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OCI技術資料 : オブジェクト・ストレージ 概要

OCI技術資料 : オブジェクト・ストレージ 概要

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) の技術説明資料、オブジェクト・ストレージの概要編 (Level 100) です。

安価で耐久性の高いストレージ・サービスであるOCIオブジェクト・ストレージについて解説しています。サービスのユースケースや、機能、VCN内からのプライベート・アクセスの方法などについてカバーしています。

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  1. Agenda 2 オブジェクト・ストレージの機能 2.01 アクセスと認証の管理 2.02 オブジェクトのコピー(クロス・リージョン・コピー) 2.03 バケットのレプリケーション 2.04

    オブジェクトのライフサイクル管理 2.05 自動階層化 2.06 オブジェクトのバージョニング 2.07 オブジェクトの保持ルール 2.08 マルチ・アップロード 2.09 一括オブジェクト・タスク 2.10 サービス・ゲートウェイ 2.11 ネットワーク・ソースを用いたオブジェクト・ストレージの保護 2.12 エンドポイントの種類 2.13 プライベート・エンドポイント Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted 3 1 オブジェクト・ストレージ概要 1.01 オブジェクト・ストレージ・サービス 2.02 オブジェクト・ストレージのユースケース 2.03 オブジェクト・ストレージの特徴 2.04 オブジェクト・ストレージのリソース 2.05 オブジェクトのネーミング 2.06 オブジェクト・ストレージの階層
  2. Oracle Cloud Infrastructure ストレージ・サービス Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 4 ローカル NVMe ブロック・ ボリューム ファイル・ ストレージ オブジェクト・ ストレージ アーカイブ・ ストレージ タイプ NVMe SSDベースの 一時ストレージ NVMe SSD ベースの ブロックストレージ NFSv3 互換 ファイルシステム 耐久性の高い オブジェクトストレージ 長期アーカイブと バックアップ 耐久性 耐久性はないが、 再起動後もデータは存続 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) 高耐久性 (AD間で複数のコピー) 高耐久性 (AD間で複数のコピー) 容量 テラバイト以上 ペタバイト以上 エクサバイト以上 無制限 無制限 ユニット サイズ BM : 51.2 TB VM : 6.4~25.6 TB 50 GB ~ 32 TB/Vol 32vol/インスタンス 最大8エクサバイト 10 TB/オブジェクト 10 TB/オブジェクト ユース ケース ビッグデータ、OLTP、高パフ ォーマンスのワークロード SAN のような機能を 必要とするアプリ (Oracle Database、エン タープライズアプリケーション) 共有ファイルシステムを 必要とするアプリ (EBS、HPC) ログ、画像、動画など 非構造化データ 長期的なアーカイブと バックアップ(Oracle Database バックアップ)
  3. • データを低コスト、容量制限なしで保存可能な信頼性の高いストレージ・プラットフォーム • データをオブジェクトとして管理するため、主に非構造化データ(画像、メディア・ファイル、ログ・ファイル、バックアップな ど)の格納に最適 • 標準化された RESTful API を使用

    • リージョンに有効なサービス(特定のコンピュート・インスタンスに関連付けられるようなサービスではない) • サービス・ゲートウェイを介して、VCN内のリソースからのプライベート接続が可能 • その他高度な機能 - クロスリージョンコピー - 事前認証済みリクエスト - ライフサイクル・ルール - マルチパート・アップロード - エンドポイント オブジェクト・ストレージ・サービス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 6
  4. 用途に応じた3つのタイプ オブジェクト・ストレージ・サービス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 7

    Tier 用途 メトリック ¥ - - Request 10,000 Requests/month 0.527 Standard Hotデータ用 標準ストレージ層 Storage GB/month 3.9525 Infrequent Access アクセス頻度の低いCoolデータ用 Data Retrieval費用が必要 Storage GB/month 1.55 Data Retrieval GB Storage Retrieved/month 1.55 Archive Coldデータ用 データ取出に時間が必要 超低価格 Storage GB/month 0.403
  5. コンテンツ・リポジトリ - データ、画像、ログ、ビデオなどの堅牢な保管場所 アーカイブ / バックアップ - 定期バックアップや、長期保管用のアーカイブの出力先 ログ・データ -

