Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

「AIがあれば越境できる」と思ったら、 AI Slopの山ができた

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.

「AIがあれば越境できる」と思ったら、 AI Slopの山ができた

リンクアンドモチベーション登壇資料(2026/9/5)
「AIがあれば越境できる」と思ったら、AI Slopの山ができた

#リンモチ #PdEConf #プロダクトエンジニアリング
===========================================
【株式会社リンクアンドモチベーション】
■イベントページ
 https://product-engineering.jp/2026/
■お問合せ先
 [email protected]
■テックブログ
 https://link-and-motivation.hatenablog.com/
■開発組織の公式X
 https://x.com/LinkandM_dev
=============================================

More Decks by リンクアンドモチベーション

Transcript

  1. PdMは企画、エンジニアが開発を主導すると決めた PdM エンジニア 「何をつくるか」を決める 「今つくるもの」を主導する • 顧客ヒアリング・市場調査 • 事業要求の決定 •

    開発物への関与は「判断」と「レビュー」に絞る • 要件定義(ユーザー要求以降) • デザイン • 実装・リリース
  2. 前提: エンジニアが受け持つのは「ユーザー要求」以降 PdM ① 課題 Eng ① 事業要求 事業要求を踏まえ、 開発アイテムを決める

    → 課題仮説と ソリューション仮説をま とめる ② ユーザー要求 → ユーザーストーリー・プ ロダクト機能に 落とす → ③ プロダクト要件 要件定義書にまとめ、 合意する ここから先の話をします → デザインフェーズへ ② ③
  3. 要件定義フェーズの失敗 ① 課題 ② AIに作らせてみたけど、何か良い感じに書けてるな。 レビューをお願いします! わたし この記述、なぜこうなってるの? 前提と違う気がするけど PdM

    確かによくよく見たら、矛盾しているな・・・ わたし この前提だと、ウチの運用で成り立たないです その観点は考えてなかったです・・・ わたし 書き直しが続き、人がやった場合よりむしろ遅くなった ドメイン エキスパート ③
  4. 何故遅くなったのか ① 課題 人間がやっていたとき AI に任せたとき 1 つ 1 つ考えて、

    すり合わせながら進めていた それっぽいアウトプットが出てきて、 そこをすっ飛ばした 考える過程で 論点が出てくる → 専門家と 擦り合わせて 決める → 決まったことを 書 く AIが一気に 完成物を出す → 本来は各工程で出ていた論点が、レビューで初めて出てくる。 書いた本人もその場で考えるから思考が浅く、手戻りが多く発生する。 レビューで 初めて論点が大量発 生 ② ③
  5. デザインフェーズの失敗 ① 課題 1. どこかで見た配色 ▪ ブランドカラーが反映されない 2. AIが考えた文言 ▪

    既存画面と用語がズレる 3. 意味のないアイコン ▪ 密度だけ上がって読みにくい プロダクトの前提を渡さずに作らせるので、 AIの平均的なデザインがそのまま出てくる ② ③
  6. 何が難しかったのか ① 課題 1. アウトプットが基準を満たすまでのリードタイムが長い ▪ 成果物を一発で出すので、どこまで決まったかが曖昧になり手戻りが発生する ▪ 書いた本人も根拠を十分に説明できず、結果的に遅くなる 合意形成に

    時間がかかる クオリティが 上がらない 2. クオリティが上がらない ▪ AIに渡している前提が薄く、ドメイン知識が反映されない ▪ 専門家のレビュータイミングが遅く、価値が最大化されない ② ③
  7. インプット ── 仕様書とペルソナをモノレポで資産化する ① ② 解決(要件定義) AI に渡す前提を、コードと同じ場所に置く PJTごとに作成される要求仕様書・要件定義書 フロー情報として扱い、リリース後は更新しない

    境界づけられたコンテキスト単位の ADR・機能仕様書 機能の変更時は、一緒に更新する サービス全体のペルソナ情報・ユビキタス言語 射程距離の長い意思決定情報が蓄積されている ③
  8. 要件定義で作った資料がそのままインプットになる 01 インプット 02 /design 03 03レビュー レビュー ① 04

    フロントのみ実装 ② ③ 解決(デザイン) 05 先行リリース 課題・目的・意図は要件定義で使った資料を使う 要件定義フェーズで使った資料がそのまま使える ClaudeCodeの /design を活用する 既存画面のトークンやコンポーネントを参考にしながら、 画面を作成してくれる
  9. デザイナーには「描いてもらう」のではなく、 動くものを触って判断してもらう 01 インプット 02 /design 03 レビュー ① 04

    フロントのみ実装 ② ③ 解決(デザイン) 05 先行リリース この artifact からデザインレビューをお願いします! わたし この遷移、戻ったときに入力が消えるのは困る。 あとこのラベル、既存画面と用語が違う。 デザイナー 直しました!もう一度触ってもらえますか? わたし これなら OK!実装お願いします! デザイナー
  10. 合意した artifact は残さず、実装がそのまま仕様書になる 01 インプット 02 /design 03 03レビュー レビュー

    04 フロントのみ実装 ① ② 05 先行リリース 合意した artifact は保持しない 合意したら、すぐに実装に進むため、 実装されている内容がそのまま仕様書になる 実装が完了したら、テスト環境でも確認可能 テスト環境で他画面を併せた体験を PdMやドメインエキスパートが直接確認することも出来る テスト環境でも確認可能になる ③ 解決(デザイン)
  11. 先行リリースして、リードタイムを縮める 01 インプット 02 /design 03 レビュー ① 04 フロントのみ実装

    フロントだけユーザー影響が出ないようにして、先行リリース。 APIの実装が終わった段階でオープンするだけにする。 ② ③ 解決(デザイン) 05 先行リリース