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FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ #NEXTVMware資産

FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ #NEXTVMware資産

2025年4月23日のNEXT VMware資産セミナー2025の講演資料です。
https://www.sbbit.jp/eventinfo/83847

グローバルでは"単なるクラウドの利用"を脱却し、ビジネス価値を最大化するための"FinOps"の実践が当たり前となりつつあり、最近ではFinOpsの取り組みをAI投資価値の最大化にも活かす企業が増えています。本セッションではクラウド・生成AI時代のITガバナンスを実現する手法として、FinOpsの概要から業界標準の実践アプローチ手法まで紹介します。

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Satoshi Matsuzawa (Matt)

April 23, 2025
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  1. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ クラウドリフト&シフトの一歩先へ Date April

    23, 2025 株式会社 日立製作所、シニアクラウドアーキテクト Hitachi Application Reliability Centers(HARC) Japan 兼 Hitachi OSPO 松沢 敏志
  2. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 自己紹介 1 Hitachi |

    クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 松沢 敏志(まつざわ さとし) シニアクラウドアーキテクト @ 株式会社日立製作所、HARC*1 Japan 兼 Hitachi OSPO*2 | FinOps Foundation Japan Chapter運営 & FinOpsメンター | New Relic Trailblazer 現在: - クラウドサービスやクラウドネイティブ技術を活用したソリューション開発支援 - クラウドエンジニアリング/SRE/FinOpsチームへの技術的なアドバイスや指導 - コミュニティー活動を通じたクラウド技術/SRE/FinOpsの普及促進 過去: - Linuxカーネルなどのソフトウェア開発、Linux/KubernetesなどのOSSサポート - 国内HCI事業などの企画/立ち上げ、クラウドCoE組織の立ち上げ/推進、など その他: - FinOps業界のバイブル本「Cloud FinOps」の日本語版翻訳者 - 2021-2023 Japan AWS Top Engineersなどの受賞歴 - 好きなもの = 真っ赤なスポーツカー x ロック音楽 - 趣味 = 投資 x 仕事 x 子どもたちと遊ぶこと *1: Hitachi Application Reliability Centersの略、日本市場ではハルクと読む。 *2: Open-Source Program Officeの略 New! 3/19発売 in/satoshi-matsuzawa @chacco38
  3. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved いきなりですがこの数字は何でしょうか? Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ

    2 50 49 49 of the Fortune 50 join FinOps Foundation Community つまり、米国フォーチュン誌が選ぶ 世界で最も称賛される企業ベスト50社の内、 49社は「FinOps」に関する取り組みを始めている 出典: FinOps Foundation websites by FinOps Foundation 社
  4. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 日本におけるFinOpsの現状は? 世界的インフレ、歴史的にも異例な円安の影響もあって、クラウドコストの削減に関心を持つ企業は多いものの、 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」かのように一時的な改善で満足し、その先のFinOpsの導入、実践まで至っていない (、、、かつてのグローバル市場と同じように)

    3 出典: Gartner、「日本におけるクラウド・プラットフォームのハイプ・サイクル:2024年」を発表 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 10%前後 FinOpsの取り組みを 始めている国内企業は クラウドの普及自体が米国から 5~7年ほど 遅れていると言われている と言われている グローバルでは当たり前となりつつある一方で 世界の歴史が物語っているようにクラウドジャーニーが進めば 日本でもFinOpsの導入、実践へと進むのが自然な流れ
  5. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 今日話すこと Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ

    4 ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved クラウドネイティブ・生成AI時代のITガバナンスを実現する手法として 世界が実践を進める「FinOps」について紹介します! ✓ 生成AI・クラウド市場動向と将来予測 ✓ マルチクラウド/ハイブリッド化によって直面している課題 ✓ クラウドCoEとFinOpsの関係 ✓ FinOpsの導入/実践事例 ✓ FinOpsコミュニティーの支援制度、など
  6. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 生成AI基盤の最有力候補として、クラウドのさらなる成長が予想される 生成AI・クラウド市場動向のおさらい 生成AIを稼働する環境として、オンプレミスで高価なGPUを搭載したサーバー群を抱えるのではなく、最新技術へす ぐにアクセスでき、事業にあわせて容易にスケールできるクラウドへの期待がますます高まると予想される

    7 出典:IDC Japan, 2024年5月「国内クラウド市場予測、2024年~2028年」(JPJ50706724) 十億円 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 2023 2024 2025 2026 2027 2028 国内クラウド市場 用途別 売上額予測 DX / データ駆動型ビジネス(生成AI含む) リプレイスメント / 効率化 従来型IT 11.5% 44.0% 44.5% 2023年 33.8% 46.8% 19.5% 2028年 国内クラウド市場 用途別 市場構成比 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  7. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved クラウドネイティブ・生成AI時代の到来によって求められている変化 多くの企業や政府がクラウドファーストを進める一方で 「従来型」から「DX/データ駆動型(生成AI含む)」へのシフトが進む中で、ITのアジリティを高めるためには運用モデル の変化も必須であり、開発と運用が一体となったDevOpsの実践が求められている

