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83国内委員会

Chie DEGUCHI
July 26, 2017
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 83国内委員会

Chie DEGUCHI

July 26, 2017
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  1. 3 第44回総会ウィーク参加報告 日時 2017年5月29日(月)~6月2日(金) 場所 スウェーデン規格協会庁舎(ストックホルム) 全体出席者 総会78名 ※この他、技術部会やセミナーのみの出席者あり 本邦出席者

    (6名) ※敬称略 国土地理院 矢萩 智裕、北浦 一輝※1 日本情報経済社会推進協議会 (JIPDEC) 郡司 哲也、プルース リース 国際航業株式会社 森 拓也、加藤 学民※2 ※1 北浦技術専門員は留学先のドイツ・ハノーファーから出張 ※2 経産省「H29年度若手人材等による国際標準化動向調査」による派遣 矢萩幹事 (国土地理院) スウェーデン規格協会 (ビルの9・10階) 総会の様子 ワストロム議長を中心に日本団6名
  2. 4 参加者集合写真 Chris(AUS) Stefan(GER) Andrew (GER) Markus(GER) Scott(OGC) Jari(FIN) Anthony

    (IHO) Doug(CAN) Jean(CAN) Dimitri (FRA) Roger (GBR) Peter (GBR) Ted (USA) Magnus (NOR) Olaf (NOR) SangKi (KOR) Christina (Chair) Therese (Secretariat) Mortren (NOR) Patrick (ZAF) Plews Marna(ZAF) Serena (ZAF) Emanuel (FRA) Sean (USA) John (USA) Larry (USA) Kato Mori Gunji Kitaura Yahagi (Chinese Delegates) Jeanie (USA) (THA) (THA) Kwak (KOR) Asmund (NOR) Simon(SLO) Raisa (RUS) Yoo (KOR) Celia (ESP) Lena (SWE) Michael (CAN) Shao (CHN) Christine (Asi. Secretariat) 矢萩幹事 (国土地理院) 総会出席者による集合写真 ※取扱注意
  3. 5 新幹事国となって初の総会ウィーク ・ISO/TC 211の議長・幹事国が2017年1月にノルウェーからス ウェーデンに交代してから初めての総会ウィーク ・新議長:Ms. Christina Wasström(スウェーデン測量局) →数年来スウェーデンのINSPIRE(欧州空間情報基盤)コーディ ネータを務めており、欧州中心にTC

    211のキーパーソンと懇意 →各国の意見をうまく取り入れながら円滑な運営を行っていた印象 →世代交代を含めた今後のTC 211の維持や発展に取り組もうとす る意欲的な姿勢が随所に垣間見られる。 ・新幹事:Ms. Therése Andrén(スウェーデン規格協会) →十分なコミュニケーション能力。各国団員とも積極的に交流。 →数年前までIT企業の技術者。HPの利便性向上や共有フォルダの 整理、文書の迅速な共有等の改善に意欲(N4568)。 矢萩幹事 (国土地理院)
  4. 6 主な作業項目の進捗状況 1/4 作業項目 進捗 19105 適合性及び試験 2000年発行の国際規格で、前回総会時に改訂の決議が出たプロジェクト。 現在、6名の専門家が登録されているが、プロジェクトリーダーが決まっ ておらず今回は議論なし。

