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低いほうのレイヤを見てみる話
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hmatsu47
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February 19, 2026
Technology
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低いほうのレイヤを見てみる話
吉祥寺.pm39【オンライン】 2026/2/19
hmatsu47
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February 19, 2026
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Transcript
低いほうのレイヤを見てみる話 吉祥寺.pm39【オンライン】 2026/2/19 まつひさ(hmatsu47)
自己紹介 松久裕保(@hmatsu47) • https://qiita.com/hmatsu47 • 現在: ◦ 名古屋で Web インフラのお守り係をしています
◦ SRE チームに所属しつつ技術検証の支援をしています ◦ 普段カンファレンス・勉強会では DB の話しかしていません (ほぼ)でした 2
最近は • DB から一旦離れてこんな話をしています ◦ AWS で試して学ぶ IPv6(BuriKaigi 2026・1/9) ◦
光ファイバーと IPv6 絡みの話(JAWS-UG 横浜・1/24) ◦ IPv6 VPC の実装パターンをいくつか(JAWS-UG 茨城・2/1) 3
というわけで • 今日は、おそらく上のほうのレイヤの話が多いだろうと 踏んで、アプリケーションソフトウェア開発者があえて 下のほうのレイヤ(場合によって地中や海底)を見てみるのも 面白いのでは?という話…です 4
ここで一句 • ファイバーの 穴から望む 近未来 5
ファイバーに穴? • 最近の光ファイバーには穴が空いている(ものもある)って 知ってましたか? 6
よく知っている普通の光ファイバーはこんなやつ • コア・クラッドに屈折率の違う石英ガラスを使用 ◦ コアとクラッドの境界で光を反射させ外部に漏れないよう伝達 ◦ コア径が小さく長距離・大容量の伝送に向くシングルモードファ イバーと、コア径が大きくいろいろな波長の光を通し、折り曲げ に強いマルチモードファイバーがある 7
最近実用化されたやつ:ホローコアファイバー • コアが中空のファイバー ◦ 光が進む速度はガラスより空気中のほうが速いため、コアを中空 にすると石英ガラスより低遅延で信号を伝送できる ◦ 以前から研究が進められて来たが、光が漏れないよう低損失で長 距離を伝送するのが難しく、なかなか実用化されなかった 8
実用化に至るまでのここ数年の流れ • 2022 年に Lumenisity が DNANF をリリース ◦ Double
Nested Antiresonant Nodeless Fiber ◦ 石英ガラスコアの光ファイバーより低損失 • 同年に Microsoft が Lumenisity を買収 ◦ すでに 1,200km のホローコアファイバーを敷設 ▪ 2025 年前半時点の距離? 9
実用化に至るまでのここ数年の流れ • 2022 年に Lumenisity 社が DNANF をリリース ◦ Double
Nested Antiresonant Nodeless Fiber ◦ 石英ガラスコアの光ファイバーより低損失 • 同年に Microsoft が Lumenisity を買収 ◦ すでに 1,200km のホローコアファイバーを敷設 ▪ 2025 年前半時点の距離? 10 出典 : https://azure.microsoft.com/en-us/blog/how-hollow-core-fiber-is-accelerating-ai/
AWS では • Microsoft と同様 Antiresonant 型のファイバーを敷設 ◦ re:Invent 2024(NET403)で新技術として言及
◦ re:Invent 2025(INV213)で「数千 km にわたって展開」と説明 ◦ 遠い距離間でも基準内の遅延で通信可能 ▪ DC 間・AZ 間が遠くなっても許容範囲内に ◦ 帯域向上のメリットもあり ▪ 石英ガラスコアで光を多重化しすぎるとコアが焼損するので限界があった 11
その他の光ファイバー絡みのトレンド • マルチコアファイバー ◦ コアが複数ある光ファイバー ◦ 広帯域化が目的 • APN(All-Photonics Network)
◦ 端末からネットワークまで、エンド・ツー・エンドで光ベースの 技術を導入 ◦ 低消費電力、高速大容量、低遅延伝送の実現 12
光ファイバーが低遅延になれば… • AI が書いた謎のコードを数 ms 高速化するためにソフト ウェアエンジニアが悪戦苦闘しながらチューニングしな くても良くなる…かも? 13
光ファイバーが広帯域になれば… • 大容量前提の新しいアプリケーションの開発・サービス の提供ができる…かも? 14
これからの時代 • もちろん上のレイヤに目を向けるのは大事 ◦ AI がコードを書いてくれるのが当たり前になる(なっている)ので • ただしすべての人が同じ方向を向く・目指す必要はない ◦ あえて実利を最優先にせずに興味・関心の向くものを見つけて追
いかけるのも良い ▪ 意外とどこかで役に立つことも…? 15