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IQBocchi
July 16, 2026
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JAWS_事前確認用
IQBocchi
July 16, 2026
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Transcript
ICEBERG BASECAMP 佐野千紘(さのちひろ)
OVERVIEW – 概要
今⽇のおはなし – ICEBERG BASECAMP <イベントページより> ⼊⾨から実践・深掘りまで、レベル別のLTを通じてApache Icebergの全 体像を⼀気にキャッチアップできます。 START GOAL
BASE CAMP ⼭が険しくなる⼿前で 装備を整えたり、 作戦を⽴てるための場所 今⽇のおはなし ICEBERG⼭を登る準備として、 ・どんな⼭なのか(全体像) ・初⼼者コースの注意点
ICEBERG を使うと 何がいいのか
ICEBERGのメリット Ø ⾏レベルの更新でパフォーマンスが落ちにくい Ø パーティションを意識したSQLを書かなくても、速い検索を かけられる Ø 過去の任意の時点のデータを復元できる(タイムトラベル)
ICEBERGのメリットを⽀える仕組み ◀Iceberg 関係の勉強会に 毎回必ず登場する絵
ICEBERGのメリットを⽀える仕組み ・・・の、⽇本語版
それってそんなにすごいこと︖ 当然の疑問
ICEBERGのメリット Ø ⾏レベルの更新でパフォーマンスが落ちにくい Ø パーティションを意識したSQLを書かなくても、速い検索を かけられる Ø 過去の任意の時点のデータを復元できる(タイムトラベル) たしかにこれは嬉しいかも これは別に普通の話じゃないか︖︕
→ ⼀⾒普通の↑の話が、なぜ Iceberg 以前はできなかったのか︖ ▲(今の迷い︓こんな話聞きたい⼈いるのか︖ いきなり40ページの論点にとんでもよい︖)
⾃⼰紹介
⾃⼰紹介 佐野千紘(さのちひろ) ⽂学部 倫理学専攻卒業(哲学学⼠) ⾦融系IT企業でSE(2010〜)→ 外資系RPAベンダー(2019〜)→ Cloudera(2023〜今) 2026年4⽉ 全⽶ベストセラー⼩説 『AIの仮⾯を剥いでやる』を
翻訳出版 はじめての翻訳(共訳)は 『Apache Iceberg 活⽤⼊⾨』 ▲Iceberg を創った Ryan Blue が 過去に勤めていた⽼舗データ基盤企業
ICEBERG は なぜ⽣まれたのか 〜5分でわかるデータ基盤の歴史〜 ※5分はむりかも
1960年代〜 データウエア ハウス 〜今も残る影響⼒〜
分析システム - OLAP 基幹システム - OLTP ⼯場システム 営業系システム データウエアハウス(1960年代〜) 会計系システム
⽣産管理システム 営業DB 経理DB ⽣産DB ⼯場データ データウエアハウス 分析者 営業担当 経理担当 仕⼊担当 ⼯場担当
分析システム - OLAP 基幹システム - OLTP ⼯場システム 営業系システム 当然の疑問① 会計系システム
⽣産管理システム 営業DB 経理DB ⽣産DB ⼯場データ データウエアハウス コピーめんどくない︖ データを⼆重に持つの 無駄じゃない︖ 営業担当 経理担当 仕⼊担当 ⼯場担当 分析者
基幹システム - OLTP ⼯場システム 営業系システム 当然の疑問① 会計系システム ⽣産管理システム 全社統合のDBで 業務も分析も
やればよくない︖ 営業担当 経理担当 仕⼊担当 ⼯場担当 分析者
基幹業務でのデータの使い⽅ 顧客ID 顧客名 購⼊⽇ 注⽂ID 点数 明細ID 商品 1 ⽥中
太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL001 テレビ 1 ⽥中 太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL002 テレビ台 2 ⼭⽥ 花⼦ 2023/02/20 ORD002 1 DTL003 冷蔵庫 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL004 スマートフォン 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL005 スマートフォンケース 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL006 充電器 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL007 イヤホン 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL008 洗濯機 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL009 洗濯ネット 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL010 洗剤 私が去年の1⽉に買ったテレビは 買い替えキャンペーンの対象ですか︖ ⽥中太郎 (顧客)
分析業務でのデータの使い⽅ 顧客ID 顧客名 購⼊⽇ 注⽂ID 点数 明細ID 商品 1 ⽥中