    19112 地理識別子による空 間参照 2003年発行の国際規格の見直し。日本や欧州が発見した誤りの修正や、住 所・場所識別子等の新規格との整合が目的。5/9期限の投票により CD(委 員会原案)が承認。本会合中に編集会議を開き、投票時に出された全ての コメントを処理。来年1月のDIS(国際規格案)投票を目指す。 19114-3? 土地被覆のメタ言語 UN-FAO(国連の食料農業機関)と協同で土地被覆・土地利用のメタ言語 に関する規格を策定すべく検討しているとのこと。内容等、それ以上の情 報は不明。 19116 測位サービス 2004年発行の国際規格の見直し。本邦発の測位信頼性モデルの要素も加え 検討。経産省資金が入り、JIPDEC・郡司氏がプロジェクトリーダー、同プ ルース氏がエディターとして議事を運営。規格の範囲や用語について議論。 9月上旬でのCD投票及び次回総会ウィークでの編集会議を予定。 19160-1関連 住所参照 (検討段階) 住所表現を機械で読めるようエンコーディング(vCard、iCalendarがベー スと推察)するための規格策定に向けた検討段階のプロジェクト。 CalConnect※が主導。新規規格提案に向けた準備が進行中(時期不明)。 ※連絡先及びスケジュールの交換標準(vCard, iCalendar)を策定するコンソーシアム 矢萩幹事 (国土地理院)
  5. 7 作業項目 進捗 19160-2 住所付定の好事例 道路方式住所の普及を図る意図で世界銀行が開始した規格。日本は住居表 示法等に基づく現行方式が排除されないよう注視する立場(総務省にも適 宜情報共有)。プロジェクトリーダーが2名続けて退職し、事務局から本 人や世銀にも連絡がついていない状況。次回会合までに進展がなければ期 間の延長やリーダー交代等を再検討する。今後の先行きは不透明。

    19160-3 住所の品質 米国住所規格及び国勢調査関連の住所データの経験を反映する意図で米国 国勢調査局が開始したプロジェクト。前回会合までの議論 及びその後の ウェブ会議等により大枠が固まり、本会合ではCDドラフト案の細かい表現 や関連規格も踏まえた言葉の定義等に関する議論。8月のCD投票を目指す。 19160-4 国際的な住所構成とテン プレート 万国郵便連合(UPU)主導のプロジェクト。議論及び投票はすでに終了し ており、本年10月に新たな国際規格として発効予定。当該規格に基づく住 所記述のテンプレートはUPUのウェブサイトから登録ユーザに公開。 19160-5 住所表現(検討段階) 韓国土地地理空間情報公社より提案された、上記郵便住所以外の住所表現 に係る検討段階のプロジェクトであるが、前回に続き今回も議論はなし。 担当者からは諸事情によりしばらく動く予定はないとのこと。 19161-1 測地参照 仏国IGNより提案された、国際地球基準座標システム(ITRS)の定義や実 現に係る規格を定めるためのプロジェクト。UNGGIM GGRFへの貢献も視 野。今回はWD(作業原案)ドラフトの内容について議論。今後仏国チー ムでドラフトを更新し、Web会議で議論した上で、次回総会での確認及び 本年末までのCD投票を目指す。 主な作業項目の進捗状況 2/4 矢萩幹事 (国土地理院)
  6. 8 主な作業項目の進捗状況 3/4 作業項目 進捗 AGS 戦略諮問グループ 各国団長及びTC 211の役職付きによる戦略会議。TC 211の将来像や他コ

    ミティとの協力、既存規格の維持方針、広報のあり方等について議論。活 動内容の周知や若手勧誘の一手段としてのニュースレターの配信や、途上 国Pメンバーの活性化を図るため総会のWeb会議利用についても検討。 AGO アウトリーチ諮問グループ 各国団長及びTC 211の役職付きによるアウトリーチに関する会議。国際 地図学会(ICA)のWikiに地理情報の標準に係るページを作成したことを 報告。コンテンツ充実のための協力を要請。 TMG 専門用語管理グループ TC 211で使用されている専門用語を管理。共同コンビーナとして JIPDEC・プルース氏がノミネート。共有フォルダ(LiveLink)活用や、 専門用語の多言語整備(日本語含む14言語)、OGCとの連携等について 議論。多言語整備については今年の後半に実施予定。 PMG プロジェクト管理グループ 現在検討中及び将来プロジェクトの状況を管理。前回総会からの投票結果 及び次回総会までに発生する既存規格の定期見直しの勧告方針について確 認。また、将来の潜在的なプロジェクトを共有。 CB for the ISO Geodetic Registry 測地レジストリのための管 理機関 ISO 19127(測地コード及びパラメータ)の規格に従って測地コード及びパラ メータのレジストリを構築。ネット上で閲覧・登録できるツールを構築し、 ほぼ公開できる状況。非英語圏として日本からの協力について要請(詳細 後述)。 矢萩幹事 (国土地理院)
  7. 9 主な作業項目の進捗状況 4/4 作業項目 進捗 TC 211/TC 204 タスクフォース リエゾン関係にあるTC

