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P2P ではじめる WebRTC のつまづきどころ

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July 24, 2025

P2P ではじめる WebRTC のつまづきどころ

久々に WebRTC で普通に P2P をしてみようと思ったらつまづいてしまった共有です。
VibeCoding で WebRTC をやりたい人向けです。

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tnoho

July 24, 2025
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Transcript

  1. WebRTC の最小構成 P2P で WebRTC をするにあたって必要構成は以下の通り • Webサーバー ◦ HTML

    や Javascript で書いたクライアントをブラウザからみるため • シグナリングサーバー ◦ 接続情報交換のため • STUN サーバー ◦ 自分のインターネットからみた IP を知るのに必要 ◦ 定番は coturn ◦ 検証だけなら stun:stun.l.google.com:19302 をありがたく使わせてもらう
  2. Webサーバー WebRTC の制約というか getUserMedia の制約から、 WebRTC はローカルでもWebサーバーを立てて検証する • でも、検証だけなら python3

    -m http.server でよい ◦ カレントディレクトリに http://localhost:8000 で接続できるようになる • インターネットに公開するなら HTTPS が必須 ◦ Let's Encrypt でよい ◦ localhost だと HTTPS でなくてもカメラやマイクが使える • getUserMedia を使わないなら HTTPS である必要はない
  3. シグナリングサーバー WebRTC は接続情報をページ遷移なく接続したい相手と交換する必要がある 接続情報はテキストデータなので要はチャットサーバー • いろんな方法があるけど WebSocket が主流 • サーバーサイドに絶対必要な機能

    ◦ 先にシグナリングサーバーを接続しているクライアントを A ◦ 後からシグナリングサーバーに接続したクライアントを B ◦ としたときBが接続した際に、すでに接続している Aに通知する 機能 • 何も考えないと Socket.IO になりがち
  4. カメラとマイクを取得する 要は、 getUserMedia すること • 最初のカメラ解像度は VGA がおすすめ ◦ カメラデバイスの問題が出にくい

    • 取得した MediaStream は使い回すので取っておく ◦ PeerConnection の度に getUserMedia する作りにはしないこと ◦ 複数の PeerConnection を張る際も自分の MediaStream は一つ ◦ LocalMediaStream とか言ったりする ↔ RemoteMediaStream
  5. Offer をする シグナリングサーバーから接続時に Bが接続した際に、すでに接続している Aに通知する ようになっている これをトリガーに先に接続していた A が PeerConnection

    を作り Offer を行う • A と B の両方が Offer する。もしくは両方が Answer 待ちに なる。がありがちな実装ミス ◦ ID などで後から接続した B が Offer をしないように実装すること
  6. Answer をする A からの Offer をうけてから PeerConnection を作り Answer を行う

    A がゾンビなら Offer は来ない • ゾンビ ◦ WebSocket が切れてしまっているのに、切れたことが WebSocket サー バーからは認知できていない状態(とてもよくある) • Offer が来てから PeerConnection を作る作りにしておけば PeerConnection の無駄遣いがない
  7. 定番の WebRTC Internals 1 Chromeブラウザはchrome://webrtc-internals で WebRTC の状態が見られます PeerConnection を使う前に

    開いておくのがポイント • イベント順序が正しいか • そもそも失敗していないか 当たりがチェックポイント
  8. 定番の WebRTC Internals 2 太字の candidate-pair があれ ば繋がってるはず outbound-rtp が

    audio, video ない時はそもそも localMediaStream のセットがおかしい inbound-rtp にコーデックまで出てれば ストリームは来ている 表示できなければビデオタグに繋ぐ所がおかしい
  9. SDP をチラ見する そもそも m=audio や m=video があるか mラインがあるなら、 それに属する以下のパラメータは 目的のものになっているか

    • a=sendonly (送信のみ) • a=recvonly (受信のみ) • a=sendrecv (送受信) まぁ、大体 offerToReceiveAudio / Videoの設定に問題がある
  10. EOF