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開発生産性から振り返るエンジニアリングマネジメントの失敗2選

ussy / @sudo5in5k
December 20, 2024
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 開発生産性から振り返るエンジニアリングマネジメントの失敗2選

ussy / @sudo5in5k

December 20, 2024
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  1. 自己紹介 2 - Sho Ushikubo(@sudo5in5k) - よく「うっしー」と呼ばれています - 株式会社kubell /

    EM (24/7~) - 「Chatwork」Android版アプリを開発する部署 でマネジメントをしています - 趣味は筋トレ - mixi2はじめました (@sudo5in5k)
  2. なぜ? 11 - メンバーの退職・入社・休職 - メンバーの知識差が出てきてしまった - リソースが限られる中、成果が出せそうな担当 割り振りにより「リソース効率」気味 -

    休職や稼働率低下から影響が顕著に数字に出た 実際に問題に直面して初めて、リソース効率の欠点に気づかされる
  3. 反省、何をしている 13 - モブプログラミング・ドキュメント作成 - プロセス標準化 - チケット・PR・ドキュメント作成の仕方 - 誰が見ても取り組めるくらい丁寧にしよう

    - 何に取り組むべきか議論 - 「技術負債」に関する合宿 - WIP数やエピック数の引き締めを検討 本当に全員が同じ課題に向き合えているか確認しよう👮
  4. 最初は・・・ 15 - 組織の健康状態を測る指標として設定された - 計り続けることが目的な部分もあったと思う - 手段と目的の逆転 - 一定プロセス改善にはつながっているが、これ

    でいいんだっけ?という漠然とした不安 - もう少しマイクロマネジメントしてもよかった 「開発生産性をどう捉えるか」は難しい課題
  5. 何のケイパビリティを変える? 19 開発生産性のベースとなる知識から チーム課題として何に取り組むべきかが見える👀 - Code maintainability - 複雑なロジックのコードをなんとかする -

    Documentation quality - 仕様書になりうるドキュメント作成 - ADR (意思決定の証跡) 作成 - Test Automation - 単体テストの充実・E2Eテストツール導入
  6. バリューに即したチームの価値観・行動を洗い出す 22 価値観 - 経験年数に関わらずAndroidエンジニアの プロでいる自負 - 古いものは「カイゼン」、新しいものは検証 - 仮説・想像だけで物事を判断しない姿勢

    行動 - 特定が難しいクラッシュ・警告も諦めない - 悩まずに他のメンバー・部署を巻き込み解決 に向かう - ユーザーの問い合わせ・障害はいち早く対応 - 思いやりをもったアウトプットをする 実際に洗い出した時のMiro 共通理解と共通価値観が見えてきた これをもとに判断して行動するだけ🏃