Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
MobilityNight#3 マップビジュアライゼーション
Search
KintoTech_Dev
May 29, 2025
0
48
MobilityNight#3 マップビジュアライゼーション
KintoTech_Dev
May 29, 2025
Tweet
Share
More Decks by KintoTech_Dev
See All by KintoTech_Dev
LLM アプリケーション のためのクラウドセキュリティ 〜CSPM の実装ポイント〜
kintotechdev
1
27
3ヶ月の生成AI研修結果とその後の取り組み〜新たな境地:AXの本質とは?(前回のAI Leaders Connect #2のピッチ続編))
kintotechdev
0
17
KTCにおける品質保証の取り組み
kintotechdev
0
930
QA作業における生成AI活用事例
kintotechdev
0
110
マルチクラウド環境におけるクラウドセキュリティの工夫と実践
kintotechdev
1
340
クラウドネイティブ環境でTRP(Technical Recovery Plan)訓練を実施してみた
kintotechdev
0
250
セキュア開発に必要なスキル セットについて考えてみた
kintotechdev
0
29
効率的なアプリ自動化のためのガイドラインと実践方法
kintotechdev
0
100
Amazon BedrockでAgentic RAGを構築し、Slack連携して学習曲線を〇〇にした件
kintotechdev
1
88
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.6k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
47
2.8k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
21k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
368
19k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
820
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
14
870
Code Review Best Practice
trishagee
68
18k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
54
13k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
Docker and Python
trallard
44
3.4k
Transcript
Mobility Night #3 マップビジュアライゼーション KINTOテクノロジーズ 新サービス開発部 兼 モバイルアプリ開発G Producerチーム やまゆき
2025/5/7
©KINTO Corporation. All rights reserved. 2 Index 1 はじめに 2
「これ、やってよかった」話 3 「これは、失敗だった」話 4 5 さいごに – TIPS 目次
©KINTO Corporation. All rights reserved. 3 はじめに 1
©KINTO Corporation. All rights reserved. 4 プロダクトのご紹介 KINTO特別仕様車「Uグレード」の専用アプリ KINTO Unlimitedアプリ
©KINTO Corporation. All rights reserved. 5 プロダクトのご紹介 • コネクティッドドライブトレーナー コネクティッド技術を活用して、
安全で燃費の良い運転をアドバイスするサービス アプリで提供しているサービス etc. • ハードウェアアップグレード アップグレードレディ設計による、 車両機能/装備の後付けサービス
©KINTO Corporation. All rights reserved. 6 プロダクトのご紹介 • コネクティッドドライブトレーナー コネクティッド技術を活用して、
安全で燃費の良い運転をアドバイスするサービス アプリで提供しているサービス 今日はここで使っているマップのUI/UXの話
©KINTO Corporation. All rights reserved. 7 マップを使うプロダクトに関わったのは入社してから × “ 熟練ノウハウ
” → “ 何も知らないところから気づいたこと ” を共有
©KINTO Corporation. All rights reserved. 8 「これ、やってよかった」話 2
©KINTO Corporation. All rights reserved. 9 「これ、やってよかった」話(1) マップ自体の情報量を絞る
©KINTO Corporation. All rights reserved. 10 「これ、やってよかった」話(1) KINTO Unlimited アプリでは、
車で走行したルートをアプリ画面に反映します。 ここで必要となることは、ユーザーに走行ルート あるいは、何かしら安全・燃費のアドバイスがある場所を 分かりやすく提示することです。 しかし、・・・
©KINTO Corporation. All rights reserved. 11 「これ、やってよかった」話(1) Googleマップ・Appleマップ いずれも、 そのまま使うとマップ自体の情報量が多くて、
見たい情報が見づらい。
