Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
羽田新ルート運用6年の検証
Search
マン点
March 28, 2026
Research
100
0
Share
羽田新ルート運用6年の検証
羽田新ルート開始6年。
騒音とトラブル、議会の沈黙。固定化回避という「幻想」。
21億円の広報費を投じつつ「固定化」が進む実態を、公的データから「逃げ場のない事実」として示す。
マン点
March 28, 2026
Other Decks in Research
See All in Research
世界モデルにおける分布外データ対応の方法論
koukyo1994
7
2k
Dwangoでの漫画データ活用〜漫画理解と動画作成〜@コミック工学シンポジウム2025
kzmssk
0
210
Dual Quadric表現を用いた動的物体追跡とRGB-D・IMU制約の密結合によるオドメトリ推定
nanoshimarobot
0
320
ペットのかわいい瞬間を撮影する オートシャッターAIアプリへの スマートラベリングの適用
mssmkmr
0
440
AI Agentの精度改善に見るML開発との共通点 / commonalities in accuracy improvements in agentic era
shimacos
6
1.5k
CyberAgent AI Lab研修 / Social Implementation Anti-Patterns in AI Lab
chck
6
4.2k
【NICOGRAPH2025】Photographic Conviviality: ボディペイント・ワークショップによる 同時的かつ共生的な写真体験
toremolo72
0
210
「車1割削減、渋滞半減、公共交通2倍」を 熊本から岡山へ@RACDA設立30周年記念都市交通フォーラム2026
trafficbrain
1
900
ScoreMatchingRiesz for Automatic Debiased Machine Learning and Policy Path Estimation with an Application to Japanese Monetary Policy Evaluation
masakat0
0
230
NII S. Koyama's Lab Research Overview AY2026
skoyamalab
0
110
教師あり学習と強化学習で作る 最強の数学特化LLM
analokmaus
2
1k
非試合日の野球場を楽しむためのARホームランボールキャッチ体験システムの開発 / EC79-miyazaki
yumulab
0
120
Featured
See All Featured
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
470k
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
1
340
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
85
9.4k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Navigating Team Friction
lara
192
16k
Side Projects
sachag
455
43k
Collaborative Software Design: How to facilitate domain modelling decisions
baasie
0
190
Code Review Best Practice
trishagee
74
20k
The Anti-SEO Checklist Checklist. Pubcon Cyber Week
ryanjones
0
110
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
360
30k
Groundhog Day: Seeking Process in Gaming for Health
codingconduct
0
140
Transcript
運用開始から6年。 コロナ禍の「猶予期間」が消滅し、航空需要が回復した現在、 周辺環境への影響は、動かしがたい「統計的事実」として刻まれている。 作成:マン点 @1manken 2026年3月 CC BY-ND 4.0(表示 -
改変禁止)
1.都心低空飛行ルート 【南風運用】 最大騒音レベル(dB) に大きな変化はないが、 通過機数(量)の増加に より、騒音に晒される時 間は⾧時間化している。 2.荒川沿い北上ルート 【北風運用】 通過機数(量)の増加に
より、騒音に晒される時 間は⾧時間化している。 3.川崎ルート 【南風運用】 離陸直後の高度約300~ 900mでの飛行が常態化 している。
2025年7月26日 2025年8月15日 国土交通省「羽田空港のこれから」および各社プレスリリースなどに基づき筆者作成。
生活実感としての「騒音・恐怖」と、司法の論理との乖離が問われている。 1. 2020年に提訴された「取 消訴訟」は、2025年10月 の東京高裁での控訴棄却を 経て最高裁へ上告された。 2. これまでの判決において、 行政の裁量権が厚く保護さ れる傾向が続いている。
3. 結果として、原告である住 民の訴えが是非(正当性) の審理に入る前の「入口」 で退けられる状況が浮き彫 りとなっている。
司法による「訴えの中身」の審理をはばむ論理的矛盾が、 民主主義の根幹を問う局面を迎えている。
大多数の自治体による「関心の喪失」と「沈黙」が、問題を既定路線化させている。 2025年第4回定例会 では港区を除く全議 会で質問がゼロとな り、地方自治の現場 から議論が完全に消 失している。 問題を「解決不能な
既定路線」と見なす 空気が支配し、議会 は「沈黙」を選択し た。議論の広がりは 失われ、行政の意図 した通りの無関心が 完成されつつある。
多額の公金が「固定化回避」の具体策提示ではなく、現状維持のための広報的演出に投じられている 2021・2024年度の契約で、予定価格と契約額が完全に一致する「落札率100%」が記録されている 国土交通省に開示請求し入手した文書に基づき筆者作成。
第5回から第6回までの2年 4か月、技術的検討の結 果は公表されなかった この間も年間2.5億円規模 の広報予算は途切れるこ となく執行されており、行 政の優先順位が「検討」 ではなく「現状維持の広
報」にあることを示唆し ている
提示された事実:21億円の広報予算、司法の門前払い、そして沈黙する議会。 この記録をどう解釈し、何を求めるか。 その判断は市民に委ねられている。