    204とのジョイントワークに関し、新たに設置し たタスクフォース内でどのような内容を実施するかを議論(詳細後述)。 ワークショップ GIS/BIM 前回決議807に従い、関係団体(OGC、buildingSMART )も招いた ISO/TC59/SC13との共同ワークショップ。朝から夕方まで4セッション を利用。約60名が聴講する盛況ぶり。GISと建物情報モデルとの連携につ いて講演・議論。 セミナー 一般公開セミナー。地理空間情報のモデルから標準規格まで幅広いテーマ で9件の講演。国際航業の森氏、加藤氏からJPGISに関する活動状況及びG 空間センターの紹介について発表。 矢萩幹事 (国土地理院) GIS/BIMワークショップ WG4会議風景 森氏(左)及び 加藤氏(下)の発表
  8. 10 主な総会決議 決議No. 概要 814 TMG共同コンビーナとしてノミネートされたプルース氏の就任を承認 ※現コンビーナのMr. Andrew Jones氏(豪)が本年9月に引退予定。その後はプルース氏がコンビーナとなる見通し 834

    ISO/TC 211の様々な資源へのアクセスを確保する必要性を認識。発足以来利用され ているisoTC 211.org ドメイン(前幹事国のノルウェーが管理)及び関連URLの恒久 的な管理が必要。これまでのノルウェーの管理に感謝するとともに、恒久的なドメイ ン保持及び新サイトへのリダイレクト設定を期待。 837 前回決議808に従い、ITSに係るISO/TC 204との協力及びコラボレーションの位置づ けを記した初期文書作成開始を受け、タスクフォース設置を進めるためにISO/TC 204側の議長と連絡を取る。 838 GISとBIMの連携に関し、ISO/TC 59/SC13及び関係の近いリエゾン機関(特にOGC 及びbuildingSMART)との共同作業として、新たな作業項目を提案するための準備作 業を歓迎する。ISO/TC 59/SC13がこの共同作業に責任を持つことを受け入れるとと もに、両コミティの協力関係を強めるため、ノルウェー団のボレバエック氏を共同コ ンビーナとしてノミネートすることを歓迎。 840 ISO/TC 307(ブロックチェーンと電子分散台帳技術に係る専門委員会 )とのリエゾ ン関係を結ぶ。 ※ISO/TC 307はビットコイン等の価値記録の取引に使用されているブロックチェーン技術の国際標準化を目的と して2016年9月に設置。JIPDECが国内審議団体として活動。 842 今後の総会ウィークの予定として、第45回をNZのウェリントン(2017年11月29日 ~12月1日)、第46回を2018年5月28日~6月1日にデンマークのコペンハーゲンで 開催することを採択。以降の総会のホストを歓迎する。 843 作業プログラム(進行中の30のプロジェクトの目標スケジュールを整理) 矢萩幹事 (国土地理院)
  9. 11 特記事項①ISO測地レジストリ整備に係る協力 ・2007年秋の西安総会での決議400に従い、ISOのCB(管理機関)によって 進められてきた測地レジストリ整備に係るプロジェクト ・コンビーナはDr. Michael Craymer(カナダ測量局)、副コンビーナはMr. Larry Hothom(米国地質調査所)で、両氏ともIAG(国際測地学協会)か らのノミネート