©KINTO Corporation. All rights reserved. 12 「これ、やってよかった」話(1) 過剰なスポット(店など)を非表示にする & 全体の色味を抑えて情報量を絞る。
©KINTO Corporation. All rights reserved. 13 「これ、やってよかった」話(1) 具体的には
©KINTO Corporation. All rights reserved. 14 「これ、やってよかった」話(1) JSON スタイル オブジェクトを地図に渡す。
Google MAPの場合 JSONスタイルの準備には ↓ のようなサービスが使える。 https://snazzymaps.com/ 担当デザイナーにこれを使って 地図デザインを作成してもらい、 JSONで受け取って実装
©KINTO Corporation. All rights reserved. 15 「これ、やってよかった」話(1) Emphasis(強調する方法)をMuted(ミュート)に指定する Apple Map
Kitの場合 iOS 17.0〜 これくらい変わる
©KINTO Corporation. All rights reserved. 16 「これ、やってよかった」話(1) 情報量を絞ることで、見たい情報を見やすくすることができた。
©KINTO Corporation. All rights reserved. 17 「これ、やってよかった」話(2) 見たい場所まで自動で動かす
©KINTO Corporation. All rights reserved. 18 「これ、やってよかった」話(2) マップは広大に広がっているので、 知りたい場所をマップ上で探すのが手間。 例:今みている場所
「A地点」を拡大表示している場合、 遠く離れた次に見たい場所「B地点」を画面上の地図で探すのは手間。 今みている場所 「A地点」 次に見たい場所 「B地点」
©KINTO Corporation. All rights reserved. 19 「これ、やってよかった」話(2) 見たい情報を選ぶと共に、 該当の場所までマップを自動で動かす。 カードやピンを選ぶと、その位置まで動く。
動画をお見せします
©KINTO Corporation. All rights reserved. 20 「これは、失敗だった」話 3
©KINTO Corporation. All rights reserved. 21 「これは、失敗だった」話(1) タップできないマップ
©KINTO Corporation. All rights reserved. 22 「これは、失敗だった」話(1) KINTO Unlimited アプリでは、
安全運転のトレーニング機能を提供しています。 この機能で重要な情報は、 「どこを走ったか」<「スコアやアドバイス」です。 しかし、・・・ そのため、どこを走ったか(マップ)は 補助的な情報として タップ/ズーム できないものを 提供していました。 サブ メイン ↑ 補助的な情報 タップ/拡大できない
©KINTO Corporation. All rights reserved. 23 「これは、失敗だった」話(1) リリース後、どこを走ったか (どこで、どんな検知があったか)の情 報を見たいという声。
ヒートマップにもタップの痕跡あり・・・
©KINTO Corporation. All rights reserved. 24 「これは、失敗だった」話(1) 補助的な情報であることは間違ではないものの、 それらを必要とするシーンでは、 マップを広げて詳細を見たくなることがわかった。
私たちは 無意識に、窮屈なマップを広げて見たくなる? マップってできるだけ広げて見たいもの。 マップ=タップ・ズームできるものと期待してしまうのかも。 期待を裏切ってしまっていた (タップ・ズームできるよう修正)
©KINTO Corporation. All rights reserved. 25 「これは、失敗だった」話(1) ルートと川の混同
©KINTO Corporation. All rights reserved. 26 「これは、失敗だった」話(2) ルートによく使われるのは、原色系の色。 これは、ルートを見やすくするため。 ただ、KINTO
Unlimited アプリでは ブランド方針で原色系の色を避けており、 ブランドカラー(KINTO BLUE)を使うことに。 その結果、・・・ 原色系の青を使った例
©KINTO Corporation. All rights reserved. 27 「これは、失敗だった」話(2) ルートが川のように見え、 一見、何が何かわからない状態に・・・。 青系のくすみ色(not
原色)がダメというものでもはなく、 黄・赤・グレーのくすみ色(not 原色)も、 それはそれで、高速道路など別の何かと混同する結果に。 ここにあります
©KINTO Corporation. All rights reserved. 28 「これは、失敗だった」話(2) • フチつきにする •
マップ自体の色をミュートする で解決することがわかりました。 原色系を使うしか手がないのか・・・ 色々試した結果、原色を避けたい場合は フチをつける
©KINTO Corporation. All rights reserved. 29 さいごに – TIPS 4
©KINTO Corporation. All rights reserved. 30 さいごに – TIPS 意外と使えた
AppleのMap Kit • iOS17.0 〜さまざまなAPIが追加され、アプリ で充分に活用できることがわかった • KINTO Unlimitedでは、iOSのマップを「Google マップ → Map Kit」に切り替え • これにより、 Googleマップ の利用料を削減す ることができた(Map Kitは無料)
Thank you !