太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL001 テレビ 1 ⽥中 太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL002 テレビ台 2 ⼭⽥ 花⼦ 2023/02/20 ORD002 1 DTL003 冷蔵庫 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL004 スマートフォン 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL005 スマートフォンケース 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL006 充電器 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL007 イヤホン 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL008 洗濯機 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL009 洗濯ネット 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL010 洗剤 2023年の、⽉別の購⼊点数の 推移を調べたい データ サイエンティスト
違いをまとめると 顧客ID 顧客名 購⼊⽇ 注⽂ID 点数 明細ID 商品 1 ⽥中
太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL001 テレビ 1 ⽥中 太郎 2023/01/15 ORD001 2 DTL002 テレビ台 2 ⼭⽥ 花⼦ 2023/02/20 ORD002 1 DTL003 冷蔵庫 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL004 スマートフォン 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL005 スマートフォンケース 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL006 充電器 3 鈴⽊ ⼀郎 2023/03/05 ORD003 4 DTL007 イヤホン 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL008 洗濯機 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL009 洗濯ネット 4 佐藤 次郎 2023/04/10 ORD004 3 DTL010 洗剤 基幹業務では、⾏ごとの データを知りたいケースが多い 分析業務では、列ごとの データを集計したいケースが多い
分析系 - OLAP 基幹系 - OLTP ⼯場システム 営業系システム データウエアハウス(1960年代〜) 会計系システム
⽣産管理システム 営業DB 経理DB ⽣産DB ⼯場データ データウエアハウス 営業担当 経理担当 仕⼊担当 ⼯場担当 分析者 ⾏ごとのデータを 素早く抽出・処理できる =⾏指向 列単位の集計で ⾼いパフォーマンスを発揮 =列指向
⼩まとめ データウエアハウスが築いた、今も根強く残る影響 Ø 基幹業務と分析業務でシステムを分けるという ”考え⽅” Ø 基幹業務 – OLTP ⾏指向のデータベースで処理
Ø 分析業務 – OLAP 列試⾏のデータベースで集計
データウエア ハウスの課題 と克服 〜分散処理とデータ レイクハウス〜
データウエアハウスの課題① ⾼性能の巨⼤サーバー 分析系 - OLAP 基幹系 - OLTP 営業系システム 会計系システム
⽣産管理システム 営業DB 経理DB ⽣産DB データウエアハウス OLTPのすべてのシステムの情報を持つ 過去分の履歴も持つ ▲つまり容量がそれだけ⼤きくなる。 ⼤きいサーバーはお⾦もかかる。
データウエアハウスの課題① ⾼性能の巨⼤サーバー 分析系 - OLAP データウエアハウス ◀もしも、このサーバーが 倒れたら︖ (故障、物理破壊 etc)
データウエアハウスの課題① ⾼性能の巨⼤サーバー 分析系 - OLAP データウエアハウス – 主 データウエアハウス –
待機 ▲ふだんヒマしてる奴に そんなに投資する・・・︖
課題の克服① 分散処理基盤 普通のサーバーが⼒を合わせて処理する「元気⽟システム」 サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー
サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー オラに元気を 分けてくれーっ︕
分散処理(Hadoop)の仕組み ⼤きなファイルを⼩さなブロックに分割して書き込む ⼤きな ファイル サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー
サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー A-1 B-1 C-1 D-1 E-1 A-2 B-2 C-2 D-2 E-2 A-3 B-3 C-3 D-3 E-3 A-1 B-1 C-1 D-1 E-1 A-2 B-2 C-2 D-2 E-2 A-3 B-3 C-3 D-3 E-3 ①⼩さなブロックに 分割(128MB) ②3つにレプリケーション ③複数のサーバーに 分散させて持つ
