Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
CIBA詳細とCIBAで実現する社会を考えてみたかった / OpenID TechNight ...
Search
Ayokura
February 25, 2019
Technology
1
2.2k
CIBA詳細とCIBAで実現する社会を考えてみたかった / OpenID TechNight Vol.16 LT
2019/2/25 の OpenID TechNight Vol.16 で話したLTの発表資料です。
CIBAを既にある程度把握している人向け、と思います。
Ayokura
February 25, 2019
Tweet
Share
More Decks by Ayokura
See All by Ayokura
デジタルアイデンティティの技術を学ぼう!~認証認可にまつわる標準仕様文書を読んでみよう~ / OpenID Summit Tokyo 2024
ayokura
0
910
WWDC 2020 参加報告 ~ Sign in with Apple & WebAuthn まわりを中心に #openid #technight / openid-technight-17-wwdc20
ayokura
0
1.2k
公開情報から読むCloud-assisted BLE(caBLE)をつかったWebAuthn
ayokura
2
5.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Unlearn Product Development - Unleashed Edition
lemiorhan
PRO
2
140
GitHub Copilot のテクニック集/GitHub Copilot Techniques
rayuron
41
18k
普通のエンジニアがLaravelコアチームメンバーになるまで
avosalmon
0
600
ソフトウェア開発における「パーフェクトな意思決定」/Perfect Decision-Making in Software Development
yayoi_dd
2
2.3k
ネットワーク可視化の世界
likr
7
5.1k
Fanstaの1年を大解剖! 一人SREはどこまでできるのか!?
syossan27
2
350
組織に自動テストを書く文化を根付かせる戦略(2024冬版) / Building Automated Test Culture 2024 Winter Edition
twada
PRO
21
6.2k
re:Invent をおうちで楽しんでみた ~CloudWatch のオブザーバビリティ機能がスゴい!/ Enjoyed AWS re:Invent from Home and CloudWatch Observability Feature is Amazing!
yuj1osm
0
140
Wantedly での Datadog 活用事例
bgpat
2
860
TSKaigi 2024 の登壇から広がったコミュニティ活動について
tsukuha
0
170
あの日俺達が夢見たサーバレスアーキテクチャ/the-serverless-architecture-we-dreamed-of
tomoki10
0
520
能動的ドメイン名ライフサイクル管理のすゝめ / Practice on Active Domain Name Lifecycle Management
nttcom
0
290
Featured
See All Featured
Thoughts on Productivity
jonyablonski
68
4.4k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
175
9.5k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
1
120
Designing Experiences People Love
moore
139
23k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
171
50k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Building Applications with DynamoDB
mza
91
6.1k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
342
39k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Transcript
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
CIBA詳細とCIBAで実現する社会 を考えてみたかった 2019/2/25 OpenID TechNight #16 LT 株式会社レピダム 名古屋 謙彦 (あよくら @ayokura)
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
自己紹介 株式会社レピダムで社員2年目です。 (学生時代のお仕事も含めると9年目です) コード書いたり、システム管理をするエンジニアです サーバーやネットワークのおせわをするのは癒し クリスチャンです @ayokura でtwitterなどやっています ID関係は、学生時代からの趣味です 今は仕事にも役立っています(+KYC WGにいます) 簡単に安全な世の中が来てほしいです インターネット経由とか対面とか電話越しとか気にせずに サービスが受けられる時代がこないかな、と思ってます 2
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
セキュリティやネットワーク技術の研究開発を強みとし、 課題解決やビジネス実現を通じて顧客の事業成長の加速に 貢献する 株式会社レピダム 3 開発力 専門性 HUB力 事業ニーズ ・事業会社 ・自治体 ・新規ビジネス エッジの効いた技術で顧客のビジネスを加速 技術シーズ ・企業研究所 ・標準化団体 ・大学 事業ニーズを次世代の技術開発へ
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
CIBAとは Client Initiated Backchannel Authenticaton 最近Implementer’s Draftになりました https://openid.net/2019/02/04/implementers-draft- of-openid-connect-client-initiated-backchannel- authentication-ciba-core-approved/ Total votes: 58 (out of 270 members = 21% > 20% quorum requirement) ……これ20%下回ったらどうなってたんだろう……。 その他、直前のLTをご参照ください m(_ _ )m https://openid.net/developers/specs/ からリンクさ れているのは2017年のものという罠に注意です……。 4
