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軌道修正を繰り返したAI駆動開発 ~ 生々しい実践事例 ~
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Okazaki
December 03, 2025
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軌道修正を繰り返したAI駆動開発 ~ 生々しい実践事例 ~
Okazaki
December 03, 2025
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Transcript
生々しいAI駆動開発 ~ 軌道修正を繰り返してきた私たちの現在地 ~ クリエーションライン株式会社 Kohei Okazaki AI駆動開発まつり 2025/12/03
名前 岡﨑 岬平(Okazaki Kohei) 所属 クリエーションライン株式会社 Cloud Engineering Team フルスタックエンジニア すきなこと
🐶☕🍺 自 己 紹 介 AI駆動開発まつり 2025/12/03
• とある大手企業の基幹システム開発プロジェクト ◦ 再来週リリース ◦ エンジニア15名ほどで開発 • スクラム ◦ ドメインが複雑
◦ 新しい業務を作る • CursorをTeamプランで契約 どんなプロジェクト? AI駆動開発まつり 2025/12/03
• 開発期間が短い(要件定義含めて1年) • 複数の基幹システムとの連携を含む • ・・・あげるとキリがない プロジェクトの難しさ AI駆動開発まつり 2025/12/03
つまり今日はみなさんに AI駆動開発まつり 2025/12/03
①大規模で? AI駆動開発まつり 2025/12/03
②納期の短く ミッションクリティカルな? AI駆動開発まつり 2025/12/03
③ドメインが複雑な? AI駆動開発まつり 2025/12/03
①大規模で ②納期が短くミッションクリティカルで ③ドメインが複雑な プロジェクトでAI駆動開発をしてきてどうだったの か。 これからどうなっていくのかをお話しします! AI駆動開発まつり 2025/12/03 フルコンボだドン…
課題1 要件通りに実装できない AI駆動開発まつり 2025/12/03
Cursorを使用。 委託モードではなく伴走モードでチャットに都度都度エンジニアが指示。 • ドメインが複雑でプロンプトが冗長になることで、 AIが途中の文脈を忘れてしまう • プロンプトに背景情報まで渡すのが大変すぎるうえ、再利用性が低い 課題その① 要件通りに実装できない AI駆動開発まつり 2025/12/03
解決策:Spec Driven Development (SDD) AI駆動開発まつり 2025/12/03 KiroやSpec Kit等のツールは使用せず、自前で実践。 モノレポを採用していたことで容易に実践が可能だった。 •
mdを情報ソースとして渡すことで高効率 • 要件を詰めるタイミングが早まり手戻りが少なくなった • 関連機能を実装する際にはドキュメントを渡すことでTokenを削減できる
ざっくりフロー AI駆動開発まつり 2025/12/03
新たな課題も AI駆動開発まつり 2025/12/03 SDDで参照させるドキュメントの品質が課題になってきた。 • 仕様変更の反映漏れ • 業務担当へのヒアリング不足で手戻りが発生する より充実した仕様を渡すことができれば改善が見込めそう
課題2 コード・システム品質が思うように上がらない AI駆動開発まつり 2025/12/03
コード量が増えるにしたがって、品質の低下が目立つように。 • 既存コードをラップして無理やり機能追加する変更容易性の低い実装 • エンジニアが認識していないコードが増加し、後からバグに気づく 課題その② コード・システム品質が上がらない AI駆動開発まつり 2025/12/03
解決策:静的解析やテストの拡充 AI駆動開発まつり 2025/12/03 自動テスト, Lint カスタムルール, Cursor Rulesなどを拡充することでコードの品 質が少しずつ向上してきた •
都度自動テストを回すので、他機能でのデグレにAIが気付ける • AIの実装にガードレールを設けることで実装が安定する
新たな課題も AI駆動開発まつり 2025/12/03 システムテストのフェーズで新たなバグが大量に見つかる… • ページ間の整合性がとれていない • 他機能との結合部分でエラーが多発 よりテストを網羅的に行うことで改善が見込めそう
こんなふうに振り返ってみると、 AI駆動開発まつり 2025/12/03
システムの品質を高めるためには 要件 → 前工程 テスト → 後工程 の品質を高める必要があるといえそう。 AI駆動開発まつり 2025/12/03
仮説 システム品質を向上させるためには ライフサイクル全体で AI駆動を実践する必要があるのではないか? AI駆動開発まつり 2025/12/03
AI駆動開発まつり 2025/12/03 ライフサイクル全体でAIの活用状況を考えてみる。
AI駆動開発まつり 2025/12/03 ライフサイクル全体でAIの活用状況を考えてみる。 隣接する領域の AI活用レベルの影響を受けやすいといえそう。 個別領域だけの活用ではAIにうまく情報が渡せず、 品質が頭打ちとなってしまう。
AI駆動開発まつり 2025/12/03 私たちのプロジェクトに適用してみた。
AI駆動開発まつり 2025/12/03 これからの注力領域はここだ!!! ① ② ③
AI駆動開発まつり 2025/12/03 今後の展望 ①要件フェーズ • 顧客MTGの文字起こしから要件を更新し続ける仕組み ②テストフェーズ • 要件からテストケースを自動生成(要件変更の追従も行う) ③運用フェーズ
• runbookの自動生成、障害分析
• AI駆動開発は開発者だけのものじゃない。プロジェクト全体をAIで駆動 させよう。 • ライフサイクル全体でAI駆動開発の活用状況をみてみよう。チームの改 善ポイントがみえてくるかもしれません まとめ AI駆動開発まつり 2025/12/03
ご清聴ありがとうございました! AI駆動開発まつり 2025/12/03