ServiceNowのOOTBに合わせる価値を考える

2024年12月11日（水）に開催されたServiceNowユーザー会(SNUG)で発表されたLTの資料です。 Qiita
ServiceNow アドベントカレンダーで執筆した内容を基に、OOTBに合わせる価値について考えた内容を発表しています。

Transcript

1. SNUG Year End Meet up 2024/12/11
2. 3 01 02 03 04 05 06 Qiitaの内容 登壇テーマ 世界観への価値 価値のある時間 組織変化の価値 まとめ Index
3. 4 01 Qiitaの内容
4. 5 Qiita Theme 【５年経験して考えた】ServiceNow OOTBを実例も交えて考える o ServiceNowを構築するために大切なこと o OOTB(Out of The Box)とは o 「OOTBに合わせる」が重要視される理由 o 私が考えるServiceNowのOOTB o ビジネス/テクニカル関係なく価値のない変更 o ServiceNowが想定する使い方 ServiceNowのOOTB（Out of The Box）の重要性について、5年間の経験を基に考察しました。 OOTBを尊重することで、メンテナンスコストの削減、業界標準プロセスへの適応、技術負債の軽 減ができることがメリットです。カスタマイズはビジネス価値と保守性のバランスを取ることが重 要であり、特定の避けるべきカスタマイズを例にとりました。ServiceNowの導入と運用において 、正しいOOTBの理解とその活用がビジネス価値を最大化する鍵となります。
5. 6 02 登壇テーマ
6. 7 ServiceNowの OOTBに合わせる価値 を考える Presentation Theme ServiceNowをOOTBに合わせることは、企業にとって多くのメリットがあります。 導入の迅速化やメンテナンスコストの削減、業務プロセスの標準化など、これら の価値を最大限に活用することで、企業は効率的かつ効果的に業務を運営し、競 争力を高めることができます。 OOTBを活用することは、持続可能な成長を支える重要な要素となるでしょう。
7. 8 8 ServiceNowのOOTBに合わせる、 ３つの側面からその価値を考える 世界観への価値 価値のある時間 組織変革の価値
8. 9 03 世界観への価値
9. 10 世界観への価値 ServiceNowはEnterprise Service Management Platform × ESM ServiceNow は 単 な る ITSM ツ ー ル で は な く 、 Enterprise Service ManagementをOne Platform で実現するソリューションです。企業全体のサー ビス管理を包括的に行い、部門間のサイロ化を解 消してタスクをシームレスに管理します。また、 標準化された業務プロセスやデータ構造（OOTB） に よ り 迅 速 な シ ス テ ム 構 築 が 可 能 で す 。 ServiceNowの真価は、企業全体での効率的なサー ビス提供の実現にあります。
10. 11 世界観への価値 ServiceNowはEnterprise Service Management Platform × ESM ServiceNow は 単 な る ITSM ツ ー ル で は な く 、 Enterprise Service ManagementをOne Platform で実現するソリューションです。企業全体のサー ビス管理を包括的に行い、部門間のサイロ化を解 消してタスクをシームレスに管理します。また、 標準化された業務プロセスやデータ構造（OOTB） に よ り 迅 速 な シ ス テ ム 構 築 が 可 能 で す 。 ServiceNowの真価は、企業全体での効率的なサー ビス提供の実現にあります。 ※CSDM5.0(draft)を参照しているため、これが現在の正しいモデルでないことをご承知おきください
11. 12 04 価値のある時間
12. 13 ServiceNowは、エンタープライズ・サービス・マ ネジメントを実現するための包括的なソリュー ションを提供しています。各製品は業界標準のフ レームワークに基づき、他製品とシームレスに連 携可能です。OOTBは、事前に準備された機能とプ ロセスを提供し、迅速な業務開始を可能にします。 これにより、OOTBを活用することがESMの実現に 直結し、組織は効率的にサービスを提供できるよ うになります。OOTBはESMに到達するための線路 なのではないでしょうか。 価値のある時間 OOTBは目的地までの線路 ESM HRSD Technology Customer Support ERP Creator Industry OOTB = 線路 乗り物 = 組織
13. 14 ESMを実現するには、組織内の事業部連携が必要 で、業務の標準化が求められます。業務要件と OOTBの間にギャップがある場合、カスタマイズが 検討されますが、これは新たな線路を作るような ものであり、時間がかかります。OOTBに合わせる ことで迅速に業務を開始し、どのように改善する か考える、価値のある時間を費やすことができま す。これがOOTBに合わせる価値です。OOTBを活用 することは、目的地に早く到達するための価値あ る選択です。 価値のある時間 OOTBは目的地までの線路 Technology カスタマイズ の新しい線路
14. 15 05 組織変革の価値
15. 16 組織変革の価値 OOTBに合わせることが柔軟な組織へと変化する 現行踏襲や変化に応じないこととRPGで例えてみる 戦士 Lv50 戦士のレベル(Lv)も上がったからジョブチェンジをしよう! 最近は魔法使いがイケてるらしい。
16. 17 組織変革の価値 OOTBに合わせることが柔軟な組織へと変化する 現行踏襲や変化に応じないこととRPGで例えてみる 魔法使いにチェンジできたぞ! でも今までの戦い方や装備は、 戦士で慣れているから現行踏襲して操作しよう！ 魔法使い Lv1
17. 18 組織変革の価値 OOTBに合わせることが柔軟な組織へと変化する 現行踏襲や変化に応じないこととRPGで例えてみる 魔法使いにチェンジできたぞ! でも今までの戦い方や装備は、 戦士で慣れているから現行踏襲して操作しよう！ 魔法使い Lv1 それ僕のこと上手く扱える？
18. 19 組織変革の価値 OOTBに合わせることが柔軟な組織へと変化する 現行のツールからServiceNowへ移行することと別の ジョブにチェンジすることは同じです。 現行踏襲では本来の力を発揮できません。 切り替え先に合わせて、自らが変わるべきなのです。 現行ツール
19. 20 組織変革の価値 OOTBに合わせることが柔軟な組織へと変化する 『時代やビジネス、環境の変化に迅速に対応するためには、柔軟 性が不可欠』であり、ServiceNowは変化が多いソリューションで す。基本的にOOTBと現在の業務のGAPが広いことの方が多く、 OOTBに合わせることは組織や業務の変更、さらには人のマインド を変えることを必要とします。OOTBに合わせることは変化に対応 できる組織への第一歩であり、自分たちのやり方を変えるために 話し合い、組織を変化させ新しいことに順応することが、OOTBに 合わせる価値です。これにより、組織は変化に強くなり、迅速に 対応できるのではないでしょうか。 OOTBを通じて変化 に強い組織へ
20. 21 06 まとめ
21. 22 01 世界観への価値 • ServiceNowは様々な領域にわたってESMを実現できる数少ない ソリューションであり、そこを目指すの最大限の価値 • ESMまでのグランドデザインがOOTBによって既に用意されてい るのが価値
22. 23 02 価値のある時間 • 例えるならOOTBは価値実現への線路 • OOTBを活用し素早く導入することが価値になる • 現行業務とGapやどうしたらシステムを合わせられるかを考える時 間より、素早く導入した後、自分たちはどうしたら改善できるか を検討する時間が価値になる
23. 24 03 組織変化の価値 • ビジネスや時代や環境ともに変化します。ServiceNowも変化し ます。それらに対応できる組織が必要 • 現行とのGAPに対して、OOTBに合わせることが変化に対応できる 組織への第一歩。その足掛かりがOOTBに合わせる価値になる
24. 25 Thank you