Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
mixi2 の技術スタックを探ってみる (アプリ編)
Search
Ichiki
December 19, 2024
Technology
0
290
mixi2 の技術スタックを探ってみる (アプリ編)
2024年12月19日に行われたマイベスト社内LT発表資料です!
Ichiki
December 19, 2024
Tweet
Share
More Decks by Ichiki
See All by Ichiki
一度 Expo の採用を断念したけど、 再度 Expo の導入を検討している話
ichiki1023
1
560
React Native 製アプリで Android 版をリリースする際にハマったポイント 2 選
ichiki1023
0
130
Other Decks in Technology
See All in Technology
衛星画像超解像化によって実現する2D, 3D空間情報の即時生成と“AI as a Service”/ Real-time generation spatial data enabled_by satellite image super-resolution
lehupa
0
120
M5製品で作るポン置きセルラー対応カメラ
sayacom
0
170
実装で解き明かす並行処理の歴史
zozotech
PRO
1
650
生成AIとM5Stack / M5 Japan Tour 2025 Autumn 東京
you
PRO
0
240
from Sakichi Toyoda to Agile
kawaguti
PRO
1
110
Shirankedo NOCで見えてきたeduroam/OpenRoaming運用ノウハウと課題 - BAKUCHIKU BANBAN #2
marokiki
0
170
いまさら聞けない ABテスト入門
skmr2348
1
220
『バイトル』CTOが語る! AIネイティブ世代と切り拓くモノづくり組織
dip_tech
PRO
1
100
フルカイテン株式会社 エンジニア向け採用資料
fullkaiten
0
9.1k
カンファレンスに託児サポートがあるということ / Having Childcare Support at Conferences
nobu09
1
490
AWS IoT 超入門 2025
hattori
0
270
Where will it converge?
ibknadedeji
0
200
Featured
See All Featured
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
54
3k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.8k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
970
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
4k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.8k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.5k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.7k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
280
24k
Transcript
mixi2 の技術スタックを探ってみる (アプリ編) 2024-12-19 マイベスト社内 LT / Ichiki Sato (@ichiki1023)
みなさん!
先日 mixi2 がリリースされましたね! 懐かしさと新しさが入り混じった良いアプリ!
今日はそんな mixi2 の技術スタックを調べてみました
きっかけ mixi2 が先日(2024/12/16)にリリースされた X で Flutter 製だよ、という噂を見たので真実かどうか確かめたくなった アプリが良い感じなのでついでに他の周辺技術も気になったので調べてみたくな った
大前提 犯罪に触れることはしていません mixi2 と言いつつ方法論的な話をメインにするので他でも使えます
アプリの気になりポイント アプリの言語は? (Swift or Kotlin, Dart(Flutter), React(React Native), ...Other?) API
の通信手段は? (REST, GraphQL, gRPC?) 使っているライブラリは? (State 管理は?, Analytics は? Logging は?) メディアファイル系の置き場所は? (s3? Cloud Storage? imagix?)
(補足) 今回やらなかったこと 開発者に直接聞く 採用情報から調べる 見た限りだと特に mixi2 のエンジニア募集はなかった (2024/12/18 時点) https://mixigroup-recruit.mixi.co.jp/jobs/?cats=engineer
2 つのアプローチ 1. ライセンス表記から探る 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
1. ライセンス表記から探る 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
Apple 公式の App Review ガイドラインからの引用 https://developer.apple.com/jp/app-store/review/guidelines/ 5.2.1 全般:商標、著作権取得済みの作品、特許取得済みのアイデアなどの保護さ れたサードパーティ製の素材をアプリで許可なく使用することはできません。ま た、誤解を招く、虚偽の、または模倣の描写、名前、メタデータを
App Bundle (アプリバンドル)やデベロッパ名に含めることは許可されません。アプリは、 知的財産権およびその他の関連する権利を所有する、またはそのライセンスを受 けている個人または法人によって提出される必要があります。 1. ライセンス表記から探る
つまり、アプリを公開するなら利用している OSS の ライセンス表記はほぼほぼ必須 対応していない場合は Reject をもらう可能性も。 。 Apple を例に出したが
Google も同様 (参照) 1. ライセンス表記から探る
なのでこのライセンス表記から使用している技術を探 っていきます 1. ライセンス表記から探る
実際に見てみる 1. ライセンス表記から探る
ライセンス一覧の場所はアプリによってまちまち (iOS の場合) 大抵は端末のアプリ設定 or アプリ内の設定にある mixi2 はアプリ内だった プロフィール →
設定 →mixi2 について → ライセンスで辿れます 1. ライセンス表記から探る
こんな感じ mixi2 mybest ChatGPT mixi2 同様マイベストもアプリ内、ChatGPT は端末のアプリ設定にあった 1. ライセンス表記から探る
mixi2 やっぱり Flutter だった 1. ライセンス表記から探る
その他発見した技術スタック 気になったやつだけ PickUp! - Dart, Flutter - Bugsnag - Firebase関連
(Firebase Analytics, Firebase Crashlytics, ...etc) - Google fonts - Noto Serif Japanese - gRPC - protobuf - lottie - rxdart - web_socket - GitHub Copilot (??) 技術スタック見るとツヨツヨエンジニアがいそうな雰囲気? (rxDart とか gRPC とか) 1. ライセンス表記から探る
1. ライセンス表記から探る 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る Proxyman や Charles などを使って HTTP リクエストの中身を覗いてみる その情報を元に使用している技術を推測する
2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
しかし、 、 、 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
Flutter だと見れなかった。 。 https://docs.proxyman.io/debug-devices/flutter#id-4.-flutter-with-android-emulator Flutter 製のアプリだとシステムレベルでの Proxy が使えないらしく通信内容を見る ことができなかった 通信を見たい場合はコードを修正する必要があるらしい。なので本番では見れな
い (学び) 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
一応 マイベストのアプリを Proxyman for iOS で見るとこ んな感じ リクエストの内容から、以下の推測ができる Firebase 使っている
imgix 使っている (レスポンスのヘッダで判別で きる) Sentry 使っている KARTE 使っている 2. Proxy 経由でリクエストを覗き見る
さいごに mixi2 の技術スタック答え合わせ アプリの言語は? Dart, Flutter API の通信手段は? おそらく gRPC
(だと思う。いつか公式で出た情報で答え合わせをする) 使っているライブラリは? Firebase 諸々, Bugsnag, rxDart, Lottie, Google Fonts, ...etc メディアファイル系の置き場所は? (s3? Cloud Storage? imagix?) Proxy が使えなかったのでわからず。 。
まとめ アプリ側だけでフォーカスして見れば PC 使わずとも大体使っている技術が何かわ かる (ただし Flutter 製アプリだと情報が少ない) Web の場合だと最近は便利な
Chrome 拡張があるのでもっと簡単にわかる (はず)