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Fin-JAWS第38回reInvent2024_全金融系セッションをライトにまとめてみた

 Fin-JAWS第38回reInvent2024_全金融系セッションをライトにまとめてみた

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Transcript

  1. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Fin-JAWS 第38回 ~re:Invent

    2024 金融re:Cap~ re:Invent2024 全金融系セッションをライトにまとめてみた 2025年1月22日 先端技術研究部 今西 貴洋 0
  2. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential 会社紹介

    1 みずほ情報総研、みずほ総合研究所、 みずほトラストシステムズを合併(2021年) みずほ向けIT中核子会社 社員数:4,093人(2024年3月31日現在) CCoE設立 みずほAWS 一般企業向けSI 公共入札案件 認定取得支援(SAA 500+) 実践ハンズオン/ワークショップ 社内専門性認定 コクリエdev支部発足(クラウドネイティブ開発) 講演、ハンズオン、ノウハウ共有等 みずほ向けAWS利用 人材育成 外販向けAWS利用 ERG(社員リソースグループ)
  3. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential 自己紹介

    2 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 先端技術研究部 今西 貴洋 略歴 2010年~ 大阪から上京して新卒入社。みずほ向けネットワーク担当 2014年~ みずほ勘定系仮想化基盤リーダー 2019年~ パブリッククラウド(AWS)導入推進 職務内容 みずほ/社内のパブリッククラウド(AWS)導入推進/プラットフォ-ム推進 - 社内向けのAWSプラットフォームの責任者 - グループ向け開発者コミュニティの運営/社内技術ブログ編集部 - みずほ共通プラットフォームの先端技術研究部担当 好きなAWSサービス AWS Organizations , AWS Cost Explorer @takaimanishi takahiro.imanishi @mizuho-rt.co.jp Platform Engineering がマイブーム
  4. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential re:Invent2024初参加でした!

    3 Fin-JAWS#37@ラスベガス現地参加 させていただきました! ありがとうございました!
  5. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential 出張稟議の目的に必ず書く(だろう)文言

    4 フィクションです 【目的】 以下の①②③を目的とする ①各種カンファレンス、セミナーに参加することでAWSのスキル/知識レベルを向上させる ②海外金融機関のAWS最新事例の取得 ← 今日の本題はこれ ③国内外企業の参加者とのネットワーキングを行う 本題の前置き
  6. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential オンラインでええやん。。。

    5 オンラインでええやん。。。 現地行くなら現地コンテンツがいい。 でも事例が大事なのも分かる。。。 オンライン見るのも大変。。。 本題の前置き
  7. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential 神現る!

    6 (当該ツイート) https://x.com/kazuya_iwami/status/186638161713 0008820 (まとめスプレッドシート) https://docs.google.com/spreadsheets/d/1T33y- w0R7VSgNHPKdwLlTp79Z69kkUNac73B06M98EQ/ edit?usp=sharing (仕組みの解説記事) Amazon Bedrockを用いてプレゼン動画から書き起こ し記事を自動生成した話 https://qiita.com/kiiwami/items/b4437348ab4de4c e7e88
  8. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential まとめてみた

