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ひとりめEMとして70人組織になるまでにやったこと / What I did to help...

ひとりめEMとして70人組織になるまでにやったこと / What I did to help the organization grow to 70 people as the first EM

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コドモン開発チーム

August 07, 2025
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  1. 5

  2. 9 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 9 1. ひとりめEMになったときの状況

    bさん チーム cさん チーム aさん チーム エンジニア 1チームで複数の機能を担当 計10名 マネージャー 計1名 UI/UXデザイナー 計2名
  3. 10 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 10 1. ひとりめEMになったときの状況

    bさん チーム cさん チーム aさん チーム エンジニア 1チームで複数の機能を担当 計10名 マネージャー 計1名 UI/UXデザイナー 計2名 ・とにかくプロダクト機能を開発! =組織がどうとか負債がどうとかは考えず、ひたすらに開発!
  4. 11 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 11 1. ひとりめEMになったときの状況

    勢いは出しやすいし、やることもシンプルだったが、
  5. 12 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 12 1. ひとりめEMになったときの状況

    • 負債をスルーして機能開発してて大丈夫?という課題感 • チーム編成も人のまとまりを明示しているだけで、「私たちはチー ムです!」と言い切れない(目的をブレイクダウンしてチームを構 成しているわけではない) 勢いは出しやすいし、やることもシンプルだったが、
  6. 13 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 13 1. ひとりめEMになったときの状況

    • 負債をスルーして機能開発してて大丈夫?という課題感 • チーム編成も人のまとまりを明示しているだけで、「私たちはチー ムです!」と言い切れない(目的をブレイクダウンしてチームを構 成しているわけではない)という課題感 勢いは出しやすいし、やることもシンプルだったが、
  7. 14 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 14 1. ひとりめEMになったときの状況

    プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  8. 15 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 15 1. ひとりめEMになったときの状況

    その状況に対して 「負債に向き合わないとやばくないか」 と声を上げ、そのための体制案なども出した
  9. 16 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 16 1. ひとりめEMになったときの状況