    分析、デバッグ、トラブルシューティングのためのアプリケーションログの保管場所 大規模データセット - 製薬試験、ゲノム、IoTなど大量データ処理のためのストレージ ビッグデータ - ビッグデータ用のプライマリ・データ保存場所 - HDFS Connectorを利用してApache Spark、MapReduce等のジョブから 直接オブジェクト・ストレージ上へのデータへアクセス オブジェクト・ストレージのユースケース Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 8 非構造化データの 保持に最適 画像、動画、ログ etc.. Webアプリケーション 静的コンテンツ リポジトリ 分析 ステージング データベース バックアップ Object Storage ビッグデータ CloudBerry等 GUIツール
  6. 強固な一貫性 - 読取りリクエスト実行時、常にデータの最新コピーを提供 耐久性 - 複数のストレージ・サーバー間で冗長化してデータを保持 - データの整合性は常にモニターされ、破損データを検出した場合には自動で修復 性能 -

    コンピュートとオブジェクト・ストレージは同じ高速ネットワーク上に配置 カスタム・メタデータ - 独自のメタデータを定義可能 (Key-Value形式) 暗号化 - オブジェクトは自動的に暗号化 (AES-256) オブジェクト・ストレージの特徴 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 9
  7. オブジェクト - コンテンツタイプに関係なく、すべてのデータはオブジェクトとして管理される (例: ログ、ビデオ) - 各オブジェクトは、オブジェクトそのものとオブジェクトのメタ・データで構成される バケット - オブジェクトを格納するための論理コンテナ

    - 各オブジェクトはバケットに格納される 名前空間 - 名前空間はすべてのバケットとオブジェクトのトップレベルコンテナとして機能する論理エンティティ - 各テナントには、すべてのコンパートメントとリージョンにまたがるグローバルな、一意かつ不変の名前空間が 1つ提供される - バケット名はテナント + リージョン内で一意である必要がある(別リージョンでは同じ名前を使用可能) オブジェクト・ストレージのリソース Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 10
  8. オブジェクトのネーミング • オブジェクト・ストレージの名前空間文字列とバケット名がオブジェクト名に付加される • バケット内はフラットな階層 ただし、オブジェクト名にスラッシュ(/) を含むプレフィックス文字列を付与することでディレクトリ構造をシミュレート可能 • オブジェクトの接頭辞にパスをつけると、コンソール上では仮想フォルダとして表示および管理できる •

    CLI を使用して、階層の指定されたレベルにあるすべてのオブジェクトの一括ダウンロードおよび一括削除を実行可能 その上または下のレベルのオブジェクトに影響を与えることはない ‐ 例えば、上記では CLI を使用して、 marathon/participants のサブレベルのオブジェクトをダウンロードまたは削除せずに marathon/ レベルのすべてのオブジェクトをダウンロードまたは削除可能 11 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates オブジェクトに付与される文字列 : /n/<object_storage_namespace>/b/<bucket_name>/o/<object_name> URLの例 : https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/MyTenant/b/MyBucket/o/test.txt /n/ansh8tvru7zp/b/event_photos/o/marathon/finish_line.jpg /n/ansh8tvru7zp/b/event_photos/o/marathon/participants/p_21.jpg
  9. * 最小保持ペナルティ:保持期間満了前に削除および上書きの結果、データが削除された場合にのみ請求される。 バージョニング対応バケットでの削除および上書きにより、データが削除されるのではなく以前の バージョンが作成された場合、ペナルティは発生しない。 オブジェクト・ストレージの階層 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates 12 層 対象 取り出し 最小保持期間* 標準層 (Hot) 高速、即時、頻繁なアクセス が必要なデータ • 即時実行可能 • オブジェクトは、アーカイブ、リストア、階層変更が行わ れても、標準バケットに残る なし 頻度の低いアクセス層 (Cool) アクセス頻度の低いデータ • Data Retrieval費用がかかる 31日 アーカイブ層 (Cold) ほとんどアクセスされず、長期 間保持、保存する必要があ るデータ • オブジェクトのダウンロード前にリストア処理が必要 • オブジェクトはリストア後もアーカイブバケットに残る • リストアされたオブジェクトが標準層に保持される間は、 標準層に対して請求される • リストアリクエスト実行からのTTFB*:最大1時間 * Time To First Byte 90日
  10. オブジェクト・ストレージの階層 バケットの階層 • バケット作成時にデフォルト・ストレージ層*の選択必須 * 標準/アーカイブ の2択 • 設定後の変更不可 オブジェクトの階層

