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AIスタートアップのCEOが求めるProduct Engineerの役割

AIスタートアップのCEOが求めるProduct Engineerの役割

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nmatsumoto4

March 04, 2025
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  1. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 2025/03/04 Sales Retriever株式会社 代表取締役 松本

    成行 (@nmatsumoto4t) 11 AIスタートアップのCEOが求める Product Engineerの役割
  2. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc Who am I? 2 Sales

    Retriever株式会社 代表取締役 松本 成行 Business全般/PdM/ AI Engineer/Software Engineer キャリア Software Engineer 機械学習研究室 修士 Product Maneger 事業責任者/Business全般 代表取締役/Founder
  3. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 営業の事前準備を 10倍ラクにするAI 企業 リサーチ AI

    製品の特徴・ 解決できる課題 提案 ドラフト 作成AI 企業リサーチ結果 🔎杉ビル株式会社の人員計画について 杉ビル株式会社の人員計画は〜〜〜 🔎杉ビル株式会社の中期経営計画の目標と課題 杉ビル株式会社の中期経営計画では、年間売上が 10%~~~ 🔎杉ビル株式会社のセキュリティに関するの取 り組みや 杉ビルの人事部は〜〜 🔎杉ビル株式会社のDXやツール導入について 杉ビルはDX戦略を〜〜〜 提案ドラフト作成結果 🎯提案の方向性 杉ビル株式会社の営業売上目標を達成するために最適な人員 計画管理を実現するJINNINの導入 🌥参考にしたリサーチ結果 ・杉ビル株式会社の人員計画で毎年30名新卒を採用し〜〜 ・営業売上を年間10%向上させ、〜〜〜 🌧リサーチ結果から考えられる課題 ・営業売上目標を達成するためにも、新卒採用人数と配属先 を適切に割り振る必要があるため〜〜 🌂課題から考えられるアプローチ方法 ・営業売上目標を達成するためのJINNINの人員管理シミュ レーションを機能を用いて〜〜〜 部署情報 DX推進部デジタル戦略室 📞050-XXXX-XXXX 📍杉ビル株式会社のDX推進部デジタル推進室の取り 組みや目標 杉ビルの人事部は〜〜 🙎責任者 室長: 佐々木太郎 課長補佐:鈴木 剛 決算資料 企業News 部署情報 異動情報
  4. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 🔎人員計画について 🔎中期経営計画の課題と目標について 🔎人事部のミッションや仕事内容 🔎人事部の採用有無 🔎新卒採用人数

    🔎会社概要について 🔎DXに関与している部署 🔎DXに関与している部署の責任者 〇〇株式会社 企業リサーチ結果 🔎杉ビル株式会社の人員計画について 杉ビル株式会社の人員計画は〜〜〜 🔎杉ビル株式会社の中期経営計画の目標と課題 杉ビル株式会社の中期経営計画では、年間売上が10%~~~ 🔎杉ビル株式会社のセキュリティに関するの取り 組みや 杉ビルの人事部は〜〜 🔎杉ビル株式会社のDXやツール導入について 杉ビルはDX戦略を〜〜〜 提案ドラフト作成結果 🎯提案の方向性 杉ビル株式会社の営業売上目標を達成するために最適な人員 計画管理を実現するJINNINの導入 🌥参考にしたリサーチ結果 ・杉ビル株式会社の人員計画で毎年30名新卒を採用し〜〜 ・営業売上を年間10%向上させ、〜〜〜 🌧リサーチ結果から考えられる課題 ・営業売上目標を達成するためにも、新卒採用人数と配属先 を適切に割り振る必要があるため〜〜 🌂課題から考えられるアプローチ方法 ・営業売上目標を達成するためのJINNINの人員管理シミュ レーションを機能を用いて〜〜〜 部署情報 DX推進部デジタル戦略室 📞050-XXXX-XXXX 📍杉ビル株式会社のDX推進部デジタル推進室の取 り組みや目標 杉ビルの人事部は〜〜 🙎責任者 室長: 佐々木太郎 課長補佐:鈴木 剛 会社名を入れるだけで 1分で事前準備が完了 100記事から分析
  5. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 🔎人員計画について 🔎中期経営計画の課題と目標について 🔎人事部のミッションや仕事内容 🔎人事部の採用有無 🔎新卒採用人数