    その状況に対して 「負債に向き合わないとやばくないか」 と声を上げ、そのための体制案なども出した EMとして組織をみることに
  10. 18 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 18 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする ステップ3: 強い人たちを増やす!!
  11. 19 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 19 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする ステップ3: 強い人たちを増やす!!
  12. 20 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 20 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする なぜ?
  13. 21 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 21 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • 「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」を 目指すという意味では同じものを目指しているが、遠すぎる! ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする なぜ?
  14. 22 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 22 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • 「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」を 目指すという意味では同じものを目指しているが、遠すぎる! ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする • そこへの向かい方については、現状への認識/課題感がバラバラ なぜ?
  15. 23 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 23 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    解決するために ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする
  16. 24 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 24 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    解決するために ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする • めざす状態を決めて、全員で同じものをめざす • 同じ走り方をできるよう、最低限のルール・標準化を進める(同じルール でやっていく集団になる)
  17. 25 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 25 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    解決するために ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする • めざす状態を決めて、全員で同じものをめざす • 同じ走り方をできるよう、最低限のルール・標準化を進める(同じルール でやっていく集団になる)
  18. 26 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 26 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    めざす状態を決めて、全員で同じものをめざす
  19. 27 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 27 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    めざす状態を決めて、全員で同じものをめざす • 全員と話して課題感を聞いて回る • 「ルール整備してそれに則ってベターに開発している状態」をめざすとピンをおく • 全員に伝えて回る ◦ 全体に対して ◦ 個別でも伝える ▪ ~~さんにはこういう側面で力になってほしい、というところまで 話す
  20. 28 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 28 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    解決するために ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする • めざす状態を決めて、全員で同じものをめざす • 同じ走り方をできるよう、最低限のルール・標準化を進める(同じルール でやっていく集団になる)
  21. 29 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 29 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    同じ走り方をできるよう、最低限のルール・標準化を進める (同じルールでやっていく集団になる)
  22. 30 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 30 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • 技術面でのルール整備のためにアーキチームを組成 • 組織として大事にしたい価値観を定義 ◦ アジャイル:特に、改善の重要性やサイクルをインストールしたかっ た。この時点ではスクラムを導入 • 開発メンバーとして評価されるスキルの明示:評価軸作成 同じ走り方をできるよう、最低限のルール・標準化を進める (同じルールでやっていく集団になる)
  23. 31 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 31 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  24. 32 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 32 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    アーキチーム組成・標準化 プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  25. 33 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 33 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ・評価軸作成 ・アジャイルカルチャー導入 プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  26. 34 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 34 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする ステップ3: 強い人たちを増やす!!
  27. 35 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 35 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする
  28. 36 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 36 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • 開発チーム内でのエンゲージメントサーベイを実施し、 ◦ メンバーのエンゲージメント状態の変化に気付けるようにしておく ◦ 集まる課題感をみて、組織としてアクションすべきものはする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする
  29. 37 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 37 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • 開発チーム内でのエンゲージメントサーベイを実施し、 ◦ メンバーのエンゲージメント状態の変化に気付けるようにしておく ◦ 集まる課題感をみて、組織としてアクションすべきものはする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする 📝チームの心理的な変化に気づくためにしていること (↑2020年の記事なので現状との細かい差分はありますが、目的は今も変わってないです)
  30. 38 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 38 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    開発チーム内でのエンゲージメントサーベイ =EMのレトロスペクティブで出てくる課題感と大体方向性は一緒 =EM陣とチーム全員との課題感がずれていないことの確認にもなる ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする
  31. 39 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 39 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    ステップ1: 「みんなで同じものを目指している」状態にする ステップ2: フィードバックサイクルが回っている状態にする ステップ3: 強い人たちを増やす!!
  32. 40 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 40 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    最初は、ここがボトルネック!というポジションが明確にあった         →リファラルで補強 ステップ3: 強い人たちを増やす!! 以後はひたすらに採用!!!!
  33. 41 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 41 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    最初は、ここがボトルネック!というポジションが明確にあった          →リファラルで補強 ステップ3: 強い人たちを増やす!!
  34. 42 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 42 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    最初は、ここがボトルネック!というポジションが明確にあった          →リファラルで補強 ステップ3: 強い人たちを増やす!! 以後はひたすらに採用!!!!
  35. 43 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 43 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  36. 44 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 44 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  37. 45 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 45 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • Engineering Officeメンバーjoin • EMメンバーjoin • アジャイルの浸透 プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  38. 46 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 46 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • Engineering Officeメンバーjoin • EMメンバーjoin • アジャイルの浸透 • 進行力の高いメンバーjoin • XPの浸透 プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  39. 47 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 47 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    • Engineering Officeメンバーjoin • EMメンバーjoin • アジャイルの浸透 • 進行力の高いメンバーjoin • XPの浸透 プロダクトマネージャーのjoin (私のスコープ外) プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  40. 48 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 48 2. ひとりめEMとして何をやってきたか

    テックリードたちのjoin • Engineering Officeメンバーjoin • EMメンバーjoin • アジャイルの浸透 • 進行力の高いメンバーjoin • XPの浸透 プロダクトマネージャーのjoin (私のスコープ外) プロジェクトマネジメント テクノロジーマネジメント プロダクトマネジメント ピープルマネジメント
  41. 51 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 51 1. 振り返って思うこと、学び

    • 「こういう状態にするぞ」と狙いを定めてそのためのレールを仮置きするこ と、そのレールも適宜調整すること 重要だったと思うこと
  42. 52 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 52 1. 振り返って思うこと、学び

    • 「こういう状態にするぞ」と狙いを定めてそのためのレールを仮置きするこ と、そのレールも適宜調整すること 重要だったと思うこと • 不足しているポジションをなんとしてでも補うこと ◦ (ピンポイントでリファラルしたり、転ドラにもお世話になってます!) ◦ ※「EMは組織のボトルネックを改善する」という役割と考えると、ボト ルネック改善にパワーを発揮するひとを合流させるのがすごく大事