    ・EPSGコードより公的な主体に権威付けられたレジストリ構築が主旨。専門 家にはIOGPのEPSG担当者(Mr. Roger Lott)も含まれており協調は取ら れている(逆にEPSGとの違いが曖昧な印象) ・既にITRFやWGS等の国際的な測地基準系から北米や欧州の局地座標系まで 幅広く登録され、ドイツの民間会社への委託で閲覧や登録をWebブラウザ 上で行うためのサイトも開発済みで、近日中の公開を目指す状況。 ・一方、現在は欧米メンバーからの貢献のみであるため、公開前に非英語圏 からの登録テスト及び登録方法へのフィードバックの観点から日本への協 力要請あり ・日本の情報を適切に入れるという観点からも本件については前向きに対応。 矢萩幹事 (国土地理院)
  10. 12 特記事項②ISO/TC204との連携 ・前回総会決議808に従い、ISO/TC 204との共同TFが開催。自動運転に係 る地図標準の話題や今後の連携について議論 ・DRM柴田氏(TC 204/WG3コンビーナ)を中心に日本が提案している走 行レーンに沿った自動運転システムや、4月のISO/TC 204パリ総会にお けるTC

    211との連携に関する議論の紹介 ・今後も継続的な情報交換を行うとともに、恒久的な連携として、両TCを またいだアドバイザリグループ等を設置することを提案 ・共同作業の項目を定めた位置づけ文書の作成を開始。TC 211幹事とTC 204幹事が連絡を取り合って、共同タスクフォース設置のプロセスに取り 掛かることを確認 ・国内でも既存のリエゾン関係等による審議団体同士の一層の情報共有と連 携が求められると思料 矢萩幹事 (国土地理院)
  11. 13 特記事項③公開セミナーにおける発表 ・3日目の公開セミナーにおいて、国際航業の森氏及び加藤氏が、JPGISに関 する活動状況及びG空間センターの紹介に係る15分の発表をそれぞれ実施。 ・発表後、JPGISに関してスウェーデン及び韓国からの参加者より個別の質 問や相談。地理院・北村氏よりJPGISに関するHPのリンク等を紹介。両国 とも同様のプロファイル制定を検討しているとのこと。 特記事項④中国団からの新規プロジェクト参加打診 ・武漢大学のDr. SHAO

    Yuanzhengより、本年7月目途に新規提案予定のプ ロジェクトへの参加について相談を受ける ・ISO19163-1(画像及びグリッドデータのための構成要素及び符号化規 則)の2部として、同規格の構成要素に基づく実装スキーマの指定を目指 す。新規提案に必要な5カ国の専門家は確保済み。 ・本邦としては作業開始後の状況を見極めた上で必要に応じ適宜対応するこ ととしたい ・中国団参加者は10名で今回の総会でも最多。TC 211活動における実績強 化に力を入れている印象。 矢萩幹事 (国土地理院)
  12. 14 分析 ・現在のTC 211において、JPGISを構成するような規格番号の若い根幹規 格を積極的に議論するプレイヤーは見当たらない ・方向性として、ITS(ISO/TC 204)、BIM、ブロックチェーン等との分 野横断的な規格の策定を目指す動きが活発化している印象 ・特に、TC 204(WG3)では自動走行用の地図について本邦発のプロジェ

    クトが多数提案されており、TC 211国内委員会としてもTC 204としっか り連携していく必要がある。 ・ニュースレターの新規発行や総会へのWeb会議参加によるPメンバーの活 性化、新たなビジネスプランの作成など、TC 211の将来に向けた人材確 保やアウトリーチについて新議長が強い問題意識を持っている印象 ・前回総会時の教訓※から、今回は日本団出席者数名を事前に何らかの専門 家へ新たに登録をして臨んだが、事前の情報収集等で一定の成果があった と思料。他国からの信用の上でも、今総会のための一過性のものとせず、 今回得た経験や繋がりを活かした継続的な貢献が求められる。 ※オンライン活動での情報収集及び日本団の人材確保のため専門家を積極的に登録 矢萩幹事 (国土地理院)
  13. 【報告】最近の投票結果(第82回国内委員会以降) ① SR 19156 観測及び計測 ② DIS 19115-2 メタデータ-第2部:取得と処理のための拡張 (改正)

