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エンジニアという仕事を「楽しみ続ける」ためのキャリア戦略

shu223
December 19, 2018

 エンジニアという仕事を「楽しみ続ける」ためのキャリア戦略

2018.12.19、フェンリル社で行った講演スライドです。

記事版: エンジニアという仕事を楽しみ続けるためには

shu223

December 19, 2018
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Transcript

  1. 結構悩みました • iOSの技術の話 - iOSエンジニア以外の方々には意味がない - iOSエンジニアにもその技術を使わない人にはあまり意味がない • 30代プログラマとしての遅咲きデビューの話 -

    これからプログラマになろうとしている人向け - プロとしてバリバリのフェンリル社の方々にこの話をしても仕方ない - 自分ではもう新鮮味を感じない。。 • フリーランスの話 - 呼んでいただいたフェンリル社に申し訳ない
  2. キャリアの変遷 • 2003 ~ 2009 大企業社員時代(非プログラマ) • 2010 ~ 2012

    カヤック(30代でプログラマデビュー) • 2013 半フリーランス(第1次海外指向) • 2014 ~ 2016 フリーランス • 2016.10 ~ 2018.1 Fyusion • 2018.2 ~ フリーランス(兼 Fyusion)
  3. 会社の規模の変遷 0人 10000人 20000人 30000人 大企業A 大企業B カヤック 2013 フリーランス

    Fyusion フリーランス 10,000 30,000 120 3 1 30 1 20代の頃は大企業志向
  4. • 時流や自分の興味は常に移り変わる - つくることは楽しいが、同じことばかりやってると飽きる - 技術や他のエンジニアは常に進化するので「現状維持」は相対 的には後退 - 新しい技術を次々と短時間でマスターするような天才でもない •

    同じ程度の成功では達成感を感じられない - かといってより大きい成功をし続けるのは簡単ではない - 自分のコードが動いた! → 簡単なアプリができた! → ストア に出た! → 他人にDLされた! → ランキングに入った! …
  5. 自分の例: 「iOS 11 Programming」でARKit, Metalの章の執筆を担当 ※Metal: iOSのGPUを制御するAPI • この時点でARKitは触ったことなし、Metalはほぼ初心者 •

    ずっと興味があったARと低レイヤグラフィックスAPIにつ てい本を書きながら学ぶチャンス! • 会社(当時)の有休を全部使って、毎年恒例のOSSの制作 も見送って、書籍執筆にできる限りのリソースを投入 • 本を書きながら知識が付き、さらに「ARKit, Metalの本を 書いた堤さん」と、初心者から一気にちょっとした権威に
  6. その後ARKit, Metalの仕事も獲得できるように • Fyusion(アプリ, SDK, etc.): 画像処理、描画まわ りは全面的にMetalを利用 • とある案件:

    ARKitの手書き機能+Metalシェーダでエ フェクト • とある海外案件: フェイストラッキングAR + Metal画 像補正 & エフェクト
  7. 1. 勉強を仕事に繋げる • 独学を続けるより、お金を稼ぎつつフルタイムで経 験を積んだ方が遥かに早く・確実に新しい技術を習 得できる • 仕事に繋げるために、勉強したことをアウトプット する •

    報酬としてのお金にとらわれすぎないこと。スキル や実績も報酬の一部と考え、「勉強したいことに関 わる仕事」は全力で取りに行く
  8. どうやって示すか • 日々学んだ技術Tipsをブログに書く - 分野を絞る - 「やりたいこと」「できること」の両方のアピールになる • GitHubでソースを公開する -

    「やりたいこと」「できること」の両方のアピールになる - Star数が良し悪しを決めるものではないが、Star数が多いほうが 「見つけてもらう」チャンスは増える • 「書籍」「講演」など、専門外の人にも響く「箔」を付ける