    DX/データ駆動型 Mode2: 高頻度の変更 / 変化に即応 開発モデル: ウォーターフォール型 運用モデル: 開発と運用の分業による責 任分離のオペレーション アーキテクチャー: 密結合/ステートフル インフラストラクチャー: 仮想化 (IaaS) 従来型 Mode1: 最低限の変更 / 安定稼働 開発モデル: アジャイル型 運用モデル: DevOps実践による 責任共有のオペレーション アーキテクチャー: 疎結合/ステートレス インフラストラクチャー: クラウド (PaaS/SaaS中心) 8 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ テスト 監視 運用 実装 計画 運用 自動化 + 継続改善
  8. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved さまざまな要素のバランスを取り続けることも重要 もちろん重要なのはアジリティだけではありません 9 Technology

    Cost Carbon ステークホルダー全員がその時の組織にとって 最善なことをしているかどうかを 常に確信を持てる状態にしておくことが必要 主要メトリクスの自動測定 リアルタイムのデータ可視化 ステークホルダー全員がアクセス可能 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  9. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved クラウド利用が進むにつれて顕在化してきた新たな課題 多くの企業や政府がクラウドファーストを進める一方で システムごとに個別の取り組みとしてクラウドファーストを推進した結果、クラウドをテコに加速しつつも価値を十分に 引き出せない(=技術的負債を作りこみ続ける)開発チームと開発速度に追随できない運用チームが生まれている

    68% 68% 70% 75% 76% 78% 78% 81% 84% クラウド移行 マルチクラウド管理 クラウドCoE/ビジネスユニットの責任のバランス調整 コンプライアンス ガバナンス ソフトウェアライセンス管理 リソース/専門知識の不足 セキュリティ クラウド支出管理 1st 2nd 3rd 3rd Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 11 ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 出典: Top cloud challenges (N=753), Flexera 2024 State of the Cloud Report by Flexera
  10. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 実際、クラウド運用についてこんなことを聞いたことないですか? クラウドを利用したことがある方なら一度は身に覚えがあるのでは 安くなるからとオンプレミスからクラウドへ移行したのに 結果としてなぜかコストはあまり下がらなかった

    スモールスタートでコストを抑えて利用を開始したものの 気がついたときにはすでに予算を大きく超えていた 意味不明なアラートが多発しており 切り分け作業などで疲弊している いつだれが何のために作ったのか分からない 消していいかも判断できないリソースが乱立している など Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 12
  11. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved クラウドCoEを立ち上げる企業が増えている そんなクラウドカオスな状態に対するひとつの解決策として 組織全体のクラウド活用を円滑に推進するため、部門横断で活動する専門チームとしてクラウドCoEを設立し、ガ バナンスを効かせながら個々のプロジェクトのスピード、品質、価値を最大限に引き出せるように下支えを行う

    13 エグゼクティブスポンサー クラウドCoE (Center of Excellence) 個々の プロジェクト 担当 クラウドCoEの主な役割: ⁻ ガバナンスの確立 ⁻ 知識・ノウハウの共有 ⁻ 技術コンサルティング、など クラウドCoEの主な目的: ⁻ クラウドによるビジネス価値の最大化 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 出典: Top cloud challenges (N=753), Flexera 2024 State of the Cloud Report by Flexera 半数以上はクラウドCoE組織をすでに導入しており 一年以内の立ち上げ計画中を含めると75%以上になる
  12. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 実際に歩む道は組織/チームごとにさまざまである クラウドCoEを立ち上げさえすれば解決とはいかないのも事実 14 North

    Star めざすべき先はみんな同じ と比喩されることも 独学で調べながら試行錯誤を繰り返し実行していくルート だいたい (北極星) クラウドによる ビジネス価値の最大化 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  13. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 最適なルートを歩むための方法論が「FinOps」である クラウドによるビジネス価値の最大化というゴールに対して 15 クラウドとテクノロジーのビジネス価値の最大化、データに基づい

    たタイムリーな意思決定、エンジニアリング、財務、ビジネスチーム 間のコラボレーションを通じて財務上の説明責任を生み出すため の運用フレームワークおよび組織文化的なプラクティスです。 ― FinOps Foundation 各部門が一体となって「同じゴール」へと歩んでいくための方法論であって、 クラウドCoEそのものを効率的に運用する方法論ではありません Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved =財務
  14. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 最適なルートを歩むために心がけなければいけないこと クラウドによるビジネス価値の最大化というゴールに対して 16 North

    Star めざすべき先はみんな同じ と比喩されることも だいたい (北極星) クラウドによる ビジネス価値の最大化 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ Low-hanging fruit =簡単に得られる成果 Sweet fruit 長期的な準備 など クロール ウォーク ラン 成熟度(マチュリティ) Inform Optimize Operate データに基づく 迅速な意思決定 データの可視化 改善機会の特定 改善の実装 小さな改善の 反復ループ 先人の知恵 AWS Well-Architected Framework/CFM Template FinOps Framework Azure Well-Architected Framework Google Cloud Architecture Framework → デファクトスタンダード手法 コミュニティー /メンター タイムリー& アクセスしやすい
  15. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 最適なルートを歩むために心がけなければいけないこと クラウドによるビジネス価値の最大化というゴールに対して 17 North

