Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Service Cloud Omni-Channel Basics and New Features
Search
Shun Kosaka
March 01, 2018
0
890
Service Cloud Omni-Channel Basics and New Features
・Service Cloudのオムニチャネルの基礎
・外部ルーティングの概要
・LightningコンソールAPIの概要
・電話とオムニチャネルの統合
Shun Kosaka
March 01, 2018
Tweet
Share
More Decks by Shun Kosaka
See All by Shun Kosaka
プロセスビルダーの設計書を生成しよう / Document Your Process
shunkosa
0
1.4k
試して学ぶ数式項目・入力規則 / Salesforce Formulas and Validation Rules Hands on
shunkosa
3
1.3k
はじめてのCommunity Cloudデータセキュリティ / Community Cloud Data Sharing Basic
shunkosa
1
1.1k
Lightning Web ComponentでチャットのUIをカスタマイズしよう / Enhance Chat UI with LWC
shunkosa
0
1.2k
JP Salesforce SAML SSO for Beginners
shunkosa
0
1k
Testing Lightning Flow
shunkosa
0
710
Schedule Your Process Without Coding
shunkosa
0
610
Featured
See All Featured
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
27
5.3k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
365
25k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
65
11k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
243
12k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
127
18k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
48
2.2k
Transcript
オムニチャネルの今とこれから 2018/03/01 Tokyo Salesforce Developer Group Meetup #17 Shun Kosaka
| Accenture Japan Tech Session Service Cloudのオムニチャネルの基礎と 最新機能に触れてみましょう 20分 開発者 Intermediate
自己紹介 @shunkosa Name : 小坂 駿 (Kosaka Shun) / Company
: アクセンチュア株式会社 × 365 × 15 Skills : Hobby : Trailhead / リアルTrailhead / 読書(help.salesforce.com)
本日のトピック Service Cloudのオムニチャネルで、 • 今、何ができて、どんな仕組みなのか • 最新機能では、何ができるのか
入門編
オムニチャネルとは何か カスタマーセンタのあらゆる作業を、適切なオペレータに割り振る 仕組み ケース オペレータの 画面に通知 トランスクリプト カスタム オブジェクト SOS
Salesforce オブジェクト キュー / スキル(※2) 業務量に 余裕ある? 問合せチャネル 技術 サポート セールス 電話 メール Webフォーム コミュニティ Live Agent(※1) … その他 問合せ 優先度:1 優先度:2 業務量:1 業務量:20% 優先度:3 業務量:2 ※1 LightningでLive Agentチャットを扱うには、オムニチャネルでの転送が必須です。 ※2 オムニチャネルでのスキルルーティングは、Spring ‘18でベータ版です。今回の発表では扱いません。 ルーティング設定 ルーティング設定 ルーティング設定 ルーティング キュー/ スキル割り当て レコード作成
適切なルーティングが重要な理由 オペレータと作業が適切にマッチングされないと… • オペレータの忙しさにばらつきができる • 作業時間が長くかかる • 転送やエスカレーションが増える • 内容のわからない作業はオペレータにストレスになる
• (電話やチャットの場合は特に)待ち時間が増える、放棄率が上がる、 サービスレベルが下がる 上記に対応するために余計な仕事が増える ⇒ 顧客満足度が低下する
標準のルーティングモデル 標準のルーティングモデルは以下の2通り • Least Active = 作業中の業務量が少ない人から割り当てる • Most Available
= 空きが多い人から割り当てる オペレータに作業を均等に割り振りたいという発想 Most Available Least Active
オムニチャネルの仕組み(データモデルは一部簡略化) AgentWork サービス プレゼンス状況 ステータスを見ながら、均等にAgentWorkを作成 キュー サービス チャネル UserService Presence
プロファイル プレゼンス設定 ルーティング 設定 Pending ServiceRouting ステータス一覧 (退席中 / ケース受け入れ可 など) チャネル一覧 (ケース / LiveAgent / SOS など) 最大業務量 実際のsObjectレコード オペレータに 割り当て済みの作業 オペレータに 未割り当ての作業 (待ち行列) 単位業務量や優先度 ユーザのリアルタイムステータス 作業項目 ユーザ
(おまけ)オムニチャネルスーパーバイザ 最近では、ClassicのService Cloud機能の大半がLightning対応済 • Spring ’18でオムニチャネルスーパバイザがLightningでGA Service Cloudも #LightningIsNotFuture (Trailheadのモジュールはまだまだ…)
発展編
顧客を考慮したルーティングシナリオ チャットで以下のようなルーティングを実現するには? • オペレータのスキルと顧客の待ち時間の組み合わせ • 前回対応したオペレータに自動接続 • VIP顧客の待ち時間を一般顧客の待ち時間よりも短く設定 • キャンセル回数の考慮
ルーティングをカスタムロジックで実装できる余地はないか?
