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what_is_technical_investment

mattak
April 23, 2019
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 what_is_technical_investment

mattak

April 23, 2019
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  1. 生産性を考える P T V = P = f(v,t) 仕組み: f

    価値: v 投下時間: t 生産性:P
  2. 生産性を考える 仕組み(f)を良くする => 生産性(P)が向上していく f1(v,t) < f2(v,t) < f3(v,t) <

    … 技術で生産性を向上したい…! 技術 => 仕組みづくり => 生産性の向上
  3. 技術の価値を考える 価値:v, 時間:t, 手段:g v = g(t) 時間(t) => 価値(v)に変換可能である

    例: バイト: 1000円/時間の報酬を得る 例: パラパラ漫画: 中間絵の枚数作業を増やすと、ヌルヌル動く …
  4. 技術の価値を考える 例: 8倍速デバックモードの導入 デバック回数: 10回/日、導入時間1h (16 - 4) * 10

    120min = 創出時間/日 = - 仮に80万/月 => 4万/日 => 5000円/時間 - 毎日1万円の創出価値になる 導入前: 作業時間: 16min 導入後: 作業時間: 4min もし外注費に変換するなら…
  5. 技術の価値を考える 創出時間: G > 0: - 時間が生まれる => 更に時間を創出する作業ができる 創出時間:

    G <= 0: - 時間に追われる => 時間がどんどん足りなくなっていく もし普段から作業時間追われているのなら、創出時間がないのかも
  6. 技術の価値を考える E < 0: - 創出時間 < 0 - やばい

    E < 1 - 創出時間 < 投下時間 - 無駄だった E = 1: - 創出時間 = 投下時間 - やらなくても良かった E > 1: - 創出時間 > 投下時間 - 以前より楽になった! E > 2: - 創出時間 > 投下時間 - かなり楽になった!
  7. 技術的投資を考える 投資 > 消費 > 浪費 投資: 得る時間 > 支払う時間

    消費: 得る時間 = 支払う時間 浪費: 得る時間 < 支払う時間 例: 作業時間の観点 - 設計1 => 設計2: 作業時間が半分になった (技術投資) - 技術1 => 技術2: 作業時間が伸びた (技術浪費)
  8. 技術的投資を考える 技術的投資をしていこう..! 技術的投資 => 創出時間up => さらなる技術的投資 技術的消費 => 日々の変わりないルーチン作業

    技術的浪費 => 時間が足りないので休日作業. 残業常態化 投資 可動時間 投資 可動時間 作業 作業 投資 可動時間 作業
  9. 技術的投資を考える でも、現実は複雑… 技術1と技術2では、どちらがいいのだろうか? 技術1: - 学習コスト 10 - 説明コスト 10

    - 更新コスト 1 - 作業コスト 3 - エンバグ可能性 10% - … 技術2: - 学習コスト 2 - 説明コスト 3 - 更新コスト 4 - 作業コスト 4 - エンバグ可能性 20% - …
  10. 技術的投資を考える Issue から考える 技術1: - 学習コスト 10 - 説明コスト 10

    - 更新コスト 1 - 作業コスト 3 - エンバグ可能性 10% - … 技術2: - 学習コスト 2 - 説明コスト 3 - 更新コスト 4 - 作業コスト 4 - エンバグ可能性 20% - … 作業頻度が高い、作業工数を減らしたい => 技術2 初心者、簡単に導入できるようにしたい => 技術1 Issueによって、相対的に良い道具は変わる
  11. まとまってないけど、ネタ 技術的キャッシュフロー 技術的バランスシート - 負債は利息[時間]を将来に渡って支払っていく - 資産 = 負債 +

    資本 で、負債も資産 - 技術的バランスシートを可視化してみよう - 業務作業時間 + 投資作業時間 短期的投資、長期的投資 - アプリケーションアーキテクチャは長期投資