    Star めざすべき先はみんな同じ と比喩されることも だいたい (北極星) クラウドによる ビジネス価値の最大化 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ Low-hanging fruit =簡単に得られる成果 Sweet fruit 長期的な準備 など クロール ウォーク ラン 成熟度(マチュリティ) Inform Optimize Operate データに基づく 迅速な意思決定 データの可視化 改善機会の特定 改善の実装 小さな改善の 反復ループ 先人の知恵 AWS Well-Architected Framework/CFM Template FinOps Framework Azure Well-Architected Framework Google Cloud Architecture Framework → デファクトスタンダード手法 コミュニティー /メンター タイムリー& アクセスしやすい まずは軽くで良いので おさえておきましょう!!
  16. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps実践アプローチのご紹介 ザックリな Hitachi |

    クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 18 ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved
  17. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 今回ご紹介するのは「FinOpsフレームワーク」です! デファクトスタンダードなFinOps実践アプローチ手法として 多くの実践者の豊富な経験をもとにクラウドコストや使用量を最適化し、クラウドのビジネス価値を最大化へと導く ための原則やプラクティスなどを網羅的にまとめたもので一貫したFinOps実践アプローチを提供するものである

    19 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ クラウドとテクノロジーの ビジネス価値の最大化 データに基づいた タイムリーな意思決定 部門間連携を通じて 財務上の説明責任を 生み出す
  18. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 補足、FinOpsフレームワークを提供するFinOps Foundationとは FinOpsフレームワークの紹介に入る前に FinOps

    Foundation(F2)は、ベストプラクティス、教育、標準などの提供を通じてFinOpsを実践する人々の支援を することに注力するThe Linux Foundationのプログラムのひとつ、主要なクラウドサービスプロバイダーはすべてプレミ アメンバーとして参画 20 ※図内の数値は、2025年3月時点の情報です。 出典: Intro to FinOps slides by FinOps Foundation Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 個人: 60,000+ 企業: 15,000+ フォーチュン50中 49社 認定: 39,000+ プレミアメンバー など • AWS • Microsoft • Google Cloud
  19. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 余談、FOCUSとは FinOpsフレームワークの紹介に入る前に 正式名称はFinOps Open

    Cost and Usage Specification(FOCUS)、クラウドプロバイダー各社の請求書のデー タフォーマットを統一規格で扱えるようにする課金データフォーマットに関するオープンソースの技術仕様 21 最新バージョンはv1.1 (2024年11月リリース) カラムが43項目→50項目へ 拡張されるなど、より詳細な 分析が可能に 主要なクラウドプロバイ ダーはすでに対応済み 主要SaaSプロバイダーも順 次対応されていく見込み 主要なクラウドプロバイダーで もFOCUS形式の可視化に 対応してきている状況 画像引用: What is FOCUS? by FinOps Foundation Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  20. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 改めて、今回ご紹介するのは「FinOpsフレームワーク」です! デファクトスタンダードなFinOps実践アプローチ手法として 多くの実践者の豊富な経験をもとにクラウドコストや使用量を最適化し、クラウドのビジネス価値を最大化へと導く ための原則やプラクティスなどを網羅的にまとめたもので一貫したFinOps実践アプローチを提供するものである

    Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 22 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation クラウドとテクノロジーの ビジネス価値の最大化 データに基づいた タイムリーな意思決定 部門間連携を通じて 財務上の説明責任を 生み出す
  21. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 23 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  22. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 24 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  23. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsを成功へと導くための基本的な考え方 FinOpsフレームワーク:FinOpsの原則 25 組織内の各部門チームは協力する必要がある

    Teams need to collaborate テクノロジーに関する意思決定はビジネス価値に基づいて行うこと Business value drives technology decisions すべての人が自分のクラウドやテクノロジーの使用量に当事者意識を持つこと Everyone takes ownership for their technology usage FinOpsデータはアクセスしやすくタイムリーで正確であるべき FinOps data should be accessible, timely, and accurate 組織横断の専門チームが中心となりFinOpsを推進するべき FinOps should be enabled centrally クラウドの変動費モデルをうまく利用すること Take advantage of the variable cost model of the cloud 出典: FinOps Principles by FinOps Foundation Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  24. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 26 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  25. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    27 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  26. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    28 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsプラクティショナー FinOpsチームやクラウドCoEチームメンバーなどのクラウド /FinOpsのベストプラクティスに精通する技術者 主な役割: • FinOpsの活動全般をリード、各チームの橋渡し役 • コストの可視化と配賦、最適化機会の特定 など
  27. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    29 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ エンジニアリング クラウド環境の開発/運用を担当するクラウドアーキテク ト、開発者、SRE、プラットフォームエンジニアなど 主な役割: • アプリケーション/インフラの管理、設定変更の実行 • 最適化機会の取り込み可否の意思決定 など
  28. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    30 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ プロダクト サービスや機能の迅速な市場投入を担うビジネスオー ナーやプロダクトオーナー、プロダクトマネージャーなど 主な役割: • アプリケーション/サービスの要件定義 • プロダクトバックログの管理、優先順位付け など
  29. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    31 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 リーダーシップ クラウドへの投資対効果に責任を持つインフラ責任者、 クラウドCoE責任者、CIO/CTOなどの経営幹部など 主な役割: • 部門間連携の阻害要因排除、チームの効率性確保 • FinOps推進の後押し、部門共通の目標設定 など
  30. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    32 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 (戦略的)調達 クラウドベンダーやソフトウエアベンダーとの交渉による割 引適用、ベンダーとの契約を行う調達部門など 主な役割: • ボリュームディスカウントなどの割引適用 • 調達プロセスの合理化 など
  31. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    33 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 財務 正確な予測モデルの構築するための財務に関する専 門知識を有する財務、経営管理部門など 主な役割: • クラウドコストの予測、予算化 • 財務報告、予測の精度向上 など
  32. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは特定のチームだけの仕事ではない FinOpsフレームワーク:FinOpsペルソナ クラウドCoEや各プロジェクトの開発・運用担当だけではなく、ビジネス部門や財務、調達、さらにはCIO/CTOといっ た経営陣など、さまざまな部門/チームが役割を持って「同じ目標」に向かってFinOpsを推進する必要がある

