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サービスの信頼性を高めるため、形骸化した「プロダクションミーティング」を立て直すまでの取り組み

 サービスの信頼性を高めるため、形骸化した「プロダクションミーティング」を立て直すまでの取り組み

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すてにゃん

May 08, 2026

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  1. X

  2. 11 1. プロダクションミーティングについて • オライリーの「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング」 という本に登場する • Google社のSRE事例を紹介する本 •

    システムの状況を確認し、チーム全体が共通認識を持った上で改善 へ導くための定期イベント プロダクションミーティングとは?
  3. 22 3. プロダクションミーティングの目的を再考 • 目的 • 参加者 • 実施頻度 •

    アジェンダ 参加者・頻度・アジェンダは、目的から逆算して決める 「会議」にはいろいろな構成要素がある
  4. 23 3. プロダクションミーティングの目的を再考 1. 原典である “SRE本” を改めて読んでみる 2. 他社の事例を調べる・ヒアリングする 3.

    自分たちの状況でどういう風に適用させるとよいかを考える 小手先の改善よりも、あるべき姿を改めて再考を試みる
  5. 24 3. プロダクションミーティングの目的を再考 • Chapter 31: Communication and Collaboration in

    SRE • https://sre.google/sre-book/communication-and- collaboration/ • 目的を簡単にまとめると、 • ステークホルダー等全員が共通認識を持つこと • 設計・実装・監視項目に対するフィードバックループを 作ること 1. 原典である “SRE本” を改めて読んでみる 通称 “SRE本”
  6. 25 3. プロダクションミーティングの目的を再考 • Appendix F: Example Production Meeting Minutes

    • https://sre.google/sre-book/production- meeting/ • 過去の障害や発生したアラートの共有 • 今後の本番環境向けの変更の予定 • TODOを決める 1. 原典である “SRE本” を改めて読んでみる 通称 “SRE本”
  7. 26 3. プロダクションミーティングの目的を再考 • Xやはてなブックマークを活用し、他社事例を調査 • ※ 会社によって呼ばれ方が違うので検索する際に工夫が必要 • 株式会社はてな:

    Performance Working Group (PWG) • 他: エンジニア会、パフォミ、ふみぱお、パフォーマンス確認会 2. 他社の事例を調べる・ヒアリングする
  8. 27 3. プロダクションミーティングの目的を再考 • SRE Lounge という SRE に関心のある方があつまるコミュニティ があります

    • https://sre-lounge.connpass.com/ • SRE Lounge Slack の #ask-anything チャンネルでざっくばらん に聞いてみることにした 2. 他社の事例を調べる・ヒアリングする
  9. 3. プロダクションミーティングの目的を再考 33 • 会社としては、 • ワンバンクをさらに成長させたい • ユーザーを増やしたい •

    アプリもカードも使ってほしい ということは、プロダクトを急成長させる前提に立つと良さそう 3. 自分たちの会社での目的を再考する
  10. 40 4. 目的に合わせて会議の形を変える • Architecture Decision Records (ADR) で提案する文化があった •

    今回に関しても同様に提案をした 目的と参加者の変更をADRで提案
  11. 44 4. 目的に合わせて会議の形を変える • 一定の影響のある変更は合意をとりながら進める • 特に今回は参加者のアップデートもかねていたため • 変更内容はテキストとして残す •

    ADRは書くべき内容がフォーマット化されているという点以外に 必ずテキストとして決定事項が残るというのがポイント 変更の内容よりも、進め方が大事
  12. 47 5. 仕組み化して改善サイクルを回す • 長期的なトレンドや突発的なイベント確認 • 障害振り返り (with Notion AI)

    • メトリクス確認 (with 社内AIエージェント) • TODO項目決め • プロダクションミーティング自体の改善項目集め 現時点でのアジェンダ
  13. 48 5. 仕組み化して改善サイクルを回す • 長期的なトレンドや突発的なイベント確認 • 障害振り返り (with Notion AI)

    • メトリクス確認 (with 社内AIエージェント) • TODO項目決め • プロダクションミーティング自体の改善項目集め 現時点でのアジェンダ
  14. 55 5. 仕組み化して改善サイクルを回す • 自律的にNew Relic、Sentry、ソースコードを確認し 特定期間の異常値をレポート • 注目すべき観点ややったほうが良さそうなTODO項目の提案 •

    AIエージェントの出力結果をほぼそのままアジェンダに使えて便利 • 準備時間が大幅短縮された エージェントがやってくれたこと
  15. 56 5. 仕組み化して改善サイクルを回す • 長期的なトレンドや突発的なイベント確認 • 障害振り返り (with Notion AI)

    • メトリクス確認 (with 社内AIエージェント) • TODO項目決め • プロダクションミーティング自体の改善項目集め メタ的な改善もアジェンダに含める
  16. 63 余談: LLMを前提としたミーティングの未来 • 最近の Agentic Coding は人間の介在なしでループを回す方向性に なっている (と感じる)

    • LLMがコード書く→LLMがレビュー→LLMが修正を適用→ (以下略) • 例: Devin が Bot によるレビュー指摘を受けて自律的に修正してくれ る autofix 機能 • 例: Long-running Task をLLMに遂行させる様々な試み 最近の Agentic Coding