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AI時代のDevOps入門

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ディップ株式会社 PRO

October 06, 2025
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  1. 01 02 03 04 05 IaC 、Terraform の基本 IaC 挑戦の背景

    Agenda チームで実際に取り組んだこと 得られた成果、学び 今後の課題、展望
  2. 求人 IaC挑戦の背景① : システムのリアーキテクチャ DDD( ドメイン駆動設計) では業務を整理して 境界づけられたコンテキストという単位で分割する そして境界づけられたコンテキストはDB を別に持つ事や

    結合度を下げる意図からイベント駆動を用いて連携する設計を選択しました 勤怠管理 振り込み 応募 承認 スキマバイトサービスのイベント連携例
  3. IaC挑戦の背景② : Everything as Codeの実現 Everything as Code プロジェクトに関連する全ての情報をアプリケーションの管理リポジトリ内 でAI

    が読みやすい形式で管理すること 人間にしか無い暗黙知を無くし、AI に渡すコンテキストの質を高めて アウトプットの質、速度を高め生産性を上げていくという考え方
  4. IaC、Terraformの基本 : 基本コマンド terraform init terraform fmt : 初期化コマンド :

    フォーマット( エディタが自動で行う) terraform plan : ローカルとリモートの状態を比較       実際にどのような変更が適用されるかを表示 terraform apply : インフラに変更を適用 実行後にState ファイルが最新の状態に更新
  5. チームで実際に取り組んだこと : plan genによるコード生成 terraform plan -generate-config-out オプション Terraform 1.5

    で追加された -generate-config-out オプション 使用することで、既存リソースの HCL を自動で生成することができる
  6. チームで実際に取り組んだこと : plan genによるコード生成 import ブロック to : terraform 上で管理するためのリソース名

    id : provider(aws) などの世界での識別ID import ブロックの定義方法は Registy に記載
  7. チームで実際に取り組んだこと : plan genによるコード生成 1. 手動で開発環境にリソース作成 2. plan generate で自動コード生成

    3. AI によってコードを整える( デフォルト値の省略) 4. モジュール化してリソースを一般化 都度、Registry を参照して 理解を深めるとともに 設定を最適化
  8. チームで実際に取り組んだこと : AWSのキャッチアップ AWS の知識をスクラムチームでキャッチアップ AWS Black Belt Online Seminar

    という公式が各リソースについて 説明する動画を視聴する時間をスプリント内で設定
  9. チームで実際に取り組んだこと : Everything as code 同一リポジトリでプロジェクトに関連するコードを格納 ・各マイクロサービスのコード ・Terraform などのIaC コード

    ・ドメイン知識を記載しているドキュメント 生成AI に渡すコンテキストの質を向上させる アプリケーションのコードとインフラのコードを同じリポジトリで 管理することによるメリットも感じた
  10. チームで実際に取り組んだこと : Everything as code 具体例 : Eventbridge のtarget 入力トランスフォーマーという

    イベントモデルに格納されている 値を変換してターゲットに渡す定義 アプリケーションの処理に 依存する定義内容
  11. チームで実際に取り組んだこと : Everything as code 具体例 : API GateWay API

    のIF を定義するopenAPI のyaml を body に渡すことで管理、更新の手間を削減
  12. 得られた成果・気づき terraform plan -generate-config-out オプションによる コード生成フロー もちろん、最初に開発環境に手動で構築したものを基にするため IaC の良さと相反する要素もある しかし、最初のキャッチアップとしては効率の良いフローだと感じました

    生成されたものをRegistry などで調べながら実装していくことで AWS やTerraform のキャッチアップをしつつ、リソースを構築、IaC 化を 効率良く勧められていることを実感できた