    34 出典: FinOps Personas by FinOps Foundation FinOpsの実践に常に関与する チームまたは担当者 常に関与はしないが調整が必要となる 可能性のあるチームまたは担当者 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ ビジネス価値 の最大化 Alignment Justification Incentive etc.
  33. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 35 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  34. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsは3つのフェーズを1サイクルとする小さな反復ループ FinOpsフレームワーク:FinOpsフェーズ 36 Inform、Optimize、Operateの3つのフェーズを意識して、

    小さな反復ループを通じて継続的に改善を行っていくことが重要である 出典: FinOps Phases by FinOps Foundation Informフェーズ コストや使用量の可視化と 各チームへの割り当てを行う Optimizeフェーズ 使用量と料金の最適化の 機会の特定を行う 主な実施項目: • データソースの特定 • データをタイムリーに収集し、予算編成、予 測、KPI設定、ビジネス価値算出など実施 • タグ付けによるコスト配賦、など 1 主な実施項目: • Informフェーズのデータを基に、クラウドの効率改 善機会(リソースの適正化、新世代化、未使用 リソース削除など)を特定 • コミットメントベース割引の検討、など Operateフェーズ 継続的な改善の実行 主な実施項目: • Optimizeフェーズで検討した改善機会の実装 • ガバナンスポリシー確立、コンプライアンスの監視、 トレーニングプログラムやガイドライン策定、など 2 3 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  35. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved ぜひ最初の第一歩、可視化から始めてみませんか? FinOpsフレームワーク:FinOpsフェーズ コスト分析する際は、一般的に組織全体の把握(①)からはじめ、支出の多いアカウント(環境)に絞ってどのサービス に多くのコストを消費しているか(②)、さらにどのリソースタイプにより多くの支出をしているか(③)と見ていきましょう

    37 ①組織全体の傾向 ②特定アカウント(環境)の サービス別の使用状況 ③特定サービスの詳細使用状況 Aシステム 本番環境 CloudWhatch DataProcessing- Bytes (東京) ここのレベルですら把握できていないことが 冗談抜きにして非常に多いです Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  36. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 38 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  37. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsによる課題解決のためのアプローチ FinOpsフレームワーク:FinOps成熟度モデル 「クロール、ウォーク、ラン」の3段階のアプローチで、小規模から始めて反復ループを繰り返しながら徐々にプラクティス を成熟させていき、それから段階的に規模や範囲を拡大しつつ、より複雑な課題解決へと着手していくこと

    39 出典: FinOps Maturity Model by FinOps Foundation クロール ウォーク ラン 補足) FinOpsケイパビリティの項目ごとに成熟度の定義がある Knowledge: 一部のチームのみ理解 Process: 基本的な部分のみ Metrics: 基本的なKPIのみ定義 Adoption: 環境ごとにまちまち Automation: 自動化していない Knowledge: 主要なチームは理解 Process: ほぼ全体をカバー Metrics: 基本KPIの自動計測 Adoption: ドキュメントは実装済み Automation: 一部は自動化 Knowledge: すべてのチームが理解 Process: 複雑なケースも対応 Metrics: 主要KPIを自動計測 Adoption: 一貫的/普遍的に適用 Automation: 主要部分は自動化 まずはシンプルな課題解決から ✓ コストを可視化をしてみる ✓ 未使用のリソースを棚卸する ✓ 最低限のコミットメント割引の 適用、など Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  38. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 対象領域 活動内容 起点とするパイロットを選出 改善の対象とするシステム

