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CData Sync V25.3 アップデートをプロダクトスペシャリストが大解説​ Open ...

CData Sync V25.3 アップデートをプロダクトスペシャリストが大解説​ Open Table Format (Delta Lake)、Db2 for i CDC 機能など~

Sync V25.2 までのアップデート内容を振り返るとともに、V25.3 で追加された「Open Table Format (Delta Lake) 出力」「IBM Db2 for i でのCDC 対応」「汎用JDBC コネクタ」など、基幹システムとデータウェアハウスの連携をさらに密接にするアップデートをご紹介します。最後に、今後予定されている機能についてもお届けします

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CData Software Japan

October 24, 2025
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Transcript

  1. Connect Your Data. Any Application. Anywhere. CData Sync V25.3 アップデートをプロダクトスペシャリスト

    が大解説 Open Table Format (Delta Lake)、Db2 for i CDC 機能など~ CData Software Japan 合同会社 宮本 航太
  2. 2 Speaker 宮本 航太 シニアプロダクトスペシャリスト、PM for Apps - 2019 年よりCData

    Software にジョイン - 5年ほどApps 系を中心にサポートチームで活動 - 2024 年からApps 系のローカルPMに従事 © 2025 CData Software Inc
  3. 7 V25.3 アップデートリスト © 2025 CData Software Inc Open Table

    Format (Delta Lake) でのレプリケーションをサポート IBM Db2 for i(AS/400)CDC 対応 その他アップデート Salesforce 数式項目のレプリケーション 汎用JDBC コネクタ搭載
  4. 10 Open Table Format (Delta Lake) とは © 2025 CData

    Software Inc Open Table Format とは、 データレイク上のファイル(例:Parquet)に テーブル構造・トランザクション管理・スキーマ進化 を 追加するための 「オープン仕様のテーブル定義レイヤー」 Delta Lake とは、 Apache Parquet をベースに ACID トランザクション と メタデータログ(_delta_log) を組み合 わせて、ファイルベースのデータでもデータベースのように管理することができる。 オープン仕様のテーブルフォーマットなので、Databricks 以外のエンジン (Spark / Trino / Snowflake / Fabric など)でも同じデータにアクセスできる
  5. 13 普通のファイル連携との違い © 2025 CData Software Inc ACID トランザクション制御 ファイルベースであるにも関わらず、データ更新の正確性や複数クライアントからの同時書き込みにも対応できる

    スキーマ変更に対応 メタデータを別で管理しているので、データソース側のスキーマ変更にも柔軟に対応できる 差分更新 差分更新での連携ができる。ファイル連携であれば差分レコードを蓄積させるか、全件入れ替え。 結果、レプリケーションパフォーマンスも劇的に変わる
  6. 14 CData Sync でOpen Table Format (Delta Lake) 連携可能なコネクタ ©

    2025 CData Software Inc 対応コネクタ ・ Amazon S3 ・ Azure Blob Storage ・ Google Cloud Storage ・ Azure Data Lake Storage ・ Microsoft OneLake Mirroring
  7. 16 どういったサービスで利用できるのか? © 2025 CData Software Inc Amazon Athena S3

    に保存することでAthena から簡単に利用することが可 BigQuery や Snowflake などのDWH BigQuery:BigLake を外部テーブルとしながら、BigLake 経由でDelta Lake テーブルにアクセス Snowflake:Delta Lake を参照するインタフェースあり (ただし、Iceberg に変換して読み込む) Spark、Trino、Presto などのクエリエンジン 自前でクエリエンジンを利用している、もしくはこれらを使ったマネージドサービス Amazon Athena の場合
  8. 18 IBM Db2 for i(AS/400)からの 変更データキャプチャが可能に! © 2025 CData Software

    Inc 拡張型CDC モードで、リアルタイムに変更レコードを取得できる 拡張型CDC イメージ図
  9. 19 拡張型CDC でDb2 for i CDC の利用が可能に! © 2025 CData

    Software Inc 日本語対応文字コードについて - 現在、CCSID 930 で取得できることを確認済みです 切り離されたジャーナルレシーバへも参照できるか? - 可能です。Sync 内部でどこまで読んだかを保持している。例えばSync を数日間停止していた場合でも、 再開したら途中から取得し始める 双方向連携可能か? - 部分的に可能です。ジョブ自体は片方向連携のみですが、逆方向のジョブを作成することで双方向連携 を実現できる(ケースがある)
  10. 21 Salesforce 数式項目のレプリケーション © 2025 CData Software Inc これまでは・・・ 数式項目の値が変更されても更新日時が変わらないことから、全件連携しなければならなかった

    V25.3 にて、 Salesforce 数式項目専用スキーマを新たに追加し、 「数式以外のフィールドは差分更新」、「数式フィール ドだけは全件リフレッシュ」という方式が選択できるよ うになりました。
  11. 23 汎用JDBC コネクタ © 2025 CData Software Inc 外部のJDBCドライバーを登録できるようになり、 より多くのデータベース/データウェアハウスと

    の連携を実現。(データソースとしての利用に限 ります) 現行環境を残しながらクラウドDWHへの データモダナイゼーションも可能に
  12. 25 その他アップデート情報① © 2025 CData Software Inc リバースETL コネクタの拡充。Marketing Cloud

    Account Engagement(旧 Pardot)、Sage Intact、Veeva Vault へ の連携も可能に
  13. 26 その他アップデート情報② © 2025 CData Software Inc 各種クラウドストレージ連携でのパフォーマンスを大幅改善 Entra ID

    (旧:Azure AD) のロールを、 Syncでのユーザー自動作成時に反映 接続名の変更をサポート カスタムスキーマの直接編集をサポート。UI 上でのカラム編集やXML コードの直接編集可能に
  14. 28 今後追加機能の予定 © 2025 CData Software Inc SAP HANA CDC

    - SAP HANAのリアルタイム変更データキャプチャに対応 Apache Iceberg 対応 -オープンテーブルフォーマットの「Apache Iceberg」形式 でのデータ出力 Git リポジトリ連携 - Sync 内部の設定情報をGit 管理 これらは現時点での予定であり、変更される可能性はございます Sync API 2.0 - ジョブ管理や実行をより柔軟に行うためのAPI を刷新