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ログラスのAI開発戦略:組織・チームへのアプローチと未来への挑戦 / Loglass AI D...
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nambu
August 06, 2025
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ログラスのAI開発戦略:組織・チームへのアプローチと未来への挑戦 / Loglass AI Development Strategy: Approach to Organizations and Teams and Future Challenges
nambu
August 06, 2025
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Transcript
ログラスのAI開発戦略:組織‧チーム へのアプローチと未来への挑戦 2025年8⽉5⽇ 株式会社ログラス 1
⾃⼰紹介 2 新卒未経験から、検索機能を強みとしたWEBアプリの開発を行う会社でフルス タックエンジニアとしてキャリアをスタート。 その後、SaaSビジネスに興味を持ち株式会社カケハシに転職。エンジニアチーム のリードとしてスクラムの導入なども行う。 2023年9月にログラスに入社。経営管理ログラスのテックリードをする傍ら、組 織横断的に使用できる基盤の構築、スケーリングフレームワークの導入推進を行 う。 直近ではAI活用推進タスクフォースにも所属し、AIをどのように開発に活かすか
を日々考えている。 株式会社ログラス エンジニア 南部 豪 Go Nambu
アジェンダ • ログラスの⽣成AI導⼊変遷 • チームへのアプローチ • 開発組織へのアプローチ • 現在の取り組み 3
ログラスの⽣成AI導⼊変遷 4
5 ログラスの⽣成AI導⼊変遷
1月 少しずつ普及活動 CodyやCline Composerも 使い始める 2月 エンジニア全員に Cursorを配布 Cursor道場開始 🔥
🔥 🔥🔥 時間軸 ログラスの⽣成AI導⼊変遷
1月 少しずつ普及活動 CodyやCline Composerも 使い始める 2月 エンジニア全員に Cursorを配布 Cursor道場開始 3月
🔥 🔥 🔥🔥 時間軸 ログラスの⽣成AI導⼊変遷 全員火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥
1月 少しずつ普及活動 CodyやCline Composerも 使い始める 2月 エンジニア全員に Cursorを配布 Cursor道場開始 3月
🔥 🔥 🔥🔥 時間軸 4月,5月 ログラスの⽣成AI導⼊変遷 一部Devinを使っ た開発も始まる 全員火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥
1月 少しずつ普及活動 CodyやCline Composerも 使い始める 2月 エンジニア全員に Cursorを配布 Cursor道場開始 3月
🔥 🔥 🔥🔥 時間軸 4月,5月 ログラスの⽣成AI導⼊変遷 一部Devinを使った 開発も始まる 全員火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 他職種も開発環境構築 ClaudeCode乗り換え 6月,7月 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥🔥 🔥
チーム‧組織 に対してそれぞれアプローチ
開発 PdM Des Eng 今回お話しする部分 チーム 開発組織 スコープ スコープ外 スコープ外
エンジニアリング - Claude Code - Cursor 開発プロセス - ドキュメント管理 - 仕組み化 Eng人格 AI推進人格
チームへのアプローチ 12
取り組み 1. AIの価値を感じてもらう 2. AIを⽤いた開発の夢を⼀緒に描く 3. AI活⽤についての振り返りを⽇常に取り込む
AIの価値を感じてもらう ルール • コードは書かない!全てAIに書かせる! AIペアプロ‧モブプロの実施 • AIに対して抵抗感がある⼈がいる ◦ ⾃⼰成⻑できないという誤解 •
⾮効率なプロンプトを使っている⼈がいる ◦ コード書くくらい⽂章を書いている 気づき AI活⽤に向けた意欲UP↑
AIを⽤いた開発の夢を⼀緒に描く 15 • 要求を書けば開発完了! • プランニングの⽇にAIに 開発投げる • 次の⽇にはスプリント ゴール達成!
短期的な夢 中⻑期的な夢 肌感のある⽬標にまで落ちてモチベーションUP↑ \何を⽬指せばいいんだろう?/
• アジェンダなし ◦ 夢に向かうためにどうしたらいい? ▪ ドキュメント管理⽅法 ▪ AIの参照するルールの更新 ▪ 開発に不⾜している情報の提起
この回でNext Actionまで出さなくて良い →意外と後からこうしたいが出てくる AI活⽤についての振り返りを⽇常に取り込む AI活⽤レベルUP↑ 夢に向かって進めてる? AIブレスト回の実施
開発組織へのアプローチ 17
取り組み 1. 職種横断の推進チームを組成 2. AIを活⽤して価値提供する体験作り
19 職種横断の推進チームを組成 CTO VPoE VPoP エンジニア チーム PdM チーム デザイン
チーム 職種横断の AI推進チームを組成 プロダクト開発組織とAI活⽤推進プロジェクトチーム
開発組織へのアプローチ AIを活用推進のための基盤やガバナンス整備 AI活用の実践と業務プロセスへの統合 • ドキュメント管理方法の検討 • ツールの整理 • 運用ルールの検討 •
ナレッジ共有の仕組みと成功事例の横展開 • AIが統合された業務プロセスの再設計 • 改善と組織自浄作用が生まれる仕組み化 AIを活用してロールを超えた業務の染み出しをなめらかにする AI推進チームの⽬的
開発組織へのアプローチ AIを活用推進のための基盤やガバナンス整備 AI活用の実践と業務プロセスへの統合 • ドキュメント管理方法の検討 • ツールの整理 • 運用ルールの検討 AIを活用してロールを超えた業務の染み出しをなめらかにする
AI推進チームの⽬的 • ナレッジ共有の仕組みと成功事例の横展開 • AIが統合された業務プロセスの再設計 • 改善と組織自浄作用が生まれる仕組み化
開発組織へのアプローチ ドキュメント管理 方法策定して社内へ訴求 (外部にも発信) AI活用ポータルを構築 知見を集める https://x.com/miyatti/status/1939133103307628684
AIを活⽤して価値提供する体験作り AIハッカソンの実施 景品
現在の取り組み 24
現在の取り組み • CSとの連携 ◦ リリースノートの自動作成・レビュー ◦ サポートサイトの自動作成 • 要件検討時点での情報管理方法の検討 ◦
PdM・デザイナー含めて情報を一元管理 • 要望からの自動開発 開発のサイクル全てにAI導⼊を⽬指す
現在の取り組み • CSとの連携 ◦ リリースノートの自動作成・レビュー ◦ サポートサイトの自動作成 • 要件検討時点での情報管理方法の検討 ◦
PdM・デザイナー含めて情報を一元管理 • 要望からの自動開発 開発のサイクル全てにAI導⼊を⽬指す 詳しくは是非懇親会で!