外部ルーティング ルーティングを外部のロジックに委ねる • Winter ’17でベータ(Classic) • Spring ’18でベータ(Lightning) • 現在はサポートに有効化依頼が必要
UserServicePresence等に基づいて、 ヒマなオペレータを特定 カスタムロジックでオペレータを特定 (例: 特定した顧客情報や 外部サービスで保持する情報を用いる ) 外部ルーティングの仕組み 標準のルーティング 作業項目がキューに割り当たる
オペレータ未割り当ての作業を検知する (PendingServiceRoutingの変更を検知) 外部ルーティング 特定したオペレータに対して AgentWorkを作成する Step1 Step2’ Step2 Step3 オペレータの画面に通知
PendingServiceRoutingの変化を検知するには ルーティングに必要な情報が全てSalesforce内にある場合は、 PendingServiceRoutingのトリガで処理すれば簡単そう • 動きませんでした… • システム生成のレコードにはトリガが発動しない可能性 外で計算する際も、トリガ+Platform EventはNG •
仕方なくPushTopic + Streaming APIで拾う (開発者ガイドの記載もこの方法)
デモ チャットで「さっき話した人」に優先的につなぐ • フォームで顧客特定して過去の担当者をクエリ Alice Bob Carol 顧客特定 & 過去の
会話検索
実装方法 サンプルのコミュニ ティにSnap-in チャットを設置 事前フォーム (自動でContactを 紐づけ) PushTopic を Subscribe
Streaming API ContactId で 過去のト ランスク リプトを クエリ 過去の担当者に AgentWorkを 作成 他の空いている 担当者に AgentWorkを 作成 過去の担当者が オンラインで業務 量に空きがある? SOAP/REST API (もしくはPlatformEventをSalesforceに投げて トリガで処理) YES NO
テレフォニーシステムはSalesforceの外 • 電話とオムニチャネルのステータスを両方操作する必要があり面倒 • 電話のステータスが通話中になったら、チャットはオフライン にできるか?1つのコンポーネントに統合できるか? • KPIの取得元がばらばら PSTN テレフォニーシステム
オムニチャネルルーティング OpenCTI アダプタ PBX / IVR / ACD キュー キュー キュー
ステータスを同期する <lightning:omniToolkitAPI> • オムニチャネルのイベント全般を処理(Spring ’18でベータ) From オムニチャネル <aura:handler event=“lightning:omniChannelStatusChanged” .....
/> • オペレータのステータス変更を拾う To オムニチャネル UserServicePresenceは直接Updateできない • LightningコンポーネントからsetServicePresenceStatus()
ステータス中継用のユーティリティーバー 電話のステータスを外で処理できれば、既存のCTIアダプタと標準の オムニチャネルコンポーネントをそのまま活用できる [参考] Classicのコンソールで隠しコンポーネントを利用する例 Trailhead - エージェントのキーボードショートカットのカスタマイズ https://trailhead.salesforce.com/ja/modules/service_console_customize/units/service_console_customize_key 例)
Amazon Connectの場合 1. ステータスの変更をKinesis Streamに 2. LambdaでSalesforceに通知 3. ダミーのコンポーネント内でsetServicePresenceStatus() Classicではコンソールコンポーネントを非表示にできるが、 現在Lightningのユーティリティバーは非対応
通話ログ用のカスタムオブジェクト 作業項目をオムニチャネルで処理するには、そのレコードをキュー に割り当てる必要があった • 通常CTI連係ではコールログは活動履歴 • インバウンドコールをオムニチャネルで処理する場合、 ToDoをキューに割り当てできると自然 • 現在、ToDo/活動履歴はキューの割り当て不可
• 別途カスタムオブジェクトの作成が必要 [参考] ぜひUpvoteしてください! Idea - Allow Task(s) to be assigned to a Queue https://success.salesforce.com/ideaView?id=087300000007HC0AAM
まとめ
まとめ • オムニチャネルでカスタマーセンタの業務を集約 • 外部ルーティングで高度なルーティングを実装 • コンソールAPIを利用して電話とオムニチャネルを統合(できそう) • 本日のトピックはたくさんあるService Cloud機能のほんの一部
• 気になる領域を探して勉強してみると、新しい発見があるかも!?
告知 3/20(火) Salesforce Developer Group ルーキー会 #7 at アクセンチュア イノベーションハブ
東京 今すぐ登録しましょう!! https://sfdgr.connpass.com/