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スクラム初挑戦のQAが7ヶ月でチャレンジしたこと
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naco
July 18, 2023
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スクラム初挑戦のQAが7ヶ月でチャレンジしたこと
naco
July 18, 2023
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Transcript
スクラム初挑戦のQAが 7ヶ月でチャレンジしたこと naco @n_a_c_0
自己紹介 • naco(ナコ) • Twitter:@n_a_c_0 • フリーランスQAエンジニア • スクラムマスターに興味津々 •
スクラム全然知らなかったけど、やってみたらどハマりした。 • QA超楽しい。 • 初LT登壇でとても緊張しています。
チームにjoinした時ってどんな感じだった?
• スプリントがうまく回り始めたころ。(らしい) • チームにはQAがいなかった。 初めてのスクラムだったので、 ・QAとして何をしたらいいのかわからなかった。 ・スクラムに関する用語もわからず、 みんなが何を話してるのかもわからなかった。 スプリントって何? レトロスペクティブって何?
何もわからない状態で、どうしたの?
まずは恐る恐る、 ・joinする前に実装が済んでいた部分をテストした。 ・今スプリントのチケットのテストケースを作成してテストした。 感想 「なんか普通にできてる? わからないことだらけだけど、最低限は出来てるかな? じゃあこれでいいのかな?」 わからないこともわからず 思考停止中
そこに、 プロダクトオーナーが あらわれた! これが転機になりました!
PO「テストだけじゃなくて、受入基準も書いて欲しいんだよね〜」 私 受入基準?やったことないぞ?どうしよっかな、不安だ。 でもやってみないとわからないよな。 「わかりました。でも書いた事ないので、やり方教えてください〜」 見様見真似で受入基準作成
書き始めて気づいたことがあった
・受入基準を書く作業は、テスト分析によく似ている。 スクラムでQAができることって、もしかして他にもあるかも! そこから「スクラム」「QA」「テスト」を検索しました。 そしたら世の中には先人がいたので、どんどん真似することにしました。 チーム内からも「こんなことやってみよう」がたくさん出てきました。 ここから思考が動き出す!
7ヶ月でチャレンジしてきたことを紹介させてください!
こんなことやってみました。 1. 受入基準の作成 2. ストーリーテストとして受入基準に則った探索的テストを実施 3. ストーリーテスト完了をDoDに含める 4. リグレッションテストを毎スプリント実施 5.
「作ったものを触る会」を毎スプリント開催 6. 本番障害対応練習「防災訓練」を毎スプリント実施 7. ペア探索的テスト 8. モブテスト分析・設計・実施 まだまだ模索中
この中から2つを詳しく紹介したいと思います
「作ったものを触る会」って何? コンセプト みんなで作った価値あるプロダクトを、チームみんなでじっくり触ってみよう。 「もっさり感」や「こうだったら使いやすいのに」などの 気づきを得る場。 どんな風にやってる? ・2週間に一度30分みんなでSlackのハドルに集合(自由参加!) ・QAが決めたテーマに沿って、おしゃべりしながら、じっくり操作 ・気になったことや気づいたことはスレッドに書き込む ・最後に、スレッドの書き込みを読み合わせ
・会の終了後、スレッドの書き込みはすべて JIRAチケット化 ・JIRAチケットはPOがやるやらを選別
やってみてどうだった?
・開発中に抱えていた「気になる部分」をチームで共有できた ・みんなで触ることで新しい発見や新しい視点を持てそう ・埋もれがちな「不具合未満の事象」について検討する機会を得た テストケースのOK/NGでは判定できないような、 使い勝手を検証する場として有効かもしれない!
本番障害対応練習「防災訓練」て何? コンセプト 障害対応練習のためのゲーム スプリント中に起票されたバグチケを 本番の障害のように対応して、 いち早く、ユーザーが使えない状態から回復しよう! どんな風にやってる? ・QAがSlackのワークフロー「防災訓練」を起動してスタート ・他のメンバーは本番障害だと思って対応する ・障害対応が完了したら「防災訓練」の「完了」を押してゲーム終了
ルール ・スプリント中に1回まで ・環境依存のバグは対象外とすること ・バグチケ起票メンバーも参加可だが、事象確認フェーズではしゃしゃり出ないこと
やってみてどうだった?
・障害対応のやり方を模索できた ・誰がどう動くか、想像や予測ではなく具体的に考えられた ・訓練を繰り返すことで障害発生時の混乱を減らせそう 本当の障害発生時に、落ち着いて早く原型復旧できる!
なんでチャレンジできたんだろう? まとめです!
こんな環境だからチャレンジできたのかな? ・チャレンジすることが制止されない ・みんなが一緒に試行錯誤してくれる ・自分の領域に閉じてない人が多い ・言いだしっぺの1人目とそれに続く2人目がいる ・発言や質問は(内容に関らず、間違っていても) 声を上げること自体が素晴らしいという考え方 「やってみたい!」「やっぱ りうまくいかない、一緒に 考えて!」が言いやすい
アイディアが実現しやす い。 発言することのハードルが 低く、安心感がある。
今後は楽しみながら・・・ ・他の人もチャレンジしやすい環境や、 発言しやすい環境を作りたい。 →チャレンジだけじゃなく、 失敗もオープンにしてハードルを下げる。 ・他チームや職能の壁を乗り越えて、 協力や交流が当たり前になるようにしたい。 →他チームのスクラムイベントに遊びに行く。 QA以外の職能にアドバイスをもとめる。
ありがとうございました!