分散処理(Hadoop)の仕組み② ⼩さなブロックを集めて、⼤きなファイルを再現 ⼤きな ファイル サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー
サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー A-1 B-1 C-1 D-1 E-1 A-2 B-2 C-2 D-2 E-2 A-3 B-3 C-3 D-3 E-3 おめーヒマそうだな Aのブロックくれ︕ A-1 おめー死んじまったのか どっかにBを持ってる強ぇ奴はいねーのか B-3 おめーヒマそうだな Bのブロックくれ︕ A-1 B-3 C-2 D-1 E-2 ・・・ということを繰り返して、 ⼤きなファイルを構成する ブロックを集める ファイルとブロックの紐づけ& 誰がどのブロックを持っているか▶
分散処理(Hadoop)のメリット ①安い ②速い ③無駄がない ① こいつら全員合わせても 巨⼤サーバー1台より安い サーバー サーバー サーバー
サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー A-1 B-1 C-1 D-1 E-1 A-2 B-2 C-2 D-2 E-2 A-3 B-3 C-3 D-3 E-3 ② ⼤きいファイルも、並列化に より読み書きを⾼速化 ③ 待機専⽤のサーバーが不要 (無駄なく、⾼い稼働率) ⼤きな ファイル
データウエアハウスの課題② データの構造は必ずしもテーブル形式とは限らない Ø データにはいろいろな形がある Ø POSデータ → テーブル形式 Ø スクレイピング
→ JSON︓ Key-value 形式 Ø ⾃然⾔語、画像、⾳声、動画・・・ → ⾮構造の⽣データをベクトル化 データウエアハウスが 扱うのはこれだけ
データ構造に応じたデータベース 構造に応じて様々な選択肢がある # データベース データ形式 適したユースケース 代表的な製品 1 リレーショナルDB (RDB)
表形式 項⽬があまり変動しないデー タを保管・検索・集計する MySQL, Postgres, Oragle, DB2 2 ドキュメントDB Key-Value 形式 項⽬が頻繁に追加されたり、 保持する項⽬に偏りがあるデ ータを保管・検索する MongoDB, Cassandra 3 グラフDB グラフ形式 相関関係などを表現・分析す る(SNS等) Neo4j, Neptune, ArangoDB 4 ベクトルDB ベクトル形式 類似性で検索する Pinecone, ChromaDB データウエアハウスが 扱うのはこれだけ
データウエアハウス = データの倉庫 1 倉庫 データ ください これを倉庫に ⼊れて これも倉庫に
⼊れて すべて私が 管理します ▲ストレージ ▲処理エンジン この⼀連の仕組みがデータウエアハウス データベース ベンダーの 独⾃規格 受け渡しは表形式で︕
データウエアハウス = データの倉庫 1 この⼈を通さないと データにアクセスできない
データレイク = データの湖(厳しい⼤⾃然) 2 すべては ⾃⼰責任︕ ワイのデータ どこ・・・ ▲⼀般⼈ ◀熟練スイマー
⾃由で イイネ︕ とりあえず ぶちこむ︕ 表形式はもちろん 画像、⾳声、動画、 グラフ、ベクトル、なんでもOK! このしくみを分散処理技術を使って 実装したのが Hadoop -> 今は S3 などもこの役割で使われる
データレイク = データの湖(厳しい⼤⾃然) 2 流れがぐちゃぐちゃ
データレイクハウス = 湖上の家・船着場(観光リゾート) 3 ご⾃由に どうぞ これなら楽しく 遊べそう︕ 表形式はもちろん 画像、⾳声、動画、
グラフ、ベクトル、なんでもOK! 各種のデータを探したり、 アクセスしやすい仕組みを提供 この「湖上のおうち」を 英語で lakehouse という
データレイクハウス = 湖上の家・船着場(観光リゾート) 3 スッキリ︕ なぜなら、ここに テーブルフォーマット= ICEBERG がいるから︕
データレイクハウス = 湖上の家・船着場(観光リゾート) 3 ご⾃由に どうぞ これなら楽しく 遊べそう︕ 表形式はもちろん 画像、⾳声、動画、
グラフ、ベクトル、なんでもOK! 各種のデータを探したり、 アクセスしやすい仕組みを提供 この「湖上のおうち」を 英語で lakehouse という Hadoop 上のレイクハウスの元祖︓ Hive テーブル è Hadoop 上のデータにテーブル フォーマットを当てはめて SQL 検索ができる仕組み Hive テーブルの限界を克服 è ICEBERG
このあとカバーしたい 論点 〜5分でわかるデータ基盤の歴史〜
このあとカバーしたい論点 Ø Hive Meta Store と Iceberg のメタデータの持ち⽅の違い Ø それがどうして⾏レベルの更新/検索時のパフォーマンス向
上につながるのか Ø MOR / COW の違い Ø 「Iceberg にしたら(無条件に)速くなる」は間違い Ø パーティション設計ちゃんとしようね Ø メンテナンスジョブ組もうね ▲冷静に考えたら各⾏ごとにLT1本分くらいの内容︖ → 他の⼈とかぶる論点あれば削除したい
THANK YOU