    / プロジェクトを 絞り込むことで、解決すべき課題を具体化 目に見える成果を創出 まずは対応コストが少なく、早期に成果を 出せる施策から着手して、小さな変化を起こす パイロットからの横展開を実施 要件が近い後続システムを選択した上で、 効果 / リスクを考慮しつつ施策を選択 / 適用 改善のロードマップを策定 「まずはやってみよう」と共感してくれる少数の メンバー(とスポンサー)の間で、素早く意思決定 成功体験を組織内で共有 小さな変化 / 成果をタイムリーに発信し続ける ことで、取り組みに対する組織内の共感を獲得 プロジェクト横断での継続改善 改善施策の適用をシステム全体に広げた上で、 要件に応じて適正なレベルの成熟度を実現 繰り返しになりますが初手でいきなり全体最適を狙うはアンチパターン FinOpsフレームワーク:FinOps成熟度モデル パイロットでシンプルな課題に対応して早期に成果を創出し、周囲の共感を得ながら横展開していくアプローチに よって成果を積み上げ、強力なスポンサーシップを得てから難しい課題へと挑戦していくことが重要である 40 ステージ#2 成果の創出 / 成功体験の共有 ステージ#1 パイロットの選定 / 改善計画の策定 ステージ#3 横展開の実施 / システム全体への拡大 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  39. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 41 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  40. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの活動として具体的に何をやるのか? FinOpsフレームワーク:FinOpsドメインとケイパビリティ 使用量とコストの理解 ビジネス価値の定量化

    使用量とコストの最適化 FinOpsプラクティスの管理 42 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 出典: FinOps Domains, FinOps Capabilities by FinOps Foundation すべての人がクラウドの使用量やコストに ついて理解を深めることを目的とした活動 組織やステークホルダーにもたらす価値と、クラウドのコストがどう対 応しているか理解を深めることを目的とした活動 効果的な設計/構築、定期的な使用量/料金の見直しや新機能/ 新サービスの活用などによる適正化を目的とした活動 継続的な改善活動を通じて人/プロセス/技術へ徐々に変革をもたらし、無駄を生みにく く、より価値を高められる組織的文化を醸成していことを目的とした活動 データ取り込み 使用量やコストに 関するデータセット を作成 レポートと分析 改善機会の特定、 データに基づく意 思決定のサポート 割り当て タグやラベルなど を使用してコスト を割り当て 異常管理 予測できないクラ ウド支出をタイム リーに検知 アーキテクチャー 設計 コストを意識した効率 的なソリューション設計 ワークロードの 最適化 リソースを最適化して ビジネス価値を拡大 料金の最適化 交渉割引・コミットメン ト割引などで効率化 ライセンスとSaaS ソフトウェアライセンスと SaaS投資を最適化 サステナビリティ 持続可能性の指標 を最適化に組み込み、 他とのバランスを取る 計画と見積もり 潜在的なコストと価 値を見積もり 予算 ビジネス目標に 沿った支出の管理 予測 将来のコストと価値の モデルを作成 ユニットエコノミクス クラウド利用によるビジネ ス価値への影響を把握 するための指標を追跡 ベンチマーク 効率指標を使用して 外部と比較評価 プラクティスの運用 戦略とプロセスの継続を通 じてプラクティスを強化する 効率的なチーム運営 アセスメント 成熟度を分析し、活 動の強みと改善すべき 領域の洞察を得る ポリシーとガバナンス 要件に準拠し、リソースを 効率的に最適化するため の仕組みの確立/進化 ツールとサービス ツールやサービスを効果 的に活用し、プラクティ スを強化 教育と仕組みづくり 組織全体がFinOpsを 採用/実践できるように 教育などを実施 請求とチャージバック 財務と協力し、請求書 照合ワークフロー、チャー ジバックモデルを開発 ワークロードの オンボーディング 費用対効果を確立/ 維持したクラウドへの 移行戦略 関連する専門分野 FinOpsと連携してクラ ウド戦略に統合すべき 関連ペルソナとの活動
  41. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの活動として具体的に何をやるのか? FinOpsフレームワーク:FinOpsドメインとケイパビリティ 使用量とコストの理解 ビジネス価値の定量化

    使用量とコストの最適化 FinOpsプラクティスの管理 43 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 出典: FinOps Domains, FinOps Capabilities by FinOps Foundation すべての人がクラウドの使用量やコストに ついて理解を深めることを目的とした活動 組織やステークホルダーにもたらす価値と、クラウドのコストがどう対 応しているか理解を深めることを目的とした活動 効果的な設計/構築、定期的な使用量/料金の見直しや新機能/ 新サービスの活用などによる適正化を目的とした活動 継続的な改善活動を通じて人/プロセス/技術へ徐々に変革をもたらし、無駄を生みにく く、より価値を高められる組織的文化を醸成していことを目的とした活動 データ取り込み 使用量やコストに 関するデータセット を作成 レポートと分析 改善機会の特定、 データに基づく意 思決定のサポート 割り当て タグやラベルなど を使用してコスト を割り当て 異常管理 予測できないクラ ウド支出をタイム リーに検知 アーキテクチャー 設計 コストを意識した効率 的なソリューション設計 ワークロードの 最適化 リソースを最適化して ビジネス価値を拡大 料金の最適化 交渉割引・コミットメン ト割引などで効率化 ライセンスとSaaS ソフトウェアライセンスと SaaS投資を最適化 サステナビリティ 持続可能性の指標 を最適化に組み込み、 他とのバランスを取る 計画と見積もり 潜在的なコストと価 値を見積もり 予算 ビジネス目標に 沿った支出の管理 予測 将来のコストと価値の モデルを作成 ユニットエコノミクス クラウド利用によるビジネ ス価値への影響を把握 するための指標を追跡 ベンチマーク 効率指標を使用して 外部と比較評価 プラクティスの運用 戦略とプロセスの継続を通 じてプラクティスを強化する 効率的なチーム運営 アセスメント 成熟度を分析し、活 動の強みと改善すべき 領域の洞察を得る ポリシーとガバナンス 要件に準拠し、リソースを 効率的に最適化するため の仕組みの確立/進化 ツールとサービス ツールやサービスを効果 的に活用し、プラクティ スを強化 教育と仕組みづくり 組織全体がFinOpsを 採用/実践できるように 教育などを実施 請求とチャージバック 財務と協力し、請求書 照合ワークフロー、チャー ジバックモデルを開発 ワークロードの オンボーディング 費用対効果を確立/ 維持したクラウドへの 移行戦略 関連する専門分野 FinOpsと連携してクラ ウド戦略に統合すべき 関連ペルソナとの活動
  42. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved よくある「使用量とコストの最適化」のポイント FinOpsフレームワーク:FinOpsドメインとケイパビリティ クラウドサービスに共通してよくあるコスト最適化ポイントとしては以下のようなものがあり、未使用リソースの停止など の稼働中のアプリケーションに影響が少ない=着手しやすい施策から段階的に実行していくことが重要である