    • バケットが標準層:標準/頻度の低いアクセス/ アーカイブ の3層から選択可能 • バケットがアーカイブ層:アーカイブ層のみ選択可能 13 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  11. 【補足】アーカイブ・ストレージサービスの特性 • アップロードされたデータは”Archived”ステータスとなり、すぐにはダウンロードできない • ダウンロード前に事前に「リストア処理」が必要 • リストア処理を開始してからデータのダウンロードができるようになるまで最大1時間を要する • リストア後、所定の時間を経て、再びアーカイブステータスとなる ‐

    リストア処理実行時に再アーカイブまでの時間を設定:1~240時間(デフォルト24時間) ‐ 再アーカイブされるまでは、オブジェクト・ストレージ(標準ストレージ階層)の料金が課金される • データアップロード後、90日以内にデータを削除、上書き、名前変更した場合、追加の課金が発生 ‐ 全90日分のデータ格納に対するコストを日割り計算した金額 14 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates アーカイブ・バケット 再アーカイブ リストア (最大1時間) Archived Restored クライアント
  12. バケットは作成時、可視性がプライベートとなり、アクセスには認証と承認が必要 ただし、セキュリティ・ゾーン外のバケットへは匿名・認証なしのアクセスをサポート 事前認証済リクエスト • ユーザーが独自の資格情報を持たずにバケットまたはオブジェクトにアクセスできる方法 • 指定された期間内のみ有効な、一意のURLを使用してアクセスできる • 任意のタイミングでリンクを取り消すことができる パブリック・バケット

    • バケットの可視性をパブリックにすることで、不特定のユーザーが、認証・承認なしにバケット への読み取りを実行可能になる • アクセスの種類を変更しても、設定済の事前認証済みリクエストの設定には影響せず、引 き続き機能する アクセスと認証の管理 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 16 URLの例 : https://objectstorage.us-ashburn-1.oraclecloud.com/p/p09Nx-f4UaLCN- MMOxGQIpobmMchgHQrSQv4Lr-aSzs/n/intoraclerohit/b/Image/o/kvm
  13. • 別のバケット(同一リージョン内でも他リージョンでも可)にオブジェク トをコピーする機能(=オブジェクト単位) • ソース・リージョンのオブジェクト・ストレージが、ユーザーに代わってオブ ジェクトを管理するためのポリシーの設定が必要 ポリシーの設定例(ソース・リージョンがashburnの場合): • 宛先バケットには既存のバケットを指定する必要がある •

    オブジェクトごとに個別にコピーの設定が必要(複数オブジェクトの一 括コピーは不可) • 標準層または低頻度アクセス層からは、アーカイブ層のバケットに直接 コピーできる • アーカイブ層からオブジェクトを直接コピーすることはできず、先にリスト ア処理をする必要がある オブジェクトのコピー(クロス・リージョン・コピー) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 17 Allow service objectstorage-us-ashburn-1 to manage object- family in tenancy
  14. • バケットを別のバケット(同一リージョン内でも他リージョンでも可)に レプリケーションする機能(=バケット単位) ‐ DR構成、高可用性構成の実現 ‐ ソース・バケットと宛先バケット(既存のバケット)を指定 • ソース・リージョンのオブジェクト・ストレージが、ユーザーに代わってオブ ジェクトを管理するためのポリシーの設定が必要

    ポリシーの設定例(ソース・リージョンがashburnの場合): • レプリケーションの動作 ‐ 非同期レプリケーション ‐ レプリケーション・ポリシー設定後にレプリケーション元バケットの オブジェクトを操作(アップロード、削除)すると、自動的にレプ リケーション先に反映される ‐ レプリケーション先バケットはRead Onlyとなる バケットのレプリケーション Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 18 Allow service objectstorage-us-ashburn-1 to manage object- family in tenancy Tokyo Region VCN VM Block Storage Object Storage ソース・バケット Osaka Region VCN VM Block Storage Object Storage 宛先バケット レプリケーション * ソース・バケットと宛先バケットは1対1対応 * レプリケーション・ポリシーは1つのみ設定可能
  15. • 「指定した日数が経過したオブジェクトを自動的にアーカイブまたは削 除する」設定を定義可能 • ソース・リージョンのオブジェクト・ストレージが、ユーザーに代わってオブ ジェクトを管理するためのポリシーの設定が必要 • ライフサイクルのターゲットは、”オブジェクト”または”コミットされていない マルチパート・アップロード”が選択可能 ターゲットにオブジェクトを選択した場合:

