Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
デザインが苦手なエンジニアが、Figma Makeからデザインを学んでみた
Search
スナガク
November 12, 2025
0
110
デザインが苦手なエンジニアが、Figma Makeからデザインを学んでみた
スナガク
November 12, 2025
Tweet
Share
More Decks by スナガク
See All by スナガク
Codexを使い倒して気づいた、Claude Codeの本当の強みと使いこなし術
sunagaku
2
6.5k
Claude Code on the Web を超える!? Codex Cloud の実践テク5選
sunagaku
0
630
AIを本気で使って分かった“現実と課題” 〜効率化の先にある、AIと共に成長するエンジニアリング〜
sunagaku
3
840
友人とのアプリ開発を完全に理解した
sunagaku
1
250
Featured
See All Featured
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3.1k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.8k
How GitHub (no longer) Works
holman
316
140k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
31
2.7k
Scaling GitHub
holman
464
140k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
132
19k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Done Done
chrislema
186
16k
Transcript
Speaker: スナガク (Nov.12, 2025) Vibe Coding for Study デザインが苦手なエンジニアが、Figma Makeからデザインを学んでみた
自己紹介 スナガク • ソフトウェアエンジニア • 趣味: 個人開発 サウナ • 最近は
Figma make にハマり中 個人開発 https://lovady.app/ • AIに気軽に恋愛相談できるアプリ Lovady • 現在 React Nativeを使ったアプリを開発中 2/16
今日、話すこと 1. デザイン作成に対する今の課題 2. なぜ Figma makeを使うようになったか? 3. Figma make
の活用方法 3/16
お詫びと言い訳 • Figma make の話、ほぼ出てきません... ◦ 最後の所で、ちょっと話すくらい... ◦ 背景・経緯の話が 8割くらいあります。
• 馴染みのない領域・技術に対してどう学んでいったか?の経験談として ◦ ご自身の状況とも重ねつつ、新しい考え方や視点を得るきっかけに Figma make の話聞きたかった人、すいません... 時間がある時に、また記事上げます... 4/16
個人開発アプリの「UI がダサすぎる問題」発生 ⚠ • 個人開発のアプリで UI を作成したものの、ダサすぎる... ◦ 時間を大量に使ったのに 成果ゼロ...
◦ 今作っているアプリも、UI リプレース中...(バグ全部直したのに) • 一部のエンジニアを除き、デザイン作成は経験がない ◦ デザインの実装は出来るけど、デザイン自体は作成できない • デザイン関連の知識がほぼ無い ◦ 良いデザインと悪いデザインの差が分からない 5/16
デザインはAI使っても上手く修正できない😭 • AIに出せる指示が「イケてるUIを作って!」程度のもの ◦ 指示が抽象的すぎて、うまく動いてくれない ◦ 「スマートにして」と指示した回数は計り知れず... • AI で試行錯誤しても、成果に繋がりにくい
◦ 0 → 1 のスタイル作成は、AI でもいいものを作ってくれる ◦ 細かい調整に関しては、上手くいかないことが多い 6/16
デザイナーの教え 3選 • 競合/類似アプリのUIを参考にする ◦ 同じ機能を既に実装している例があるので、参考にできる • デザインガイドラインを学ぶ ◦ Apple
Human Interface Guidelines ◦ Material Design • 原理原則を抑える ◦ 闇雲に作るのではなくルールを踏まえる デザインの原理原則を抑えれば、 AI への修正指示が上手くなるのでは!? 7/16
デザインは原理原則が存在する • 判断の指針になる法則がいくつかある ◦ 近接 (Proximity) ◦ 整列 (Alignment) ◦
反復 (Repetition) ◦ コントラスト (Contrast) • 「なぜ悪いのか」が説明できるようになる! ◦ 修正指示の精度が上がりそう(知らんけど...) 出典:『ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]』マイナビ出版( 2016) 8/16
座学だけだと限界がある • ざっくりとした原理原則は理解できた ◦ 良い/悪いデザインの違いをなんとなく把握できた • しかし「今のUIをどう改良するか」の手がかりまでは得られない... ◦ 「何が悪いのか」は分かる ◦
「どうすれば良いのか」が分からない ◦ 正解のデザインのイメージが付かないので、指示もできない ▪ 指示の内容自体は前と変わってない • デザインもプログラミングと一緒で、実践部分が大切になる ◦ 今のUI をAI と共に改良しつつ、デザインの原理原則を学ぶ 9/16
そうだ、AI を使おう! • 今必要としてるのは、実際の画面に対するフィードバック ◦ これをAIに依頼すればいいのでは? • ChatGPT に Figma
や アプリのスクショを貼って試す! ◦ ヒントは得られるが、自分で直す手間がかかる... ◦ 指示に従って直してみたけど、なんか違う... • Cursor連携も出来るらしい! ◦ 良さそう!だけど上記の問題は解決しない... • Layermateが最有力候補!? ◦ フィードバックに加え、デザインも作ってくれる!(けど従量課金が怖い…) • そうだ、Figma Makeを使おう! 10/16
Figma Makeとは? • デザインツール FigmaのAI機能 • v0のように実際のソースコードと一緒にWEBアプリを作成してくれる ◦ 作られたコードをダウンロードすることも出来る! •
生成したアプリの画面をFigmaのデザインファイルにコピぺ できる https://zenn.dev/sunagaku/articles/6ffe29e6f271bb 11/16
Guidelines.mdとは? • Agents.md の Figma make 版 ◦ 共通の指示を最初から組み込めて、毎回同じ指示を繰り返さずに済む •
デザインのテーマ情報を与えると、それに沿って最適なスタイリングを実施 • 「修正意図や背景情報も教えて」と頼んでみる ◦ そのスタイルの説明をしてくれる!? ◦ 知識のキャッチアップも出来る!? 12/16
実際に試してみた • 個人開発中のアプリUI改善を依頼 • 画面サンプル +「修正に至る背景や設計原則」まで教えてくれた • そのまま追加修正の指示もできるので、微調整もスムーズ https://zenn.dev/sunagaku/scraps/7c17f25b7aa20d 13/16
まとめ • 判断基準がないと、適切な指示や修正ができない。 • デザインもプログラミングも、座学だけでは限界がある • AIを活用する前に、まず自分の課題を明確にする • Figma make
は、デザインの原理原則を学べる最高の相棒 14/16
ご清聴ありがとうございました! よかったら X フォローしてください! @suna_gaku 15/16