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enPiT修了生の日常の仮説検証 / "Hypothesis Verification in ...
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Katsuya
March 20, 2023
Education
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enPiT修了生の日常の仮説検証 / "Hypothesis Verification in Daily Life by an enPiT Graduate"
Katsuya
March 20, 2023
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Transcript
enPiT修了生の日常の仮説検証 〜研修・業務でチャットを活用したら信頼と繋がりを得た話〜 Katsuya Agile PBL祭り 2023@ツドイコ名古屋
Katsuya(@KindMaple) • enPiT(PBL型授業)修了生 ◦ 2020年度受講生 ◦ 2021年度メンター • 大企業SIerのエンジニア ◦
社会人1年目 自己紹介 ※enPiT:「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成」 (文部科学省のプログラム)
話すこと概要 enPiTを通して学んだこと チーム開発、メンタリング、テキストコミュニケーション、... 01 良い取り組み(=チャットでわいわい)を広める過程で得た学び 03 PBLで学んだことを活かした例を紹介 学んだことを活かしたエピソード 02 ①
入社後研修で困っている参加者を観測 ② テキストチャットでわいわいするのが効果的かも?→仮説検証 ③ 困ってる人の一助になり、わいわいできた!
enPiTを通して学んだこと 01
“ビジネス課題を解決するためのプロダクト”をチームで開発する、そのための色々 enPiTを通して学んだこと • 問題探索 • チーム開発 • メンタリング • テキストコミュニケーション
困りごとから考えることの大事さ enPiTを通して学んだこと① | 問題解決 • 自分たちの身の回りの困りごとを洗い出す(=What) • なぜそれを解決したいのかを考える(=Why) • 解決方法から考えない(=How)
◦ HowはWhatを軸に仮説検証しながら探す
スクラムをベースに自分たちなりに試行錯誤した enPiTを通して学んだこと② | チーム開発 • プロダクト ◦ プロダクトバックログ(届けたい価値は何か、どれを優先するか) ◦ スプリントレビュー(価値があったか、進む方向は正しいか)
• プロセス ◦ ふりかえり(今のやり方で良いか、障害はないか) ◦ ペアプロ/モブプロ(技術力を補完、チームの学びに)
俯瞰して初めて得られる学びもある enPiTを通して学んだこと③ | メンタリング • すぐに答えを教えない ◦ 受講生に自発的に気づかせる ◦ 学びを奪わない
• 自分の経験と照らし合わせる ◦ ❌「俺らはこうしたから同じようにやったほうが良いよ」 ◦ ⭕「あくまで参考程度に」
わいわい盛り上がる楽しさ&気軽に共有できる便利さを知った enPiTを通して学んだこと④ | テキストコミュニケーション • チャットツールの使い方 ◦ Slack(トピックごとにチャンネルを分ける) ◦ Discord(複数の音声チャンネル、複数の画面共有)
• チャンネルの運用 ◦ 実況(リアルタイムに、副音声のように) ◦ times(分報、個人の思考が垣間見える)
そんな学びの多かったenPiTを修了した 直後の自分の気持ち
「スクラムで開発したい!!」
「スクラムで開発したい!!」で頭がいっぱいに enPiT修了直後の自分の気持ち • 学んだことは開発だけではないのに、視野が狭くなっていた ◦ まさに「ハンマーしか持っていなければすべてが釘のように見え る」状態 • やりたいことをすぐ実践できる環境がいつでもあるわけではない •
そもそもProject Based Learning(↔Subject Based Learning)で学ん だのはスクラムだけではない ◦ 人によって学ぶことは様々なはず ⇒ 果たして活かせる場は有るのか
学んだことを活かしたエピソード 02
オンライン研修に課題感を見出す オンラインでの入社後研修 • 不安や困りごとを抱えている人がちらほら ◦ 「質問チャンネルあるけど、堅苦しくて質問しづらい...」 ◦ 運営に直接は言わず、非公式の懇親会の場では本音が出やすい • (楽しくはないというか、わいわい感が足りない)
◦ と自分でも思っていた あれ、これって“困りごと”では...? 🤔 ⇒ どうしたら解決できるか仮説検証しよう!
enPiT修了生の日常の仮説検証 〜研修・業務でチャットを活用したら信頼と繋がりを得た話〜 Katsuya Agile PBL祭り 2023@ツドイコ名古屋
enPiT修了生の日常の仮説検証 〜研修・業務でチャットを活用したら信頼と繋がりを得た話〜 Katsuya Agile PBL祭り 2023@ツドイコ名古屋 入社後研修で
仮説① 実況チャンネルがあればいいんじゃない?
