Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Google Cloud Pub/Sub のデッドレター設定でハマったところ
Search
suna-big
September 12, 2024
Programming
0
410
Google Cloud Pub/Sub のデッドレター設定でハマったところ
Google Cloud Pub/Sub のデッドレター設定でハマったところがあったので紹介します。
suna-big
September 12, 2024
Tweet
Share
More Decks by suna-big
See All by suna-big
バックエンドエンジニアによる Amebaブログ K8s 基盤への CronJobの導入・運用経験
sunabig
0
200
本当にあった怖いサイトマップ
sunabig
0
39
Other Decks in Programming
See All in Programming
AHC061解説
shun_pi
0
280
AIプロダクト時代のQAエンジニアに求められること
imtnd
1
510
エージェント開発初心者の僕がエージェントを作った話と今後やりたいこと
thasu0123
0
220
受け入れテスト駆動開発(ATDD)×AI駆動開発 AI時代のATDDの取り組み方を考える
kztakasaki
2
500
AI活用のコスパを最大化する方法
ochtum
0
120
New in Go 1.26 Implementing go fix in product development
sunecosuri
0
110
要求定義・仕様記述・設計・検証の手引き - 理論から学ぶ明確で統一された成果物定義
orgachem
PRO
1
500
Python’s True Superpower
hynek
0
190
grapheme_strrev関数が採択されました(あと雑感)
youkidearitai
PRO
1
190
PostgreSQL を使った快適な go test 環境を求めて
otakakot
0
380
DevinとClaude Code、SREの現場で使い倒してみた件
karia
1
810
社内規程RAGの精度を73.3% → 100%に改善した話
oharu121
12
6.8k
Featured
See All Featured
The AI Revolution Will Not Be Monopolized: How open-source beats economies of scale, even for LLMs
inesmontani
PRO
3
3.1k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
120k
Lessons Learnt from Crawling 1000+ Websites
charlesmeaden
PRO
1
1.1k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Abbi's Birthday
coloredviolet
2
5k
The SEO identity crisis: Don't let AI make you average
varn
0
400
世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得
akihiro_kokubo
PRO
67
37k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
54k
How to optimise 3,500 product descriptions for ecommerce in one day using ChatGPT
katarinadahlin
PRO
1
3.5k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
55
8k
The #1 spot is gone: here's how to win anyway
tamaranovitovic
2
970
Faster Mobile Websites
deanohume
310
31k
Transcript
@suna_big Google Cloud Pub/Sub の デッドレター設定で ハマったところ 異なるタイプのサービスアカウントと権限、MaxExtensionについて
自己紹介 株式会社AI Shiftのバックエンドエンジニア 主にChatbot,Voicebotの開発をしています パブリッククラウドとソフトウェアデザイン設計に 強くなりたいです
Pub/Subとは? Pub/Subは、非同期でスケーラブルなメッセージングサービス メッセージの送信者 (パブリッシャー) と受信者 (サブスクライバ ー) を切り離す通信モデル パブリッシャーとサブスクライバーを分離し、独立して開発・運用 できるなどのメリットがある
Pub/Subとは? https://cloud.google.com/pubsub/docs/pubsub-basics?hl=ja#lifecycle_of_a_message_in
デッドレタートピックとは? Pub/Sub のデッドレター トピックとは、Pub/Sub サービスがメッセー ジの配信を試みたものの、サブスクライバーが確認応答できない場合 に、配信不能メッセージを転送するトピック Pub/Sub のデッドレター トピックに対してサブスクリプションを用意
し、GCSに保存することで後から問題のあるメッセージのトラブルシ ューティングと分析が容易になります
デッドレター トピック デッドレター サブスクリプシ ョン デッドレタートピックとは?
