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小規模組織のプロダクトエンジニアとして、アンラーニングしたこと

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January 30, 2025
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 小規模組織のプロダクトエンジニアとして、アンラーニングしたこと

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January 30, 2025
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  1. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 2 自己紹介
 小室 雅春
 X: @_hedrall


    1 朝日新聞社 早稲田大学大学院卒業後、新卒入社。 CMS基盤構築や新規メディアサイト の開発を担当。Full TypeScriptでの開発を経験。 2 カケハシ 2021年から新規プロダクトの立ち上げをリード。 3年弱でスケールフェーズま で進める。 3 RightTouchでの現在 2024年7月から参画。最新プロダクトの立ち上げをリードエンジニアとして推 進中。 Full Typescriptで0 => 1立ち上げをする機会が多かった 趣味: 園芸
  2. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 新規立上の重要性 
 4 技術負債のリスク • 初期の設計ミスは、後の大きな技術負債につながる

    ◦ 開発は最大瞬間速度よりも平均速度が大切 犠牲的アーキテクチャの罠 • 「立ち上げはスピードが命」、って本当? • toB領域では、クライアントと着実に登っていく ◦ そのプロセスもサービスの一部 ◦ 現実的にサービスを止めて作り直し期間をとるのが難しい 新規立上からグロースの再現性を高めて行きたい!
  3. © 2024 RightTouch Inc. 会社紹介
 沿革 
 2021年12月 株式会社RightTouch設立
 2022年3月

    次世代のコンタクトセンターを創ることに賛同いただいた 
 お客様との実証実験を経て、 KARTE RightSupport(β版)
 をリリース 2023年10月 Webサイトとコールセンターの分断をなくし、問い合わせ体験を抜 本から変革する新プロダクト「 RightConnect by KARTE」β版を 提供開始
 2023年10月 RightSupport by KARTEの正式版をリリース 
 
 主な導入企業様 設立:2021年12月
 従業員:40名、うちエンジニア15名(2024年8月1日現在)
 RightTouch 6
  4. © 2024 RightTouch Inc. 主な特徴
 7 コンパウンド戦略 • 複数のプロダクトを展開 •

    一貫したUXを提供 • => 現在も新規立ち上げ中 プロダクトエンジニア • エンジニアがプロダクト視点で大きな 裁量を持つ 新規立ち上げ、プロダクト作りに注力できる環境
  5. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential PdMがいない 10 経験上、アジャイル・スクラムのプラクティスを実践してきた • PdMの重要性を理解している 弊社は新規立上にPdMを置かない方針を取っている

    • なんとなくしっくりこない • ふわっと進んでしまっている感覚 => スクラム開発の一般的なプラクティスの導入を検討 Biz(代表) Designer Engineer PdM
  6. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential あらたな課題 11 PRDが固まらない • なんとなくBiz(代表)と目線感(粒度)が違う ◦

    具体的な要件に落ちて行きづらい • すり合わせの時間が足りない ◦ 代表の時間を潤沢に取ることはできない 看板が機能しない • そもそも新規開発なので、仕様が明確化されない • カードを切ってもすぐに想定が変わる Biz(代表) Designer Engineer PdM 開発プロセスに関するメンタルモデルの転換が必要だった
  7. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 気付いた点 1 - 責任分界点 - 


    12 一般的な分解点 PdM
 Develop Member
 これだと目線感が合わない ...
  8. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 気付いた点 1 - 責任分界点 - 


    14 弊社の状況 Biz
 Develop Member
 Product Engineer はプロダクト全体に責任を持つ
  9. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 気付いた点 1 - 責任分界点 - 


    15 Biz & Dev 
 限られた時間で、効果的に議論ができるようになった! 進め方のイメージ Dev
 オフサイト + 定期チームMTG
 
 ex) 
 今期の目標・主な開発テーマ・MOATの作り方
 DevMtg, Standup
 
 ex) 
 要件相談・開発ロードマップ落とし込み・進捗共有

  10. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential エンプラ向け、新規 toB SaaS プロダクト • 大手企業の担当者へ

    コンセプトレベル で訴求し共創関係を作るには、バリ強い Bizが不可欠 ◦ 周囲との会話や、顧客との商談・ MTGに同席する中で実感 日々顧客のインサイトが集まる • 企業・担当者ごとに着目点が違う (大企業の中も一枚岩ではない ) • 情報は漸次updateされて、想定が変化しやすい biz, dev がダイレクトにコンテキストを共有し合うことで、 アジリティを担保 する • 事業上の強力な武器になる • PdMがFirewallとなって交通整理ができる反面、帯域が低下する危険性 気付いた点 2 - 戦略の重要性 -
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  11. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential • スーパーマンはいない ◦ Eng出身で、顧客とのコミュニケーションが上手く、事業にコミットする情熱を持ち ...... ◦

    PdMの理想像に縛られると、ボトルネックを作る危険性がある PdMに頼りきらず、Engineerが分担していく姿勢が大切 補足 - その他 - 
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  12. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential chatgpt • 主にインフラタスクの情報収集が効率的に copilot, clineなど •

    簡単なタスクの自動化、 toilの削減 Engineerが現実的にカバーできる範囲が拡大している • よりフルスタックな視点で全体最適を実現したい => Engineer の守備範囲は年々広がっていく LLMの台頭
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  13. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential 横転がしやすい • スピード感がある環境だからこそ、雛形の横転は武器になる ◦ コンパウンド戦略として、強い基盤化を進めている •

    水平分割は垂直分割より要件に依存しないので、社内ナレッジとして蓄積しやすい • AIが構造を理解しやすい Clean Architecture
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  14. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential モデリングの活用 • 唯一のPdMがいない環境で、皆の思考を一箇所で集約して蒸留する • 不確実性の高い状況で、一貫した思考と説明をするためのメンタルモデル •

    ビジネスロジックの集約 ◦ vn => vn+1 の差分が見やすい • TSは Object Literal 型 を成分に分解して表現できる ◦ => AIヘドキュメンテーションの強化 DDD
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  15. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential • 認知負荷が高い ◦ 振り返りを大切にする ▪ 注力ポイントの明確化

    ◦ AI活用 • Product視点が強い優秀なDevメンバーの確保 • 探索のための自由度と、作り切る為のプロセス設計のバランス ◦ 常に、comfort zone を抜け続ける • いずれPdMが必要になる ◦ RightTouchでもグロースフェーズのプロダクトには PdMを配置している ◦ スムーズなオンボーディングを研究したい 残課題
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  16. © 2024 RightTouch Inc. | Confidential • コンパウンドtoB SaaSの新規立ち上げでは、強い Biz と Engineerのコラボレーションが事業的な強み

    になる • それを実現する為には、 Product Engineer としての動きが必要不可欠になる • Product Engineer にとって、従来の開発運用方式は必ずしもマッチしない • 開発の基礎は変わらないが、プロセスは状況に応じて最適化する まとめ
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