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AI時代の『ドメイン駆動設計をはじめよう』

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July 10, 2025
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 AI時代の『ドメイン駆動設計をはじめよう』

#forkwell_library #100 での発表資料。

① AI技術とソフトウェア設計
② 『ドメイン駆動設計をはじめよう』のすすめ
③ ソフトウェア設計三つの基本スキル

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増田 亨

July 10, 2025
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Transcript

  1. AI技術 私の最近の使い方 ⇒ 下調べ/要約の代行 → どこを深掘りするか判断材料 ⇒ 一般論の生成 → 自分の解釈と比較

    → 気づき ⇒ 進化したコード補完ツール やっていないこと • 生成結果の質をあげるための試行錯誤(使い方の探索) • 生成結果を、なにもせず、そのままアウトプット 8
  2. 設計 判断 さらに解像度をあげると 13 開発者が事業活動を理解して設計判断と技術選択に活かす 事業活動 課題 課題 仕組み 仕組み

    関係者 開発者が理解 トランザクション スクリプト アクティブ レコード ドメイン モデル イベント履歴式 ドメインモデル 値オブジェクト 集約 業務サービス レイヤード ポートと アダプター CQRS Web API メッセージング 送信箱 サーガ プロセス マネージャー イベント駆動型 アーキテクチャ マイクロ サービス データメッシュ トランザクション ロールバック 排他制御 テスト戦略 イベント ストーミング 大きな リファクタリング (第1章~第4章) 技術手段(第5章~第16章) (第10章、付録A) 技術 選択
  3. 事業戦略とソフトウェアをつなげて考える 16 差別化戦略 ビジネス ルール 業務 ロジック 高業績を持続 させるための 基本方針

    差別化を 実現するための さまざまな決め事 ビジネスルールに 基づく計算判断 (コード表現) 具体化 実装
  4. モジュール化のエッセンス 19 混在 断片化 分離 集約 重複 一元化 いろいろ同時に考える 異なる関心事は

    別モジュールに あちこちを同時に考える 関連が強い関心事は モジュールに集める あちこちで同じことを考える 同じ関心事は ただ一つのモジュールで
  5. 何を学ぶと成長できるか(何が足りないか) 基礎 • プログラミング(手続き抽象、データ抽象、契約プログラミング) • OS、ネットワーク、データベース 設計原則 • モジュール化、関心の分離、抽象化、構造化 全体像のつかみ方

    • システム全体、開発プロセス全体、事業活動全体 探求スキル • 観察、実験、文献調査、現地調査 協働スキル • 意図の伝達、他者の視点と感情の理解、課題の認識合わせ、解決策の提案 22