が、運営の人はあまり良く思ってなさそう 実況チャンネルを勝手に作ってみた 「誰の許可を得て作ったの?」 「何のために必要なの?」 「コミュニケーションはチームのチャンネルでとって」 「何かわからないことがあるなら質問チャンネルに投稿して」
最初は自分しか投稿する人がいない 実況チャンネル開設当初の状況 • 対面で会ったことある人がたまに👍押してくれる(最大5人とか) • 稀に同じチームの人が返信してくれる すでに心が折れかけていた自分 • (自分がやりたくてやってるだけだから人が増えなくてもいいかな) ◦
と思っていたが、、、
実は良いと思ってくれてる人がいることを知った 実況チャンネルの評判を知る • 色んな人が日報に実況チャンネルについて触れている ◦ 「躓いたポイントを共有してくれるので参考になった」 ◦ 「実況チャンネルの人が「研修の内容難しい」って言ってるのを見 ると安心する」 •
研修の運営会議でも良い取り組みとして共有されていた ◦ (直接言ってよ...) ⇒ もっと広めてわいわいしたい!
仮説② もっと人が増えたほうが良くない?
参加してもらうように直接言う 実況チャンネルに関わる人を増やす施策① • 以前よりもスタンプでリアクションしてくれたり、コメントしてくれる 人が増えた ◦ スタンプ:参加者の25%くらい(+運営の人) • お願いした結果聞けた参加者の声 ◦
「実はひっそりと見てる人は多いよ」 ▪ 「何ならブックマークしてるよw」 ◦ 「余裕がある人しかコメントしてないと思う」 ◦ 「チャンネルに書き込むスピードが速くて追いつけないんだよね」
実況チャンネルに関わる人を増やす施策① +参加してもらうように直接言う Keep +余裕のある人しか投稿できない +みんなに声をかけて回るのが 大変 Problem +自分以外の人に動いてもらう Try
すぐに解決できそうな疑問点をあえて投稿する 実況チャンネルに関わる人を増やす施策② • 「参加者同士のコミュニケーションの促進 > 自分の問題が解決する」を 優先 • 参加者同士で助け合う関係に •
「とりあえず実況チャンネルに書き込むのが楽」という声も出るように なった • 段々と直接同じチームになったことがない人も参加するように
実況チャンネルに関わる人を増やす施策② 参加してもらうように直接言う +すぐに解決できそうな疑問点を あえて投稿する +違うチームの人が参加している Keep 余裕のある人しか投稿できない みんなに声をかけて回るのが 大変 Problem
自分以外の人に動いてもらう +有益な情報を発信する Try
研修内容の要点をまとめる投稿をする 実況チャンネルに関わる人を増やす施策③ • 「小テストのときにチートシートとして便利!」 • 自分の学習も促進される • スタンプは増えるがコメントする人は増えず
実況チャンネルに関わる人を増やす施策③ 参加してもらうように直接言う すぐに解決できそうな疑問点を あえて投稿する 違うチームの人が参加している Keep 余裕のある人しか投稿できない みんなに声をかけて回るのが 大変 +まとめ共有はコスパ良くない
+まとめ共有は真似するハードル が高い Problem 自分以外の人に動いてもらう 有益な情報を発信する +真似しやすい発信の仕方にする Try
他の参加者・チームについて直接言及する(主に称賛) 実況チャンネルに関わる人を増やす施策④ • 言及した相手から👍を押してもらえる • 人が増えるわけではなかった ◦ スタンプ押して終わり...