    7 サマリ(by imanishi) 日本語タイトル ID 【生成AI】 金融系の生成AI事例3選。 生成AIの他社事例の概観を掴むならこれ。 re:Invent 2024: 金融サー ビスにおけるGenerative AIの活用事例3選 FSI202 【データ統合】 グローバルデータ統合プラットフォーム。 AWSサービスでデータレイク作りたいならこれ。 当局対応やFinOps等も考慮されている。 re:Invent 2024: BBVAの Data MeshとLake House による大規模データプ ラットフォーム構築 FSI310 【メインフレームの移行】 NTTDさんのエミュレータを使いながらも周辺はAWSサービスをしっかり活 用しきってる。パッケージ制約があってEC2を使わないといけない場合のアー キテクチャがとても参考になる。 re:Invent 2024: Goldman SachsのInvestOneシステ ムAWS移行事例 FSI312 【生成AI】 生成AIのファインチューニングの話。チューニングノウハウがかなり細かく 紹介。基盤モデルをただ使うのではなく、チューニングしたくなったらこれ。 re:Invent 2024: S&P GlobalのAI活用 - Foundation Modelでの Web情報分析事例 FSI313 【EKS】 EKS事例。EKSの実装面をdeep dive。 re:Invent 2024: JPMorganChaseの大規模 リアルタイム不正検知シ ステム FSI315 【Connect × 生成AI】 Connectの事例。後半はConnect × 生成AI活用。 re:Invent 2024: NatWest がAmazon Connectと AI/MLで顧客体験を向上 FSI316 【生成AI】 Bedrock使いこなし事例。 生成AI一般論ではなくBedrockにフォーカスした事例はこれ。 re:Invent 2024: RobinhoodのAWS Bedrock活用LLM推論プ ラットフォーム構築 FSI317 サマリ(by imanishi) 日本語タイトル ID 【カオスエンジニアリング】 カオスエンジニアリングの事例。 FISをただ使うのではなく、抽象化したChaos Buffetという障害実行システム が珍しい。 re:Invent 2024: Fidelity InvestmentsのChaos Engineeringによる信頼性 向上 FSI318 【リアルタイム処理化】 従前の特徴量計算の大規模バッチ処理をリアルタイム処理化。複数のバッチ で数日から数週間かかる業務処理はよくある話だが、それをきっちりリアル タイム処理した事例。 re:Invent 2024: Klarnaの リアルタイム信用評価シ ステムへの進化 FSI319 【生成AI】 P4インスタンスを使ってる事例。 GPT3の時代からLLMをAWSでデプロイ。自前でLLMをデプロイしたくなっ たらこれ。 re:Invent 2024: BloombergがAWS上で LLM開発した経験を共有 FSI320 【可用性/信頼性】 セルベースアーキテクチャを使って、負荷テスト、合成トラフィック、カオ スエンジニリング、障害テスト等で可用性/信頼性を高める話。可用性/信頼 性ならこれ。 re:Invent 2024: Stripeが実 現する99.9995%の可用性 - 技術と文化 FSI321 【マルチリージョン/クラウドネイティブ】 モノリスからクラウドネイティブアーキテクチャへの移行の話。 技術/アーキテクチャ選定の考え方の事例ならこれ re:Invent 2024: Vanguard がAWSでトレーディング プラットフォームを再構 築 FSI322 【サーバレス/生成AI】 サーバレス×生成AI活用事例。AIの業務活用/改善事例はこれ。 AIが決定論的ではなく、Human-in-the-loopの原則を組み合わせる re:Invent 2024: Allianz Germany レガシー移行を AI で加速 FSI323 【データレイク×生成AI】 データレイク×生成AIの事例。 AWSのExperience-based accelerationの事例。12回もワークショップを実施。 re:Invent 2024: New York LifeのAWSベース LakehouseとGen AI活用 事例 FSI324 カテゴリ : Financial Services は全14セッション 【生成AI】関連が7セッション 他は各1セッション(もう少し抽象化すると信頼性/可用性関連が3件)
  9. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential FSI312:Goldman

    SachsのInvestOneシステムAWS移行事例 8 Goldman Sachs社のメインフレーム移行事例 我々金融機関の最終目標は勘定系ホストのクラウド移行でありその事例ができたのは心強い。 ホストのエミュレータはEC2で稼働させつつもそれ以外はAWSを完全に使いこなしてることから、 パッケージ制約等でEC2の場合のアーキテクチャの参考にもなる。 https://www.youtube.com/watch?v=lscQmFvnL5M および https://zenn.dev/kiiwami/articles/381abe9cc220f91a より
  10. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential FSI312:S&P

    GlobalのAI活用 - Foundation ModelでのWeb情報分析事例 9 S&P社の生成AIの事例 基盤モデルを単純に利用するだけでなくチューニングしている事例 ・Llama-2-7BモデルにLoRAを適用し、パラメータの0.1%のみを更新する手法 ・GPUでFine-tuningしたモデルをCPUで実行するための量子化 https://www.youtube.com/watch?v=wY8M0uCYxL4 および https://zenn.dev/kiiwami/articles/e25e6e49d19cbf87より
  11. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential FSI318:Fidelity

    InvestmentsのChaos Engineeringによる信頼性向上 10 Fidelity Investments社のカオスエンジニアリングの事例 カオスエンジニアリングの実践のためにChaos Buffetというシステムを構築 ・FIS/SSMを組み合わせたカオスエンジニアリングシステム ・LambdaはLambda Layerに障害発生コードを仕込む https://www.youtube.com/watch?v=mYKNR0UXwMc および https://zenn.dev/kiiwami/articles/9cc306c48e1f6468より
  12. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential まとめ

    11 ・神の書き起こし記事をご紹介しました ・固い概要だと掴みにくいところを1ユーザ目線で要約しました ・AWSさんの発表カテゴリから何押しなのかの概観をまとめました ・特定の領域を全て見てみるのはその領域の最新動向が把握できて とても有意義なのでおススメします
  13. © 2025 Mizuho Research & Technologies, Ltd. Strictly Confidential 出張稟議変わる?

    12 フィクションです 【目的】 以下の①②③を目的とする ①各種カンファレンス、セミナーに参加することでAWSのスキル/知識レベルを向上させる ②海外金融機関のAWS最新事例の取得 ← 書かなくなる? ③国内外企業の参加者とのネットワーキングを行う ← こっちがさらにメインに!
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