    ③ DIS 19130-1 地理的位置決めのためのセンサモデル -第1部:ISO 19130の改正 ④SR 19148 線形参照 ⑤DIS 19115-1 DAmd.1 メタデータ-第1部:基本(追補1) ⑥DIS 19157 DAmd.1 データ品質(追補1) ⑦DIS 19123-2 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ -第2部:被覆の実装スキーマ ⑧DIS 19165 デジタルデータとメタデータの保存 ⑨DIS 19160-4 アドレッシング – 第4部: 15 測技協
  14. 1. SR 19156 観測及び計測 16 測技協 【投票結果】 ・確認 12、改正 9、棄権(consensus)

    3、棄権(expertise) 15 ・日本の投票は改正とした。 (レッドランズ総会決議802の 推奨のとおり) ⇒投票結果は「確認」が最多数であったが、決議802推奨の とおり、「改正」となった(ストックホルム総会決議 831)。 改正の新規作業にあたりOGCを招待することとした。 【規格の概要及び経緯】 観測及び観測を行う際のサンプリングに関わる特性の概念スキーマを定義 する規格。 元はOGCから発案されたものであり、2011年にISとして発行された。今回 はその見直しである。
  15. 2. DIS 19115-2(Ed.2) メタデータ – 第2部:取得と処理のための拡張 17 【投票結果】 日本の対応:コメント付賛成 コメント内容:タイトルが変わったことに対して、接頭辞

    (MI)は変えなくてよいか。 ⇒賛成21、反対0、棄権17で承認された。 日本のコメントは、FDISで確認予定。 【規格の概要及び経緯】 画像を含む地理情報の取得と処理に関する記述を強化するために必要なス キーマを定義することにより、ISO 19115-1 メタデータ - 第1部:基礎を拡 張するもの。 元は副題を『画像及びグリッドデータのための拡張』としていたが、ス コープを見直し、それに合わせてタイトルも変更している。 測技協
  16. 3. DIS 19130-1 地理的位置決めのための画像センサモデル 18 測技協 【投票結果】 日本の対応:賛成 ⇒賛成21、反対0、棄権17で承認された。 【規格の概要及び経緯】

    画像座標から識別される位置と、実際の地理的位置との関係を決定するた めに必要な情報を特定するもの。 観測結果から地理的位置を特定できるようにするため、画像とともに配信 されるメタデータを定義。 2010年に発行されたTSを見直してISにしようとしているもの。見直し内容 は技術的な内容を整理した程度であり、特に日本としては反対していない。
  17. 4. SR 19148 線形参照 19 測技協 【投票結果】 日本の対応:改正 ※検討当初は「確認」で投票の予定だったが、ストックホル ム総会決議832において「改正」が推奨されたため、メール

    ベースで再審議を行った。 TC204やOGCからのインプットの可能性をブロックする理由 が見当たらないため、決議に従い「改正」とした。 【規格の概要及び経緯】 一次元オブジェクトに沿って(時にオフセットして)計測する際の、1次 元オブジェクトの位置の概念スキーマを規定。 これは、線形参照を使用およびサポートするために必要なデータおよび操 作の記述を定義する。 2012年に発行された規格を見直すというもの。
  18. 5. DIS 19115-1DAmd.1 メタデータ-第1部:基本(追補1) 20 測技協 【投票結果】 日本の対応:コメント付賛成 コメント案:CI_Partyの属性nameの “C/logo

    and positionName not documented?”の選択肢に “ partyIdentifier”を追加すべきではないか。384、386も同様。 ⇒賛成27、反対0、棄権15で承認された。 日本のコメントは、FDISで確認予定。 【規格の概要及び経緯】 19115-1(メタデータ – 第1部:基本)の追補。 2014年に発行された規格の追補。ISO 19115の改正の際に抜けおちたものを補足す る追補である。
  19. 6. DIS 19157 DAmd.1 データ品質(追補1) 21 測技協 【投票結果】 日本の対応:賛成(軽微な修正のためこれまでも反対してい ない。)