    44 コンピューティングの適正化 ✓ 過剰なサイジングの見直し ✓ コストメリットの高い最新世代の利用 ✓ コストメリットの高いプロセッサの利用 未使用リソースの停止 ✓ アイドル状態のリソースの停止/削除 ✓ 未割当の仮想ストレージなどの削除 ✓ 不要なスナップショットの削除 スケーリングの調整 ✓ 夜間休日など未使用時のリソース停止 ✓ オートスケーリングによるリソース増減 ✓ オートスケール速度/感度の調整 ストレージ/ネットワークの適正化 ✓ 用途に合わせたストレージサービスの選択 ✓ アーカイブなどのストレージ階層の変更 ✓ リージョン間/外部通信などの適正化 ライセンスの適正化 ✓ 既存ライセンスの持ち込み(BYOL) ✓ ソフトウェアライセンスの安いOSSの活用 料金(レート)の適正化 ✓ コミットメント割引の購入 ✓ スポットインスタンスの活用 ✓ ボリュームディスカウント/プライベートオファー 出典: AWSコスト削減ポイント紹介 #三大クラウドコスト削減術セミナー Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  43. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの活動として具体的に何をやるのか? FinOpsフレームワーク:FinOpsドメインとケイパビリティ 使用量とコストの理解 ビジネス価値の定量化

    使用量とコストの最適化 FinOpsプラクティスの管理 45 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 出典: FinOps Domains, FinOps Capabilities by FinOps Foundation すべての人がクラウドの使用量やコストに ついて理解を深めることを目的とした活動 組織やステークホルダーにもたらす価値と、クラウドのコストがどう対 応しているか理解を深めることを目的とした活動 効果的な設計/構築、定期的な使用量/料金の見直しや新機能/ 新サービスの活用などによる適正化を目的とした活動 継続的な改善活動を通じて人/プロセス/技術へ徐々に変革をもたらし、無駄を生みにく く、より価値を高められる組織的文化を醸成していことを目的とした活動 データ取り込み 使用量やコストに 関するデータセット を作成 レポートと分析 改善機会の特定、 データに基づく意 思決定のサポート 割り当て タグやラベルなど を使用してコスト を割り当て 異常管理 予測できないクラ ウド支出をタイム リーに検知 アーキテクチャー 設計 コストを意識した効率 的なソリューション設計 ワークロードの 最適化 リソースを最適化して ビジネス価値を拡大 料金の最適化 交渉割引・コミットメン ト割引などで効率化 ライセンスとSaaS ソフトウェアライセンスと SaaS投資を最適化 サステナビリティ 持続可能性の指標 を最適化に組み込み、 他とのバランスを取る 計画と見積もり 潜在的なコストと価 値を見積もり 予算 ビジネス目標に 沿った支出の管理 予測 将来のコストと価値の モデルを作成 ユニットエコノミクス クラウド利用によるビジネ ス価値への影響を把握 するための指標を追跡 ベンチマーク 効率指標を使用して 外部と比較評価 プラクティスの運用 戦略とプロセスの継続を通 じてプラクティスを強化する 効率的なチーム運営 アセスメント 成熟度を分析し、活 動の強みと改善すべき 領域の洞察を得る ポリシーとガバナンス 要件に準拠し、リソースを 効率的に最適化するため の仕組みの確立/進化 ツールとサービス ツールやサービスを効果 的に活用し、プラクティ スを強化 教育と仕組みづくり 組織全体がFinOpsを 採用/実践できるように 教育などを実施 請求とチャージバック 財務と協力し、請求書 照合ワークフロー、チャー ジバックモデルを開発 ワークロードの オンボーディング 費用対効果を確立/ 維持したクラウドへの 移行戦略 関連する専門分野 FinOpsと連携してクラ ウド戦略に統合すべき 関連ペルソナとの活動
  44. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved ユニットエコノミクスが最適であるかを測定する FinOpsフレームワーク:FinOpsドメインとケイパビリティ クラウドのコストや使用量はビジネスの成長とともに変動するため、単に金額ベースで見てしまうとミスリードさせる可 能性がある。サービスや製品の「単位(ユニット)あたり」の収益性とコストを示す指標(=ユニットエコノミクス)が健全で