    ‐ 接頭辞一致やパターン一致を使用したフィルタリングが可能 ‐ フィルタが指定されていない場合、バケット内のすべてのオブジェクトに ルールが適用される • オブジェクトを削除するルールは、そのオブジェクトをアーカイブするルー ルよりも常に優先される • 各ルールは任意のタイミングで有効化および無効化できる オブジェクトのライフサイクル管理 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 19 設定例: gloves_27 を接頭辞として設定した場合、下記のオブジェクトは全て対象となる /n/ansh8tvru7zp/b/apparel/o/gloves_27_dark_green /n/ansh8tvru7zp/b/apparel/o/gloves_27_light_blue
  16. バケット単位で設定でき、オブジェクトが新規アップロード、更新、削除された際に自動的にバージョニングされる • 明示的に全てのバージョンを削除する等しない限り、単なる削除でそれまでのバージョンは残り続ける • 削除済オブジェクトを表示することも可能 • 削除オブジェクトも含めて全てのオブジェクト・バージョンが課金対象 オブジェクトのバージョニング Copyright ©

    2025, Oracle and/or its affiliates 21 Version 1 Version 2 削除マーカー ”削除マーカー“が作成 バージョンを含む データ量に対して ストレージコストが発生 test.txt バージョン指定で削除 すると、そのバージョンは 完全削除される バージョン指定せず オブジェクト(のフォルダ)ごと削除すると
  17. オブジェクトストレージのバケットに対して保持ルールを追加すること で、イミュータブル(不変)なオブジェクトストレージとして利用 • WORM(Write Once Read Many)ストレージのように利用可能 • データ保護のガバナンス、コンプライアンス対応、法令要件への対応 •

    オペレーションミスや悪意あるデータ削除や更新を避けることが可能 保持ルールはバケットに対して設定するが、各オブジェクトごとに最終 更新タイムスタンプに基づいてルールが適用される 例)ObjectA(最終更新14ヶ月前)ObjectB(最終更新3ヶ月前) を含むバケットに1年保持のルールを設定 → ObjectBに対しては今後9ヶ月の変更削除はできないが ObjectAは可能 保持ルール作成後にルールをロックすると、管理者でもルールを削除 することは不可能となる • ルールを作成した時点でルールはActiveになる • ルールのロックは即時実行不可。最短2週間後に実行をスケジュール オブジェクトの保持ルール(Retention Rules) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 22
  18. • オブジェクトの個々のパーツを並行してアップロードして、アップロードに費やす時間を短縮できる機能 • 単一のアップロード操作に対して大きすぎるオブジェクト、例えば100MiB以上のオブジェクトをアップロードする場合など で利用を推奨 • コンソール(64MiBより大きいオブジェクトに対し自動実行)、API 、CLI、SDKを介して実行 マルチパート・アップロード Copyright

    © 2025, Oracle and/or its affiliates 23 APIから実行する場合 CLIから実行する場合 • APIの場合、個々のパートのアップロード 間で一時停止/再開が可能 • 個々のパートのアップロードに失敗しても 再試行できる • CLIを使用したマルチパート・アップロード では、1ステップで完結 • アップロードに失敗した場合、アップロード 全体で再試行する必要がある ① 対象ファイルを分割 • ファイルの分割 (最大50 GiB、最小10 MiB) • パーツ番号の割当て (1から最大10,000) ② CreateMultipartUpload のコール ③ パーツ毎に UploadPart のコール ④ CommitMultipartUpload のコール ① 各パーツのサイズを --part-size オプションにて 指定し、 oci os object put コマンドを実行 ① オブジェクト・パートの 作成 ② アップロードの初期化 ③ アップロードの実行 ④ アップロードのコミット ① マルチパート・ アップロードの実行
  19. VCNからOCIのリージョン内のサービスにアクセスできる ゲートウェイ → VCN内のリソースは、オブジェクト・ストレージにセキュア にアクセス可能となる 特徴 • インターネットを経由しない • OCIリージョン内にのみ到達できる

    メリット • インターネット・ゲートウェイや NAT ゲートウェイ不要 • 外部との予期せぬ通信を防止できる ユースケース • DBシステムのバックアップをオブジェクトストレージに取得 • VCN内のアプリからAutonomous Databaseに接続 サービス・ゲートウェイ Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 25 リージョン 可用性ドメイン1 VCN 10.0.0.0/16 サブネットA 10.0.1.0/24 プライベート・サブネット ルート表 宛先CIDR ルート ターゲット オブジェクト・ ストレージ サービス サービス・ ゲートウェイ オブジェクト ストレージ サービス・ ゲートウェイ VCN 外の OCI サービス・ネットワーク (概念ネットワーク)に存在
  20. ネットワーク・ソース (アイデンティティ -> ネットワーク・ソース) を設定 することで、オブジェクト・ストレージへのアクセスを特定の VCNまたは特定のIPアドレス帯に限定できる 1. ネットワーク・ソースの作成 -

