Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Zabbix Conference Japan 2025 ダッシュボードコンテストLT
Search
Katato
November 06, 2025
Technology
0
100
Zabbix Conference Japan 2025 ダッシュボードコンテストLT
2025/11/6(木) Zabbix Conference Japan 2025 のダッシュボードコンテストLTで発表したスライドです。
本編LTとコミュニティナイトLTのマージ版です。
Katato
November 06, 2025
Tweet
Share
More Decks by Katato
See All by Katato
まだ世にないサービスをAIと創る話 〜 失敗から学ぶフルスタック開発への挑戦 〜
katayamatg
0
190
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIがコードを書いてくれるなら、新米エンジニアは何をする? / komekaigi2025
nkzn
25
17k
Databricks Free Editionで始めるMLflow
taka_aki
0
800
AIで急増した生産「量」の荒波をCodeRabbitで乗りこなそう
moongift
PRO
0
590
品質保証の取り組みを広げる仕組みづくり〜スキルの移譲と自律を支える実践知〜
tarappo
1
130
今日から使える AWS Step Functions 小技集 / AWS Step Functions Tips
kinunori
4
360
Gov-JAWS4回_某団体でのAmazon Bedrock活用検証で見えた“使う側”の課題精度よりもリテラシー
takuma818t
0
130
NOT A HOTEL SOFTWARE DECK (2025/11/06)
notahotel
0
3.3k
累計5000万DLサービスの裏側 – LINEマンガのKotlinで挑む大規模 Server-side ETLの最適化
ldf_tech
0
190
SREのキャリアから経営に近づく - Enterprise Risk Managementを基に -
shonansurvivors
1
750
AWSが好きすぎて、41歳でエンジニアになり、AAIを経由してAWSパートナー企業に入った話
yama3133
2
230
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
5.8k
Snowflake Marketplaceには”PODB”という便利なオープンデータがあってAI Ready対応してるらしいよ/the-snowflake-marketplace-has-a-useful-open-data-source-called-PODB-that-is-apparently-AI-ready
shinyaa31
0
120
Featured
See All Featured
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
11k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.6k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
66k
KATA
mclloyd
PRO
32
15k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
161
23k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
27
2.2k
Making Projects Easy
brettharned
120
6.4k
Docker and Python
trallard
46
3.6k
Done Done
chrislema
186
16k
Transcript
Katato 2025年11月 6日 おうちZabbixはじめました ~ 本編 ~ Zabbix Conference Japan
2025ダッシュボードコンテスト
Katato • 所属 関西地区の某Sier(インフラ部門) • Zabbix歴(約半年) 2025年4月~ 2025年4月末 Zabbix認定スペシャリスト取得 •
趣味 ガジェット、車、DIY、コーヒー 自己紹介 @katayamatg ※本資料の内容は個人の見解に基づくものであり、 所属企業、部門を代表するものではありません 2
Zabbix歴がたった半年の初心者が 何をおうちで監視しようとしたのか? 3
監視対象:大量のIoT機器 月1回以上の頻度で 電池切れ または トラブル発生… 4
2025年7月時点のZabbix活用状況 5
そんな平和な日々もありました… 6
2週間前、突然の自宅インフラ障害… もちろん 漢のシングル構成 (バックアップなし) 突然のSSD破損(データ領域はほぼ復旧不可能)により、 Zabbixが稼働していたLinuxコンテナも巻き添えに… 皆さん、突然のHW障害にも備えましょう 7
それで、どうしたのか? 8