デッドレターに 入らない 起きたトラブル デッドレターに 流れたはずの メッセージが サブスクリプションから 流れ続ける 確認応答期限が 1分のはずが
60分かかる
デッドレターに 入らない 起きたトラブル デッドレターに 流れたはずの メッセージが サブスクリプションから 流れ続ける 確認応答期限が 1分のはずが
60分かかる
デッドレターに入らない デッドレタートピックを設定したのに、 なぜか流れない。。。 サブスクリプション デッドレター トピック デッドレター サブスクリプション
デッドレターに入らない Pub/Sub サブスクリプションの デッドレタリングの項目で 注意マークがついている部分の対応が必要だった しかし、Terraform上で どうやって表現したらよいかわからなかった 具体的には『このプロジェクトの Cloud Pub/Subサービスアカウント』とはなんだ?
複数のサービスアカウント 実はサービスアカウントには複数種類ある Google Cloud には、いくつかの異なるタイプのサービス アカウントがあります。 ユーザー管理のサービス アカウント: ユーザーが作成して管理するサービス アカウント。
多くの場合、これらのサービス アカウントはワークロードの ID として使用されます。 デフォルトのサービス アカウント: 特定の Google Cloud サービスを有効にするときに自動 的に作成される、ユーザー管理のサービス アカウント。これらのサービス アカウントは、 ユーザーの責任で管理する必要があります。 Google 管理のサービス アカウント: サービスがリソースにアクセスできるようにするため に、ユーザーに代わって Google が作成し、管理するサービス アカウント。 https://cloud.google.com/iam/docs/service-account-overview?hl=ja#types
複数のサービスアカウント 再度管理画面のチェックボックスをクリックして確認したら 確かにいた!(画像の赤枠) service-{project_number}@gcp-sa-pubsub.iam.gserviceaccount.com これをTerraformに設定
デッドレターに 入らない 起きたトラブル デッドレターに 流れたはずの メッセージが サブスクリプションから 流れ続ける 確認応答期限が 1分のはずが
60分かかる
デッドレターに流れたメッセージが サブスクリプションから流れ続ける Pub/Sub のデッドレター トピックにメッセージは入るが、サブスクリ プションにメッセージが残り続けて、無限にサブスクライバーが動き 続けていた
デッドレターに流れたメッセージが サブスクリプションから流れ続ける デッドレター トピック メッセージが 流れ続ける
権限不足 実はパブリッシャーロールしか設定していなかった。(画像) デッドレタートピックにパブリッシュするのだから サブスクライバーロールなんて何に使うんだと 考えていた しかし、サブスクライバーのロールが サブスクリプションからメッセージを削除する 役割があった
Terraformで権限を設定 メッセージがデッドレターに流れ、 サブスクリプションからは 削除されるようになった! Terraformに設定
デッドレターに 入らない 起きたトラブル デッドレターに 流れたはずの メッセージが サブスクリプションから 流れ続ける 確認応答期限が 1分のはずが
60分かかる
わざと失敗するリクエストを送り確認応答期限(1分)※* 配信の最大試行回数(5回)後にデッ ドレターに送られるはずがいっこうに送られない。。 それどころからログを見ると、そもそも再試行が行われておらず、60分後にようやく1回目の 再試行が行われていた。。 確認応答期限が1分のはずが60分かかる
MaxExtension MaxExtensionという Subscriptionが各メッセージの確認応答期限を 自動的に延長する最大期間の設定が Pub/Subのサブスクライバー用の ライブラリに存在していた これのデフォルトが60分であり、自動的に 各メッセージの応答期限が延長されていた
MaxExtension MaxExtensionは0未満に設定すると確認応答期限の延長がされなくなるので、-1に することで確認応答期限が1分になったことを確認できた
まとめ ・サービスアカウントは複数種類ある、デッドレターの設定にはGoogle 管理のサ ービスアカウントを利用する必要がある ・デッドレターの設定で利用するサービスアカウントにはパブリッシャーだけでな く、サブスクライバーの権限も付与しよう ・MaxExtensionによって確認応答期限が自動で延長されてしまうから気をつけよ う
ご清聴ありがとうございました