    仮想クラウド・ネットワークまたはパブリック・ネットワークを選択 し、アクセス元となるIPアドレス/CIDRブロックを指定 2. IAMポリシーの設定 - where句にて、リクエストの許可を1で作成したネットワーク・ ソースのみに設定 - ポリシーの設定例: グループ ‘CorporateUsers’ に対して、ネットワーク・ソース ‘corpnet’ で設定したネットワークからのみ、オブジェクト・ストレージへ のアクセスを許可する場合 ネットワーク・ソースを用いたオブジェクト・ストレージの保護 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 26 Allow group CorporateUsers to manage object-family in tenancy where request.networkSource.name='corpnet'
  21. 1. パブリック・エンドポイント • パブリックIPアドレスを持ち、インターネットを介して接続できるエンドポイント • エンドポイントURL: objectstorage.<リージョン識別子>.oraclecloud.com 例)https://objectstorage.ap-tokyo-1.oraclecloud.com 各リージョンのAPIエンドポイント:https://docs.oracle.com/en-us/iaas/api/#/en/objectstorage/20160918/ 2.

    専用エンドポイント • テナンシ固有のエンドポイント • オブジェクト・ストレージは、新しいOCI顧客ゾーンSLD (customer-oci.com)にワイルドカード接頭辞付きDNSレコードを登録 • エンドポイントURL:<ネームスペース>.objectstorage.<リージョン識別子>.oci.customer-oci.com 3. プライベート・エンドポイント • VNICのプライベートIPアドレスに解決されるカスタマイズ可能なエンドポイント • OCIサービスに関連付けられたパブリックIPアドレスを使用してサービス・ゲートウェイを介する方法の代替 • エンドポイントURL:<ネームスペース>.private.objectstorage.<リージョン識別子>.oci.customer-oci.com エンドポイントの種類 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 27
  22. • プライベート・エンドポイントはサブネット内のプライベートIPアドレスを持つVNIC • リクエストはこのVNIC経由でオブジェクト・ストレージにルーティングされる • バケットにIAMポリシーを適用し、特定VCN または 特定VCN内CIDRブロック から発生したリクエストのみ認可できる プライベート・エンドポイント

    Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 28 OCI Region On-Premises 172.16.0.0/12 Internet Subnet 10.0.0.0/24 VCN 10.0.0.0/16 Object Storage Client DRG FastConnect /Private Peering or /VPN Virtual Machine Private Endpoint IP Client Oracle Services Network Internet Gateway サービス スコープ 個数 プライベート・エンドポイント テナンシ 10 アクセス・ターゲット プライベート・エンドポイント 10 最大帯域幅 プライベート・エンドポイント 25 Gbps
  23. 日本語マニュアル – オブジェクト・ストレージ • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Object/Concepts/objectstorageoverview.htm 日本語マニュアル – アーカイブ・ストレージ • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Archive/Concepts/archivestorageoverview.htm

    チュートリアル – オブジェクト・ストレージを使う • https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/beginners/object-storage/ オブジェクト・ストレージ 関連の技術情報 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 30
  24. Oracle Cloud Infrastructure マニュアル (日本語 / 英語) • https://docs.cloud.oracle.com/iaas/api/ -

    APIリファレンス • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/aqswhitepapers.htm - テクニカ ル・ホワイト・ペーパー • https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/- リリースノート • https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/knownissues.htm- 既知の問題(Known Issues) • https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm - OCIアイコン・ダイアグラム集(PPT、SVG、Visio用) ※ 日本語版は翻訳のタイムラグのため情報が古い場合があります。最新情報は英語版をご確認ください。 Oracle Cloud Infrastructure マニュアル・ドキュメント Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 31
  25. Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集 • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ チュートリアル - Oracle Cloud

    Infrastructureを使ってみよう • https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/ Oracle Cloud ウェビナーシリーズ • https://www.oracle.com/goto/ocws-jp Oracle 主催 セミナー、ハンズオン・ワークショップ • https://www.oracle.com/search/events/_/N-2bu/ Oracle Cloud Infrastructure – General Forum (英語) • https://cloudcustomerconnect.oracle.com/resources/9c8fa8f96f/summary Oracle Cloud Infrastructure トレーニング・技術フォーラム Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 32