    ⇒賛成27、反対0、棄権16で承認された。 技術的な変更はないため、FDISはスキップし、ISの手続き に入る。 【規格の概要及び経緯】 19157(データ品質)の追補。 2013年に発行された規格の追補。内容は時点修正レベルであるため、日本 はこれまで賛成票を投じている。 日本からは藤村氏(国土地理院)がエキスパートとして登録している。
  20. 7. DIS 19123-2 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ -第2部:被覆の実装スキーマ 22 測技協 【意見照会】 規格の検討についてはほぼ終了しているため、問題なしとし てYESで回答した。

    ⇒賛成22、反対1(ドイツ)、棄権17で承認された。 【規格の概要及び経緯】 被覆の幾何のためにISO19123で定義された被覆のための抽象スキーマに基 づいて、具体的に実装可能な被覆構造を規定するもの。 多くのエンコーディング形式でエンコーディングするのに適した構造を定 義している。 元はOGCより提案されている。ここでの符号化の方法は一つに限定したも のではなく、日本に特に影響するものではないとして、前回までは賛成と している。 今回は、FDISをスキップしてISの検討に入ってよいか、という意見照会。
  21. 8. DIS 19165 デジタルデータとメタデータの保存 23 測技協 【投票結果】7/20〆切 日本の対応:賛成 メールベースでの審議の結果、特にご意見等ありませんでし た。

    【規格の概要及び経緯】 ISO 19115-1(メタデータ – 第1部:基礎)を拡張し、メタデータの保存に ついて定義。 また、デジタル地理空間情報の長期保存のための要件を定義。 アーカイブ目的に役立つデータフォーマットの特性にも言及。 CD投票において、日本はコメント付賛成 コメント『19115-1(メタデータ)を独自に拡張している点について、 19115-1内の拡張のための仕様と矛盾が無いか確認すべき』 ⇒『モデルは一貫している』という回答があった。
  22. 9. DIS 19160-4 アドレッシング – 第4部:国際的な郵便住所の構成要素とテンプレート言語 24 測技協 【投票結果】 規格の検討についてはほぼ終了しているため、問題なしとしてYESで回答

    した。 ⇒YES 18、NO 0、棄権 20となった。 CEN(欧州標準化委員会)でも投票を行い、Yes 8、No 0、棄 権 13と棄権が多く、関心の低さが懸念されるが反対意見はな いため、そのまま承認され、ISの審議に進むこととなる。 【規格の概要及び経緯】 郵便アドレス指定、郵便住所構成要素およびそれらの使用上の制約に関す る重要な用語を定義。 日本はこれまで賛成投票。法務省・総務省(自治・郵政)・日本郵便 (株)に適宜情報共有済み。 今回は、FDISをスキップしてISの検討に入ってよいか、という意見照会。
  23. 【審議】投票案件 ① N4560 WG7の新コンビーナの募集(/2017-07-27) 担当:測技協 ② N4561 アウトリーチアドバイザリーグループの新議長の募集(/2017- 07-27) 担当:測技協

    ③ NWIP 19165-2 (/2017-08-07) 担当:黒川幹事 デジタルデータとメタデータの保存 – 第2部:地球観測データおよび派 生するデジタル製品のコンテンツ仕様 ④ SR 6709:2008(ed.2,ver.2) (/2017-09-04) 担当:出口幹事長 座標による地理的位置の標準表記法 ⑤ CD 19111(/2017-08-24) 担当:大伴幹事 座標による参照 ⑥ CD 19131(/2017-08-24) 担当:山田幹事 データ製品仕様 ⑦ NWIP 19130-3(/2017-09-14) 担当:羽鳥幹事 地理的位置決めのためのセンサモデル – 第3部:実装スキーマ 25
  24. 3. NWIP 19165-2 (/2017-08-07) 28 黒川幹事 (国際航業) 【投票】デジタルデータとメタデータの保存 – 第2部:地球観測データお