実況チャンネルに関わる人を増やす施策④ 参加してもらうように直接言う すぐに解決できそうな疑問点を あえて投稿する 違うチームの人が参加している +感情にアプローチすると反応が 良い Keep 余裕のある人しか投稿できない みんなに声をかけて回るのが
大変 まとめ共有はコスパ良くない まとめ共有は真似するハードル が高い +ただ褒め合うだけだと投稿者が 増えない Problem 自分以外の人に動いてもらう 有益な情報を発信する 真似しやすい発信の仕方にする +褒める以外の投稿をする Try
ポジティブ・ネガティブな気持ちを吐露する 実況チャンネルに関わる人を増やす施策⑤ • 「自分よりも詳しい同期が「難しい」「大変」と書いてるのを見ると安 心する」 ◦ 「それな...」「何か良い方法ないかな」とか返信しやすい • 「単にボヤいてるのを見るのも楽しい」
実況チャンネルに関わる人を増やす施策⑤ 参加してもらうように直接言う すぐに解決できそうな疑問点を あえて投稿する 違うチームの人が参加している 感情にアプローチすると反応が 良い +共感できる投稿は返信を誘う Keep 余裕のある人しか投稿できない
みんなに声をかけて回るのが 大変 まとめ共有はコスパ良くない まとめ共有は真似するハードル が高い ただ褒め合うだけだと投稿者が 増えない +度が過ぎると場が悪くなる Problem 自分以外の人に動いてもらう 有益な情報を発信する 真似しやすい発信の仕方にする 褒める以外の投稿をする Try
いろいろ試したけども。 で、わいわいできたの?
わいわいできた!
いつの間にか自分が思い描いてたわいわい感がそこにある 1ヶ月以上ある研修の終盤になって、ようやくわいわいできた! • 互いに褒め合ったり、ちょっとした疑問を投げかけやすい雰囲気になっ ている (=場に対する信頼) • いつの間にか相互認知している人が増え、知り合いがたくさん (=繋がり) •
研修最終日の成果発表会で表彰された ◦ 表彰理由:コミュニケーション面で研修に貢献 ◦ 運営からも認められたと認識
(おまけ)入社後研修の後
後続の研修やプロジェクトアサイン後も同様の取り組みを実施 (おまけ)入社後研修の後 • 研修では実況チャンネル ◦ 研修内容によりできることが限られるが、感情の吐露は積極的に ◦ 同じ研修を受けた顔ぶれが多いので、似たような雰囲気😁 • プロジェクトではtimesチャンネル
◦ 基本的に分報。感情も書く ◦ 研修時のようなわいわいしたチャットを知ってるがほとんどいない からか、また自分だけが投稿している状態😢
良い取り組みを広める過程で得た学び 03
テキストチャットでわいわいするのは楽しいし、良い取り組みだと感じた 仮説①「実況チャンネルがあればいいんじゃない?」の検証結果から得た学び • チーム横断で自発的に情報共有できる場 • リアルタイムに参加者の理解を共有できる ◦ ≠ あとでアンケート •
気軽に疑問を投げかけられる ◦ 仕組みと言うより、場が大事 • オンラインでの視覚的な盛り上がりの演出
良い取り組みが広まらないときはどうしたらいいのか 仮説②「もっと人が増えたほうが良くない?」の検証結果から得た学び • 知り合いから1人ずつ巻き込む ◦ 変化はゆっくりと、自分の周りから • 温度差をなるべく作らないようにする ◦ 盛り上げようとしている人とそれ以外の間
• 必ずどこかからフィードバックをもらう ◦ 日報 ◦ 参加者から直接聞く
良い取り組みが広まらないときはどうしたらいいのか 仮説②「もっと人が増えたほうが良くない?」の検証結果から得た学び • 取り組みによるアウトカムを意識する ◦ メリット ▪ 困っていることをすぐに解決してくれる ▪ 要点を整理してくれる
▪ 進捗管理に役に立つ(timesの話、PJの上司より) ◦ 安心 ▪ 気持ちの吐露を積極的に行う
わいわいできた人もいればそうでない人もいるはず まだまだ疑問が残るところも • わいわい参加しなかった人がなぜ参加しなかったのか • チャットでのわいわい感を体験した人がPJアサイン後に同じようにチャ ンネルを立ててわいわいしているか ◦ 未観測
まとめ
Katsuya(@KindMaple) • enPiT(PBL型授業)修了生 ◦ 2020年度受講生 ◦ 2021年度メンター • 大企業SIerのエンジニア ◦
社会人1年目 自己紹介 ※enPiT:「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成」 (文部科学省のプログラム)
話したこと enPiTを通して学んだこと 困りごとから考える、仮説検証、ふりかえり、実況チャンネル、... 01 良い取り組み(=チャットでわいわい)を広める過程で得た学び 03 PBLで学んだことを活かした例を紹介 学んだことを活かしたエピソード 02 入社後研修でテキストチャットをわいわいさせて質問しやすい場作りをした
✓ 知り合いから1人ずつ巻き込む ✓ 温度差をなるべく作らないようにする ✓ 必ずどこかからフィードバックをもらう ✓ 取り組みによるアウトカムを意識する