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
Agenda OAuth 2.0 Device FlowとCIBAを比べてみて OAuth 2.0 Device Flow CIBAと違うところ その他CIBAの仕様で気になったところ OPが認証したいユーザーを識別する方法 User Code Privacy Considerations 願望 5
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow draft-ietf-oauth-device-flow まだRFCになってない拡張 Googleが「Youtube on TV」で使っているはず ゲーム機とかテレビとかの、キーボード入力が難しかったり、 Webブラウザがないような環境で使います 6
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow 7
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow 8
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow 9
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow 10
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow~CIBAと違うところ ユーザーとデバイスの紐づけの情報を送る側が違う Device Flowでは、デバイスの一時的な識別子(verification code)を、ユーザーがAuthorization Serverに入力 ユーザーのセッションとverification codeが紐づけられて認可画 面がでる 紐づけに使う情報を送るのはユーザー CIBAでは、RPが認証を始める時点でユーザーを識別できる情報 (ヒント)をOPに送信する エンドユーザーの認証デバイス(Authentication Device)には OPからプッシュ通知などで認証するかが飛ぶ 紐づけに使う情報を送るのはRP 11
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OAuth 2.0 Device Flow~CIBAと違うところ この観点でまとめてる人あんまいない、やったーと思ってい たのですが…… @ritou さんのブログにまとまってました https://ritou.hatenablog.com/entry/2018/12/29/224 452 12
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
Agenda OAuth 2.0 Device FlowとCIBAを比べてみて OAuth 2.0 Device Flow CIBAと違うところ その他CIBAの仕様で気になったところ OPが認証したいユーザーを識別する方法 User Code Privacy Considerations 願望 13
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
OPが認証したいユーザーを識別する方法 RPがAuthentication Request時にユーザーを識別する ためのヒントを送る 3種類のヒント id_token_hint 過去に発行されたID Tokenをヒントにする login_hint_token トークンとしてヒント情報を送る(JWT形式?) login_hint 上のいずれでもないケース。たぶん文字列で送るはず どれか一つが必須、二つ以上あってはならない 14
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
User Code エンドユーザーとOPのみが知る秘密のコード 仕様上はOPTIONAL Authentication Requestを受けたOPが、ユーザーのAD に認証要求を送るか判断するのに使う なぜ必要? ヒントにメールアドレスを使っている場合などで、本人以外が認証 要求を送れる ⇒寝ているときなどに唐突にデバイス通知で起こされるかも この辺の問題は他のパスワードレスな認証の手段でもあるはず 本人以外が認証要求を送るのが難しければ不要、のはず 15
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
15. Privacy Considerations 認証時ヒントとしてユーザーを識別できる情報をRPに渡す 電話番号・メールアドレスといった、静的かつグローバルな 識別子を利用する場合、プライバシー的によろしくない。 対応策としては過去のID Tokenをヒントとして使ったり、 ADからCDに転送された使い捨てユーザーIDを使ったり、 Discovery Serviceを使うみたいなのがあるらしい。 ADからCDに転送された使い捨てユーザーID 認証アプリ側に一度だけ使えるユーザーIDを表示してそれを打ち 込んでもらう または、QRコードしておいてスキャンしてもらう ⇒プライバシー要素でなくても、QRコード使う形は便利そう…… 16
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
Agenda OAuth 2.0 Device FlowとCIBAを比べてみて OAuth 2.0 Device Flow CIBAと違うところ その他CIBAの仕様で気になったところ OPが認証したいユーザーを識別する方法 User Code Privacy Considerations 願望 17
https://lepidum.co.jp/ Copyright © 2004-2019 Lepidum Co. Ltd. All rights reserved.
願望~こんなところで使えたら楽しい 既存の認証がなかったソリューションへの認証追加 バーコードを使うようなポイントカード・図書館カードの拡張 ポイント利用時や、本の予約時など、より精密に認証が必要な時に利用する と幸せなのでは 同様にしてFelica IDm等をIDとして使って認証は別に追加など できるかも とはいえその手のケースでは手間を省くのが目的なので難しいかも 既存の物理トークンを用いた仕組みへの二要素追加 クレジットカードのオーソリ等で、オーソリ通らない場合に電話がか かってくるのではなく、通知が飛んで来て処理できる 一定額超えたら手動で承認 18