    よび派生するデジタル製品のコンテンツ仕様 • 提案者 ANSI(American National Standards Institute) • 規格の概要 • ISO/DIS 19165 Geographic information -- Preservation of digital data and metadataの拡張。 • 地球観測データや作成されたプロダクトを長期的な研究 に資するため、保管すべき内容を規定することを目指す。 • 対象はメタデータだけではなく、生データやキャリブレーションデー タ、関連文書など多岐にわたる。 • 規格の背景 • CEOS(Committee of Earth Observation Satellites)や NASAでの先行プログラムの成果を活用するものである • NWIPのAnnexとして、CEOS-WGISS及びNASAの仕様 が添付されている。 • CEOSには、JAXAも入っている。
  25. 3. NWIP 19165-2 (/2017-08-07) 29 【投票】デジタルデータとメタデータの保存 – 第2部:地球観測データお よび派生するデジタル製品のコンテンツ仕様 【投票案】

    1. Approve (関連団体において当該分野の標準化 へのニーズがあると判断) 2. Stage 20.20 3. NA 4. No. 関連しそうな取組としてDIASがあるため、 RESTECに確認中 5. No 6. No 7. Yes ・産総研 岩男アドバイザー ・RESTEC 検討中
  26. 4. SR 6709(Ed 2,ver 2) (/2017-09-04) 30 出口幹事長 (国土地理院) 【定期見直し】座標による地理的位置の標準的表記法

    【規格の概要】 ・地理的位置を記述した座標の交換時に適用される規格。データ交換時に 利用する座標表記法を規定。 【規格の経緯】 ・DIS→FDISの段階で、特段の議論・調整なく、日本の提案(従来規格との 互換性を確保するため、付属書Hを規定”normative”で残す)が、変更 (参考”informative”)になった経緯あり。 ・2011の第1回定期見直しの際、日本はReviseで投票したが、Confirmに なっている。 ・今回は、第2回定期見直し。 ・ストックホルム総会決議832の推奨では、Confirm ・2009に正誤表(技術的な記載誤りを修正)が発行されていることに関し、 英のHoDである Parslow氏より、TC211メンバーのHoDへ、“Confirm, with correction of errors“が適切だ(が投票様式にその選択肢がないた めメールで表明する)との連絡あり
  27. 4. SR 6709(Ed 2,ver 2) (/2017-09-04) 31 【投票案】 1 Revise

    理由として、2011の第1回見直し時と 同様の意見を提出(次頁) 2 No 3 NA 出口幹事長 (国土地理院) 4 Yes(ISO6709:1983 has a quarter- century history) 5 No 6 No ※Revise投票を日本の既定路線としつつ、 19111(座標による参照)の改定との関係、英の提案を踏まえ、 コメント内容を検討中
  28. 4. SR 6709(Ed 2,ver 2) (/2017-09-04) 32 【参考】2011の第1回見直し時の意見 • Annex

    HはFDIS段階で議論なく“Informative”に変更されたこと、この ためAnnex Hでは“shall”という表現が使われたままになっており矛盾 していること、10進法と同様に60進法の標準的表記法を規定することは 重要であることから、“normative”とすべき Annex H (informative) should be revised as Annex H (normative) or be issued as a corrigendum. The reasons are as follows. 1. Annex H (Text string representation of point location) is referred in Clause 7.3 as a normative part. Representations of the contents in the Annex H are also normative. However Annex H is informative. This is an error. 2. The sexagesimal degree representation is important. For example, national survey and mapping organizations have many survey records described in sexagesimal system and the coordinates are sometimes recorded in sexagesimal system. The conversion between the decimal system and the sexagesimal system is irreversible for the number of significant figures (loss of precision). Sexagesimal system should be remained as a normative part in the standard. 3. The ISO 6709:1983 is still used. Compatibility should be remained. 4. Annex H had been normative until DIS stage under discussions in TC 211. Annex H accidentally changed to informative after DIS voting without any open discussions. 出口幹事長 (国土地理院)
  29. 5. CD 19111 (/2017-08-24) 33 大伴幹事 (朝日航洋) 【投票】座標による参照 【規格の概要】 座標による参照の記述のための概念スキーマを規定。