    あるかを測定することで、ビジネスにとって適切であるかを測定可能となる 46 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ ユニットエコノミクスの例: ⁻ 顧客一人あたりのクラウドコスト ⁻ APIリクエスト一件あたりのクラウドコスト ノーススターメトリックの例: →ビジネスメトリクス(ノーススターメトリック) ⁻ 某SNS:アクティブユーザー数の利用時間/日 ⁻ 某配車サービス:乗車数/週 ⁻ 某Web会議サービス:開催ミーティング数/週 など など クラウド利用料 基準 3か月後 収益(ケースA) 収益(ケースB) 以前より高くなったけど… =健全 =不健全
  45. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsフレームワークの構成要素 FinOpsフレームワークの概要 47 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ FinOpsの原則 FinOpsの活動を 成功へと導くための 基本的な考え方 FinOpsペルソナ FinOps成熟度モデル FinOpsフェーズ FinOpsスコープ FinOpsの実践を適用する対象 FinOpsの活動に 関わる利害関係者 とそれぞれの役割 FinOpsの改善 サイクルを構成する 3つの工程 FinOpsの実践レベルを 客観的に把握するための 評価基準 ドメインはFinOpsの実践 から達成するべき成果 各ドメインの達成に必要な 活動や実装すべき能力 FinOpsドメインとケイパビリティ 出典: FinOps Framework by FinOps Foundation
  46. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの実践はどこに適用できるのか? FinOpsフレームワーク:FinOpsスコープ もともとパブリッククラウドのコスト管理に関する課題を解決するために生まれたものの、海外ではパブリッククラウドに 対するFinOpsの取り組み成功に伴って、SaaS/データセンター/AI基盤などへと応用している企業が増加している

    48 出典: The Scope of FinOps Extends Beyond Public Cloud by FinOps Foundation AI基盤向けのFinOps学習コンテ ンツも近日リリースを予定しており ナレッジや事例も充足傾向 コミュニティー調査では50%以上が SaaS、ソフトウェアライセンス、 AI基盤への取り組みをすでに開始 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  47. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 改めて、最適なルートを歩むために心がけなければいけないこと クラウドによるビジネス価値の最大化というゴールに対して 49 North

    Star めざすべき先はみんな同じ と比喩されることも だいたい (北極星) クラウドによる ビジネス価値の最大化 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ Low-hanging fruit =簡単に得られる成果 Sweet fruit 長期的な準備 など クロール ウォーク ラン 成熟度(マチュリティ) Inform Optimize Operate データに基づく 迅速な意思決定 データの可視化 改善機会の特定 改善の実装 小さな改善の 反復ループ 先人の知恵 AWS Well-Architected Framework/CFM Template FinOps Framework Azure Well-Architected Framework Google Cloud Architecture Framework → デファクトスタンダード手法 コミュニティー /メンター タイムリー& アクセスしやすい まずは軽くで良いので おさえておきましょう!!
  48. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved でも、自力だけでやり切れるのか不安を感じるかもしれません FinOpsの実践にはFinOpsフレームワークが有用なのはわかった 50 そんなあなたを支援する

    良い制度/サービスがありますよ!! FinOps Foundationメンターシッププログラム (無償) Hitachi Application Reliability Centers(HARC)サービス Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved
  49. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps Foundationメンターシッププログラム FinOps Foundationメンバー向けの無償プログラム

    コミュニティーメンバー向けの育成プログラムで、豊富な経験と専門性が認められたコミュニティーメンバーが6か月間メ ンターとして付き、1か月あたり合計60分間のミーティングベースでアドバイスや相談を受けることができる制度 詳細はこちら >>> https://learn.finops.org/page/mentorship-program 51 メンティーとなるための条件 • コミュニティーメンバー(個人)であること • 現在FinOpsに関わる仕事をしていること • FinOps認定プラクティショナー資格、 もしくはFinOps認定エンジニア資格を取得していること 補足)コミュニティーメンバー(個人)になる条件 • 非ベンダー企業所属かつFinOps認定プラクティショナー 資格を取得していること(もちろん年会費などなし) メンター (教えたい人) メンティー (学びたい人) どちらもコミュニティーメンバー Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  50. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの実践を通じてクラウド運用変革を支援する日立のサービス もう一つは、エベレスト登山を伴走型で支えるシェルパのように 52 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 継続的な改善を通じたクラウド運用の成熟度向上を伴走型で支援 Hitachi Application Reliability Centers(HARC)では、エベレスト登山を伴走型で支援 するシェルパのように日立のエキスパート人財がお客さまに寄り添って、クラウド運用に関する さまざまな課題を一緒に乗り越えながら、クラウド活用によるスピード、品質、価値を最大 限に引き出せる組織への変革をサポートします。 HARCの詳細はこちら >>> https://www.hitachi.co.jp/harc/
  51. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved サービスカタログとサービス適用の流れ Hitachi Application Reliability