もちろん、生成AIに頼りました! このカンファレンスに向けて Claudeアプリと一緒に再構築! SwitchBotアプリの機器追加で Zabbixに自動でアイテム追加 (LLD対応) 9 ※LLD(Low-Level Discovery)= 自動検出機能
そうして出来上がった ダッシュボード がこちら… 10
11
SwitchBot機器で収集した 温度・湿度 を表示 12
(設定省力化のため) 外部お天気Widget を表示 ※管理→ 一般設定→ その他から下記の設定も必要でした 13
OpenWeatherMap by HTTP (Zabbix標準テンプレート)で取得した 湿度 を表示 14
SwitchBot機器の 電池残量 を表示 (機器追加時もLLDで自動追加) 15
SwitchBotプラグミニの 電源電圧 を表示 16
SwitchBotロックProの ロックの状態・ドアの状態 を表示 17
Zabbix7.4 新機能の アイテムカード を表示 (便利なのでおススメ!) 18
全SwitchBot機器の 障害・異常情報 を表示 (LLDで監視対象に自動追加) 19
ローカル生成AI機能 開発中… 20
21
まとめ 生成AIのおかげでZabbix環境構築の ハードルがぐっと下がっていました 皆さんも おうちZabbix はじめませんか? ※SwitchBot WebAPIは1日あたり10,000回のリクエスト制限があります 大量の機器監視の際は更新頻度にご注意ください (BLEAPIはリクエスト制限がないようです)
22
本編End ご清聴ありがとうございました 23
Katato 2025年11月 6日 おうちZabbixはじめました ~ 懇親会編 ~ Zabbix Conference Japan
2025ダッシュボードコンテスト
みなさん、投票ありがとうございました! 25
Katato • 所属 関西地区の某Sier(インフラ部門) • Zabbix歴(約半年) 2025年4月~ 2025年4月末 Zabbix認定スペシャリスト取得 •
趣味 ガジェット、車、DIY、コーヒー 自己紹介 @katayamatg ※本資料の内容は個人の見解に基づくものであり、 所属企業、部門を代表するものではありません 26
27 本編でお見せした ダッシュボード
懇親会LTでは、 突然の障害からの復旧の裏側をお伝えします 28
結論: 生成AIのおかげで 復旧&追加機能が実装できました! 29
①SwitchBot機器情報収集スクリプト このカンファレンスに向けて Claudeアプリと一緒に再構築! SwitchBotアプリの機器追加で Zabbixに自動でアイテム追加 (LLD対応) 30 ※LLD(Low-Level Discovery)= 自動検出機能
31 完成画面
②生成AIチャットボット 32 Zabbix API経由で 機器情報を取得する ローカルAIチャットボットを Claude Codeで構築 SLMのためCPUのみで動作 ※SLM
(Small Language Model): 小規模言語モデル モデル: Google Gemma3:4b インターネット障害時も AIチャット応答に対応
33 開発中画面
34 実行中画面
※ CPUのみで稼働できるSLMの性能は低いため、 通常はクラウドLLMの選択をおススメします 35
ここで 勘のいい方はお気づきだろうか… 36
まとめ 生成AIのおかげでZabbix環境構築の ハードルがぐっと下がっていました 皆さんも おうちZabbix はじめませんか? ※SwitchBot WebAPIは1日あたり10,000回のリクエスト制限があります 大量の機器監視の際は更新頻度にご注意ください (BLEAPIはリクエスト制限がないようです)
37 本編資料より抜粋
まとめ 生成AIのおかげでZabbix環境構築の ハードルがぐっと下がっていました 皆さんも おうちZabbix はじめませんか? ※SwitchBotWebAPIは1日あたり10,000回のリクエスト制限があります 大量の機器監視の際は更新頻度にご注意ください (BLEAPIはリクエスト制限がないようです) 38
本編資料より抜粋 オンラインから取得したデータを オフラインの生成AI で解析!?
今後、完全ローカル化(BLE API対応)も 検討していこうと思います 39 ※BLE(Bluetooth Low Energy): 低消費電力のBluetooth通信モード
(ご参考) インフラ環境
いつでも、どこでも、Zabbixスクリプト作成 Tailscale VPNと Windows App Mobileアプリで いつでもどこでも リモートデスクトップ接続 41 外出先から
開発
いつでも、どこでも、Zabbixスクリプト作成 Tailscale VPNと Windows App Mobileアプリで いつでもどこでも リモートデスクトップ接続 42 お風呂でも
開発
43 この組み合わせ、おススメです!
今後やりたいこと • トリガー設定復旧・追加 • SwitchBot BLE API対応 • 監視対象拡大 •
その他家電 • 防犯カメラ • 人間(動体センサー) • 実家リージョンZabbix構築・相互監視 44 何かおススメがあればぜひシェアしてください!
全体構成図 ※生成AIで作成 現在の 監視対象 監視追加 検討中…
End ご清聴ありがとうございました 46