    ISO 19111:2007の改定及びISO 19111-2:2009(第2部 パラメタのための拡 張)の統合。 主な変更点として、現代の測地学用語を反映、ダイナミック測地参照フ レームを記述するための拡張、ジオイドベースの垂直CRSを記述するため の拡張など。 【規格の経緯】 • ISO19111:2007はJIS化済み(JISX7111:2014) • NWIPで日本は賛成投票 • Stage20.20(WD)から作業開始( Resolution 758) • 19111と19111-2の統合に伴い、Spatial referencing by coordinatesから Referencing by coordinatesへ名称変更( Resolution 833 )
  30. 5. CD 19111 (/2017-08-24) 34 【投票案】 • コメント付賛成( NWIPにて賛成投票している) •

    コメントについて、プルース幹事(本プロジェクトのエキスパート)が 作成予定 大伴幹事 (朝日航洋)
  31. 6. CD 19131 (/2017-08-24) 35 山田幹事 (アジア航測) 【投票】データ製品仕様 【規格の概要】 他のISO19100国際規格の概念に基づき,地理データ製品の仕

    様に対する必要条件を記述 【規格の経緯】 • ISO19131:2007はJIS化済み(JISX7131:2014) • 日本の対応:定期見直しで改定に賛成しているのでNWIPは 20.20で賛成。現存規格の時点修正のためエキスパートを出 すまでもないことから、エキスパートの登録は無しで投票。 • 20.20で承認(WDから検討スタート) • PLはスウェーデン、エキスパートは各国より14人が登録さ れた。
  32. 37 4. NWIP 19130-3 (/2017-09-14) 【投票】地理的位置決めのためのセンサモデル – 第3部:実装スキーマ 【規格の概要】 提案者:SAC(Standardization

    Administration of China) 適用範囲:19130-1(DIS承認済み。2017-12 IS発行予定)及び TS 19130-2:2014(2017-05総会にて”確認”で決議済み)の内 容に関するXMLスキーマ実装を定義する。 OGC Sensor Model Language (SensorML) を基本とするが、 SensorMLでは不十分な内容(sensor model description, geolocation metadata) の定義も追加する。 羽鳥幹事 (パスコ)
  33. 38 4. NWIP 19130-3 (/2017-09-14) 【投票案】 1. Approve 2. Stage

    20.00 (WDとするには記述が不足している) 3. Approveなので回答不要 4. No 5. No 6. No 7. No 羽鳥幹事 (パスコ)
  34. 【共有】エキスパート登録戦略 • エキスパート登録を求める投票案件への今後の対応について ① エキスパートの活動は、総会ウィークに参加しての議事のほかに、 ウェブ会議への参加、電子メールや GitHub 等を用いたオンラインの 活動も増えている。 ②

    日本からの総会ウィーク参加者が急増することは期待されないものの、 いざ新たに参加する場合に、既存のエキスパート登録がないと、なか なか足場が持てない(第43回総会ウィークの経験)。 ③ そこで、(1)主にオンライン活動での情報収集、(2)将来的に日本 団に参加する場合の足がかりづくり、を目的として、今後のエキス パート登録募集に対しては、積極的に埋めていくということで幹事会 で合意。具体的には、国内委員会スライドを割り振るように、測技協 をコントロールタワーにしてエキスパートを割り振る。 ④ 国内委員会および幹事会における各規格の投票案スライドの作成は、 その規格の登録済みエキスパートに依頼する。 39