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2024年に発表されたFirebase(Web)の新機能を使ってみよう

Kanon
September 20, 2024
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 2024年に発表されたFirebase(Web)の新機能を使ってみよう

Kanon

September 20, 2024
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  1. Summary 3 • App Hosting ◦ CloudRunと統合して簡単にSSRができるようになった • Data Connect

    ◦ CloudSQLでホストされているPostgreSQLに直接接続できる ようになった ◦ GraphQLベースの簡潔な言語で定義できる • Firebase Genkit ◦ Geminiをより簡単に使えるようにSDKが追加
  2. App Hostingとは 5 App Hosting • Firebase Hostingの代替品というわけではない ◦ 静的なアプリなら従来のHosting

    ◦ SSRなどサーバーサイドでの処理が必要ならApp Hosting ◦ このように棲み分ける • 料金 ◦ App HostingはBlazeプランでのみ利用可能
  3. これまでFirebase HostingでSSRを扱うには 6 App Hostingとは • Cloud FunctionsやCloudRunの構築を自分でやらないといけな かった ◦

    過去の自分のブログをみると、やろうとしてめっちゃハマって た • 一方でVercelにデプロイするとその辺意識せずに勝手にデプロイ してくれる ◦ 個人リリースのアプリなので、「ほなVercelでええやん」となっ た • そういう人たちを今回やっと取り込みに来た感がある
  4. 感想 14 App Hostingの検証 • 画面ぽちぽちしてただけでデプロイが終わった • なによりすごいのは、VercelからFirebaseに移行するにあたって コードを一行も変えていないこと ◦

    設定ファイルすらいじってない • 試せてないけど、GitHubインテグレーションされているので、バー ジョンのロールアウトなんかも簡単にできるらしい
  5. What’s Firebase Data Connect 15 Data Connect • これまで ◦

    Firebase でデータソースを扱うには基本的にはFirestoreを使う必要 があった ◦ Firestore = NOSQL ◦ RDB(CloudSQL)を使うには、Cloud Functionsを作る必要 • これから ◦ Data Connect が選択肢の一つに
  6. Data Connectでできること 16 Data Connect • GraphQLを書けば、Data Connectが勝手にSQLへ変換してくれる ◦ 裏側ではCloud

    SQL for PostgreSQLが動いている • SQLに詳しくない人でもGraphQLだけわかればDBにアクセスできる ◦ 後述しますが一長一短とは思います • Cloud SQLを使うための設定などがめちゃくちゃ簡単 • 現在は限定公開プレビューのため、申請者のみ利用可能
  7. 感想 38 Data Connectの検証 • ローカルでの開発体験やGraphQLがそのままSQLになっ てるのは素直に感動 • アプリケーションの成長に伴いFirestore ->

    CloudSQLへの 移行とかが発生しなくなりそうなのは良い • 複雑なデータ抽出が必要になったり、チューニングが必要 になったときはしんどそう • どういうGraphQLを書けばどういうSQLができるか?がイ メージできないのはしんどい
  8. 感想 45 Firebase Genkitの検証 • 実装自体はめちゃくちゃ手軽 • Vertex AI in

    Firebaseとサーバーサイド側は試せてないのでこれも試したい