    🔎会社概要について 🔎DXに関与している部署 🔎DXに関与している部署の責任者 〇〇株式会社 企業リサーチ結果 🔎杉ビル株式会社の人員計画について 杉ビル株式会社の人員計画は〜〜〜 🔎杉ビル株式会社の中期経営計画の目標と課題 杉ビル株式会社の中期経営計画では、年間売上が10%~~~ 🔎杉ビル株式会社のセキュリティに関するの取り 組みや 杉ビルの人事部は〜〜 🔎杉ビル株式会社のDXやツール導入について 杉ビルはDX戦略を〜〜〜 提案ドラフト作成結果 🎯提案の方向性 杉ビル株式会社の営業売上目標を達成するために最適な人員 計画管理を実現するJINNINの導入 🌥参考にしたリサーチ結果 ・杉ビル株式会社の人員計画で毎年30名新卒を採用し〜〜 ・営業売上を年間10%向上させ、〜〜〜 🌧リサーチ結果から考えられる課題 ・営業売上目標を達成するためにも、新卒採用人数と配属先 を適切に割り振る必要があるため〜〜 🌂課題から考えられるアプローチ方法 ・営業売上目標を達成するためのJINNINの人員管理シミュ レーションを機能を用いて〜〜〜 部署情報 DX推進部デジタル戦略室 📞050-XXXX-XXXX 📍杉ビル株式会社のDX推進部デジタル推進室の取 り組みや目標 杉ビルの人事部は〜〜 🙎責任者 室長: 佐々木太郎 課長補佐:鈴木 剛 会社名を入れるだけで 1分で事前準備が完了 100記事から分析 OpenAI Deep Researchよりも 3倍の情報量から    10倍早く 圧倒的楽に 企業リサーチすることがサービス
  6. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 競合に勝つための具体的な戦略がない ソフトウェアエンジニアの皆さん プロダクト開発をしている上で こんなことを思ったことありませんか? ロードマップが十分に考えられていない

    せっかく作った機能が無駄になるのが嫌だ PdMがもうちょっと考えてからBacklogに 積んでほしい 全て私がEngineer, PdMを やっていたときに思っていたことです!
  7. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 結論 AIがより高品質なコードをかけるようになるなか、 Product Engineerとして求められるのは、 -

    不確実性の高い状態でも前へ進むマインド - 最新技術を事業戦略へ適用し続けられるスキル 9
  8. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc スタートアップで最も重要な指標 12 Series Aの基準 売上※

    Series Bの基準 Series Cの基準 上場の基準 ※わかりやすくするために単純化していますが、実際は様々な指標で投資判断されます 目標達成! 資金調達成功! 目標達成! 資金調達成功! 目標達成! 資金調達成功! 目標達成! 上場成功! キャッシュがあるうちに高い目標を達成し続けること なぜなら、投資家へ出資してもらっている以上、高いリターンを出さなれければなら ない
  9. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc スタートアップでの実際のプロダクトロードマップの意思決定 13 今フェーズ目標達成 新規セグメント への対応

    長期的に勝ち続ける 戦略の確立 解約防止 への対応 単価向上 への対応 戦略を実現するための 施策や仕込み 会社ビジョン プロダクトビジョン 機能追加 市場環境 資金調達/IPOの達成 目的/目標軸 制約/判断軸 技術進歩 競合動向 自社の強み/弱み リソース 顧客の反応
  10. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc さらに生成AIスタートアップの場合 14 会社ビジョン プロダクトビジョン 市場環境

    制約/判断軸 技術進歩 競合動向 自社の強み/弱み リソース - 市場環境:トレンドがめちゃくちゃ変わりやすく、 常に最新の市場動向を追う必要がある - 技術進歩:毎週のように新しい技術革新が起きてお り、技術トレンドを無視して、自分たちだけの技術 を極めることは不可能 - 競合動向:生成AIのプロダクトは参入障壁が低いた め、類似サービスが乱立しやすい 外部要因の変動と影響が激しすぎる 顧客の反応
  11. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 見通しができるものを軸として、都度調整するのが大事 16 確実性が高い 影 響