    Centers(HARC)サービス アドバイザリサービスで改善計画の策定、マネジメントサービスで各種施策の継続実行 / 成熟度向上を実施 53 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  52. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved サービス活用事例:案件概要 Hitachi Application Reliability

    Centers(HARC)サービス 設計初期段階にアセスメントを実施し、クラウドコストに関する課題を早期に摘出、将来的なコストの回避を実現 54 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  53. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved サービス活用事例:アセスメントレポートの構成イメージ Hitachi Application Reliability

    Centers(HARC)サービス FinOps実践状況 / クラウド使用状況に対して「エグゼクティブサマリ」、「改善項目とロードマップ」を提示 55 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  54. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved おさらい & まとめ Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 56 ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved
  55. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 改めて、日本のFinOps業界の状況 ガートナージャパン株式会社の「日本におけるクラウド・プラットフォームのハイプ・サイクル:2024年」で、 「やっと単語が出てきた」というレベルでここから2~5年で普及期へ持ってこれるかどうかという状況 57

    出典: Gartner、「日本におけるクラウド・プラットフォームのハイプ・サイクル:2024年」を発表 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 世界 日本 ≒一昔前の世界 非エンジニアにも 広がっている 知る人ぞ知る (FinTechと混同) 世界の歴史が物語っているように将来的に日本でも FinOpsの導入、実践へと進むのが自然な流れ どうやるのか (How中心) なぜやるのか (Why中心) 全体最適 クラウドを超えて (長距離走) 単発的なクラウド コスト削減 (短距離走) 用語 実践 ≒当たり前 一部の企業のみ 話題 焦点
  56. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsの導入、実践にあたっての重要ポイントのおさらい FinOpsの実践が必要になってくるときに備えて 58 Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsで解決したい課題解決に向けて最適なルートをたどれるように FinOpsフレームワークや各種ナレッジなどの先人の知恵を積極的に活用すること 現在のデータをもとにこのサイクルではどこが一番効果的かを見極めながら その時々の最善を小さく繰り返し、組織/チームとしての成熟度を徐々に高めること (ゼロtoヒーローやビックバンリリースのような改善はさけること) とくに導入期などの初期段階、自身でうまくサイクルを回せるようになるまでは コミュニティーなどをぜひ活用して他のFinOps実践者にアドバイスを求めてみよう (時には外部のFinOpsサービスを活用するといった選択肢もありかもしれない) 1 2 3
  57. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps Foundationが提供するトレーニングコンテンツ(英語版) もっとFinOpsについて詳しい情報が知りたい方は FinOps認定/トレーニング

    セルフラーニングコンテンツと認定資格を通じて FinOpsに関する知識を深めることができます 詳細は、learn.finops.org を参照ください ※2025年3月時点では残念ながら英語コンテンツのみです^^; 出典: Intro to FinOps slides by FinOps Foundation \ 近日公開予定 – FinOps for AIコース!/ 59 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ
  58. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps業界のバイブル本「クラウドFinOps 第2版」の翻訳書 日本語でFinOpsについて学習したい方は 60

    クラウドFinOps 第2版 FinOps Foundationの創設者であるJ.R. Storment氏 およびMike Fuller氏が書き上げたFinOps業界における 「the Book」として親しまれている書籍の日本語版です。 FinOpsをこれから始めるという方はもちろんのこと、 すでにFinOpsをやっているという方にもお薦めの一冊です。 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ • O’Reilly Japan: https://www.oreilly.co.jp/books/9784814401086/ • Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4814401086/ • 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18133453/
  59. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOps Foundation公式YouTubeチャネル もっとグローバルの先進的なFinOps事例について知りたい方は Hitachi

    | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 61 出典: FinOps Foundation YouTube Channel by FinOps Foundation 過去のイベント/カンファレンスの講演動画が 公開されていますのでぜひアクセスしてみてください。 → https://www.youtube.com/@finopsfoundation
  60. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved FinOpsコミュニティーへのお誘い 最後に、FinOps Foundation Japan

    Chapter運営より Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 62 ユーザー企業 サービスベンダー企業 ツールベンダー企業 日本では依然としてFinOpsの知名度は低い状況、 ぜひ一緒に日本の業界を盛り上げていきませんか? ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved ※詳細はこちらをご確認ください!→ https://finops-jp.github.io/ FinOpsに携わる人々でつながり、 みんなで情報共有、時にはアドバイスを しながら切磋琢磨していきましょー!!
  61. ©Hitachi, Ltd. 2025. All rights reserved 表記に関する注意事項 ▪他社商品名、商標などの引用に関する表示 – Amazon

    Web Services、AWS、Powered by AWS ロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。 – Microsoft、Azureは、マイクロソフト 企業グループの商標です。 – Google、Google Cloud は,Google LLC の商標または登録商標です。 – その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。 ▪サービス・製品の仕様に対する表示 この資料に記載している製品・サービス仕様は、2025年3月現在のものです。 製品・サービスの改良などにより予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。 Hitachi | クラウドリフト&シフトの一歩先へ、FinOps実践によるビジネス価値の最大化へとシフトせよ 64