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6 deploys / day を実現するフルサイクルエンジニア組織の文化と仕組み

6 deploys / day を実現するフルサイクルエンジニア組織の文化と仕組み

2023/05/19 Findy開発生産性Meetupで登壇した際の資料です。
https://findy.connpass.com/event/281567/

Niwa Takeru

May 19, 2023
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Transcript

  1. 4 4

  2. アセンドが求める開発生産性 ユーザへの検証数がプロダクト価値の積み 上げに相関関係がある。 この目的で 6deploys/day ができる プロダクト開発組織を設計 アセンドが求める生産性はプロダクト的な 価値をどれだけ産み出す事ができるか •

    ユーザビリティの高いUX • ユーザの業務課題を解決する機能 リーンマネジメントの考えで ユーザに開発機能を小さく当て 検証による失敗と改善を積み重ねる 6 6 プロダクト的価値 PRマージ数・デプロイ=検証回数 追い求めているのはプロダクト的価値の生産性 相関のある検証回数=deploys/dayをKPIとして設定 毎日デプロイ頻度をSlack Botでチーム内に共有
  3. 週次リリースと数時間毎デプロイは パラダイムが異なることを前提として、 過去の成功・経験に対して疑う視点を与える ベストプラクティスに対して ベストである前提条件を与えることで 論理的に脱学習に導くことができる 勇気が必要なUnlearnができる 安全な環境を提供する 10 Unlearn(脱学習)

    10 脱学習 Unlearn 再学習 Relearn ブレーク スルー Breakthrough Unlearn のサイクル Unlearn: Let Go of Past Success to Achieve Extraordinary Results Barry O'Reilly (2018) 最近、翻訳版が出たので組織マネジメントに興味がある方はぜひ。 過去の成功・システムの 前提条件を問う
  4. 11 数時間毎デプロイの為の心理的安全性 11 オーナーシップ オンボーディング 正社員・副業問わず初日に文言変更レベルのリリース を体験させ初日からパラダイムの違う世界にあること を認識してもらう。 最初の数週間は簡単なタスクを中心に進め、小さく デプロイすることの成功体験を積み重ねられるよう

    オンボーディングを設計する。 フルサイクルに開発することで仕様・設計・FE/BEの レベルでブラックボックスが比較的少ない状態での開 発が可能となる。 デプロイ作業を含め運用も自身の管轄でできるため、 切り戻しも自身の手で可能な状況にある。 Customer Success との関係性 障害といった失敗があった場合に顧客対応を取るのが Customer Success。失敗した時に自身の手で救いきれ ない以上、協力者と適切に関係性を築いていることが ベースの安全性に寄与する。 「物流業界の価値最大化」のミッションドリブンな 会社であることが所以。 ポストモーテム 失敗を受け止められる組織を作る為に最も有効な施策 障害の発生後に失敗原因を環境や仕組みの観点で振り 返る。コトを責めてヒトを責めない。 ポストモーテム導入初期での カルチャー形成は難しく3回は実施すること。 小さい成功体験と信頼を積み重ねるサイクルを歩み、小さい失敗に対する心理的安全性を築く SRE Next 2022でのポストモーテムに関する登壇資料 →
  5. 12 失敗の体積を小さくコントロール 12 ユーザ数 発生時間 深刻度 失敗を単一の事象として見るのではなく、 失敗を複数軸による掛け算=体積で見る。 失敗を体積の大きさで見ることで、 発生させてはいけない失敗の大きさが分かり

    小さな失敗を許容可能と見ることができる。 失敗の軸を分解することでメンバーでも 失敗の大きさをコントロール可能となる • ユーザ数 • 発生時間 • 深刻度 失敗を体積で見る
  6. 13 数時間毎デプロイの為の仕組み的安全性 13 FeatureFlag 型安全な Full TypeScript フロントエンドとバックエンドをTypeScriptで共通化 型を最大限に活用し、一部定義を変更すると関連する コードがビルドエラーとなるよう壊れやすいコードの

    書き方をする。 早期に失敗することで本番での失敗を減らす 開発途中・検証中の機能をFeatureFlagで利用制限し、 失敗をした場合でも影響を狭めることができる。 環境・機能・ユーザ毎に開放する範囲を適切に コントロールすることで 失敗の影響範囲をコントロールする 小さいPR x Sentry (監視) PR分割し小さい単位でデプロイをすることで失敗をし た際にも対象の特定が容易。 またSentryを利用して即座にエラーが発生しているこ とをSlackで検知できる状態にある。 十数秒でのロールバック GitOpsを利用し、またArgoCDを利用してGUIベース でリリースのロールバック作業が可能。 失敗が発生したとしても最短十数秒でロールバックが 可能であるため、失敗を小さくすることができる 「小さく失敗し、高速に価値を積み上げる」にメンタルモデルに Unlearnさせることができれば成功 Feature Flagに関するアセンドのテックブログ記事→