    度 LLMはより賢く、速 く、安くなる ◯ヶ月以内でLLMが △%性能があがる 複雑なタスクをこなすには複 雑なWF管理が できる必要がある 現状想定している機能群で PMFできる LLMは多段階・複数のWFを 用いることで複雑なタスクを こなすことができる 技術仮説 市場仮説 競合仮説 類似サービスが◯ヶ月 以内に出てくる 競合企業と比較が 多数発生する 想定している〇〇が TAMが大きく、No.1 プレイヤーとなれる 営業という仕事は非構造化さ れた情報を多く扱う より大量の情報をうまく扱え る営業担当が成果がでる セグメントAが最もFitし 十分に市場がある
  12. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 不確実性が高くても、走りながら修正する 17 確実性が高い 影 響

    度 LLMはより賢く、速 く、安くなる ◯ヶ月以内でLLMが △%性能があがる 複雑なタスクをこなすには複 雑なWF管理が できる必要がある 現状想定している機能群で PMFできる LLMは多段階・複数のWFを 用いることで複雑なタスクを こなすことができる 技術仮説 市場仮説 競合仮説 類似サービスが◯ヶ月 以内に出てくる 競合企業と比較が 多数発生する 想定している〇〇が TAMが大きく、No.1 プレイヤーとなれる 営業という仕事は非構造化さ れた情報を多く扱う より大量の情報をうまく扱え る営業担当が成果がでる セグメントAが最もFitし 十分に市場がある 戦略のベースとなる仮説 走りながら修正する仮説
  13. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc ベース戦略を基にいくつかのプランを用意し走る 18 ベースとなる戦略 Plan A

    Plan B Plan C 機能 a 機能 b 機能 c 今の解像度だと PlanAが筋良さ そうなので、 これで走る 競争が激しいので、戦略を悩んで立ち止まるリスクが大きい、 しかし間違った道に進み続けるリスクもあるので、柔軟に変えることが大事
  14. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc ベース戦略を基にいくつかのプランを用意し走る 19 ベースとなる戦略 Plan A

    Plan B Plan C 機能 a 機能 b 機能 c DeepSeekを用 いて自社LLMも 実現可能性あ り、検証したい Plan D 機能 d 展示会で〇〇の ニーズが大き い、〇〇の検証 もしたい 進んでみたらわかることもあるし、外部要因で変わるということも厭わない
  15. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 実際にSales Retrieverでも細かいPivotを繰り返しています 20 営業向けリサーチAI にフォーカス

    課題仮説を A~Dを用意 ヒアリングを行い 課題仮説Aのプロダ クトで技術検証実施 当時の技術では難易 度が高く、課題仮説 Bで再度課題検証 Bでソリューション 仮説検証開始 α版開発 Pivot! α版で成果出ず、 UXを変えたB’で β版開発 Pivot! B’で高い満足度を 得られた β版でのFBを基に ブラッシュアップし た正式版の開発 Pivot! 競合が出始め、早期 に差別化するために 戦略の修正 Pivot! 競合が出始め、早期 に差別化するために 戦略の修正 Pivot! 課題仮説Aが技術的 に実現可能になって きたので対応 新規セグメント対応 ChatGPT4 リリース ChatGPT4 コストダウン ChatGPT4o-mini リリース ChatGPT3.5 gemini 1.5 flash リリース gemini 2.0 flash リリース ChatGPT o3-mini リリース DeepSeek リリース
  16. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc 理想のチーム体制 22 CEO,PDM ベース戦略を 共通認識

    Engineer Business 目指す方向 市場仮説 市場仮説 技術仮説 競合仮説 技術仮説 Pivot! Pivot! Pivot! 新規セグメント対応 Pivot! 新たな価値検証 目指す方向性とベース戦略を共有しながらも、走りながら戦略をブラッシュ アップできることが重要
  17. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc エンジニアに求められること 23 • 前提:細かく決まったタスクの開発はAIに任せたほうがコスパ良くな る時代がくる

    • ロードマップが具体的に定まっていなくても、まず動くマインド ◦ 机上の空論よりもリリースして顧客の反応を見たほうが解像度が 高まるケースも多い ◦ 競合が多いスタートアップでは立ち止まるリスクのほうが大きい • 最新の技術動向にアンテナを貼り続け、事業とSyncさせる ◦ いち早く最新の技術動向についていき、事業戦略へ転換し続け る。 ◦ 新しい技術をいち早く取り入れること自体が競争優位につながる
  18. Confidential and Proprietary. Sales Retriever,Inc We are Hiring!!! Sales Retrieverでは高速で仮説検証を回しながら

    最先端のAI技術の開発を進めています。 経営からバリューの高いエンジニアとして 活躍したい方はぜひお話しましょう! @nmatsumoto4t